長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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レストランじゃないっ!!!【終了いたしました。ご来場ありがとうございました!!!】

レストランじゃないっ!!!【終了いたしました。ご来場ありがとうございました!!!】

コメディユニット磯川家

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

心置きなく楽しめました
登場する人物郡が、明るい個性に溢れる方々で。
漫画的ながらも、妙に納得のできる話になっていました。
話は王道パターンの、閉店がかかった日々の業務・・。
なのですが、危機感無く。
さまざまなトラブルや人間関係が、笑いを引き起こしつつ。
キチンと収束したトコロは、安心し・納得して笑えました。
充分に楽しませていただきました。

ネタバレBOX

これで、渋い天の声での突っ込みやナレーションが入れば。
「王様のレストラン」(昔TVドラマであったさぁ)のパロディにもなりえたかも。

またまた、何か事件が起きたみたいだぞ!
みたいな終わらせ方も良く似ていたし。

楽しい人物郡と状況が、よーく考えられた上。
芝居になった部分が、その一部分というトコロがなんとなく判ります。

しかし、売り上げ1.2倍にしろと言われつつ。
何もしないで、いつも通りにマンガ週刊誌読んでる店長は、
ちと行動が無さ過ぎたのではなかろうか?

トイレ詰まらせた雑誌の理由とか、
暴走したシェフの引き起こした行動の結果で、
ライバル店が閉鎖されるトコロなど。
一つ一つの行動の結果が上手に繋がって、
次の展開気になって、暗転すらもどかしい感じがしましたね。

アクシデントや連続する事件・出番などのタイミングが惜しかったり。
やはりナレーション(または主人公のつぶやき天の声)等無いのが
残念な感じですが、十分に笑わしてもらったので、星1つオマケです。

登場人物、どれも棄てがたい魅力の方々が多かったですが。
最後の舞台挨拶時にも、並ばずマイペースに食事とっていた
和泉さんが一番ですかね(^^)。

舞台のセットも良く出来ていて。
劇団のシンボルイラストを影絵で投影してたり。
前説で非常時の誘導まで、しっかり伝えたゆとり・余裕のある。
上手な運びも大変感銘受けました。

楽しさ・暖かさの伝わって来た、楽しい時間を有難うございました。
かみのつばさ

かみのつばさ

兎団

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2010/09/17 (金) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★

脳内タイムトラベルの話だったのかな
135分はすごかった。
大東亜戦争が上手に表現されていました。
いろいろ細かいところ、アラもあったが。
熱意で押し切っていた、パワフリャな135分間でした。

ネタバレBOX

にしても、やはり長すぎるような気がする。
何分削ったら?という話ではなく。
精神エネルギー集めて戦争の無い世界へ脱出するという、
エピソードは必要無かった気がするし、物語の単純明快さを削いでいて。
よくない気がしました。

戦争から逃げて、再び戦場へ戻る主人公の葛藤と。
妻との説得会話劇は深く印象に残りました。

人間、基本集中力の続く時間は90分程だと覚えていて欲しい。


超人スリムスリムマン3

超人スリムスリムマン3

タッタタ探検組合

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/09/16 (木) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★

褌一丁の超人話
食事多く取ると暴れてしまう、ヒーローというのも設定が面白かった。
ただ、半裸のオッサンが苦手な方とかは、
結構受け入れがたいものがあるかもしれない。

ネタバレBOX

逆に褌姿が苦にならない方々は、楽しめる事でしょう。
思ったより下ネタに走らず、
観に来ていた小学生の男の子も笑っている場面があり。
全年齢で楽しめるとは思ったのだが、
早口で繰り返すギャグや、今ひとつスッキリと伝わらない敵の3人組など。
もうチョット判り易さを前面に押し出してみると良かったかなって思った。

音のうるささは減点だが、まわり舞台は良く出来ていた。

ボリューム感のある妹さんは、存在感や行動なども。
印象に強く残りました。

OPでのスターウォーズ風の荒筋紹介は笑えました。
また妙に綺麗で耳に残る主題歌(でいいのかな?)は気に入った。

しかしスリムマンも2号でなく、乙(おつ)だったり。
言葉遊び好きですね。 
今度は番外編とか外伝で、スリムマンシニアやるんでしょうか?

