舞台『尼崎ストロベリー2024』
舞台『尼崎ストロベリー』実行委員会
アルカイックホール(兵庫県)
2024/03/02 (土) ~ 2024/03/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
萌役の春名真依さんの出演が切っ掛けで
昨年に引き続き観劇をしました。
兵庫県尼崎に実際にある
尼崎中央商店街を舞台にした
小説「尼崎ストロベリー」を題材に
小説には登場しない女子高生二人と
商店街のお店屋さんを追加した、
ほぼノンストップ2時間のお芝居です。
高校生の男子と病気の母親を中心にし、
高校生の幼なじみ男同士が
数ヶ月のお笑い漫才をしながら、
それぞれの彼女と過ごす
愛とお笑いの青春物語でした。
この作品は2025年はキャストを一新して
地元に根付いていく演劇として続けて行きたい
思いがある作品作りとなっているので、
興味をもたれた方は2025年以降の展開に
注目をして尼崎まで足を運んでもらいたい。
煙突もりの隠れ竜
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
推しの春名真依さんが九尾役で出演した作品。幻獣がお話という事だけの知識で見ました。。前説で通常はワードレスの講演が多く、この舞台は過去に行った公演と階段状に世界を共有する物語と知らされる。舞台が始まった。メタい話ですが人形劇が展開されるとは知らなかった。3人の幻獣、最初は人を見てたんだけど、それぞれが手に持っている人形を見ると幻獣のトークがまた違って見えて2回目以降は観劇の解像度が高くなった。男性が現れて、疾走していくシーンからこの劇団の凄さが分かるオープニングが始まる。タテと呼ばれるアクションを超えて、ファンタジーの演出が生身の黒子的な方々によって炎や風や雷などが表現された。何より、全体をみると衣装の作りが完璧。かっこいい&かわいいを表現されてるのは評価が高いです。そして、タイトルの煙突が仕切りなしに動く事で場面が作られていく。物語はゲームのファンタジーの世界を舞台に落とし込んでいる。違う種族による恋、テリトリーの設定、世界を束ねる政治的な所と、内容が深い。150分という時間があっという間に感じるほど(最初の幻獣の人形劇が一回目に理解しきれなかったのでついていけなかったが、1時間は理解できてなくても後半楽しめた)すこしウトウトしたところで、メリハリのある展開やアクションがありました。そして、最後は悲しかったり、考えされたり、揉め事が引き起こされる展開を打開していくことになります。主人公となった男の、周りへの優しさが人を動かすというメッセージ性は丁度自分にも刺さる点でした。最後のアクションシーンは音楽と効果音とタテアクションの演技に、群衆エンターテーメントが展開されて、高揚感と爽快感があるシーンでした。また、劇団の他の作品も見て見たいと思う作品作りでした。公演お疲れ様&ありがとうございました。