さめるお湯
あひるなんちゃら
OFF OFFシアター(東京都)
2011/02/09 (水) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★
不思議な魅力。
シュールでPOPで不思議なあひるワールド。初日から完成度が高く、会場は笑いが耐えない。素敵な役者が揃い、見ているだけで楽しくなる。登場人物全員がちょっとおかしな人なのだが、そのおかしさがたまらないく魅力的。
雨と猫といくつかの嘘.
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2011/01/30 (日) ~ 2011/02/08 (火)公演終了
【
早稲田大学演劇研究会
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2011/02/04 (金) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
予想以上の面白さ!
早大劇研久々の犬と串以外の公演。やはり劇研は才能の宝庫だ。岡本空、とても初演出とは思えない。脚本もなかなかだし、演出面のキレは、学生劇団としては最高水準だ。
また役者としても何役もこなしたが、それぞれが全然別タイプの役を見事に演じ分けていたことに感心。主役の佐原裕貴はどんな役をやっても性格の良さが出て、好感が持てる。
たった4人と思えない本格的な作品だった。これからが楽しみな才能の登場である。
仮面音楽祭
江古田のガールズ
「劇」小劇場(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
観客サービス満点!
チラシはホラー的な雰囲気だが、芝居の中身は徹底したエンタメ。
カラオケ店を舞台に独特の歌謡ミュージカル。登場する役者が皆歌もうまいので楽しめた。
平均年齢44歳のチームと、平均年齢22歳のチームで、同じ芝居をやるという斬新な試み。そのことを知らず、今回観たのは44歳バージョン。しまった22歳の方も絶対観たいぞ。どちらも凄いメンバーだ。
客席も超満席。すごい勢いで人気劇団になりつつある。これからが楽しみだ!
ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
OFF OFFシアター(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★
独特の世界にゾクゾク。
毎回ひと味違う魅力的な舞台を見せてくれるが、今回はさらにその感じが強まった。
時にホラー的な雰囲気も漂わせながら、不思議な魅力に包まれた芝居だ。澤井祐太がメキシコ人風の男を熱演。面白かった。亀岡孝洋のマネージャーも一風変わった設定を魅力に変えていた。
女性陣では木下実香が新境地を開き、悪女の魅力を見せてくれた。
他の劇団とテイストが全然違うということを高く評価したい。
ひとんちで騒ぐな
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
素敵なワンシチュエーションコメディ
福岡の人気劇団の東京初進出公演。普通なら肩に力が入るところだがのびのびと持ち味を出し切っていた。
出てくる役者出てくる役者が個性的で魅力的。
こういう劇団が地方で頑張ってくれていることがとてもうれしい。
「神社の奥のモンチャン」
ゴジゲン
座・高円寺1(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
ひと味違うゴジゲンの魅力!
前半あたかも民話劇かと思った。再演だそうだが、最近のゴジゲンの作風とはがらっと違うテイストで正直戸惑った。
しかし、それでもとても面白く、途中からはやはりゴジゲンワールドと思える展開で堪能した。
何より、目次立樹の熱演ぶりに心打たれた。
最低の本音
月刊「根本宗子」
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★
荒削りな中にきらめくものが。
全体としては荒削りな部分が満載なのに、それでも惹かれてしまう部分がある。独自の視線、独自の感性に、演劇的なものを持っている。これからの成長に期待したい。
コイツらありき。
電動夏子安置システム
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
サービス精神満点!
なんて個性的で、なんて素敵な役者の揃っている劇団なんだろうか。登場する役者、登場する役者が皆面白い。そして今回は劇団としてのサービス精神の凄さを感じた。開場した瞬間から終演後に至るまで、全てに観客に楽しんでもらおうという姿勢が感じられ、とても楽しめた。
作品はオムニバスで、過去作品のダイジェスト版が多かったが、電動夏子の楽しさが十分伝わるものだった。そして、ホチキス米山和仁脚本の短編がまた秀逸。次回の吉祥寺シアターが楽しみでならない。
ソムリエ
靖二(せいじ)
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/01/28 (金) ~ 2011/02/01 (火)公演終了
満足度★★★★
王道の物語
奇をてらわず、物語をていねいに描いている物語。自然に感動し、自然に涙が流れていた。
石井舞、高見靖二がとてもいい。
こういった正攻法の物語はかえって少なくなっている。心洗われるいい作品に出会えた。
くちびるぱんつ
ぬいぐるみハンター
王子小劇場(東京都)
2011/01/27 (木) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★
若さをエネルギーにして輝いていた。
宇宙の物語。役者が疾走しながら、時の移り変わりであり、星の動きであり、壮大な流れをを感じさせる。
ファンタジーの中に、若者のナイーブな感受性が散りばめられ、きらきらと輝いていた。
オープニングを筆頭に、いくつかのイメージシーン(含むダンス)がとても素敵だった
『Prism』
*rism
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
5人の女優と一人の美少女の競演。
5人の女優がすごくいい。声が素敵で全体から醸し出される雰囲気がとても美しい。
メルヘンチックな素敵な作品に仕上がっている。
『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!
