長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

2021-2040件 / 2341件中
戦国傾奇武者伝 前田慶次郎

戦国傾奇武者伝 前田慶次郎

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2011/03/31 (木) ~ 2011/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

三味線とのコラボはとても合っていた
 舞台用とはいえ、
きちんとした兜に具足つけての朱槍の殺陣は頑張っていた。
限られた稽古時間の中でよくやってたけど、
武器の王は、やはり扱いの難しさが前面に出てしまっていましたね。
 雪駄や草鞋に烏帽子など小道具や衣装も豪華で見応えがありました。
ただ先に、ジャンプ連載での印象が強かったので。
主人公の衣装などの傾き者具合が大人しかったのと、
中ほどでは織田の血統である名古屋殿の方が主人公してましたね、
(槍扱いも上手かったし)タイトルに負けてた気がしました。
ちと残念でしたが、戦国時代を舞台として。
痛快娯楽エンターテイメントとしては充分に愉しませていただきました。

東京ミルクホールの金色夜叉

東京ミルクホールの金色夜叉

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2011/03/09 (水) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

長いわ!
2時間40分近い、迷走するコスプレ芝居でした。
楽しませようとする姿勢は大変好感が持てるのだが、
も少し雑みを廃する事も必要ではないかなー・・と思ったデス。
笑いでおなかいっぱい!という関西系の感じが楽しめました。

ネタバレBOX

大勢のお宮!に囲まれる寛一・・。
ゾンビ化したお宮達に襲われるシーン(一人キョンシーが混じってて笑えた)。
でかいダイヤの指輪って手の甲隠れる位のダイヤ(^^)
札をばら撒く剣戟シーンまでは想像出来たけど・・・。
文士オリンピック?芥川(兄)と龍之介(弟)って。
段々崩れてくる世界観(まぁ合ってるのかな)。
コスプレも手作り、奥様や友人+本人などの作品展見たくなってましたね。
着物の直しと鬼太郎一家(豪勢な使い方でした)
グーフィーは良く出来てました(^^)
で佐野さん、曽我さん好きなので改造ヘドリアン女王風の頭だったのね。
いろいろ細かいコスプレ劇でした。
地震あった時も芝居したそうで・・・・
13人の観客・・、来た方も演じる方も根性ありましたねー。
でゲネプロは3時間超えてたそうで・・・。
まとめましょうよスッキリと、話がとっ散らかってました。
何とかまとめての入水自殺の再現芝居と真相は笑えましたな。
でも、お尻出すのはチョットーって思いました。
(結構人気あるのかな?オシリ?)
千秋楽でした、ほぼ満席の客席は劇団関係者さんとか。
ファンの方多かったのかな?
後ろの席には”ワハハ本舗”の主宰さんがいらしてました。
結構受けてましたね。
カチューシャの人(再演)

カチューシャの人(再演)

けったマシーン

シアター711(東京都)

2011/03/08 (火) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

情報量不足
再演なんですよね・・・・
観客に伝えよう、
いや伝えるべき情報量が少なすぎたのではと思いました。
それとも見るべき観客を選ぶ芝居だったのだろうか?
期待感の斜め上方を頂高く飛び退った感が強く印象に残った70分でした。

ネタバレBOX

代表作の「人形の家」も「復活」も知らないし、
松井須磨子も、まったく知りません。
こーゆー、お馬鹿な予習をしない観客には。
えらい不親切でツマラナイ芝居に感じました。
演出家=芝居をやめると宣言した主人公の台詞に、
効果音でいいから”拍手”とか
”観客が席を立ち去っていく”という音を入れるとか。
唐突に登場する女の言いなりになるなら、
投げやりながらも芝居に対する情熱がくすぶってるような台詞や、
思わせぶりな態度を見せてからの絡みにした方が説得力ある気がする。
女がやりたがっている芝居に関しても、
もっと荒筋の説明を、観客にするべきでは?
(判り易く・興味引かせて・簡潔に)
男の書いた脚本にしても、女は読んだ様には見えないし。
破るより(破るインパクト優先しすぎて、とっても不自然な演技になってた)
やや厚めのプリント渡されて、パラパラめくって読む気無くして、
男に作品の筋書き説明させて「陳腐ね」とか、
女王様風に言わせた方が、良かったのでは?
素舞台での真っ黒な空間での二人芝居。
外部の自動車の音とかも聞こえてくる環境なのだから、
それを逆手にとって、思考中では水琴の音させたり。
騒がしい時には雑踏の効果音入れたり。
何気に外の自動車音と同じ効果音聞かせて観客の判断混乱させたりとか、
創意と工夫が足りない気がした。
大正ならモボとかモガの時代かな?
そんな台詞や言葉使い、劇場の幽霊(妖精)?
それとも主人公のみに見える芝居の霊?かなって思わせる行動や、
登場のさせ方とか、いろいろ考える余地は多かったのでは?
と非常に突っ込みたくなる作品でした。
夏への扉

