路地裏の優しい猫
“STRAYDOG”
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/08/29 (水) ~ 2018/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
初日、Aチームを鑑賞。
客席につくと、まだ舞台上は薄暗いけどセットがとてもいい出来なのが分かる。ボクシングが出てくる話ということなので、試合のシーンをどうするのだろうと思っていたら、照明をうまく使った演出で感心。始まりのメキシコ五輪以外は、特に昭和○○年といった表示や台詞は出てこないが、五輪後にエイジが結婚してハルコが産まれ、そのハルコが中学生として出てくるのだから、だいたい15、6年ぐらいのスパンの話か。実在の人物(エイジ)をモデルにしたとはいえ、お話自体は漫画のように少々ベタな展開で、それを中和するかのような猫の世界が合間に入ってくる。熱気に溢れているが、むしろ「小品」と呼んだ方が相応しいのではないかと思える愛すべき作品。
アントニオは死んだ
薬味一味
キーノートシアター(東京都)
2018/08/24 (金) ~ 2018/08/26 (日)公演終了
満足度★★★
個人的には、アントニオこと安藤くんがややチャーミングさに欠けるキャラクターで、あまり好きになれなかったかな。あんなに何でもかんでもセリフで説明しなくてもいいような気が。大家さん、よかったです。
おくやみ(仮)
京央惨事
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2018/08/24 (金) ~ 2018/08/26 (日)公演終了
二代目なっちゃんの愛人。
なかないで、毒きのこちゃん
OFF OFFシアター(東京都)
2018/08/21 (火) ~ 2018/08/30 (木)公演終了
雪華、一片に舞う
Dangerous Box
上野ストアハウス(東京都)
2018/08/16 (木) ~ 2018/08/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
木暮一片という探偵のシリーズ第三弾なんだそうだが、何せこの劇団の舞台は今日が初めてなので、旧作との関連性などは全く分からない。客席までフルに使って、とにかく登場人物たちが早口でまくし立てるのだが、セリフも聞き取れて且つうるさい。うるさいのに、うまく言えないんだけど、ただ騒がしくて何を言ってるのか分からない舞台とは明らかに違う。そして、何が起こっているのかも、観ている自分は多分理解できておらず(あらすじを説明できない)、ただただ圧倒されている。
プロジェクト・エデン
劇団ハッピータイム
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2018/08/16 (木) ~ 2018/08/19 (日)公演終了
満足度★★★
何というか、不思議な印象の舞台。セットの物足りなさ、やたらと出てくる笑えぬ小ネタの数々と役者さんの技量に、なかなかノレずにいたのが、間に挟み込まれるIT用語てんこ盛りの会話の妙なリアルさが気になっているうちに、お話がだんだん面白くなってくる。
蝶のやうな私の郷愁
幻都
APOCシアター(東京都)
2018/08/17 (金) ~ 2018/08/22 (水)公演終了
満足度★★★★
Aヴァージョンを観ました。約60分。当初チラシには、Aヴァージョンが心理劇的、Bヴァージョンが実験的とありましたが、稽古を進めるうちにAヴァージョンの方が実験的にと変わり、ABが逆になったとのこと。
ロリコンのすべて
NICE STALKER
ザ・スズナリ(東京都)
2018/08/15 (水) ~ 2018/08/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
客席に座ってまずセットに驚き、最初は話の展開についていけなくなりそうなのを頑張って追いかけていたら、終盤には何だかしみじみ。とてもいい舞台だった。ご贔屓の藤本紗也香嬢を含め、女優さんがみな可愛らしい。
ナイゲン(2018年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/08/10 (金) ~ 2018/08/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
昨年このfeblabo×シアターミラクルプロデュース版で、初めて「ナイゲン」を観て以来、これが2度目。今回上演時間が2時間強と聞いて、そんなに長い尺の芝居だったっけ?と思うくらい、(ちゃんと時計が設置されてるのに)時間の経過を忘れて見入ってしまった。昨年とは役者さんも変わり、ちょっと違った感じの部分もあるけど、やはり面白い。
マナナン・マクリルの羅針盤 2018
劇団ショウダウン
シアター風姿花伝(東京都)
2018/08/11 (土) ~ 2018/08/16 (木)公演終了
満足度★★★★★