舞台芸術集団 地下空港
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
完成度の高いファンタジーコメディ。
私自身は実は地下空港の舞台芸術としての質の高さに惹かれ、音楽・照明・舞台美術とかみ合う役者の演技にいつも感心するので、この劇団は別にコミカルな要素はいらないんじゃないの、芸術性だけ追求していけばいいんじゃないの、と思っていた。
しかし、本作は別。そのコメディ的要素も含め、見事に芸術になっていた。
あわせて、役者が皆魅力的だったことも付記しておきたい。
アレルギー【公演終了!!!ご来場誠にありがとうございました!!!!】
ギグル
王子小劇場(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★
楽しいショーのよう。
短期間で作ったそうだが、役者もスタッフ陣もそうそうたるメンバー。王子のプロデュース公演に相応しい。
始まる前から楽しい雰囲気で、とても楽しめた。
僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
祝本多進出!
本多劇場の広い舞台を縦横無尽に駆け巡り、狭く感じさせるほどの熱演。ノスタルジックな雰囲気、そして父、母、家族への想い、いつもの鹿殺しの持ち味をさらにパワーアップさせて素敵な作品に仕上がっている。
ラストシーンには胸を打たれた。
エモーショナルレイバー【ご来場ありがとうございました!】
ミナモザ
シアタートラム(東京都)
2011/01/20 (木) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★
聖母(マドンナ)のように
振り込み詐欺グループの男たちのドラマのように見せて、実はそれを傍観する二人の女性の物語という作品構造が面白い。
一見全くタイプが違う二人の女性の男を見守る視線が興味深い。
リーマン兄弟と嫁 【公演終了!ご来場ありがとうございました!!】
劇団鋼鉄村松
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/18 (火)公演終了
満足度★★★★★
相変わらず詩的で美しいコメディ
前回、ボス村松氏の作品を詩的で哲学的なコメディと評したが、今回もその印象は変わらない。しかもそれに加えてイメージの連想による遊びが面白くもあり、美しくもあり、不思議な魅力を持った作品だ。
私が観た回は完成度が高く、役者間のリズムが見事に出来上がっていた。
好きな人にはたまらない作品だと思う。そして私はとても好きなタイプの芝居だ。
キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】
悪い芝居
駅前劇場(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。
青年団若手自主企画 だて企画(限定30席!)
アトリエ春風舎(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了
満足度★★★★
不思議な魅力。
ネタバレになるのでなかなか話しづらいが、面白い観客参加劇。雰囲気としては舞台上に座って舞台を観るというような不思議感覚。
劇場についた瞬間から芝居が始まっているような雰囲気。その雰囲気になれるまでが大変。ただ、そのための仕掛けはよく整っていた。
素直に楽しんじゃえという人には大変面白い企画。しかし頭の硬い人はのめり込みづらいか。特にガレキの太鼓風芝居を期待してきてはいけない。
映像の使い方が見事だった。
【公演終了】B203【ご来場有難う御座いました】
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田大学学生会館(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
魂の演劇!
まずはエンクラ25周年おめでとう!その25周年を飾るに相応しい作品だった。舞台の上で死ぬなら本望だと思っている演劇馬鹿がここには集まっている。その演劇馬鹿たちの熱い気持ちがストレートに伝わってきて、哀しいシーンなどないのに涙が流れてしょうがなかった。
演劇が好きで好きでしょうがない人に是非観てもらいたい。見終わった後、役者のひとりひとりを抱きしめたくなる芝居だ。