夏への扉

演劇集団キャラメルボックス

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2011/03/05 (土) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

骨格はラブストーリーみたく感じました
SF設定はその引き立て役のような感じに受けました。
あーさて好きな古典SFを、
どうイメージして見せてくださるのかワクワクして見てました。
話の先は判っているのに、
ドキドキ・ワクワクさせて笑わせてくれた作品となっていました。
制作側の「やりたかったんだー!」という思いがヒシヒシと伝わる、
とっても楽しめた芝居でした(^^)

ネタバレBOX

猫のピート君!(初登場シーンもインパクトあったけどね)
喧嘩の強いマッチョな猫のイメージそのままに、
マッチョな革ジャン筋肉マンさんが、楽しく舞台を盛り上げてくれてました。
(うーん確かに喧嘩は強そうだ)
話の進行上出番が無くなると、
上手に狂言回しの役どころで舞台進行してくれてました。
作品世界独特の世界観を上手に観客にわからせる丁寧さ、
よく出来てるロボットの表現を、パントマイム風に面白く見せる表現。
命令言語に従ってコミカル動きで笑わせるトコは本当に受けました。
懐かしいSFに相応しい(ありがちともいえますね)
ご都合主義的な展開も、
なんか微笑ましく感じさせるコメディタッチの作品でした。
「歌う船」とかも舞台化とかしてくれませんか?(^o^)
未来永劫(再演)

未来永劫(再演)

年年有魚

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/03/09 (水) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

「うふふ」2007Ver.を・みたわ・
派手な喧嘩やアクション、大弁論大会があるわけではない。
タイトルに即した通り。
続いてゆく時間の中の一片を垣間見せた芝居でした。
その分、役者さん達が台詞の間や、
話す速度や性格付けに即した見ごたえのある演技なさっていたように、
お見受けします。(あーいるなぁこんな感じの人って、共感できました。)
舞台セットも丁寧に出来ており、
BGMや効果音なども上手に入れていーい仕事なさっていました。
でも、なんか物足りなさ感じてしまったのは。
’11年Ver.がある分、
制作側の表現したい事とかが半分に分かれたからかしらねぇ・・・。

超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】

超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】

元東京バンビ

しもきた空間リバティ(東京都)

2011/03/02 (水) ~ 2011/03/06 (日)公演終了

満足度★★★

そっかーチラシも意味あったのね
情け無い主人公と、取り巻く環境。
キャラの立った登場人物たちと、その人間関係。
なかなか楽しませてもらえましたが、
主人公の行動が突飛過ぎたのと、
折角の使える設定などの伏線や話の折込が稚拙だった気がします。
かなーり残念に感じました。
でもまぁ楽しくは笑えましたね。

ネタバレBOX

ずーっと気になってた主人公の後ろ髪の段。
お面付けた時のゴムひもの痕だったのね。(櫛とか入れましょうよ)
繋ぎの前説(長かったがそれなりに楽しかった)や、
上手に観客を座席に着かせるスタッフの行動は良かったです。

