ペンギンアートの観てきた!クチコミ一覧

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立ちバック・トゥ・ザ・ティーチャー

立ちバック・トゥ・ザ・ティーチャー

Peachboys

ザ・ポケット(東京都)

2023/04/19 (水) ~ 2023/04/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/04/20 (木) 19:00

立ちBTTT観ました。
1980年代の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」大好きなので、
どんなコメディ作品に仕上がっているかと思いきや…話の内容があまり入って来ず;
その理由は、物語の合間に入る膨大なコメディやギャグの数々。
時事問題あり、下ネタ、薬中(ネタ)なんでもござれの超個性派舞台でございました。
物語を楽しむというよりは、下ネタのオンパレードSHOWを楽しみたい方はお勧めです。

ネタバレBOX

歌とダンスが思いのほか迫力があって、二部も楽しめました。
歌詞が単純で旋律も覚えやすいので、一緒に歌えました。
グッズの販売が何回もあるのは少しあざといかな。
ナイゲン(にーらぼ版)

ナイゲン(にーらぼ版)

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/04/11 (火) 14:00

国府台高校の学園祭実行委員による内容限定会議、略して「ナイゲン」
実話を基にした作品とのことで、鴻陵祭の学校演劇など巡ってみたい気持ちに。

文化祭の出し物を変更しなくてはならない中、各クラスの代表者が押し付け、蹴落とし合う。
とてもシンプルな筋書きの中に、個性的な人間関係や台詞の伏線回収で妙に納得し、
クスッと笑いがこみあげてしまう、軽快なリズムのやり取りは面白かった。
何度も観ると印象も変わってくるかもしれないが、今回は単純に芝居が長く感じました。
会議の中で役者たちが盛り上がって行くところ。大騒ぎした後、また振り出しに戻り冷静に話し合うところ。
初見ながら後半の予想が出来てしまい、クライマックスへの期待感が薄れてしまった。
2時間を超える作品なので、トイレに行きたくなるのも、この会議を終わらせたいのも登場人物と同じく。
自分も13人の役者たちに混ざって騒ぎたい!そんなシチュエーションドラマでした。

キッズオペラ「ふたりのももたろう」

キッズオペラ「ふたりのももたろう」

若い演奏家の為のプロジェクト

なかのZERO(東京都)

2023/04/04 (火) ~ 2023/04/04 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/04/04 (火) 19:00

実は学生時代の後輩が出演しているキッズオペラ。
子どもも楽しめる「ふたりのももたろう」。原作の絵本があるんですね(会場で販売してました)。
オペラを生で聴くこと。子ども達もなかなか体験しない事なので、取り組みとしては良かったかなと。
中野ZERO小ホールは見やすく、聴きやすく、座りやすくて良いですね。
最後に写真OKということで、会場内を撮影出来たのも良かったと思います。
以下、具体的な感想を書きました。

ネタバレBOX

舞台構成ですが、指揮者に対してピアノとパーカッションでの構成。
オペラのような楽曲ではあるものの、正直楽器編成が残念でした。
アリアでレガートに歌い上げる場面で、ポップなビートを刻まれると気が散ります。
「様式的に」といった声楽分野から離れてしまうので、弦楽器があった方が良いです。
チェロとヴァイオリンが一本ずつでも入ると、また違ったオペラティックなバランスになると思います。

子供向けのオペラとしては歌手のレベルが高くて聴き応えあり。アンサンブルの方が良い声です。
一番若手のプリモは、オラトリオ的な発声で上までアペルトで出すので高音が薄く聴こえました。
女声はどうしても上の音を日本で発音する際、倍音の影響で発語が聞き取りにくいです。
一部は歌詞があっても良いのかなと感じました。役者とオペラ歌手のコラボでしたが、それほど違和感なくまとまっていたと思います。
愛さずにはいられない

愛さずにはいられない

むさしの芝居塾

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2023/03/28 (火) ~ 2023/03/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/03/30 (木) 18:30

奥多摩で描かれる人間模様を描いたコメディ系の作品。
パンフを見れば、沢山の後援企業が劇団を後押ししてくれています。
愛されている「地域密着型劇団」と言ったところでしょうか。

今回は初観劇でしたが、正団員と塾生さんが混ざっているのでしょう。
アマっぽさがふと見えてしまう事があり、ダンスも配役作りも正直半端な印象です。
舞台での動き方、観客への笑いの取り方、全体的にバタバタして狙いすぎな感じ。
例えばアットホームな劇団の特色を生かし、客席まで入り込むとか、奥多摩名物を会場で配るとか。
舞台設定をより奥多摩の環境設定にフォーカスしても面白いんじゃないかなって思いました。

