梅子の梅根性
劇団未来
東大阪市文化創造館・小ホール(大阪府)
2023/05/26 (金) ~ 2023/05/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/05/26 (金) 19:00
津田梅子(肉戸恵美さんの演技がいい)の生き生き感、生き様が伝わるいい作品で楽しく観劇しました。書き下ろし作品ですが、しまよしみちさん演出はテンポがよく2時間20分(休憩含む)あっという間でした。周囲の人々を振り回す人間らしさ、津田梅子と下田歌子(華族女学校学監・池田佳菜子さん)のやり取り(日米文化の落差)は思わず笑ってしまいました。お世話になり亡くなつた人々が梅子の横を通りすぎる演出は周りの人々の支援に支えられた梅子の存在が浮か上がります。
また、文化庁芸術祭優秀賞「パレードを待ちながら」再演決定は嬉しく思います。
「キムンウタリOKINAWA1945」「OKINAWA1972」【4月6日(木)19時の回の公演中止】
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/04/19 (水) 14:00
「キムンウタリOKINAWA1945」
沖縄戦にアイヌの人逹が参戦していた事実(今のロシアがウクライナの戦争に僻地の軍人を参戦)。当時アイヌ・朝鮮・沖縄の人逹が差別されていた事実。アイヌ語の使用を禁じた事実(今の中国を思わせる)。沖縄の一般人を巻き込み多く人達を苦しめた事実。色々と考えさせらる事が多い。
1903年大阪万博で起こった学術「人類館」事件について、少数民族への差別的扱い等をもう少し深く掘り下げて欲しかった。
「キムンウタリOKINAWA1945」「OKINAWA1972」【4月6日(木)19時の回の公演中止】
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/04/19 (水) 19:00
「OKINAWA1972」
沖縄返還は沖縄にとってなんだったんだろう。沖縄やくざが本土化に翻弄される姿それは沖縄の人達の苦悩と重なる。日米外交の駆け引きが米軍に沖縄基地を自由に使用させる事になり現在も問題を引きづっている。沖縄返還は本土の悲願というが、本当に沖縄のための返還だったのか考えさせらる作品だった。
四兄弟
パラドックス定数
シアター風姿花伝(東京都)
2023/03/17 (金) ~ 2023/03/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
兄弟が順番にそれぞれの力で権力を取り指導権が交代していく。チラシの参考資料でロシア・ソ連の歴史が示されているが、四人が何故兄弟なのか等この作品の背景(共産主義・ロシアの権力交代)が舞台上でもっと理解できればより面白かつたように思う。事前に予備知識があった方がよい気がした。
諸国を遍歴する二人の騎士の物語 風に吹かれてドンキホーテ 交互公演
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/03/15 (水) ~ 2023/03/21 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/03/17 (金)
「風に吹かれてドン・キホーテ」鑑賞。「愛しているから食べる、愛されているから食べられる」(「注文の多い料理店」思わせる)とミュージカル風に音楽に合わせて楽しく歌い踊る。そこに動植物を食する人間の論理的なエゴが感じられる。子供たちにも楽しめる歌踊り・音楽が良かった。
「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」鑑賞。生きることを望む人間が死に、生きることに疲れた人間が生き延びる。その不条理。
2作品とも完成された演技・作品。さすがPカンパニー。
大坂夏の陣
劇団そとばこまち
COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール(大阪府)
2023/02/24 (金) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/25 (土) 18:00
殺陣・ダンスありのエンターテイメントそして笛・太鼓の迫力もあり大いに楽しめた。
いつもの伏線があるのだが壮大な物語の展開に負けてあまり活かされいない気がした。近鉄アート館の小劇場から大舞台になり少し違和感を感じた。
なるべく派手な服を着る
MONO
AI・HALL(兵庫県)
2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/02/24 (金) 19:00
初演(2008)で迷路の行き来が笑いを誘った記憶がよみがえってきます。2008年の舞台では、退団した西野千雅子さん、増田記子さんが在籍していればこの役をしていたなと思いながら当時観劇していました。
再演、良かったです。
家庭の団欒から崩壊そして再生、MONOらしい面白おかしく展開してあっというまの2時間でした。梢(立川茜さん)の存在感が光っていた。
桜姫東文章
木ノ下歌舞伎
ロームシアター京都サウスホール(京都府)
2023/02/22 (水) ~ 2023/02/23 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/22 (水) 18:00
木ノ下歌舞伎×岡田利規(作・演出)興味深く観る。前半はチェルフィッチュのような演出になかなか馴染めなかったが、後半がぜん演出と芝居がうまくコラボして面白く観ました。
磁界
オフィスコットーネ
小劇場B1(東京都)
2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/02/11 (土) 14:00
時間が前後する緊迫感ある物語。生活安全課に配属され意欲にあふれていた警官。市民の行方不明調査依頼に悩む心情が痛い。警察組織の論理がすごい。西尾友樹さん熱演。
ストリッパー物語
Project Nyx
ザ・スズナリ(東京都)
2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/02/10 (金) 14:00
つかこうへい作「ストリッパー物語」大いに楽しめた。ストリッパーたちとそのヒモたちの物語。演出金守珍構成水嶋カンナの効果大。唐版のような演出、水嶋カンナを思わせる藤田怜の演技、色々な踊りが更に舞台を盛り上げる。プロジェクト・ニクスらしい演劇でした。
横濱短篇ホテル
劇団青年座
紀伊國屋ホール(東京都)
2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了
住所まちがい
世田谷パブリックシアター
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2022/10/22 (土) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
グレーな十人の娘
劇団競泳水着
新宿シアタートップス(東京都)
2022/04/21 (木) ~ 2022/04/29 (金)公演終了
富美男と夕莉子
メディアミックス・ジャパン
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2022/05/29 (日) ~ 2022/05/30 (月)公演終了
ランボルギーニに乗って
劇団鹿殺し
近鉄アート館(大阪府)
2022/07/22 (金) ~ 2022/07/24 (日)公演終了
しびれ雲【11月6日~11月12日昼公演中止】
キューブ
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2022/12/08 (木) ~ 2022/12/11 (日)公演終了
下谷万年町物語
新宿梁山泊
花園神社(東京都)
2022/05/12 (木) ~ 2022/06/25 (土)公演終了
加担者
オフィスコットーネ
駅前劇場(東京都)
2022/08/26 (金) ~ 2022/09/05 (月)公演終了
五右衛門
劇団そとばこまち
近鉄アート館(大阪府)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/02 (金)
五右衛門とりく(伊賀忍者頭領の娘)を普通の生活にさせる。秀吉、戦国時代から戦さのない国へ。楽しく観ることができた。
見よ、飛行機の高く飛べるを
MODE
ウイングフィールド(大阪府)
2022/07/28 (木) ~ 2022/07/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
期待通りの演劇、充実した時間を過ごす。丁寧な作品づくり。ベテランと若手がうまく調和して若手陣がいきいきとした演技をしていた。さすがMODE。飛行機を見たのは最後までストライキをした少女のみの事実の重み。一筋の光が見える。