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正宗 史子
しんのすけさん 劇団員の正宗史子です。 このたびは、ご来場とコメントどうもありがとうございます。 役者のレベルに関するご指摘は、正直大変胸に刺さるように感じられました。 私たちは、お客様からチケットの料金をいただいて劇場の舞台に立って作品を上演する以上、 その代金を頂くことを許されるような事をする(というよりは料金以上のことをする)というのは 当然しなければならないことだと、考えていますが それに叶うことが必ずしも行えていなかったというのは、歯がゆく、すぐには認めにくいことのようにも思われてしまいます。 けれど、もっとお客様にとって魅力のある作品を上演したいですし、価値のある作品を上演したいですし、そうであればそんなことをいう暇はありません。 ホームであろうとアウェイであろうと、しっかりと勉強して成長した上で、 しんのすけさんや他のお客様の前に立たなければならないと思います。 明確なご意見、いたみいります。 ご来場ありがとうございました!!
2009/12/31 00:19
末原拓馬
ご来場、そして丁寧なコメント、ありがとうございます。 主宰の末原拓馬です。 参考になります。自分専用の参考書を頂いたような気持ちです。 鬼桃伝のときに頂いたコメントも大変嬉しく、反省を踏まえて今回の作品に取り掛かり、さらに推敲も重ねたのですが、やはり自分で書いて自分で見直して、だと的確な情報量もわからなくなってしまいました。 初日が開いて観客のリアクションをみて初めて、「あ、ここ、わかりにくいんだ」と判明し、千秋楽までアレコレいじくりまわすことになってしまった今公演でした。 “わからなくていい部分”と“絶対にわからなくてはならない部分”、確かにこっちでしっかりと区分けして発しなければならないですね。そこが、今回の敗因のかなり大きな部分を占めていたように思います。正直に申し上げますと、最初は「なんでわかってくれないんだ」というような観客に対してとても傲慢な気持ちもすこしはあったように思います。わからなさで自分たちの格を上げようともしたのかも知れないです。 “盛り込みすぎ”はよく指摘いただく欠点で、今回も気をつけては見たのですが、どこがムダでどこが必要か、よくわからなくなってしまっていました。 しんのすけさんに具体的に書いて頂いて、ようやく理解できた気持ちです。考えてみたのですが、どうもエピソードをたくさん書いてしまうのはシンプルな物語に自信がない故の武装のような気がします。リアリティの強い演劇がたくさん上演されている中で今回のような作品を創るときに、“ファンタジー”と簡単にカテゴライズされたくない、というツンケンした気持ちが僕らにはすこしあります。そこで、どうにもムダを足して背伸びしてしまう、大人びようとしてしまう、そういう現象なのかも知れません。これじゃダメだ・・・・意味がないです。 すいません、なんだか自己分析してみてしまいました。 ただ、おかげでやることが明確になった気がします。 つぎは、一本軸でとりあえずひとつ、強固な物語を書いてみようと思います。 書いてくださったとおり、おぼんろは現在、学生劇団からの逸脱を果たしたくもがいている状態です。決して楽なものだとは思っていませんでしたが、その想定よりもずっと厳しい現実に気づき始めています。お金をもらってものを観せるというこのシビアさに、もっともっと向き合っていこうと思います。 応援の言葉をいただけて、心から嬉しく思います。 必死で必死で学んでいこうと思います。 どうか今後とも、よろしくお願いします!
2009/12/30 09:42
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