孤独な夜空の 愛の死神
劇団ダンディライオン
シアターシャイン(東京都)
2019/04/13 (土) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
2列目のさほど端でもない席だったが、この角度で袖に裏方さんの手や足などが(終盤には顔も)度々見えるのはなんとも残念。全体的に転換がもたついてるなあという印象で、これなら箱馬だけでやった方がすっきりするのではと思ってしまったくらい。カエカはとてもキレイで、劇中歌も味があったが。
チョコレートケイキ
春匠
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/04/12 (金) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★
無言劇は、これまで観るのを避けてきた形式の一つでしたが、単純にセリフ・音楽がなくても成立するシチュエーションで作られる舞台だとばかり思っていたので、今回の設定だと、言葉を発する場面が出てきたのに、そこは無言(というかエア?)だったりすることに何だか違和感が。かと思えば既に他の方が書かれているようにセリフが出てきたり。ただ、逆にこちらの方は、自分には声が聞こえてきて当然のシーンに思えたので(比較的聞こえやすい席だったためかもしれませんが)、それほど違和感はなし。要は「究極のノンバーバル演劇」などといった惹句なしに、見せてもらった方がありがたかったなあと。
『のぞまれずさずかれずあるもの』 東京2012/宮城1973
TOKYOハンバーグ
サンモールスタジオ(東京都)
2019/04/11 (木) ~ 2019/04/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
「宮城1973」初日。普段はこういった重たそうな内容の芝居、それも実話ベースとなると尚更敬遠しがちなのに、今回はふらふらと引き寄せられるように観劇。登場人物の第一声から引き込まれてしまったが、赤ちゃん斡旋事件というより、それに携わった人たちの想いの強さに圧倒された。初日の硬さも感じられたし、電話の応対であれっ?と思った箇所もあったのだが、星の数は観終わった後の自分の感情を優先。
検事と犯人のフィクション術
東京パイクリート
Geki地下Liberty(東京都)
2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
あの箱馬は…正方形になるピースじゃないからタングラムとは言わないか。でもそれっぽい形状の組み合わせで、転換の度に変えていくのは大変そう。序盤はそれがやや煩くも感じたのが、途中から気にならなくなったのは、やはり芝居そのものが面白かったからでしょう。東京パイクリートさんの舞台は今回初めて観たけど、2時間楽しませてもらいました。
「遥か彼方に揺蕩う星空」
縁劇ユニット 流星レトリック
萬劇場(東京都)
2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
「青春SFラブコメディ」という言葉に、こちらが勝手に期待をふくらませてしまったのがまずかったのかも。そうじゃない舞台として観た方がすんなり入ってくるというか、もっと素直に観られたような。説明文もむしろこの言葉が入らない方が腑に落ちるような印象。上演時間は約2時間。
ハイライト
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/04/03 (水) ~ 2019/04/08 (月)公演終了
満足度★★★
これが説明文にある通りの「場所」での話なのであれば、この不可思議な展開も、そういうことなのかしらといろいろ考えてしまう。それにしても、あの「曲」使うの好きね。
舞台 帳尻合わせ
舞台の企画と製作委員会
北池袋 新生館シアター(東京都)
2019/04/02 (火) ~ 2019/04/03 (水)公演終了
満足度★★★★
冒頭のアレには意表を突かれたもの、前半まではこれはあまり好みじゃないかもと思っていたのに、本題に入ってから(という言い方もヘンだが)目が離せなくなった。この何だか切なく可笑しい感じは、ある意味前半のあの時間があればこそなのかな。
R.U.R.