次回作は食材プレゼン芝居みたいですが、
そっちの方が、スリムマンよりは自分好みかもしれません。



☆御来場ありがとうございました☆ サマータイム、グッドバイ

☆御来場ありがとうございました☆ サマータイム、グッドバイ

ガラス玉遊戯

「劇」小劇場(東京都)

2010/09/14 (火) ~ 2010/09/19 (日)公演終了

満足度★★★★

人の感情を丁寧に表現していました
まさにタイトル通りに、「夏にさよなら」でした。
黄昏というか、
落日の感じが丁寧に丁寧に会話にて積み重なっていってました。

ネタバレBOX

舞台も綺麗に作っており、話も登場人物の設定も判り易かった。

ホントに身近にいそうな人々の群像劇でした。

個人的には、飄々と人生歩んでいるイリエさんが好みかな。

土地持ちオーナーの毎回変わるアロハシャツとか、
ちゃんと飲んでる、お酒さん達とか。
小道具や衣装・インテリアにも気を使っていた細かい配慮が気に入りました。

結局ハウスは畳んでしまい、島には残らないと決める。
哀しいラストが心に残りました。

少女漫画とかでの心理描写を実際に演じるとこんな感じかなー、
などと人物の性格分けが見事で感心いたしました。
アイツは世界を変えるらしい

アイツは世界を変えるらしい

けったマシーン

しもきた空間リバティ(東京都)

2010/09/17 (金) ~ 2010/09/19 (日)公演終了

満足度★★

全力を出し切れていない気がした
シンプルな舞台での、会話中心のサスペンスなのですが。
各キャラクター、楽しく上手に性格作られているのに。
なぜか表面をなぞるだけの印象が否めなかった。
(中途何度か、軽い眠気が起きたし・・。)
そこそこ美味しい鰻丼に、山椒が付いていなかった感じがしました。

ネタバレBOX

市長用のでかいテーブルの箱は、無駄な気がした。
椅子代わりの白い箱も4つ移動もせず利用していたが、
6個位に増やして、各場面ごとに移動すればよかった気がする。

BGMというか効果音での列車の音は、なかなか良かったのに。
なぜに暗転時などに有効利用しなかったのか?

一番気になったの衣装です!
舞台装置簡略化してる分、凝ったり変化付けるべきだと思います。
看板女子アナが、ズーッと同じ服って変じゃない?

市長の部屋の時は、何も小道具置かなくてもいいけど。
居酒屋や、編集室内はTVのリモコンとか、
皿やグラスなど持ち込んだ方が良かったと思う。

ADくん、キャラは良かった。
だんだん仕事に慣れてきたところを観客にアピールする為に、
外回りでは、笛とかハンディカム持たせたり。
現場では腰のベルトにカラーテープとガムテープつけたりと。
衣装や小道具のリアリティの追求が足りなく思えた。

物語はサスペンス調で良かったけど、
伏線少ないし、人物へのスポットが小さく感情移入しづらかった。

つぶやき市長に、ハイテンション秘書。
2重人格アナに、朴訥主人公と、キャラ良くく立っていた分惜しく思えました。

芝居を熱くする、たぎりが小さく感じました。
バクマンのシュージンとサイコーを見習って欲しく思ったです。

煮詰めと強弱が今後の課題ではないでしょうか

ラストのケータイ使った復讐シーンの演出は上手でした

「黒塚マクベス」【ご来場ありがとうございました!!】

「黒塚マクベス」【ご来場ありがとうございました!!】

劇団アニマル王子

ブディストホール(東京都)

2010/09/16 (木) ~ 2010/09/19 (日)公演終了

満足度★★★

面白くまとめた話になっていた
様ような人々の生き様が上手に表されていました。
納得の出来るキャラ設定に、よく動く役者さん達。
声も大きく良かったのですが、
主人公君がちとカンでたりしたのが惜しかった。

ネタバレBOX

鬼女役の方は、声といい存在感といい強く印象に残る方で。
いい感じに舞台〆ていました。

衣装も、なかなか暑いでしょうに。
皆様しっかり着こなして動かれていましたね。
観客席横通路まで使った動きは、ダイナミックでよかったです。

最後の「笑う角には、明日が来る。」というメッセージは。
唱和されて心に残りました。
人死にも多い話ながら、明るく明日へと繋げて。
生き抜こうとする、力強い人間賛歌な物語になっていてスッキリしました。
悲劇ベースでも作り方次第でしたね。
リリーの方程式