折角、未来から娘がでてくるというSF設定ありながら!
伏線やら何やら張ら無さ過ぎです!なんてもったいない!!
楽しい性格設定の人たちなのにー。
また、いろいろ条件付けし易い時間ものSFなのに、
時間跳躍者の動議が不鮮明過ぎました。
情け無いお父さんの、しっかりした姿が見たかったのか。
自分の存在が消えても世界を救いたかったのか?
どうして世界の破滅が、あーんな情け無い男にかかってるのか?
もっと観客説得して欲しかったです。
(参考:「TPぼん」の主人公が世界の関わる理由を読んでみて下さいな)
(さもなきゃ、「撲殺天使ドクロちゃん」の主人公さんの設定とか)
でもまあ”バランス”漫画家さんはキャラが愉しめました
エロ雑誌の編集部がメインな分、シモネタ満載だったので。
観る人、万人には薦められないかなーって思いました。
「テンガマン」は受けましたが・・・(そっかー使い捨てだったんだ)
細かい所と雑な所が渾然一体となった感じがしますので、
もっとテーマを絞り込んで欲しかった
(できれば時間SFが主な方で(^^))
あいんしゅたいんのばか

あいんしゅたいんのばか

THE♥フォービーズ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/03/04 (金) ~ 2011/03/05 (土)公演終了

満足度★★★★

いろいろと詰め合わせていました(^^)
でも上手に腹でコナれていて、仕上がりは愉しめました。
90分が長く感じられる、コロコロと転がる話の内容。
笑いを入れなければ、
結構シリアスにも作れる結構深い考えさせられる話を、
体当たりのブチかましで観客にぶつけてくるパワふりゃーな作品でした。
SFだったところが、結構好みのゾーンに入っていて笑えました。

ネタバレBOX

階段下りて受付済ますと、青白ツートンカラーのカジノのチップくれます。
それを受け付け横の特設カウンターに出してドリンク(アルコール有り+場内持込可)注文して場内へ(芝居に合わせたブルーのアインシュタインカクテルというのがあった)。
おおっ!結構満席、小さい子もいるなぁ・・。

物語は、不細工だと自覚のあるカップルの地球脱出でスタートです。
AD2800年代ヤフオフで購入したAI搭載型無人宇宙船「あいんしゅたいん」内
ラブラブな二人の世界に密航者が現われます。
月の独裁者から逃げてきた”かぐや姫”とその育ての親で不死不老の餅を食べたが体が老い衰えてロボット化した(サイボーグとも呼べない=脳もチップ化してるので(銃夢ですかい))翁さん。追っ手の人参型追撃ミサイルを振り切ろうとしますが太陽系脱出が織姫と彦星の喧嘩で出来ず牽牛の願いもあり仲裁に入ります(1年に1回しか会えない二人ですが、宇宙という膨大な時間の中では四六時中一緒にいるも同然でして。)どう見てもM78星雲の関係者のようなカップルであり、黒子を使った喧嘩は飛び道具や特殊能力のオンパレードで笑わしてくれました。で何とか仲直りさせて、追っ手のミサイルを牽牛に食わせて辿り着いた星は地球と美醜の概念の正反対な星で、逃亡カップルのマライアは地球で言う白馬のイケメン王子に求婚され主人公の彼氏を振ってしまいますが、この星で実は王子は金持ちではありますが、ブサイク王子として有名であり美醜の概念の崩れたマライアは王子を振ってしまいます。
時遅く元の彼氏は「あいんしゅたいん」でこの星を離れた後でした・・・。
旅は続き失恋で宇宙船の部屋に引き篭もった主人公が50年も篭っている間に、かぐや姫の不老不死の不都合なところや考え方などの話や、
宇宙の構造の話、暗黒物質の話などSFしていきます。
のりは銀河鉄道999の星巡りに近かったです。
で最後に主人公たちは宇宙の果てにサクッと到着して、
宇宙船と喧嘩になり、キレた(笑)宇宙船が果てに突っ込むと・・・・。
着いた所はブラジルでした。
ちょうど新宿から出発したので、ときゅうの反対側に出たと。
うーむ古典SFをナマで実際に芝居で観られるとは、
笑えました。結構好きです、こーゆー話は。
翁の再起動音がウインドウズだったり、
充電の完了音がマックのポテトの完成音だったりと、
音を用いてのギャグやSFの設定など、ホントにツボにはまって笑えたので。
星一つオマケします。
太鼓スクランブル

太鼓スクランブル

和太鼓兄弟ユニット は・や・と

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2011/03/02 (水) ~ 2011/03/02 (水)公演終了

