jokermanの観てきた!クチコミ一覧

361-380件 / 1326件中
桜か雪の散るか降る

桜か雪の散るか降る

劇団身体ゲンゴロウ

王子小劇場(東京都)

2022/09/28 (水) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/09/29 (木) 14:00

初見のユニット。平家滅亡期の人物名を使っての壮大なフィクション。若い。132分。
 平敦盛が生き延びて平泉の藤原家に身を寄せ、源義経として生きるが、…という物語。後半の戦闘シーンなど時代考証をブッ飛ばした荒唐無稽な物語で、筋もしっかり通ってるワケではないが、若さで見せてくれてるとは思う。東京藝術大と東京経済大の学生を中心として結成されたそうで、若い役者陣が揃う、と言うか、若い役者しかいない。オープニングはなかなか独特だし、舞台美術も工夫があり面白いが、若干の不手際がありピタリ揃わないところは惜しいと思う。同じ役者が衣装だけ変えて様々な役を演じるので、ちょっと区別が付かないことがある。役者にも今一つの人がいるが、次回に期待は持てる。北条政子役ほかを演じた柳町明里が抜群に巧い。残念ながらタイトルは活きていない。劇団名は東京藝大の講義の「身体言語論」からだそうだ。

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

NICE STALKER

スタジオ空洞(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/24 (土) 19:30

17世紀に書かれた戯曲を新訳で上演しようとする試みのワークインプログレス。すげー面白い。105分。
 戯曲を全部やるのではなく、主な場面だけを上演して、間を東京ドム子が繋ぐ形がなかなかよい。「妹萌え」とか言ってるけど、それは受け入れやすそうにしてるだけで、本来の狙いではないような気がする。原作の戯曲が17世紀に書かれたのにカトリックへの反発を扱っていて、そのことをフィーチャーした作品という解釈を示しているようだ。ストーリーテラーの東京ドム子を中心に観てると、基本的に舞台から下がらないけど表情を変えずに観てるのがちょっとつまらない。もっと過剰に反応してもよい気がする。イグロヒデアキはちょっとやり過ぎな印象も。初見ではないはずなのに、チカナガチサトの可愛さに圧倒される。
 「耳障りのいい」というセリフは絶対許せない。よくある誤用。ここはせめて「耳当たりのいい」にしてほしい。これで星1つ減。

 蓼喰ふ虫

蓼喰ふ虫

TOKYO PLAYERS COLLECTION

OFF OFFシアター(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/23 (金) 18:00

谷崎潤一郎の有名な小説を舞台化。丁寧な作劇で面白い。105分。
 仲の冷えきった夫婦が子どものために離婚するかしないかで悩む…、というような物語を、緻密な描写で描いた小説だが、それをしっかり舞台化した。100年ほど前の小説なので、現代に置き換えるかとも思ったのだが、時代はそのままで、しかも現代に通じる解釈で描写したように思う。谷崎の転換点となる小説で事実に基いた小説のようだが、こういうことってありそう、と思わせてくれる。時代をそのままにしたことで、今では使わないセリフ回しがあって、そこでは若干違和感を覚えるのだが、演出かもしれない。現実の夫婦である秋本と榊が夫婦役を演じているそうだ。

長い夢

長い夢

シタチノ

王子小劇場(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/09/23 (金) 13:00

初見の劇団。丁寧な作劇だが、やや冗長な感じも否めない。115分。
 仕事はできるが人に嫌われることを避けるウェディングプランナーの詩織(若松春奈)は、ふとしたことで小説家志望の藤波(國島直希)と出会い一緒に住むようになる。仕事に逆に張りが出てくる詩織だが、周囲からは藤波はヒモに見え…、の物語。高校時代の回想を加えた状況の説明から、2人の出会いまで40分弱かかるという辺りに冗長感を感じる。全体で2時間弱だが、もっと場面やエピソードを絞って90分くらいにしたら、もっと見やすくなると思う。役者陣に巧さを感じるし、前半で現在と回想を照明で区別するあたりも丁寧。ただし回想シーンで女性の役を男性が演じているのだが、何故だろう。
 いろいろな芝居で見たことがあるらしい役者が多いが、男優なので私が覚えていないのが問題(-_-;)。

全部あったかいものは

全部あったかいものは

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/14 (水) ~ 2022/09/21 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2022/09/19 (月) 15:30

主に神戸で長く活動してる劇団らしいが初見。私のテイストではなかった。90分。
 ドリンク工場の休憩室で起こるあれこれ。リアルに演じているが、中身は不条理で、冒頭から腑に落ちなかった。役者陣の力量は感じられるだけに、不条理な展開が???