リリーの方程式

9-States

OFF OFFシアター(東京都)

2010/09/15 (水) ~ 2010/09/20 (月)公演終了

満足度★★★

場所の固定された短編集
って感じでしたかね。
リリーを取る(取ろうとする)までの、
一連の話を3話+OP/EDで見せた芝居でした。

各話共に個性あふれるキャラクター出してきて楽しめました。
しっかり繋げて話進めて違和感無く、すっきり見れて面白かった。

ネタバレBOX

改装工事前の事前調査に来て、
リリーを取る事に話を持っていかれるリフォーム請負い業者さん。

バンド追っかけギャル達の願望話。
ピンクハウスのヒラヒラ感とボンテージ風のお姉さま方の、
対称がアンバランスで面白かった。

闇金の取立て話
テンションの高い中国人さんの演義が大変笑えた。
壊れたボーリングの球を、眼も光る「ハロ」に改造したオタクくん。
大爆笑してしまいました。
ただ、せっかくの発光ギミックだったんだから。
オタクくんに「照明OFF」とか言わせて欲しかったかな。

ロボコンの部活での話から、
人造人間の話に繋がる、シュールなSFもの。
顔が思い出せなくなったり、ハグされたりの理由が理詰めで納得でした。
ただ、煙草はリアルに吸って欲しくは無かった。
臭いや煙が嫌なんですよ。
も少し配慮欲しいな。

女の子になって好きな男子に告白したい・・。
という少女漫画的な話しながら、登場してるのはデカイ兄さんで。
舞台そでに引っ込む度に、違う女性で出て来る演出は上手でした。

冒頭の願いが、「リリー」とれたら本当に願い事が叶うようにと。
上手にオムニバスに、くっつけたのが納得でした。

ズーッと「リリー」のセットで出ずっぱりの「店長代理」くんも、
なかなか良い味出していました。
PRESENT あ・げ・る

PRESENT あ・げ・る

ももいろぞうさん

劇場HOPE(東京都)

2010/09/11 (土) ~ 2010/09/21 (火)公演終了

満足度★★★

チラシのイメージと
舞台の手作り感のバランスが妙でした。
チョットHな感じの大人の童話でしたね確かに。
(「アメリ」+「ティム・バートン」)÷2って感じでしょうか?

ネタバレBOX

桃色のジョウロだけだと思ったら、
巨大な二人ががりの、桃色の象さん出してくるとは思わなんだ。

孤独な少女が子供の頃に見た悪夢の再現。
という形で、賑やかなショーが繰り広げられました。
「パコと魔法の絵本」の方が近いかな?

ダイナマイトなお母さん、
腹筋がスジ書き込みのお兄さん、
喋る肉食植物などなど、
キャラクターが個性豊かでした。
(小学生と言い張る主人公も含めて)

主人公の過去と現在を同時進行で見せて、
最後につなげた所は、判り易かった。

一言で言うならば、玩具箱を引っくり返したような芝居でしたかな。


KOKORO=(ココロイコール)

KOKORO=(ココロイコール)

Oi-SCALE

Glad(東京都)

2010/09/13 (月) ~ 2010/09/13 (月)公演終了

満足度★★

試みと努力は評価しますが
ソロライブ→ヒップポップ→映像朗読劇(?)でした。
個々に物語を体感できた、という感じはしませんでした。
表現場所はユニークでした。

ネタバレBOX

すいません煙草苦手です(飲・煙草が自由でしたね)
ドリンクチケットも付いてきて。会場は、まんま「クラブ」って感じでした。

先の音楽2つが前説(?)で、「アスファルト」という映像朗読劇が、
メインと考えてよいのかな。

流す映像の加工現場が、舞台を正面に見て右側でやっていましたが。
演出?だったのだろうか?あまり良くは無いと思うが・・。
また舞台には、客席側に向いて座れるように、
左右3つづつの椅子置いて、
真ん中の後ろで、生演奏者が音楽付けていました。
椅子の前には、客席に向けた20インチ程のブラウン菅モニター2つ、
置いてありましたが、使っていませんでしたね。
個々にを云うなら、個別の映像でも流してみれば良かったのでは?