満足度★★★★

たかが太鼓・されど太鼓
単に太鼓叩いてのコンサートかなッーと思って見に行ってみたら。
なかなかカッコの良いお兄ちゃん達が元気よく舞台を賑わしていました。
他楽器とのセッションも面白く、開演前の暗転からの登場の演出が、
第1部2部揃って出来が良かったです。
舞台芸術の名に相応しいプロ仕事でした。
もともと祭りでの太鼓奏者のカッコ良さに憧れてのキッカケだとの話で、
そーゆーカッコ良さを万人に伝えようとする姿勢が、
ビシビシ伝わってくる舞台でありました。

もどっど!薩摩義士伝

もどっど!薩摩義士伝

SPPTテエイパーズハウス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/02/24 (木) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★★

知らなかった史実
まぁ徳川幕府の意地の悪いこと悪いこと・・・。
薩摩武士の志・忍耐力、裏で支えていた妻達や領民の努力。
丁寧にスキの無い衣装や、方言での芝居に感嘆いたしました。
チョコッと笑いも入れたりして、「あっ」という間の2時間強でした。
視覚障害の方の為の場面説明の放送があり、
ラジオの貸し出しもあるなんて。
うーむ凄い!(+ネットでのLIVE放送もしていたそうです)
舞台表現の今後のあり方の答えとしても、良い舞台でした(^^)。

ネタバレBOX

堤の決壊での観客席正面に噴出す水流代わりのスモークの演出は度肝を抜かれました。またそのスモーク後の暗転なども上手に切り抜けてひょうげんしていました。が、決壊する堤の舞台が時々足場でブラブラしていて、舞台セットが壊れかけてるのかなぁと思っていました。(今後の課題ですよね)
また話追うのに夢中で、帰宅してから気が付いたのですが。
切腹と割腹って随分異なりますよね。
劇中で切腹した方は一人もいなくて、
すべて割腹ではないかなーと思いましたが、どうでしょう?
手紙もキチンと和紙に墨で書かれたしっかりとした小道具で表現され、
舞台も観易く3点での表現が成されていて、
計算のされつくされた表現に感動です。

最後に、副座長さんの御冥福を御祈り申し上げます。
「十の果て」

「十の果て」

May

タイニイアリス(東京都)

2011/02/25 (金) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★★

素舞台でした
その分照明や効果音、
当然役者さん達の演技にて場面を表現する技法が、なかなか上手でした。今は地下道、今は村の中の家など等。
うまく想像力を刺激して想像し易くなっていました。
でも小道具がちょっと残念な感じでしたかね。
お話は少年視点での冒険談の仕立てであり、
難解というよりも、考えさせられる点が多かったかな?

ネタバレBOX

えー遅刻しまして中途からの観劇でしたが、
その分一番前で見れたので、アクションなどは迫力ありました。
丹下左膳の「坊主、眼ぇつぶって十数えろ。」が元にあったんですね。
眼を閉じている間に悪人が退き、その先に未来が見えるという。
なかなかタイトルもカッコ良いではありませんか。
その白黒映画の映像を幕に投射したり、
希望で入った日本では道行く人たちが皆キツネの面をつけてる等。
演出も凝っていたのに・・。
直刃の剣は中国の武術用品店などでキレーなの使って欲しかったし、
服なんかも、それなりの格好で良かったのに、
銃が3~5才児用の手作り木製玩具にしか見えないものでは、
作品世界観潰してますよー。
残念です
櫻井さん

櫻井さん

MCR

駅前劇場(東京都)

2011/02/23 (水) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★

着眼点はユニーク
説明通りに「櫻井さん」が舞台中央にいて、
周囲の状況が、いろいろ変化するという面白い設定でした。
でも整合性が今ひとつに感じられました。
この細かいところを突き詰めれば、
何度も観たくなる様な、リピーターが付きそうな芝居になったのになぁ・・。
と思わされた芝居でした。

眠狂四郎無頼控

眠狂四郎無頼控

松竹

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2011/02/16 (水) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★★

相川七瀬さんも観劇してました
20分の休憩含めて3時間半の2幕舞台!
長い!!

