whocoの観てきた!クチコミ一覧

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シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

せっつなおもしろい。
本多とナイロンの組み合わせが好きかも。
空間が素敵。開演を待つ間で、トイレ待ちの長蛇の列とか、
やたらざわざわしているロビーとか、「あっ今日は犬山犬子が観るんだ!」
とか、そういういろいろな期待感の塊みたいなもので、もう、準備万端って感じなのだ。

ホワイト観劇。
具象舞台が映像で、瞬間非現実になる感じが好き。
いるかもな、という人物の中に、突然いねえよっていう(大倉さん)役が出てくるのが何故にか馴染む感じも大好き。

ネタバレBOX

チケット代の関係で、ブラックは諦めるわけですが、
ああ、この役をマギーがやったら、
とか、ああ、これがみのすけだったら、
とか、
いろいろいろいろ想像してしまうのも、
意地悪だけど、楽しい。
STAR MAN

STAR MAN

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2008/09/27 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

すき。
なにより、安心して観ていられるのが良い。
回によるばらつきが少なそう、良い意味。

円形だけに、見えない角度もやはりある。
のが、負担になっていなくて、むしろ効果になっている。
ジュンコさん。とても好きです。

ネタバレBOX

青春軍団(笑)が妙にしっかり成立しているのが、つぼでつぼで・・・。

私の角度からだと、星次の「キモイヨダレガオ」をガツンで拝む場面が無い故に彼が可哀想で素敵な登場人物になっていた。
しかし、それを踏み躙るカタチになるジュンコさんもやはり、切なくて素敵な登場人物だというところがもう、なんともニクイ。

客演陣に頼らず、劇団員が主軸になって、これだけ安定して面白い作品を生むのだから、そこが、一番素敵だ。
鳥の眼

鳥の眼

La Compagnie An

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2008/09/18 (木) ~ 2008/09/24 (水)公演終了

満足度★★★★

祝祭的でもある。
内容は重いのですよ。
乗り越えられない出来事(と、たぶん、それに苦しんでいる自分の状態)に浸り続ける人たちの話なのです。
いや、私にはそう感じられた。

パワーに変えて明るい未来を目指す
のではないのですから、まぁ、ハッピーエンドではない。
でも、そっちが真だったりする部分ってたくさんあるのだと。

そういった話を、いろんな仕掛けでドワーっとパワフルにみせる感じ、
目に楽しかったです。

頭の中で、何かが光かけたのですが、みうしなってしまいました。
チェーホフみたいな何かだった気がします。

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

倦怠
いかにも、デスロック。
カステーヤ氏を招くとは。

3本立ての中で、これ1本しか見られないのが残念。

ネタバレBOX

知人は「発情期」が面白いよ。
と言っていた。
たぶん、演劇はそちらに帰っていかなくちゃ、だめだろう、結局。
と、私は思う。

出演者が素晴らしい。
あと、ラストが良い。
真剣恋愛

真剣恋愛

劇団競泳水着

王子小劇場(東京都)

2008/08/28 (木) ~ 2008/09/03 (水)公演終了

満足度★★★

こそばゆい
他人の恋愛に、興味があるかないかで、印象かわるんじゃないかなぁ。
複数人物の恋愛を一度に並べて、展覧会のようでした。
そんななか、真剣恋愛絡みで無い人に興味がいったり。
コンビニ店員とかね。マネージャーとか。去って行ったモバピンクとか。
彼らの背後にある真剣恋愛、彼らの身にこれから起こるだろう真剣恋愛
に、思い馳せられたところが好きでした。

展覧会な印象により、大波は来ないわけですが、
最近大波作品ばかりの中、小波チャプチャプのさらり感が良かった。


ネタバレBOX

観劇後に友人女子が「私、自分であーゆーのやりたい(やってるだったかも)から、別に観たくはない。」と言ってて、妙に納得。
恋愛は他人の姿を見るものじゃなくて、自分がやるもの。

なんだって、そうか。

真説・多い日も安心

真説・多い日も安心

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

捻じ伏せられます
もう、そういうものだから!という潔さがすごい。
数が多いってすごいんだなとも思った。

ネタバレBOX

七味さんが抜群に素敵。とくに、どハナと〆
つまり、あのセリフ一連のテクニックというか、ぶれのなさ
素晴らしい。
殺陣はいまひとつ。

他、印象に残ったのは
やはり劇団員が多い。のが、柿のすごいところか。
「マーチ!」「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」

