ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)
ハイバイ
リトルモア地下(東京都)
2008/10/19 (日) ~ 2008/11/05 (水)公演終了
満足度★★★★
「コニビニュ-あるいは謝罪について」(題名変更)
東京デスロックの「夏目祭」のWSでおやりになった。
「謝らない!!!」というネタを、快快風にふくらましたもの
(こう書くと身も蓋もないな…)
リフレインと、雨の描写がなかなかポップで気持ちいい。
快快といったら「篠田千明」かな(そうか?)、とてもかわいかった。
「ヒッキー」と2本立てで2時間10分ほど。
お得な「常仏」です。
ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)
ハイバイ
リトルモア地下(東京都)
2008/10/19 (日) ~ 2008/11/05 (水)公演終了
満足度★★★★★
「ヒッキー・カンクーントルネード」
すばらしいですね。
「病んで」しまう人間の「痛さ」が伝わってくる。
涙がでた。
坂口辰平はすごい役者になる予感が…
期待したい。
学おじさん
アタリ・パフォーマンス
本多劇場(東京都)
2008/10/24 (金) ~ 2008/11/03 (月)公演終了
「班女」「道成寺」
三条会
三条会アトリエ(千葉県)
2008/10/25 (土) ~ 2008/10/31 (金)公演終了
満足度★★★★★
ありがとうございます
ほんとに、いつも驚かされる。
ミシマというテキスト変更を許されないきついホンを、「演出」によって見せる。
すごいです。
たとえ、千葉で2時間かかっても、毎回通い続けます。
いつもいいものを見せてもらって、感謝
サド侯爵夫人
アトリエ・ダンカン
東京グローブ座(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
恥ずかし!
忘れていた自分が恥ずかしいが
「サド」は女6人の芝居。
全員が「女形」というわけで
しかも、現代演劇最高峰の女形が二人
篠井英介と加納幸和が10数年ぶりの共演
というビッグな企画だったわけで…
行こうかどうしようか悩んだ自分が、恥ずかしい
夏にSCOTの「サド 第2幕」を見て、
吹き飛ばされて
秋にこの舞台で全編を見れて、
いい一年だった。
「新劇」の最高レベルの到達点が現前している。
ぐうのね、もでない出来。
たぶん、ミシマがやりたかったことはこれなんだと
胴震いがした。
見事!! 素晴らしい!!!
サド侯爵夫人(第2幕)
SCOT
利賀芸術公園 新利賀山房(富山県)
2008/08/23 (土) ~ 2008/08/30 (土)公演終了
満足度★★★★★
SCOT 利賀に帰る
うむむ、構成が無理だと、第2幕だけ…
さすが鈴木先生は、豪腕である。
たしかに、鈴木忠志世界では、
第3幕には興味がないのかもしれない。
いつもどおりのSCOTで、もはや「伝統芸能」といえる
スズキ・メソッドの華麗なる展覧会。
家具にしこんだ「コロガシ」でのあおる照明とか、
動かない(微動だにしない)役者だから、
効果抜群なわけで、
文句のつけようのない完成度。
これはこれで。
我が国最高レベルの演劇
氷
メタリック農家
OFF OFFシアター(東京都)
2008/10/23 (木) ~ 2008/10/27 (月)公演終了
満足度★★★
悪くはないんだが…
脚本もきちんとしてるし、
役者もうまい部類である。
セットは凝ってるし
展開もそこそこ、早い
けど…
むちゃむちゃおもしろいというわけではない。
「冷蔵庫に住んでるおとうさん」という
出色のアイディアのネタバラシが早すぎるんだろうか?
なんかもったいない感じでモヤモヤした
また「メタ農」にはいくけどさ
「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」
劇団ギリギリエリンギ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/10/21 (火) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
道玄坂篇:変なテイスト好き
ほへーという設定の「ラチカン」太田守信(ギリギリエリンギ)、やりたいことはわかる
もうちょい、押してほしい話だった「いつかいつものいつのひも」加東航(ククルカン)
もったいない話、おもしろかったけどの「あなたに似た人」ブラジリィー・アン・山田(ブラジル)
こっちは、ちょっと短編に落とし込むのは、もったいない設定・話ばかり。
女優たち、みなこなれていて、アンサンブルもよかった。
佐々木なふみって知らなかったけど、うまいね。難しい役をうまく演じた。
こっちもお得感ありあり。
「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」
劇団ギリギリエリンギ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/10/21 (火) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
宮益坂篇:おもしろかった
ホームドラマの「夫のトイレ」
ちょっとエゲつない「Bloody Sauce Sandwitch」
設定の妙ある「裏切りのカード」
どれも満足のいくでき。
短編で、いろんな役者(今回は女のみ)、いろんな作家の作品がみれるのは
実に「お得!」
品評会みたいで、今後何見ようかという参考になる。
一番面白かったのは、「裏切り…」
あの短さでも、きちんと射程の長さをいれこむ才人・谷賢一もよい。
もちろん、ホームドラマもいい。
「トリコ劇場」の菊池美里を見つけたのは、収穫だった。
おもしろい女優じゃん。
あなたと私のやわらかな棘
ジェットラグ
新宿シアタートップス(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
中屋敷…
ああいうタイプの、あのクオリティの脚本だから普通にやってなんら遜色なかろうに、中屋敷に演出させるということ自体がものすごい冒険(笑)。
わざと困難な道を選ぶ、フロンティアスピリッツ!! といえよう(皮肉のつもりはないんだが、そう思えたらごめん。そうなのかもしれない)
しかし、中屋敷も「柿」とは違い、自分の持ち味をだしつつ、下品を抑えたのは、ほめてあげよう。スピードも抑え気味で、わかりやすく、演出してた。
「柿」のあの動きは、普通の役者さんがやると、ああいう具合にギクシャクするのね、と妙な発見をしたりした。
どんとゆけ
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見を恥ず…
ストレートプレイをきちんとやるために、
ものすごく奇天烈な設定を細かいところまで規定しつくてから
はじめるというのが、すごかった。
びっくりした。
あまり人に勧めたくないほど、大事に見ていきたい劇団
ベントラー・ベントラー・ベントラー
Piper
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
いつもながら
安心して笑える(笑)という、ユルさ。
なんか熟練の感じがただよってきたとこも、パイパーならではか。
期待しなくて行けて、期待以上の笑いがあるところが、いいところ。
「で?」「別に」というのは至上のギャグだった。
シャープさんフラットさん
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
大倉孝二!!