初めての劇団ショウダウンは、休憩10分を挟んだ一人芝居の二幕公演。第一幕がこれだけ面白いと、期待値が上がりすぎて第二幕に物足りなさを感じるような舞台も少なくないのに、本作は第二幕が更に凄くて、終盤は何だかうるうる。
【三銃士】
プーク人形劇場
プーク人形劇場(東京都)
2018/08/10 (金) ~ 2018/08/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
影絵劇は観たことがあるものの、人形劇を生で観るのは今回が初めて。左右に座る演奏者(たまに1名追加)による生演奏と歌が始まり、テント小屋の幕が開いたとき、それだけでもう感激してうるうる。本編55分ですが、中身はたっぷりです。
枳殻の容
TOKYOハンバーグ
小劇場 楽園(東京都)
2018/08/02 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了
満足度★★★★
前から気になっていた劇団だったので、あまり内容を知らないままチケットを押さえたら、後から女優さんのひとり芝居だと知った次第。初めて観るのに、いきなり変則フォーマットにあたったようで、正直どうなるんだろうと不安も大きかったのですが、観に来てよかった。
虚空遊戯〜イナニティ・ゲーム〜
ZERO Frontier
萬劇場(東京都)
2018/08/01 (水) ~ 2018/08/05 (日)公演終了
かざぐるま
ワイルドバンチ演劇団
中野スタジオあくとれ(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
体調今イチだし台風も来てるわで、正直なところ、行くかどうかギリギリまで迷ってましたし、中野駅の改札を出たときの雨風を見たときには本当に後悔しましたが、今日は観に行ってよかった。
個人的な好みでは、「白鷺伊勢守」>「鋼鉄の腕」>「義妹の國」の順かな。言葉づかいなど気になるところもあったけど、忘れ難い観劇の日にもなったので☆追加。
草苅事件
しむじゃっく
高田馬場ラビネスト(東京都)
2018/07/21 (土) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
百華妖乱
ジョーカーハウス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/07/19 (木) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
満足度★★★
般若Ver.の楽日。
殺陣芝居をするにはこの劇場は狭すぎるのではないかと思っていたが、終盤の各所の戦いの交錯など、狭さを逆手にとったような演出で見ごたえがあった。
それだけに、他のコメントにもあった余計な(しかもあまり面白くない)ギャグが、芝居を小さなものにしているように思えて残念。
「ないた赤おに」「つのぶえのうた」
劇団角笛
日経ホール&カンファレンスルーム(東京都)
2018/07/20 (金) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
満足度★★★★
司会者より、今年が童謡が生まれて100年との話があったが、明治半ばの東京音楽学校からの唱歌とは別に、大正7年の児童誌『赤い鳥』創刊を機に起こった、子供に唄ってもらうことを目的にした創作歌謡の動き、「童謡」の始まりから100年ということのよう。「つのぶえのうた」で出てくる新旧の童謡、「新」の方は知らない歌も多いのだが、それまで母親の膝に座っていた幼児が、歌が始まると立って踊ったり、「うた」の力というものを感じてしまったひと時。
存る日(あるひ)
藤一色
シアター711(東京都)
2018/07/19 (木) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
満足度★★★
特に何かある訳でもないゾンビのゆるい日常に、ゆるい選曲、ゆるい(あまりキレの良くないという意味での)ギャグ。どうまとめるつもりかと思っていたら、意外にいい着地点。
女人嵯峨(にょにんさが)
劇団俳小特別プロジェクト公演
俳優座劇場(東京都)
2018/07/15 (日) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
青色文庫 ー其四、恋文小夜曲ー
青☆組
ゆうど(東京都)
2018/07/13 (金) ~ 2018/07/19 (木)公演終了
満足度★★★★★
会場の古民家がある目白付近は行ったことがなかったので、開場時間の19時近くまでぶらぶらしてようかと早めに着いてたのですが、あまりの暑さに、本日のみ開催しているという18時からの夕涼み会にも参加。
あの空間で観る(聴く)恋文。日本語の良さを感じさせてくれる演者による、気持ちのいい90分。青☆組の舞台は『グランパ〜』しか観てないので、過去の戯曲から台詞をセレクトして構成したという第二部は、初めてのものが殆どでしたが、聴き入ってしまいました。