ネタバレBOX

「1192」を「いいにく」なんて間違えないよぉ。

途中で「夏は来ぬ」を歌うシーンがあるのだが、
「卯の花の匂う垣根に」の「匂う」を「ni-o-u」と歌うのはいかがなものか。
ここは「ni-o-o」と歌ってほしい。
真っ赤なブルー

真っ赤なブルー

U-33project

王子小劇場(東京都)

2022/09/15 (木) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/15 (木) 14:00

2劇団のコラボ企画で短編を2本。面白い。(1分押し)43分(転換4分)45分。
 U-33projectとroute(C)の2劇団が、それぞれの作・演出が書いた作品を他方が演出して上演する企画。単なる短編コラボでないところが面白い。どちらも若さを感じる脚本だが、感触は大分違う。
『U』作:結城(U-33),演出:平安(route)
 自分の意見を持てない少女・正見が自分を客観的に見て分析しようとする物語。若さゆえの苦悩が巧く表現されているが、客観的に見る正見と見られる3人の正見という構造が抜群に面白い。オチと言うかエンディングも見事。
『愚者の恒心』作:平安,演出:結城
 一人称で「僕」を使う少女ペケの生き辛さを描く。ペケは屋上で真里恵ちゃんに出会うが教室では同級生に疎まれ…、の物語。本来なら嫌な気分になるはずのシーンが続くが、なぜかそんなに嫌にならない作りは、脚本の力か演出の妙か。ペケを演じる市原麻帆の佇まいが魅力的だ。平安の書くセリフがさまざまに美しい。

スコトーマカフェ 他7篇

スコトーマカフェ 他7篇

♯Q

新宿眼科画廊(東京都)

2022/09/09 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/09 (金) 19:30

初見のユニットのコント集。面白い!89分。
 マンガ家小山コータローの原作によるショートコント8本を女優5人で上演するのだが、コントそのものも、演じる力も見事で、存分に笑わせてもらった。
「オープニング」4分。
「埋没女子」埋めた女と埋めるのを手伝った女と埋められた女。9分。
「リベンジ!」田中に、鶴の恩返しの更なる恩返しに来た鶴。9分。
「逆に」逆に、の使い方が問題だ。7分。
「猫なで声とインカムと」不思議な女子3人のオフ風景。9分。
「断捨離イン・ザ・ダーク」プロ断捨離ニストvs片付けられない女。13分。
「グッドモーニング」引っ越し前夜の姉妹。8分。
「目撃談」目撃された女と目撃が違う女。10分。
「スコトーマカフェ」とあるカフェでの2組の会話と店員たち。20分。

夜の女たち【9月3日~8日公演中止】

夜の女たち【9月3日~8日公演中止】

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/09 (金) 14:00

予備知識皆無で観に行ったが、実に興味深い舞台だった。62分(20分休み)78分。
 溝口健二監督の1948年の映画をミュージカル化して舞台に載せる。何故ミュージカル?と思ったが、観てみて納得の舞台だった。原作の映画はドキュメンタリーかと思うリアリティだそうで、そのまま舞台化すると深刻に鳴り過ぎるのだと思う。ミュージカルにしたことで、やや冗長感は出るが、歌の力で見せる、みたいなことが成功していると思う。軸になるのは、江口のりこ・前田敦子・伊原六花の3人だが、伊原が最も生き生きしているように見えたことが、伊原が目当てで観に行った者として嬉しい。アンサンブルの女性6人と北村岳子が良い仕事をしている。

『Q』:A Night At The Kabuki【7月29日~31日公演中止】

『Q』:A Night At The Kabuki【7月29日~31日公演中止】

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2022/07/29 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/08 (木) 18:00

2度目の観劇。やはりいい。そして深い内容の反戦劇だと改めて気づく。(3分押し)90分(15分休み)60分。
 初演も観ていて、再演も2度目なので内容は分かっているのだが、今回は2人が出会うのが「いくさが終わったとき」ということが強く入って来た。ウクライナのことを考えると、銃撃音とか、すごく気になる。
 野田の戯曲は言葉が美しいのだが、特に本作ではそれが目立つ。

夜鳴く鳥は朝に泣く

夜鳴く鳥は朝に泣く

吉祥寺GORILLA

王子小劇場(東京都)