劇に関して言えば、よくあるゲームのサウンドノベルの方が、
出来が良いのではと思われました。(ライブ感が勿体無かったね)

始まりは映像にタイトル入るので理解出来たが、
終演は「本日は有難う御座いました」の言葉で、推し測るしかなかった。
キチンと、「全プログラム終了致しました」とか言いましょうよ!

ちょーっと、思い付いた脳内と。
表現出来た現実とのギャップが気になりました。
小さな家と五人の紳士(再演)

小さな家と五人の紳士(再演)

演劇集団若人

池袋小劇場(東京都)

2010/09/10 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

シュレーディンガーの箱?
存在の許可は、主存在でなく。
周囲が決めるものである。
・・・って話でよかったかな?
とかく不条理な芝居でした。

ネタバレBOX

黒い素舞台で、2箱のダンボール、松葉杖、ミミズ入り(?)のビン。
手鎖で縛られた女、サイズの合っていないスーツ姿の男5人組。
とかく不条理で、理解はし難かった。
ただダンボールに入って、幸せそうな演技をしてる役者さんは。
本当に楽しそうにみえました。

それにつけても、開演18時だったはずが。
開場が10分前って、劇場のドア前に状況の説明文でも出すべきでは?
笑わしても良いのだから。
「役者のテンション上げております、
開場が暫し遅れて申し訳ありません」とか。30分前でも開場せず。
入り口のドアの出入りしてたり、円陣組んで気合入れる事も重要でしょうが。
もーちっと気を使って欲しかったかな。
暑い階段で、殆ど説明無く待たされるのは、
気分の良いものでは無かった
歴女パーティー ~WAR・WAR・WAR~

歴女パーティー ~WAR・WAR・WAR~

劇団東京ドラマハウス

萬劇場(東京都)

2010/09/09 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

実に良い加減のお話でした
楽しめました!そりゃもう純粋に。
草履だったり、雪駄だったり、裸足だったり。
太刀や刀も、それなりに扱い方抑えて、衣装や小道具しっかりしてました。
歴史に詳しくなくても、歴史と説明大好きな歴女さんが解説入れてくれて
サービス精神旺盛な芝居で十二分に楽しめました。

ネタバレBOX

パーティーといいつつ、やった事はサバトのような降霊会(^_^)。
出てくる出てくる武将達。(まぁ3人+αほどですが)
せっかくの和歌「敦盛」なのだから、
足袋は履いてて欲しかったかな、信長さん。
各役者さん達も役柄に合った背格好でしたね。
霊媒師の山田花子さん、インドっぽさが妙に似合っていました。
上杉謙信女性説謳い上げて、山田さんの「呼びましょうか」で、
登場してしまうトコロなどが楽しめました。
本能寺の火薬の量や、塩留めの太刀など。
いろいろエピソードも詰め込んで、戦国時代で締めると思いきや。
戦を無くそうとした3武将に、今の世までの酷い戦争の話を伝えたり。
(劇場入り口までの階段の踊り場に、
謙信縁の八海山や原爆跡の市街地の写真などが
掛けてある芸の細かさが気に入った)
イラク派兵の兵士のFAXの朗読まで行ない。
現、総理大臣の批判まで入れるとは、まさに!
恐れ入りやの鬼子母神ですわ。
少々科白のカミカミあったり。
柳沢元教授の終わり間近のキレの悪い殺陣とか。
いろいろ完成度等には、遠いものがありましたが。
熱意と楽しさ、詰め込んでも崩れない脚本。
ユニークな登場人物達にプラスして将来性に向けて。
星1つオマケします。
小堺クンのおすましでSHOW25 『卒業・・・?』

小堺クンのおすましでSHOW25 『卒業・・・?』

浅井企画

東京グローブ座(東京都)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

テンションの下がらない150分!
すごかった。
TVのバラエティの生という感じで、歌はそれなりとは思ったが。
生トークが、途切れない!笑える!
天の声も前説から締めまで笑わせてくれました。
見事です

ネタバレBOX

次回は「入学・・!?」らしいですね。
天の声、山寺さんとの。録音ながらの掛け合いは上手でした。
前説での松尾さんとの、おばさんコントなど。
眠くなる事が無かった。
さすがに第一線で長く続くキャラクターはダテではないと、
勉強になりました。
楽屋

楽屋

劇団ひまわり

シアター代官山(東京都)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/08 (水)公演終了

満足度★★★

1/5観てきました
なんでも、5パターンの話があるそうです。
やはりベースとして「かもめ」は少し知っておいた方が良いかもしれません。
女優としての確執や舞台へ掛ける情熱など、
観客は、やや演技者向けの設定のような気がしました。
ですけど、要所要所に入ったコミカルシーンなども楽しめて、
見応えはありました。

ネタバレBOX

後半何かの演出上の理由かと思いましたが、
空調が無くなって、えらい暑くなって難儀しました。
劇場から出たら、とても涼しくて気持ち良かった事が、
一番の感想に書き換わりました。

クッションの貸し出しとかもあって、観劇環境は良かったのに。
エアコン壊れたんでしょうか?