最後は写真を録ってもOKと言うアナウンスでしたが、
シャッタータイムです!と設けていない為、いつ撮れば良いか分かりずらかった。
閉幕時に今から写真OKの合図が明確になっていないと、SNSでの拡散は難しいかな。
更に面白くなる改善点は沢山あるはず。今後に期待です。

「モモ」

「モモ」

人形劇団ひとみ座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/03/23 (木) ~ 2023/03/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/03/28 (火) 19:00

75周年記念プレ公演という事で初観劇。
「モモ」は何となく物語を知っている程度でしたが、
人形劇は全くの初心者なので、楽しみにしておりました。
殺伐とした感じが全然ないのは、恐らくスタッフさん含め長い歴史の中で
皆さんが家族みたいになっているのかなと。仲の良さが伺える芝居です。

初見としては、主役の「モモ」「ジジ」の2トップの掛け合いやセリフ回しが
快活で、アニメのアフレコを舞台で聴いている様な心地よさがありました。
音楽と歌もPOPで可愛い。暖かく、まとまりがあって良い歌なのです。

自分の座席が真ん中よりも後ろだった為、舞台を見下ろすような形で観劇しましたが
欲を言えばもっと前側の席から、人形だけが映えるように観たかったかな。
席が狭く、お隣と結構密着しながら…と言うのも少し気を使いました。
総じて心が温まる公演であったことは違いありません。

オペラ「THE SPEECH(ザ・スピーチ)」東京公演

オペラ「THE SPEECH(ザ・スピーチ)」東京公演

劇団★ポラリス

THEATRE1010(東京都)

2023/03/24 (金) ~ 2023/03/25 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/03/25 (土) 17:00

北千住のTHEATRE1010。中規模ほどの素敵な会場でした。
田中角栄氏の半生や名ゼリフを散りばめた、音楽劇のような公演。
物語を楽しむというより、浪曲や声楽、コントっぽい小芝居や生演奏といった形で色んな要素が絡んでいます。
HPも見ましたが、ハイブリッドな音劇団のイメージは出ていたと思います。

ネタバレBOX

今回の作品では、浪曲とは?声楽とは?
ビギナーの方でも舞台を通じて、多ジャンルと出会う良い機会になりそう。

しかしながら「オペラ」ではない。
各楽器・ソリスト陣の音量調整は難しかったとは思うが、オペラ歌手の声量を10とするなら
周りが同等かあるいは小さくまとまる様に、音環境の設定をした方が良いと思います。

楽曲も全体的に暗く重めで、演出がごちゃごちゃしていた感じ。
浪曲後の最初のアリアはなかなかに美しかったけど、あとは言葉(歌詞)も聞き取りづらく内容も重い。
適材適所にソロを活かせる部分。アンサンブル、合唱ともう少しパーツ毎に見せ場が欲しい。
そうでないと、折角の優秀なメンバー達が舞台で生きてこないのだ。
鹿鳴館

鹿鳴館

日本大学芸術学部演劇学科 令和4年度劇場実習

日本大学藝術学部 江古田校舎北棟中ホール(東京都)

2023/03/16 (木) ~ 2023/03/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/03/18 (土) 14:00

日芸の演劇学科による実習公演。三島由紀夫の戯曲を全幕。
北棟の中ホールは凄い劇場。舞台の奥行きが広くて客席からも観やすい。
しかもこの席、手前からテーブルを出す事も出来る贅沢さ。
舞台美術、照明、音響、衣装も学生演劇とは思えないクオリティ。
芝居と言うよりオペラを見ている様な気分になりました。

鹿鳴館の中で行われる夜会で繰り広げられる政治と愛。
愛憎と陰謀が錯綜する男女の物語では、これぞ「俳優芸術」と言わんばかりの
長ゼリが、演劇学科の学生にとって大変に難しい課題となったのではないだろうか。
演劇を学問として修めるに相応しい作品だなと伝わってきた。

ネタバレBOX

舞台演出…緞帳・袖幕を使わずオンとオフを使い分ける魅せ方。学びになった。
開演時の役者の第一声は、もっと声が飛ぶと良かった。始まりを認識させる意味で重要と感じる。
閉幕時の伯爵と朝子。舞台装置が飛ばされ、最後は中央スポットと踊る2人だけが残るシーンは
ラストに相応しい高揚感を感じたものの、音響が消えてから下手に捌けるのは違和感があった。
音響の小節終わりと共に、二人が舞台中央に残りつつ…暗転または、その後キャストが上下に寄る方が個人的には綺麗な終わり方かなと感じた。
『色々の季節2022-2023』

『色々の季節2022-2023』

早稲田大学劇団木霊

劇団木霊アトリエ(東京都)

2023/03/11 (土) ~ 2023/03/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/03/13 (月) 18:00