2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/08 (木) 14:00

2度目の劇団だが若さを感じる舞台なりの面白さを感じた。102分。
 デリヘル嬢の愛奈と、同棲していた売れかけている芸人の達也の両方が、事故で死ぬ。愛奈の友人の葉月と達也の兄で警官の達彦は、それぞれに事件ではないかと疑い調査に入るが…、の物語。多くの関係者それぞれの状況と回想シーンとが入り交じり、分かりやすくはないが、興味深い物語が展開される。作・演出の平井が学生だったときの戯曲に手を加えたそうで、やや無理な展開にも、それをもブッ飛ばして上演する力技にも、「若さ」を感じる。好感が持てる舞台だった。デリヘル店の店長を演じた村松ママンスキーの佇まいが何とも言えない味を出す。

老獣のおたけび

老獣のおたけび

くちびるの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/09/07 (水) 19:00

名前は以前から知っていたが実は初めて観る。面白い視点だが、中途半端な感じが惜しい。(4分押し)93分。
 売れない脚本家の男が女性と同棲しているが、兄から父の様子がおかしいので見に行け、と言われて行くと父は象になっていた、というところから起こる、父の持つ土地を借りて農業を営む父・息子を巻き込んでのあれこれ。象、というのは、老境に達した父の、図体が大きくて言うことを聞かない存在、ということのメタファーのようだ。兄の、父が象になったことは認めているのに、周囲の人にそれを知られたくない、という行動の論理がどうにも分かりにくくて、加えて、農家の父と息子の関係とか、多過ぎるエピソードが整理できないまま終わった。

加担者

加担者

オフィスコットーネ

駅前劇場(東京都)

2022/08/26 (金) ~ 2022/09/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/04 (日) 14:00

近年流行りのデュレンマットの作品。千秋楽に滑り込んだが面白かった。133分。
 6月に『貴婦人の来訪』を興味深く観て、同作家の戯曲を観てみた。オープニング、登場人物全員が1列に並ぶというのは驚いたが、後は1場毎に、主たる登場人物が客席に向かって語りかけ、そこから芝居に入る型式が面白い。物語はリアルなようでいて極めて寓話的で、徐々に嫌な世界観に進む。嫌な世界観、というのがデュレンマットの特徴のようで、それでも嫌な感じにならない作りが怖い。ドクを演じた小須田康人は久々に観たがしっかりと健在、紅一点の月船さららの美しさは眼福。

Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/03 (土) 14:00

よく観てる劇団だが、いつもとちょっと違う作風が面白い。122分。
 某企業の社宅のベランダで漫才(の練習?)をする夫婦。実はコミュニケーション不器用な2人で、面白いこと言わなきゃ、な気分になってるのだが、隣に大阪から夫婦が引っ越してきて、ナチュラルに面白いこと言える、ところでパニックになる…、という物語。冒頭に漫才・コント風の場面が続き、それを収束させて物語にするという展開が面白い。シュール不条理系リアルコメディだと考える同劇団だが、シュールの方向がいつもとは違う気がして、評価は別れるところか。2組の夫婦を演じた4人がとにかくスゴイんだけど、特に大阪の妻で立て板に水な漫才風トークのさんなぎは見事。久保瑠衣香のキャラクターも捨て難い。

SHINE SHOW!

SHINE SHOW!

Aga-risk Entertainment

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/31 (水) 19:00

久々に観るアガリスク。面白いのは確か。(10分押し)60分(6分休憩)80分。
 高層ビルに入った会社の対抗のど自慢大会の決勝日を迎えて、さまざまな事情を持つ出場者と、その事情を乗り越えさせようとする運営側のあれこれを描くコメディ。前半でそれぞれの役柄を説明し、それらを絡めながら解決する後半は見事で、歌のシーンもあるので客席も盛り上がる。役者の使い方も見せ方も良く知っているあたりは巧いと思う。惜しいと思うのは、展開が読めてしまうこと。ほぼ想像の範囲内で物語が展開されるが、まぁ、でも、コメディだから、ということは言える。もっと惜しいと思うのは、自分達で作った原則を最後に破るところで、この種の不徹底さはアガリスクを観て常に感じてしまう(例えば電夏がやったら(やらんだろうが)、もっと原則を活かしただろうと思う)。軸になる熊谷は見事なコメディエンヌを演じるが、何と言っても中田顕史郎がスゴイ。手の平を(物理的に)返すだけで客席を引き込んでしまう演技は見事としか言いようがない。推しのハマカワはちょっとばかり物足りない。