あーさて、劇の感想。
前説の女の子、声が綺麗で活舌よく耳に心地よかった。
出番待ちの楽屋にいる赤い服の女優と、
声かかるの待っている白服の二人の女優。

原作者と電話で話して、役を代われと入ってくる。
枕抱えた電波名な女優さん。
70年も前に亡くなってる方と話せるなんて!
出来れば「日本語で話したの?」ってつっこみ欲しかった!!

後に白服3人になって、地縛霊らしい事が判るのですが。
永遠に声のかからない、出待ちって。
地獄ともとれる気がしますが・・・。
3人の舞台にかける熱量は、よく伝わりました。
他のパターンも観たかったかな。

役のある女優への嫌がらせで踏みつけられる、帽子が可愛そうでした。

でー評価ですが、空調の件で星ひとつマイナスです。
衛星放送に殺意を、

衛星放送に殺意を、

ハイバネカナタ

劇場MOMO(東京都)

2010/09/02 (木) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★

あまり近未来感は無かった
物語の整合性や説得力不足を感じた、
アオシマさんのマイクを持つと豹変する設定は面白かったりもするのだが。
出演キャラの人物設定は、がんばっていたと思うが。
観客に見せる部分などが、今ひとつな感じがしました。

ネタバレBOX

サクライ姉の家出って・・。
十代の子供が親の借金背負うって変に思いませんか?
せめて「ハヤテのごとく」みたいに、身体の売買で狙われた!とか
未来なら、えぐい話で。環境の良い土地で育った子供を、
究極のグルメで食材にしてしまう!などという方が。
子供が必死に逃げる理由としては、納得できませんか?
(文字通り食べられちゃうんですし)

アオシマさん冒頭で留置所入ってるみたいですが、
オチは捕まるところと、してしまうよりも。
その留置所からの(それとも、そこへの?)
移送シーンも劇中にあるのだから、その先のワンシーンで〆るべきでは?

イトウさんの首から提げたアイテムの変化は楽しめました。
オタクさんのキャラともあいまって(^^)。
海賊放送立ち上げメンバーとしては面白かった。
けど?と思う設定も多かった。

お金なんぞを未来風に変えていましたが、
物価の違いで10万円札とか出しても笑えたかも。

キャバ嬢2名のキャバクラとか、
お金くれたら友達です、とか面白い設定やら科白入るのに残念でしたね。

題材は良かったと思うんですが、切り口があまかったかな。

次回作は全編暗室が舞台の、フォトレンジャー(コメディ)希望します



ピープル・ゲット・レディ【公演写真アップしました!】

ピープル・ゲット・レディ【公演写真アップしました!】

Minami Produce

小劇場 楽園(東京都)

2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★

BVer.鑑賞
夢と認識された世界と現実世界とが、繋がるための少しづつの歩み寄り。
自己の思い込みや願望通りに現われる夢の中の人々と、現実でのギャップ。
夢も、案内人男女2名で。切り替えとか上手でした。
ただ調子というか、テンションの上下。メリハリの幅がもっと欲しかった。
かな。

友情

友情

「友情-Friendship-秋桜のバラード」上演実行委員会

博品館劇場(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/09/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

439回の公演はダテではなかった
素直に感動できました。
友情を感じられる表現が、ダイレクトで衝撃が強かったです。
こんなクラスで、中学生活送ってみたかった。

ネタバレBOX

抗がん剤の治療で、頭髪の無くなったあゆみが恥ずかしくないようにと。
あゆみと共に小旅行に出かけたクラスメイト全員(女の子も!)
坊主頭になる衝撃は凄かったです。
ヅラでなく本当に頭丸めてましたし(役者魂に拍手!)
(協賛のアートネイチャーの技術は凄いんですねホントに)