「マーチ!」「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」

世界名作小劇場

サンモールスタジオ(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/18 (月)公演終了

満足度

嫌いだ。
「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」を観た。
不快感を覚えるのは私が女子だからでしょうか?
オハナシが嫌いだ。

その行為、をあの表現で表されるのも・・・。

そんなわけで、楽しめませんでした。

ネタバレBOX

「病院」というワード以前に、伏線というか、これがどういう話かということは
わかってしまうので、興味が削がれる、というか、嫌悪感が。

かーさんにはもっとココロの負担がなくっちゃいやだ。
お父さんも好きになれない。

そうすると、頑張っているタマゴたちも、観ていてあげられなくなりました。
生憎

生憎

劇26.25団

王子小劇場(東京都)

2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了

満足度

ちょっと。
なんだか、納得がいかない事柄が多くて。

王子小劇場をああ使うかぁって、美術は嫌いではないけど、
それが活かされているかと謂われると・・・。

ネタバレBOX

そりゃないよ、って人が多かったのも、いまひとつノレなかった理由だったりします。

奇異なヒトが出てくる演劇は好きですけど、存在してないのはいや。
ぱぴよん/ぬらりひょん

ぱぴよん/ぬらりひょん

劇団桟敷童子

西新宿成子坂劇場(東京都)

2008/08/07 (木) ~ 2008/08/10 (日)公演終了

エネルギー
どっぷり桟敷の演劇を堪能。
やっぱし、舞台美術がもう、世界だな~と。
こういうのも、良いな、と思える。

ネタバレBOX

パピヨンの方が好きでした。
ぬらりひょんは合点がいかない感じもあり。
点滅する秋

点滅する秋

モナカ興業

OFF OFFシアター(東京都)

2008/08/01 (金) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★

わるくはないが、なんだろう。
面白いような感じなのに、飽きるのだ。
脚本だって、面白いプロットのはずなのに、なのに、飽きた。
演出だって、しゃれていて、適切で、心が通っていて、でも飽きた。

「なぜなのだろうか。

・・・いったい、なぜ?

たとえばそれは、しのごのしのごの・・・・・」

といった文体の、それなりに面白いが、でも直木賞もノーベル賞も取れない
小説を読んだ後のようなそれなりには満足。けれど、なぜか徒労感。
のような気もする。

なにぶん、知人の多い新進団体なので、ネタバレに辛め長文。

ネタバレBOX

ジュケン君はいつも通り潔いし、美和ちゃんはいつも通りオッチョコ可愛い。
過去公演を3回観ているが、2番目に面白かった。

夫婦仲が悪かったくせに夫を亡くして以降ボケだした母親を、
良い親子関係とは言い難いくせに姉が引き取ろうとするのを
兄弟仲の悪いオレが「母親は俺とこの家で暮らすのだ」と、阻止する話。
ボケっとしていてストーカーのどうしようもない夭折した長兄の身代わりに溺愛されて育ったイタイ弟から母親を引き離したいが、母親はこのままがよいようなので、せめて、弟のストーカー問題だけは暴いて憂さを晴らす話。
夫が死んだら、なんだか力が抜けてぼぅっとしてみると、夫との思い出の中、ああそういえばあそこが分岐点だなぁと過ごす話。

が、コギャグやら、情緒やら、シュールやら、エッジの効いた会話術やらの繰り返しで構成されている。どの部分が好きかっていうので、評価も別れてしまいそうだけど、私は「情緒」の母親の夢想部分より、弟を中心とした、会話部分が好きだった。つまりは夢想シーンで飽きていた。
所謂ビザンツは美しい。

劇団員の加藤大我さんのお芝居がわりと好き。


ピース-短編集のような・・・・・

ピース-短編集のような・・・・・

グリング

ザ・スズナリ(東京都)

2008/07/30 (水) ~ 2008/08/11 (月)公演終了

満足度★★★★

いろとりどり
いろいろな演劇をみて、それぞれ良い、本当に演劇の良さはどこにあるのかってまだまだ発展途上なとこだっ(あ、日本が遅れてるだけか)っておもうのですが、
グリングを見ると「やっぱり会話劇だっ!好きだ!!!」と、いつも思います。
偉大な先輩方。

ネタバレBOX

ゆるく繋がるいくつかの物語。
蛾のリンプンは日々、皮膚の上にうっすらと降りかかる毒のような、澱のようなものを感じさせて、なんだか厭ましい感じを抱いて観ていたのですが、
ああ、受け入れて、リンプンはつけちゃぁ拭いて、生きていくのよねーって
最後に思わせてくれて、荻原さんの身体にうっすら付いているのであろうリンプンが例えば、原子力みたく、人間として生きていくからには受け入れざるを得ない厄介、みたいなものになりました。
その微妙な違いは、でも、とても胸つかまれるニュアンスなのでした。