カレーと村民

カレーと村民

ニットキャップシアター

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/08/26 (金) ~ 2022/08/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/08/28 (日) 17:00

京都を中心に活動するベテラン劇団だが初見。思ったのとは違ったが面白い。102分。
 明治期の大阪吹田村を舞台に展開される物語…、だが、実は現在にも通じる話が繰り広げられる。この手法は面白いが、巧くいっているかと言えば…うーん…。後半の潮の一人芝居的場面は悲しくなってくる。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/08/26 (金) 19:00

2013年に初演、2019年に再演された作品の再々演だが初見。とても面白い。観るべし。133分。
 何故か不老不死になった「伯爵」の18世紀から始まって5つの時代を描く。本劇団独特の言葉遣いで笑わされるのだが、途中からとても悲しい物語だと分かり、どうなるんだろうか、という気持ちで観た。前作『花柄八景』とも通じるテーマで、同劇団らしい題材だと思う。エンディングは少しホッとするのだが、そこで流れた小泉今日子の「丘を越えて」でちょっと泣いてしまった(^_^;)。伯爵を演じた前田悠雅はほぼ出突っ張りで頑張っているが、全時代で登場する岡田帆乃佳がいい仕事をしている。

ニュー・イリュージョン

ニュー・イリュージョン

チェルフィッチュ

王子小劇場(東京都)

2022/08/21 (日) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2022/08/25 (木) 18:00

有名な劇団だが私とは相性が悪く、本作もフィットしなかった。62分。
 「映像演劇」というものにチャレンジているそうで、縦約3.5m×横約2mの2枚のスクリーンを2mほど間を空けて置いてあるところに、演劇の映像を写す形での上演。主に男優と女優が1人ずつ出てきて(ほかにギター/ベース演奏者が1人)、物語を語り出す。セットを片付けた劇場で、昨日までそこで上演されていた芝居の話…、という展開。演劇は観客の想像で補うもの、という主張には同意するが、展開されるゆっくりなテンポの動きとセリフ回しがちょっと…。
 映像を演劇と思えるかというのは重要な問題で、私は「生身」が演劇だと思っている(したがって、配信という形の演劇は観ない)ので、かなり違和感がある。

グレートジャーニー

グレートジャーニー

かるがも団地

スタジオ空洞(東京都)

2022/08/20 (土) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/21 (日) 16:00

直近2作を初めて観たが、どちらも大ホームランだった劇団のコント集。やはり面白い。(6分押し)61分。
 旅行にまつわる5分ほどのコント7本を、タイトルをプロジェクタで表示して演じる形で上演する。面白い発想のコントで、爆笑というより苦笑という感じだが、終始クスクス笑わせてもらった。会場内に「かるがも観光」というポスターを掲示したり、環境作りから工夫して、全体で1時間ちょっとの時間だが、楽しく過ごすことができた。

『Q』:A Night At The Kabuki【7月29日~31日公演中止】

『Q』:A Night At The Kabuki【7月29日~31日公演中止】

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2022/07/29 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/08/20 (土) 18:00

2019年11・12月のにした戯曲の再演で、初演も観ている。ただただ面白い!(3分押し)87分(休み15分)65分。
 クイーンの楽曲を使って、ロミオとジュリエットの物語を源平の戦いになぞらえ、さらに2幕の衝撃的内容につなげる、スゴイ芝居。メインキャストが初演と同じというような奇跡も重なって、充実した舞台だった。初演では、初舞台だった広瀬すずの可愛さにひたすら惹かれてしまったのだが、再演を観てテンポの良さとか総合芸術的な見事さを改めて発見する。言葉の美しさも野田の戯曲の特徴として最認識。それにしても広瀬すず、大人になりました。

へそで、嗅ぐ

へそで、嗅ぐ

トリコ・A

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/08/20 (土) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/08/20 (土) 13:00

初見のユニット。不思議な面白さ。(2分押し)107分。
 京都で活動する山口茜のユニットの公演。寺で暮らす障がいを持つ長女と、父が倒れたことで戻ってきた次女夫婦を軸に、彼らを取り巻く人々の物語。私の苦手な感じの人が次々出てくるのがちょっといただけないと思っていたが、若干不条理でもありつつのファンタジーとして観るべきかと思った。障がい者の役で障がいを持つ女優が出てくるのだが、シリアスになりすぎることなく普通に演技してた。

このページのQRコードです。

拡大