在日だ日本人だと拘っていた、クラスの不良君が。
「韓国人でも日本人に骨髄提供できるんだよな」という科白も良かった。

千秋楽、主治医役のゲストの実の娘さんも。
白血病との告知後、2年で亡くなった実話の話にも涙しか流せませんでした。

骨髄バンクへの登録や、募金活動もさる事ながら。
白血病に対する理解の向上と、人の善意についてを伝えた。
素晴らしい劇でした。

1000回目指して頑張ってください。
かなりあノ声

かなりあノ声

張ち切れパンダ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

満足度★★★★

心に強く残る話でした
なんというか、ある意味期待を裏切らなかったとでもいうのか。
話の本筋としてはサスペンスなのですが、
登場人物みなが個性的で、結構笑えて引き込まれました。
自分の人生ゆるぎなく(流されてる方々、半分位いたかな。?)
生きてる連中の、真に人生劇場でした。
いやあ強烈でした

ネタバレBOX

過去と現在が交差する芝居なんですが、
その入り組んだ人間関係や、出来事の連続に圧倒されました。

とあるアパートの1階に住む、離婚したシングルマザーと兄弟二人。
兄はホントは妹が欲しかったと、女の子を誘拐し押し入れに隠します。
父が好きで、その愛情を兄に重ねる弟は。
兄の関心を得るために女の子になろうと女装を始める・・。
その3人家族+押入れ妹足した4人の住むアパートの2階には、
兄の同級生で親友が、弟と住んでいる・・。
その親友君、どうもお母さんと関係があったみたいで・・。
またフリーターとなった2階の弟さん、
伝説の青木さんという、素晴らしいファッションリーダーさんと、
お付き合いはじめてて、現在の時間軸上で帰省した兄を、
ほっといて発情しまくるマイペースアニマルぶりは笑えました。
現在、誘拐された妹は学校に通い。
アパートにはその友人達も来ますが、その中の一人。
携帯をアパートに忘れた男の子が取りに戻った時、
兄に捕まり押入れに監禁されます。
そして、その長男に感心ある。胡散臭い女も監禁されますが。
その監禁も首輪つけて、逃げなければ割りと自由に室内動けるが、
反抗的だと長男に殴られます。
(顔の殴打痕のメイクは上手でした)
夏休みの話で、長男が妹の男友達監禁した理由も、
妹への独占欲らしいのですが、冷静に忘れていった携帯チェックして。
家族が夏休みの間いない事を確認します。
2階の住人は、話し声などで人数のおかしさに気付いています。
長男が親友と母の関係に気がついた花火大会の日、
精神的に追い詰められていた母は、首吊り自殺します。
そしてまた、現在の花火大会の日に、もう一人の監禁された女は。
自らが、離婚した父親の娘で。二人の兄弟の妹だと明かします。
本当の妹が現われて、弟は女装という呪縛から解放されますが。
誘拐されて妹となった女の子は、元いた場所にも帰る事ができず。
自分の居場所が無くなりました・・・。

でラスト!盛り上がったー!!
オープニングにも繋がる、室内にガムテープで拘束された男の子。
包丁持った女の子。今までの事考えると先が読めません。
が、結局女の子は拘束解いて、男の子逃がします。
一人残った部屋に、このアパートでの明るかった昔の家族が現われます。
母・兄・弟皆が明るく話かけますが、それも去ります・・。
そして呆然と部屋の中で包丁を持ったまま立ち尽くしている女の子に、
ベランダから女の子をさらった長男が、名前を呼びます。
勝手につけた名前を・・。

本当に兄は戻ってきたのでしょうか? 幻??
女の子の手は包丁を持ったままです。
セミの声が、うるさく大きくなっていきます・・・・。

うーんホラーでサスペンスな終演でした。
こうして荒筋だけ、自分の印象で表記すると恐い話に思うでしょうが。
けっこうコメディが違和感無く入ってきます。

いきなりストッキングかぶって登場する、弟の女友達。
ベタな委員長キャラで登場するも。
伝説の青木さんのコーディネイトで、美人へと変身する妹の同級生。
その青木さん、衣装といい言動といい。ヅカ系なのに。
やってる事は、下の部屋への不方侵入で醤油の窃盗!
アパートの小窓ギャグ。 などなど上手でした!

