harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

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Come On-a My House!

Come On-a My House!

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

シアター風姿花伝(東京都)

2016/04/21 (木) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度

着地しない話
なんだかなぁ・・・と思いつつ、話は着地しないまま終り、何でそうなったか?結局どうなったのか?理由も結末もはっきりしないままで、ホラーにもSFにも、コメディーにもならず(もしもそうならかなり苦しい!)何がしたかったのか、広げた風呂敷は広げたまま、くしゃくしゃになって終わったという感じ。せっかく年代層が広いのだから、もっとその利を利用して、ムチャをしない自然体の作品を作っては如何だろうか?ダンスも必要あったんだろうか?と思う。

令嬢と召使

令嬢と召使

メジャーリーグ

シアタートラム(東京都)

2016/04/21 (木) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃密な時間
始まってすぐ雛形さんの顔が変わったなと感じた。以前に比べ、外側に付いた余計なものが落ちたというか、スッキリしている。そして、その分、内側からの表情が溢れてくるようだった。また渡部さんも自分の目の中に自分の想像を描くような目が印象的。男と女の駆け引き、綺麗事ではない本音、それでも湧き上がる相手への愛おしさと、泥沼のわずらわしさ・・・すっごい濃い内容・そして演じる二人に圧倒された。予想外の熱演と脚本の見事さ!見応え有り!!でした。

おやすみジャック・ザ・リッパー

おやすみジャック・ザ・リッパー

全栄企画株式会社

博品館劇場(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度★★

イメージ違い
原作をちらっと読んでみた。結構私的には好み!なので楽しみにしていたのだが、台詞や設定は原作に忠実なのに、全体の雰囲気が全く違うものになってしまっている。おどろおどろしい感じの照明、そしてコミカルな芝居・・・淡々とした中に隠れ見える狂気とかおぞましさなんかを期待したのだけど・・・かなりイメージ違い。また伊藤さんがいるにも関わらず殺陣の鈍い事、がっかり!こういっては何だが、安手に仕上げてしまった感がひしひしする。もっとキャスティングも考えるべきだったのでは?演出も練が甘すぎる。

立ち止まるのは進行形

立ち止まるのは進行形

劇想からまわりえっちゃん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★

問題多し!
エレベーター降りた段階で“終わった”と思った。勘違いの演出、前説もウザイ!話は上っ面で設定がいい加減。芝居は“力任せ”というか“真っ向勝負”というか力押しが目立つ。一番の問題は公演初日から喉のつぶれている者、もしくはかすれているものが多いという事!本番に対する体調管理も出来ていないのは論外!気合だけは感じるが、もっと基本的なことからじっくり固めていくことが大事なのでは?

BREAK 【グリーンフェスタ2016 「BIG TREE THEATER賞」受賞】

BREAK 【グリーンフェスタ2016 「BIG TREE THEATER賞」受賞】

劇団C2

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

120%
ストーリー展開は面白かったが、設定にかなり“ご都合”を感じる。味方の様な敵、敵のような味方、その正体がわかってしまうのが早すぎて、観客の想像する面白味を損なってしまっている。勢いがあっていい劇団とは思うが、なんというか、芝居にしろ、殺陣にしろ、衣装にしろ、ここまで出来るのならば、もうひとガン張りして欲しいと感じることが多くあった。今出来る100%ではなく、120%を目指して欲しい。

錆色の瞳、黄金の海 2016

錆色の瞳、黄金の海 2016

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

次も期待しております!
ナツメ氏の世界はファンタジックでありながら、ひとつ芯の強いものを感じる。生命力や想いの強さが溢れている。また、それを演じる林遊眠、彼女もまた、強い意志を表現する力がある。イハナを思う少年の真っ直ぐな心、実に真っ直ぐに観客の心にぶつかってくる。また、他の出演者も表情がイキイキとし、物語が生きているように感じさせる。切なく温かく優しい物語に惹き込まれた時間だった。

水石亜飛夢一人芝居 「二十歳の暗殺者」

水石亜飛夢一人芝居 「二十歳の暗殺者」

メジャーリーグ

シアタートラム(東京都)

2016/04/19 (火) ~ 2016/04/19 (火)公演終了

満足度★★★

ミス
水石亜飛夢さん、台詞を台詞で話す役者が多い中、台詞の言葉ひとつひとつを大事に話す役者さんだなと感じていました。とても真面目に台本と向き合うタイプではないかと思っていました。その彼が1人芝居!これはと思って観に行きましたが、残念ながら今の彼では知識不足・経験不足がはっきりと感じさせられてしまいました。確かに登場人物メインは彼相応の歳なのですが、他のキャラが演じられない。またセット椅子のみの舞台の上、しかも天井が高い。その中で平坦な動きが多いのはかなり単調。脚本の選択ミスではないかと思われます。まだ発展途上の彼、背伸びせずに少しづついろんなものを吸収して、頑張って欲しいと想います。劇場の選択・脚本・衣装・演出、制作サイドの方々にもう少し考えていただけたらと思います。