早稲田大学講堂の裏アトリエにて…
こういう秘密基地みたいな専用スペースがあるのは素晴らしい。練習室にぴったり。
今回は就活生が抱える闇、演劇サークルの活動や人間関係、等身大の自分たちを台本にしたような作品。
キャスト陣の中にはギターで伴奏したり、バレエの様な柔軟性を活かしたり、輪唱したりと個性を感じたものの
やはりお芝居の内容は、全体的にう~ん…作品名通りって感じです。

舞台は3場面で展開しているものの、暗転が多い印象を受けました。
舞台道具も劇団としてはちょっと寂しい。突貫工事で色々と詰め込んだ感じがした。

マギーの博物館

マギーの博物館

劇団俳小

サンモールスタジオ(東京都)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/03/11 (土) 19:00

炭鉱労働者の苦難を描いたラブストーリー。
低賃金で働かされながらも生活の為に身を投じるもの。
生きる望みを失わず、愛するものの為に責務を果たそうとするもの。
いずれも彼ら・彼女たちの自尊心【プライド】が、個性的なキャスト陣を色濃く象徴した作品。
舞台演出、美術、演技面では学術的な原理や応用をきちんと汲み上げて創られている様に感じた。

私はこのマギーの世界観とても好き。細かな小道具や古木のフローリング。特徴的なドア。
良い舞台なのですが、強いて言えばどの役者にしても、あの会場であの発声は適切だったかどうか。
歌う。叫ぶ。怒る。笑う。咽び泣く。どれもバンと強い声で、バグパイプのように張り上げている様に聞こえる。
今回の小屋では、もっと繊細な声の色・ニュアンス、間が伝わると豊かな声の意味合いも変わって来るのではないか。
そんな風に観ていて感じました。

磁界

磁界

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/02/13 (月) 19:00

警視庁生活安全課で起こるドラマ演劇。
「磁界」とは何だったのか…なるほど、最後に繋がる台詞で妙に納得。
物語の終着地はどこで落ち着くのか…
筋道立てた2時間の芝居に途中で間延びするかと思いきや、そこは役者の力。
キャスト陣も含め、写実的な要素が役と舞台とも相まって良い色合いを醸し出していた。
代表曰く「会話劇」ということで、小劇場でなければこの世界観は出ないように思う。
作品の終わり方、個人的にあまり好きじゃなかったのですが「良作」である事に違いありません。

No Robot

No Robot

One Bill Bandit

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/05 (日) 17:00

価格1,000円

THE・エンタメ演劇。
2時間近い舞台でしたが、中だるみせず最後まで集中出来ました。
作品の内容が濃い…とは言えませんが、テンポ感・楽しませ方はよく考えられてます。
手間のかかったであろう台本と演出には、当然チケット代1000円という対価には見合わないが、
お客さまへの「もてなしの精神」が、満席を呼ぶ力になっていると感じました。

龍昇企画 父と暮せば

龍昇企画 父と暮せば

ストアハウス

上野ストアハウス(東京都)

2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/01/26 (木) 19:00

小劇場の2人芝居から、スケールの大きな作品へと仕上がりました。
上演時間が1時間以上あるが、場転が少なく観客の集中力を途切れさせない
演出&演技はプロフェッショナルだと思います。
舞台となる広島弁はとても流暢だが、時折捲し立てるようなセリフが少々聞き取りにくい。
けれど、それを感じさせない場の空気間が、会場で観る最高のエッセンスにも感じられるのだ。

Go Let It Out

Go Let It Out

演劇企画アクタージュ

荻窪小劇場(東京都)

2023/01/19 (木) ~ 2023/01/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/01/22 (日) 14:00

コロナ禍で練習時間が…とは思えない程、各々俳優の個性が出ていたと思います。
どんなにふざけた表現でも、役者が集まってガチでやると受け手は狂気を覚えます。
正常な認識だと思っていても不安になる…一種の洗脳が、小劇場の臨場感と共にキラリと光っていました。

舞台としては小劇場の空間を上手く利用していて工夫されている印象を受けました。
物語のオチが曖昧で、ちょっとモヤモヤしました。久々に観られたコアな作品です。

尊敬してない先輩のザレゴト

尊敬してない先輩のザレゴト

中央大学第二演劇研究会

中央大学(多摩キャンパス)(東京都)

2023/01/19 (木) ~ 2023/01/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/01/19 (木) 18:00

学生演劇を観るのは久しぶり。ファミレスの舞台が映えてます。
コント劇として、個性派キャラによるズレ感が面白くて好きです。
役者とキャラクターが合っていると思いました。

お芝居としては、テンポが速く後半は小さな舞台で皆がガヤガヤするので、
観る側も疲れてしまうかな。良いホールなので音響とのバランス気になりました。
ノリが強めなので、作品としてもう少し俯瞰して歌唱や振りの精度を上げると、
全体のクオリティがUPして行くと思います。

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