舞台について、1階2階のアパートの間取りが同じ設定なので、
正面の障子戸開き、ベランダか壁かで1・2階の表現するのはいいのだが、
部屋の調度品が何も変わらないので、そ・こ・が星1つマイナスです。

間違い探しみたく、ヤカンの形変えたり。
箪笥と冷蔵庫の上は、箱にマットペイントか、
本の背表紙貼り付けた本棚風にするとか。(冷蔵庫上ならレンジかな)
暗転10秒でも変更できる工夫が欲しかった。
冷蔵庫のドアの前も、マグネットシートの取り外しで対処出来ると思うし、
4箇所ぐらいじゃん。あーもひとうあったか。
(うーん流し上の小窓は・・・・日めくりカレンダー式にすればどうかな)
舞台セットのウエザリングも素晴らしかったので、
かえって上記の事が気になりました。

食事や水なんかも、本当に食べ飲みするし。
リアルで上手な演出です。

配役・演技も遜色なかった。 4ツ星がホンに惜しいです。
4ツ半ということでどうでしょうか?

オチのスキの無さに、思わず熱くなってしまいました。
これからも、頑張ってください!
 
「落語初心者、大歓迎!」寄席

「落語初心者、大歓迎!」寄席

ぴあ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2010/08/30 (月) ~ 2010/08/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

ライブ感覚というものについて理解できた
先に出た人の演目みて、次に自分の出す話決めているとは。
落語ってーのは生ものなんだ。
という話が、よく理解できました。
また実際の寄席の鑑賞話などのトークショーも愉しめました。

ネタバレBOX

寄席の観客数が少なくて、出演落語家の人数が多い説明を。
「4対5で観客席のリードです」というユーモアのセンスが、
いかにも話芸だなぁと、妙に納得して笑えました。
ライフパスファインダー2010

ライフパスファインダー2010

パスファインダ制作室

吉祥寺シアター(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★

ロックと芝居の融合でした
でも舞台のセット的には、音楽の方が強く見えましたかね。
主題歌とも云える、「LP」の振りと音楽は耳に残りました。
好き嫌いが、割とはっきり出るかもしれない作品でした。

ネタバレBOX

イメージは誕生でした
母親の胎内から外の世界に出て行く過程のお話で。
(と思ったけど、あってるかな?)
一粒の種もし死なずば・・みたいな精神論も入っていて。
案内係や体内のサポート郡の擬人化だったようです。

元気があっていいのだけれど、
聞かせたい歌が、バックの楽器の音量に負けて。
聞き取りにくいこと多かったです。
アンプの音量などの調整や観客席での聞こえ方など、
バランスを考えての配慮が必要と思います。

また音楽を中心におくなら、物語もそれにそって作り。
歌が必然となる設定の話を考えるべきかな、
と思いました。

例:セロ弾きのゴーシュとか
開き直って、ギャンブラー自己中心派みたく。
何でもかんでも音楽勝負!としてしまうとか、どうでしょうか?
ジャッキーチェンと俺物語

ジャッキーチェンと俺物語

ネコ脱出

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

素舞台でセットも無いのに
泣かされました。
単に楽しいおバカコメディかな、などと思っていたら。
見事に上手に期待裏切ってくださり、感服いたしました。

ネタバレBOX

イジメや差別の話、皆が憧れるヒーローなど。
中心はジャッキー・チェンなんですが。
主人公をちゃんと中心において、1部と2部に分けて。
1部の小学4年生Ver.では在日韓国人の差別問題で、
担任の先生の、自分も在日でというカミングアウトには泣かされました。
2部のアクションスター目指す高校生となった主人公の話は、
なんか結構現実の劇団としての、自虐的な話で妙な納得させられました。
まぁそれはそれで楽しめましたが、
やはり小学生の時の芝居は、見た目のギャップといい。
下町の元気の良い子供らのイメージがよく出ていました。
皆でやる芝居決めの話合いは笑えました。
それと1部のヒロインに位置するはずの、オガワ先生の。
妙なずれ方も笑いとっていました。

それにつけても、4年2組のクラス発表「シンデレラ」は、
もうこれだけで1本作れるのでは、と思わせる力作でした(^^)

終劇として流した映像は、ジャッキー映画のオマージュとして、
実際の芝居のNG集とはいきませんでしたが。
稽古風景の撮影で、上手く締めていました。 愉しめました(^^)

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