”間”とかも重要だと判るけど、
もっと(いやいや、も少しかな。)詰めてみても良かったのでは?
舞台背景に映像が流れるので、場面とかは面白くなってました。
照明さんや、剣戟に合わせた金属音や映像効果。
”えんたーていめん”としていました。
ガクトさんのカッコよさ、悪役の悪役らしさ。
敵剣客のライバル性など、押さえもオーソドックスに決まっていましたが。
もーチョット、笑いや怒りや切なさなどの喜怒哀楽。
(特にコメディ要素欲しかったな)
観客への感情のふり幅を大きくして欲しく感じましたね。

3つのビル(PPTゲスト!!19日夜・やなぎみわ氏(美術作家)/20日昼ひびのこづえ氏(コスチューム・アーティスト))

3つのビル(PPTゲスト!!19日夜・やなぎみわ氏(美術作家)/20日昼ひびのこづえ氏(コスチューム・アーティスト))

冨士山アネット

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2011/02/16 (水) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★

ユニークでしたな
舞台上の3m四方のマットを、客席側を残して3方”コの字型”客席配し。
赤い客席も舞台セットとして用いた、面白い設定でした。
人によるのでしょうが先にパンフ見ておかないと、
何を表現しているのか判り難かったですね。
舞台上でのみの表現を受け止める様にしている自分としては、
ナレーション入れるとか(今回の作品には合わない演出だとは思う)
先に設定読むように薦めておくとか、
劇場内に入った時から舞台は始まっているんだと、
観客を誘導することも考えて欲しく思いました。

パペット・オン・ザ・パニック 完全版【全ての公演は終了致しました。ご来場いただき本当にありがとうございました!!】

パペット・オン・ザ・パニック 完全版【全ての公演は終了致しました。ご来場いただき本当にありがとうございました!!】

隕石少年トースター

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/02/17 (木) ~ 2011/02/21 (月)公演終了

満足度★★★

なんとなく・・・
完全版というには、物語りの膨らませ方が歪に感じられました。
切迫したあわただしさは伝わってきたんだが、
なんか現実離れした感じが強くて、いまひとつ話に引き込まれませんでした。
舞台セットの作りやギミックには眼を瞠るものがあるのに、
ちょっと勿体ないなーって感じでした。
登場人物達の性格付けは納得出来るものでしたので、
あとは状況に応じた反応や言動を話を中心とせずに、
各々が”こう動くだろう”と納得できる行動してれば、
違和感無かったかも、と思いました。
(レベルEの作者さん見習って作ってみては、いかがでしょうか?。)

ドンジョヴァンニ

ドンジョヴァンニ

みなとオペラ愛好会

台場区民センター・区民ホール(東京都)

2011/01/30 (日) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

敷居が低くなったのは良いけれど
生演奏に字幕付き、おまけに荒筋解説の入ったパンフも付いて。
お得感バリバリでしたが、体育館風の施設では平面に椅子が並んでいるので、後方の座席では舞台が大変見難いです。
椅子に段を付けるより舞台上の高低のある舞台設定などが工夫されるべきか、会場の選定を考えるかした方が良いのではと思いました。
衣装や小道具などは洒落っ気のある演出がなされており好感が持てましたし、ちゃんとしたオペラだった分。いろいろ注文がつけたくなりました。
あー「もったいない」とゆー感想であります。

恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

コメディユニット磯川家

王子小劇場(東京都)

2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

評判通り!かな
大変愉しめました。
それはもう骨までしゃぶるような味わいつくした2時間強でした。
でもチョット難を言わせて貰うと、
折角「夜景の綺麗な・・」という台詞も入るんだから。
大きな窓ガラスの向こうには、
シティライトがちらほら欲しかったですね。

ひとひらの犯罪

ひとひらの犯罪

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2011/02/07 (月) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

青年漫画誌のラブコメ?!
という感じを受けました。
らしさが前面で、今ひとつリアリティが無かったかな。
台詞の間とか、キャラの立ち具合とか。
舞台セットの作りとか効果音等もよく考えられてました。
でも何となくフワフワっとした感じでしたね。
役者さん達のパワーが物語に勝って、
キャラの動きに脚本がついて行けなかったって思いました。
(90分)