成り果て【グリーンフェスタ2016 GREEN FESTA賞 受賞作品】

成り果て【グリーンフェスタ2016 GREEN FESTA賞 受賞作品】

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

見応え有りでした!
やっぱりいいねぇ、井保脚本!と小躍りして拝見しました。と言いつつ、また余計な一言を。前回「天召し」では“無言の芝居があっても”と書きました。今回は“盤に向かう打ち手の表情を見せて欲しい”と感じました。ステージ奥上段で下向き。
せっかくの想いが感じられる表情が見えない。これはとてももったいない気がする。映像なぞ使わない劇団さんではあるが、そういうクローズアップがあっても良いのでは。

タルタロスの契り

タルタロスの契り

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★

迫力のある作品とは思うが・・・
しっかりした演技力を感じる舞台ではありましたが・・・大変失礼な事を書きますが、メインの二人(後日談から想像しても)話の中心となっている時代は男盛りではないかと・・・とすると、年齢的に無理を感じます。役者は舞台で歳を取らないとは言いますが、小さい劇場でしかも声に艶もなくなってきている方が演じるには少々苦しいものを感じました。

ヴァルプルギスの夜

ヴァルプルギスの夜

Be With

シアターサンモール(東京都)

2016/04/17 (日) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度★★★

「ヴァルプルギスの夜」
「ヴァルプルギスの夜」という題名に惹かれて観に行った。が、実はあまり期待はしていなかった。しかし、予想外にストーリー展開が面白い。出演者もしっかりした演技をするもの。フレッシュ感のあるもの、といいバランス。舞台装置・照明も独特の雰囲気を作り出していた。ふたつのバージョン、もう片方はどんな終わりが待っているか?気になる。

烈!バカフキ!

烈!バカフキ!

CLIE

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2016/04/14 (木) ~ 2016/04/17 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです!
疲れた身としては、出演者に安心感があり、笑えるストーリーはとても心地よく、リラックスして楽しめました。ただ、気になったのは前作(動画を観た限りですが)に比べ、メインキャストの1人だというのに。作・演出のせいか、大河元気くんが一歩退いている気がしたこと。もっと前に出てガンガンやって欲しいと感じました。

スケベの話~オトナのおもちゃ編~

スケベの話~オトナのおもちゃ編~

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2016/04/09 (土) ~ 2016/04/20 (水)公演終了

満足度★★★

うぅーーーん・・・・。
“軍人たちと、人妻とメイドと女学生と愛人と、そのあたりの関係をただ弄んでやろうというつもり”、改めて説明文読んで“そうか・・・”という感じ。スイッチに振り回され、そこからいろんなことが変わってくる。確かに大人の会話劇ではありましたが、まどろっこしいというか、時間の流れがゆるいというか、微妙な作品。出演者のレーベルはかなり高いと見ましたが、話としての面白さは鈍かった。

舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 デラックス風味

舞台 増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 デラックス風味

株式会社オフィスインベーダー

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

元気、もらいました!
出かける前にちょっとばかり“頭の痛い”ことがあったので、こんな時に舞台観ても・・・と思いつつ。しかし、予測を超える“お馬鹿ネタのオンパレード”に悩むのが馬鹿馬鹿しくなり、なんか元気出ました!みんな思いっきり元気にお馬鹿して、そしてなんだかキラキラしていました。いつもイケメン舞台の出演者もここぞとばかりの奮闘!楽しんでいるのがこちらにも伝わって来る。個人的にはかなでちゃんのエンジェル!お気に入りです!!見た目も動きもムチャ可愛すぎる!心の軽くなる舞台、有り難うございました。

舞台『龍狼伝』第二章

舞台『龍狼伝』第二章

株式会社GRASP

THEATRE1010(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

期待が大き過ぎたか?
演出・キムラ真→ならばと期待して観に行ったが、なんとも釈然としない。明らかにキャスト・ミスではないかと思う配役。武将には「格」を感じられず、軍師には品や知性を感じられず(真澄役は見事な演技ではあったが・・・)また、キムラさんならではという、これといった演出もなく、映像もあまり効果を成していないような・・・説明が多く、おそらく三国志・原作を読んでいない人にはベースラインからわからず、付いていくのにかなり労した舞台ではなかったかと思う。