ブラックチームで鑑賞。
大倉孝二とマギー。大倉と小池栄子。そして犬山イヌ子。
演技のクオリティは高く安心して見てられた。
なかなか痛く、苦しい、お笑いを生業とするモノの心象とその行き詰まり、蹉跌
などが深く掘り下げられたいい脚本でした。
見て損はないっす。
JANIS
DULL-COLORED POP
タイニイアリス(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
星が5つでは足りない!!
谷賢一ブログ「PLAYNOTE」を愛読しているが、今回のキャスト、オーディションで選んだそうで、その際音楽性が重視されていたようなので、「芝居」の部分がどうなのか? はっきり言って不安だった。
始まっていきなりヨチヨチの演技が…と思うまもなく、ライブに突入!!!
圧倒されたぁ。ものすごいクオリティのロック・ブルースを聴かされ、総毛だった! すばらしかった。
いつものダルカラの丁寧なセリフを重ねて、射程の長い舞台を作る。というよりも、圧倒的な魅力ある役者の「声」と「パフォーマンス」をたたきつけてくる、まさに「生きながらロックに葬られ」るような感覚。
楽しかったぁ。
ほんとにいいモノ見た。すばらしいパフォーマンスだった。
※ ただライブテイストのために、飲食・喫煙自由の日もあるので、下の方のようなことも起こりうる。行くときは、よく調べて行きましょう。
近代能楽集『綾の鼓』『弱法師』
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/09/25 (木) ~ 2008/10/13 (月)公演終了
満足度★
残念ながら…
事前に懸念したとおり、
三島由紀夫に飲み込まれてしまい、
凡庸な結果に終わってしまった。
ふたりとも。
いまどき、あえて巨人「三島」をやるなら、
もっともっと明確な解釈・見解を提示しなきゃ、
たんなる「なぞり」に終わってしまう。
今年はSCOTの「サド侯爵夫人第2幕」や
三条会の「近代能楽集」などの
驚きあるミシマが上演されているので、
これでは全然、太刀打ちできん……
残念な結果
STAR MAN
KAKUTA
青山円形劇場(東京都)
2008/09/27 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了
満足度★★★★
よかったっす
きちんと緩急があって、テンポがよくコントロールされていた。
青山円形をうまくつかって中央の丸い底をいい感じに、見せることにせいこうしていた。
役者の演技もバランスよかった。
難を言えば、キャンプ場に毎年来る、若者たちが単なる、今風のくっついたり、離れたりをテキトーにこなす若者像の典型というのでは、今ひとつ、弱い。
不器用な主役二人とのコントラストがもうすこし鮮やかであればな。と思う。
THE BACK OF BLACK
大川興業
ザ・スズナリ(東京都)
2008/09/25 (木) ~ 2008/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年も素晴らしかった
毎年、新機軸を盛り込み、チャレンジし続けている。
今年は暗闇で「○○○」をするというのが爆発ネタ。
お笑いのテイストを盛り込もうとしているが、極めて正当派「実験劇」である。
「なにも見えない芝居???」
と思われる方も多いだろうが、ものすごく貴重な体験。
演劇の一つの可能性の極北がある。
ぜひ行っていただきたい。
ゆすり
アル☆カンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2008/09/23 (火) ~ 2008/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
びっくり!!
芸達者な3人の芝居を楽しみに行ったんだが、なんと、ものすごいクオリティの脚本!! 75分という短さでここまで内容の濃いものができようとは…、脱帽。最近多作で多作で大丈夫なのか? と思う豪ちゃんだが、こりゃやられました。
平田満の人はよさそうなんだが、なんとなく嘘くさく、いんちきくさいというのが、とても芝居の中でキーになっている
エヌ氏の晩餐会
とくお組
新宿シアタートップス(東京都)
2008/09/18 (木) ~ 2008/09/23 (火)公演終了
満足度★
う~ん
いやぁ、感心しないできだった。
面白くしようとして、そこにこだわりすぎて、中身がなくなった感じ。
登場人物が役割以上のポジションを与えられていないため、感情移入できないし、かといって、そう突き放すことが、劇的に必然な企みにはなってないし。
うーん、残念だが、もっとできる子だと思うんだけどという評価。
演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~
東京デスロック
リトルモア地下(東京都)
2008/09/12 (金) ~ 2008/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
【 発情期 Here I am 】
デスロックですから、もともと怖いモンはないのですけど、夏目慎也が一人で1時間で「ドン・キホーテ」を演じるという。
どうです、聞いただけで、無茶な企画でしょ。
ところが、観てると、バカバカしさを突き抜けてきたあたりで、無為の自虐行為が自らの殻を破ろうとする、限界への挑戦に見えてくるから、あら不思議。
夏目ファンは増えたと思う。
胸が熱くなる舞台。