ネタバレBOX

警察の職務質問がリアルさ欠いてて笑えなかった・・。
暴力事件起きたのに全員連行するとか、
無理ならせねてメモとって報告書作成の資料にすると事か、
そーゆートコ見せてれば、また違ったかもね。
せっかくお巡りさんの制服とか、いい感じに仕上げてたのにねー残念。

「ハチクロ」の世界観みたく、それぞれの思いのベクトルが異なっていて面白く交差してましたが、各キャラの考え・行動の幅やタイミングが、
先に物語ありき風で、違和感感じたからかな?
この場面なら、こうするのでは?とか心で突っ込み入れて観てましたし。

また、
チカちゃんの名乗りポーズとか。
アゴ眼鏡とか。
コンドーさんギャグとか。
弟の行方不明のパンツとか。
「食べちゃうぞ!」とか。 いろいろと、

いいとこ多かったのに、ぼやけた感じが残念でした。

あと舞台設定のワンルームで、扉の金属音とかよく出てましたが。
実際の外の音も入ってしまい、重なる事ありました。
ドアベルとかも付いてた設定の方が観客には親切では?
梅沢富美男  特別公演

梅沢富美男  特別公演

明治座

明治座(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

ド派手な旅芸人一座って感じでした
大きく3回に分けて
1部は芝居 十八番の与五郎シリーズ
2部は瀬川瑛子オンステージ
3部はバラエティー舞踏
でした
まー、キンキラキンで光物の多い舞台衣装が印象に残りました。
芝居は割りと役者人気に寄りかかった笑いでしたが
観客を楽しませようとする姿勢は最後まで1本筋が通っていて愉しめました。
瀬川さんと舞踊は、本当に派手で豪華で、
日常とか平凡という言葉が吹き飛ぶような舞台でした。
客層はシニアの女性層が多く見受けられました。

ネタバレBOX

(わーい、やっと休みだーっと。 すみませんワタクシ事ですね嬉しくてツイ)
あーさて

1部 浅草の大店の放蕩息子”与五郎”が、
大阪のオバの店へ100両という運転資金とテコ入れに旅立つも、
箱根にて盗人に身包み剥がされて命からがら逃げ帰ります。
その時宿場に着くまでの道中で狼の声がして怖くなり、
盗人からガラクタの脇差一振りを貰います。
江戸の店に帰って事の低落を報告し休んでいると、
店の主人と碁を打ちたいと馴染みの骨董屋が来まして、
先ほどの脇差見せると500両で買取り。
主人は与五郎に500両お前のものだと渡します。
与五郎100両は取られた店の損だと主人に返し。
残りの400両を盗人に返しに箱根に行きます。「いくら落ちぶれようとも、
盗人の上前をはねる訳にはいかない」と。
盗人の家に行き400両渡して語るともなく身の上話を聞くと、
なんと盗っ人は生き別れた7つ上の兄だと判り。
お前のいる大店に盗賊の兄がいてはと自刃して果て。
神戸の大店から浚って自分の女房にした娘を、
生まれたばかりの赤子と共に与五郎に400両託して召捕られます。

大店の主人の16の娘が瀬川さん!
着物が重くて、座ると独りで立てず難儀に周囲で抱えて立たせてました・・。
長い睫毛も簪の飾り紐がくっつくし、
台詞忘れたか演出か、「瀬川さんの台詞の番ですよ」と声かかるし(^^)。
見事なお笑いキャラに仕上がっていました。
で盗っ人の20歳の女房が中村玉緒さんでした。
まー気が緩むと台詞間違えるは踊るは、
楽しませてくれました。

2部 初め赤い海老マヨの様なドレスで登場した瀬川さん。
早変わりで振り袖姿に変身。新曲の披露と売り込みいたします。
ドラムのだんな様とパーカッションの旦那の親戚等も、
司会の梅沢さんと絶妙に紹介し合い。
早変わり隠す扇子の値段やら(\36000)、
バックダンサーの足踏んで骨折させたりした話など、
愉しくステージ進行されてました。
そしてなにより照明が見事でありました。
うーん職人芸!って思いました。

3部 銀ラメの着物とか、空中吊り上げとか、巨大な龍とか。
なんとも派手な舞踏でありました。
合い間の座長口上にて(足の怪我で椅子に腰掛けながらの話でした)、
亡き母上の13回忌であり、母の形見の着物着て、
母の好きだった草団子の宣伝に、夜の部無いの忘れ。
いつも通りの発注した「アイスモナカ」売り切る為に、空調温度を上げた事など。
正直に笑いにして宣伝してました。
(各劇団の座長さんとか会計さんは見習うべき点になるのでは?)