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

吉祥寺シアター(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

差別
少し劇場が広すぎたのではないかということ、「レドモン」と人類の関係がいまひとつあやふや。というスッキリしない部分はあるのですが・・・それを忘れてしまいそうになるくらい、台詞の微妙さが上手い!特に人の心の中の曖昧さを表す台詞、間合いもいい。対し、痛いくらい疑問をぶつけてくる子供の言葉の痛みも感じる。異物を怖れ、嫌悪する、それは別人種だけでなく、すぐそばにもあること。“差別はしない”そう言いつつ、現実社会に起こる差別。観ながらいくつもの差別が頭の中に浮かんだ。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

王子小劇場(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待してて良かった!
ここ最近、公演数が増えていて、CoRichで見かける度に“東京でも公演してくれないか”と楽しみにしていた劇団。前作も良かったが、今作も見事な“動きの構成”に驚かされる。スクエアの中で繰り返される発想力豊な動き!演出の計算力の高さ、それをこなしていく出演者の能力の高さ、いずれも見事!あえて言うなら“美的”な動き、例えば何人か揃って同じ動きをする時に高さ・タイミングなどがきっちり揃っているような美しさがたまに出ると、もっと見応えがあるのでは?とオバサンは思う。無機質から始まり、ほわっとあったかいものが溢れるラスト。芝居としても良い出来でした。

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/14 (木)公演終了

満足度★★★★★

出来る役者!
前回に比べ、かなり全体が締まって、良い流れが出来ていた。その大きな要因、ひとつは青木清四郎くんのクマさん、感情がはっきり出ていたし、動きがまだ若い!これが良い効果をもたらした。また、黒藤君の坂本龍馬。二度目とあって、前回の“やらせてもらってます”感が消え、自分の役としての消化度が上っている。良い成長ぶりです。そしてなにより、勝海舟役・宇貫貴雄さん!こんな事言っては何だが・・・あきらかに他の出演者とはランクが違う!台詞回しの上手さ、動きの良さ、勝さんの存在が話をキリッと締めた感がある。やはり要所には“出来る役者”が必要なんだよねぇ!!



最高はひとつじゃない2016 SAKURA

最高はひとつじゃない2016 SAKURA

エレメンツ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2016/03/25 (金) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★

演劇?ライブ!?
個人的にはラップ、あまり聴きません。ので、絶えず流れるというか浴びせるようなラップ攻撃には少々閉口しました。しかし、女性陣の歌は聞き応えあったし、梅棒の皆さんの実力(まだ観た事がない)を知る良いチャンスだったし、内君の熱演も良かった。出来れば、もう少し“芝居”を中心にして頂けると、見応えがあったんではないかと・・・。客席の前と後の温度差、大きかったと思います。

死に顔ピース

死に顔ピース

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

「死」を考える日
観劇前の午前中、息子の同級生の訃報が入った。地方から学校へ通う為に上京し、実家に帰る途中の事故だったらしい。顔を覚えてもいない子だったが、親御さんの気持ちはいかばかりかと、残されるものの悲しみを思うだけで涙が溢れた。そして、この舞台、今度は自分が“もしも”を考える。“笑って笑って”でも、その笑顔の内側に隠した家族への思い、そばにいてくれる人たちへの感謝と申し訳なさ。いつか自分もそんなときが来るのではないかという怖さを感じた。何が良くて何が正しいかはわからないが、最後の時にそばにいてくれる人たちがいることは幸せなんだろうなと・・・そう思うと先の彼の最後にまた涙が溢れる。


毎回感じることですが、安定した演技力、そして技術スタッフの腕の良さ、特に今回は照明の見事さに感服しました!

大きな木の下で ~あの頃俺らの毎日はウザいくらいアツかった~

大きな木の下で ~あの頃俺らの毎日はウザいくらいアツかった~

Smile Earth Project

俳優座劇場(東京都)

2016/03/16 (水) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★

役者まかせ?
アドリブなのか?ハプニングなのか?脚本にはない?らしい笑いが絶えず客席に溢れた。場面の転換のブツ切れ感とか、舞台全体の使い方とか、演出のお仕事があまり感じられない。ただただ、なだぎ・岡田・柏・宮下・磯貝各氏の舞台強さに支えられた舞台と感じた。昼の学生達の芝居が固い。先輩達の芝居を自分でも吸い込んで、もっとこなれた演技が出来るよう頑張って欲しい。ラストの件で客席には涙を零す方たちが多かったようだが、なんだか“泣かせます!”的な運びで、番長が“後から”の台詞で先が読めてしまった。もっとナチュラルな流れが良いのでは?

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