ハツビロコウ
小劇場 楽園(東京都)
2019/03/26 (火) ~ 2019/03/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
ロボットという言葉の元になった約100年前の戯曲ということぐらいしか知らずに観たけど、とても面白かった。一幕がカットされているそうだが、初めて観る者としては特に話が分からないということもなかったし、セットらしいセットもないのにこの緊迫感はすごい。
劇団あおきりみかん其の四拾『ワード・ロープ』
劇団あおきりみかん
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/03/29 (金) ~ 2019/03/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
昨日は、このページにあるあらすじというか説明文をイメージして観始めたので、何だか腑に落ちない感じがあったのだが、配布されるチラシの表にあるあらすじは変わってたのね。ちゃんと読んどくのだった。それよりも、今日改めて観て、こんなに複雑で緻密なパズルのような構成だったんだとびっくり。もっぱらアレの方に目を奪われていたけど、昨日は気づかなかったところがいっぱいあった。2回観られてよかった。
東京魔法少女図鑑
東京スピカ
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2019/03/29 (金) ~ 2019/03/31 (日)公演終了
満足度★★★
思いのほかと言っては失礼だが、骨格のちゃんとしたホンで楽しめた。美術もいろいろ面白いことをやっているけど、このスペースとはやや相性が悪かった印象が。
劇団あおきりみかん其の四拾『ワード・ロープ』
劇団あおきりみかん
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/03/29 (金) ~ 2019/03/31 (日)公演終了
このあらすじって合ってたのかなと、まだ頭の中で整理がつかないところがあるのだけど、明日もう1回観る予定なので、☆はそのときに。でも、開演までの時間も含め、やはり力量のある劇団だなと。
桜の森の満開のあとで
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
見ごたえのある会話(会議)劇。初心者にモックの概要説明をするくだりは、個人的に今イチだったものの、今回初めて観たので、面白さの方が上回った。池田さんもすごくよかったし。
宴もたけなわ。【当日券あり〼】
ひとりぼっちのみんな
王子小劇場(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかったです。人数が多いシーンは、うるさくてセリフが聞き取り難くなりゃしないか不安でしたが、2階を使ったことで立体感が出たのか(座った位置によるのかもしれないけど)、心配したほどではなく助かりました。
テースターズ
京央惨事
新宿眼科画廊(東京都)
2019/03/22 (金) ~ 2019/03/25 (月)公演終了
満足度★★★
昨年初めて観た舞台は、こちらが覗き見してるような妙な居心地の悪さが面白かったのだが、今回の談話室の一幕はそれとは違っていた。その印象が、客席の作りのせいか、初日だったせいか、それともこちらの勝手な思い込みのせいなのか、よく分からないけど。でも、ここの芝居はやっぱり気になる。
伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
吉祥寺シアター(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
観終わってからこのあらすじを読むと、確かにこういうお話だったなあと思うのですが、こちらの予想を超える展開。それぞれのエピソードは可愛らしくてどこか可笑しいし、壮大な「時」の物語でもあるのに、小品のような手触りもあって愛おしくなる舞台。チラシの写真はそういうことだったのですね。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/03/13 (水) ~ 2019/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★
前回の池袋では後ろの方の席で観て、夜のシーンがとてもきれいで印象的だったが、今回は前の方でやや見上げるような角度だったせいか、それとも会場が広くなったせいなのか分からないけど、夜のシーンの美しさは前回ほどの印象は受けず。その代わり、役者さんの表情がよく見え、主役のお二人が良かったのは勿論、北川や木暮役の女優さんも印象的だった。
Flower
ミュージカルサークルEM
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/03/09 (土) ~ 2019/03/10 (日)公演終了
満足度★★
初日1回目を拝見。大学生のミュージカルということで、どういう風になるのかと楽しみにしてましたが、その点ではちょっと裏切られました。肝心の歌唱シーンも、(初回の緊張を割り引いたとしても)あれでは物足りず。
TOCTOC あなたと少しだけ違う癖
株式会社NLT
ザ・ポケット(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/10 (日)公演終了
満足度★★★
☆の高さについ期待したのが悪かったのか、それとも今イチの出来の日にあたってしまったのか。でもリリィ役の井上薫さんは素晴らしかった。あと、演劇の道に進んだとは聞いていたけど、舞台を観るのは初めてだった山崎美貴さん。オールナイターズの頃の記憶しかなかったので、こんなにいい女優さんになっていたとは知らなかった。
コマギレ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/02/28 (木) ~ 2019/03/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
将棋シリーズは初めて観たのですが、公演回数の表記、過去作のチラシを確認したら、このシリーズはこのスタイルなんですね。ラビット番長の芝居はまだ数作しか観てなくて、これまでもみな楽しみましたが、本作が一番好きかも。タイトルの選曲、我々の世代には反則(いや、禁じ手か)です(笑)。
Opus No.10
OM-2
ザ・スズナリ(東京都)
2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了
満足度★★★★
観客に配られた挨拶文に、本作には日本国憲法を使ったり政治的な態度が出てくる云々と書いてあり、やれやれ七面倒くさいお話なのかなと身構えていたら、意外にシンプルというか、こちらが置いてきぼりにされるようなことはなかった。序盤では、箸が転がっても笑いそうなお客さんのリアクション(ごく一部ですが近くだったので)にやや辟易しつつ、さてあれはいつどうなるのかと思っていたら、自分の想像を超える規模でそうなったので素直にびっくり。正直なところ、自分にとって、また観たくなるようなタイプの芝居ではないものの、これだけのテンションで展開されると、どうするつもりなのか(どうやって終わらせるのか)が気になって最後まで見入ってしまった。