ターゲットを明確に絞った商戦に、
旅芸人をして世間渡り歩いてきた前座長からの商売人の根性を、
見せて貰いました。 凄かったです。

アザトサに、星いくつか引こうかとも思いましたが。
あそこまで清々しくやられると、もうどうでもいいです(^_^;)。
ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事に引き込まれた110分間でした
黒い舞台上に2本の曲がったジェットコースターのようなモニュメントがあるだけの空間で、部屋・池袋の雑踏・駅のホームなどの様々な状況を上手に観客に伝え、台詞や行動も各登場人物達に分けて情感豊に物語を紡いでいました。人の思いや感情の連鎖・波紋という繋がりを愉しく笑いを交えつつ真面目に表現した見事な舞台でした。

ネタバレBOX

白い服の男女の会話
女は病室で死が迎えに来るのを待っていて、
男に飼っていた金魚の世話を頼む。
男は女の死の現実から眼を背けて話題を変える・・。
その話が鞠井クンの話

いつも死について考えていた鞠井クンは
彼女との買い物で別行動となり、
待っていた交差点で交通事故を見て、
人の死があっけなく簡単に起こる出来事に驚くが、
自分も突然誰もいない世界に来たことを知り漠然とする・・。

鞠井クンの彼女は、彼の死後も更新されるブログを見て、
彼は死んでいないと思い、日々ネットに向かう引き篭もりとなってしまう。
見かねた姉が相談相手を連れて来て、ブログの発信元を突き止める。

生前、鞠井クンは友人に死とは肉体の死ではなく。
記憶や情報の継続が出来なくなる事ではと考えて、
友人に遺言で、自分の死後も自らの日記と考え方を綴ったノートと、
ブログへのパスを託していた。そうすれば自分は死んでいないのでは?と

友人は鞠井クンのいしを汲み取りブログを更新し続けていたが、
鞠井クンの彼女が引き篭もりになってしまった現実を聞かされて、
ブログの更新をやめる事にする。

更新の停止に伴い鞠井クンの死を受け容れた彼女は、
自分がしっかり生きてゆく決心をメールにしてブログに送る。

白い服の男女、噛み合わない会話で。
彼女の死後、女から託された金魚が死んでしまった事を、
男は泣きながら告白する。

といった話でした(途中いろいろ端折っています)
うーむ、舞踏を取り入れ台詞も受け渡しての流れに淀みなく。
笑わせつつも上記の話を観客に伝えてるんですから、たいしたものです。

(まぁパンフも見ずに記憶で綴っていますので、
けっこうズレがあるかもしれませんが、
私の脳内では上記にて記憶されております。ハイ)

Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

junkiesista×junkiebros.

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★

brosを観ました
話しは暴走族の話ですが。
人の思いの話しとして、まじめな旅立ち話でした。
が、時々に差し込まれる替え歌詞ミュージカルが本当に楽しかった。

ネタバレBOX

ちゃんと歌詞が舞台のバックスクリーンに映されたので、
わかり易かったです。
またモノトーンのバックに照明で空や背景が投影され、
また観客席にも演出にて照明が降り注ぐシーンもあり、
見事に舞台盛り上げていました。(ほんと照明印象に残りました)

杉田家とロミオさん家のコント(?)のどたばたは楽しかった。
「ハバ ナイスタィー」が耳に残ってたら、ラストでも使いましたね(^^)。

ただ観客席一番後ろの席は関係者席?
妙に印象に残る笑い声。
大きいのは良いが、役者さんの台詞にかぶってかき消すのはどうかと思う。

さて、もう一方は出演者の異なる(レディース?)同じ話なのかな?
見てみたかったかな。

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