と、いいつつも、個人的にはいつものようにどっしり構えた1篇の方が好き。
血が出て幸せ

血が出て幸せ

クロムモリブデン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

深夜のファミレス
パフォーマンス、ライブ、ダンス、コント、でも演劇。
最初は奇妙なのですが、すぐにそちらの世界に浸かって居られるようになる
のは、俳優さんたちが皆、同じ世界の人たちだと無理なく思えるからでしょう。

ネタバレBOX

音響さんが、会場時にテルミンをやってらして、釘付け。
すすめ!!観光バス

すすめ!!観光バス

動物電気

駅前劇場(東京都)

2008/06/06 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

継続は素晴らしい。
安心して楽しめる。
あのお囃子が大音響で、流れれば、もうあとは身を任すのみ。

ネタバレBOX

途中でやる空気入れ替えの時間が盛り上がり過ぎていてちょっと驚いた。
日曜昼のお客さんだからか。
小部屋の中のマリー

小部屋の中のマリー

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★

レイトショー
お酒を入れた状態で、観劇してしまったので、いろんな事がちょっとずつ甘くなってしまいます。笑がゆるかった。これは客席全体が。

ネタバレBOX

マリーが陥れるところから先の、あの、尋問というか、追及というか、
あそこはもうちょっとなんとかなるのじゃないかしら。
清水さんのデズッパの集中力はすごいなあと思いました。
杭抗(コックリ)

杭抗(コックリ)

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

初見
以前と作風が若干違うのか。知りませんが、気持ち悪いーという劇後感ではないです。全く。激昂してしまって、セリフが聞き取れなかったりすると、ちょこっと残念な気持ちになりますが、3つの時代の絡み具合とかに無理がなくって好きです。

ネタバレBOX

池田ヒロユキさんと、木引優子さんの好演が印象的。
私は女子なので、2010年の池田さんの役とか、とても好み男子でした。
どうでもいい感想ですみません。
WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更

WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更

東京デスロック

吉祥寺シアター(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了

満足度★★

吉祥寺シアター
フラット吉祥寺シアター。白い床面が、意味ありげで素敵。
四隅にワイングラス。何かあるな!と予想するのも楽しい。

マクベス夫人の狂い悩むセリフを聞かす為にあるような感じ。

ネタバレBOX

けども、そこまででした。

再生の時の「わお!」感とか、無かった。
何ででしょう。ちょっとわざと疲れさせられている(様に演じている)俳優に
飽きたということでしょうか。
さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/20 (火)公演終了

男の演劇
終演後に一緒に見ていた男性陣がわやわやと興奮して面白さを語っていたのを観て、「いやいや、面白かったけど、そこまで?」って思ってのですが、
それは私が女性だからでしょうか。
ハードボイルド小説を好むか、恋愛小説を好むか、みたいなものですか?

ネタバレBOX

周りの評価のあまりの高さに、自分のジャッジは少し、厳しくなってしまうのでした。

音楽の、ディオンヌワーウィックとかは好きです。
hg

hg

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

真摯な作品作り
ベテランの客演陣の名演に舌をまく。
1話、2話の転換は演劇でやるからこそ意味があるわけで、
俳優の力に素直に感激します。

ネタバレBOX

だけど、私が観劇した日は終演後にモデルとなった施設の園長さんが舞台上に立ってごあいさつされたんですけど、そのごあいさつと、それを共有している作品関係者という構図に一番感動してしまう私がいて、
それって、結局、舞台づくり、という、ドキュメントを見ていて、舞台上で起こっているドラマを見ているのとは、ちょと違うぅとも、感じたのです。
革命日記

革命日記

青年団

アトリエ春風舎(東京都)

2008/01/30 (水) ~ 2008/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★

知人が
何人もいるのだけど、皆
「青年団若手」になってた。俳優の中にはまだ「青年団」でない人もいるっぽいけど、青年団の公演に青年団俳優部(な演技体)でない人がいるとすごく目立ってしまうのね。

日本ムーヴメント

日本ムーヴメント

日本ムーヴメント

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/02/19 (火) ~ 2008/02/20 (水)公演終了

満足度★★★

空気がよい。
客席までの順路、囲みの客席舞台中央のピラミッドみたいなヤツ。
始まる前から準備がととのっていた。
で始めた物が良い期待の破り方で素敵。

ネタバレBOX

ダンサーの踊りもよいけど俳優の踊りも良いよね。と思う。

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