ベンジャミン2号の観てきた!クチコミ一覧

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スリーアウト〜サヨナラ篇〜

スリーアウト〜サヨナラ篇〜

ドルミ

新宿シアターモリエール(東京都)

2019/09/14 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★

Cチーム公演をチケプレで拝見。公式サイトを見ても今回の公演情報が掲載されてないし、チラシ画像も見当たらない。脚本はこの「スリーアウト」のシリーズを書いてる人なんだろうと思うが、当パンやチラシが配られることもなく、貼り出されている各チームのキャスト表には、キャスト名しか載っていないので、演出は誰なのか分からずじまい。さすがにパンフレットには掲載されてるだろうけど、終演後に買って確認したくなるほどの気持ちにはなれず…。

ネタバレBOX

今日観た限りでは、20人近いキャストのうちセリフがちゃんと聞こえてくる発声の子は1人しかいなかった印象。脇の方の役だったけど、壁に貼ってあった写真を見て、多分この子だろうという名前で検索してみたら、やはり女優として仕事をしているみたいね。ちょっと応援したくなった。
ラッキーガール、ノッキングループ

ラッキーガール、ノッキングループ

ソラカメ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2019/09/21 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

チラシやサイトにも特にあらすじらしいものはなく、写真のイメージから勝手に「自転キン」みたいなものを想像していたのだが、40分前の開場時からステージ前で長々と続く世間話的なトークは、物販説明のパートはともかく、初めて観に来た自分にとってはあまり面白みのない、少々苦行とも言える時間。

この分じゃ本編も期待薄かなと思っていたら、豈図らんやなんて言葉を使いたくなるほど面白い舞台で、同級生7人とある男の群像劇とでもいうのか。小学校の同級生の女子7人が、中学、高校、その後と関係性が変化していく描き方も鮮やかだし、7人のキャラクター分けもいい。情報量も絶妙。お話としては個人的には苦手な部類というか、イヤな話なのに、観ている間は目が離せなかった。

君恋し

君恋し

劇団昴

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/09/19 (木) ~ 2019/09/26 (木)公演終了

満足度★★★★

二村は昭和23年に亡くなるが、初日を前にした芝居小屋の様子が、まだ暑さの残る時期であることと、後半の展開からすると、本作の舞台は昭和22年から翌年にかけてというところか。装置、音響など、さすがにいい出来だったが、二村の歌唱シーンはやはり物足りない。二村定一の歌に思い入れがあるかないかで印象は変わるだろうし、物真似すりゃいいってものではないのだけれど、どうしてもそこで現実に引き戻されてしまった。

ネタバレBOX

逆に、後の渥美清らしき男は、渥美に寄せすぎてしまって、田所康雄(本名)の名を告げるところの効果を減じているような気も。井上ひさしらしき男は、この時期に本人がこの年齢で登場するのは無理なので、劇中では井上という姓しか明かされず、あくまでも演劇的ファンタジーの中の物語ということか。
さるみ、一人舞台 はじめます。

さるみ、一人舞台 はじめます。

猿美企画

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2019/09/21 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了

当パンのPLAY LISTによれば、MOSQUITO~ワタシダ サイコ 35才~翼をください~『一人舞台』~MOSQUITO、という構成。『一人舞台』は、ストリンドベリの短い女性二人芝居(ただし1人が一方的に喋って、もう1人はセリフなし)を一人で演じるというもの。企画としては、この『一人舞台』から始まったのかもしれないが、初日の今日はこのパートが空回りしていた感が。

八月のモンスター

八月のモンスター

甲斐ファクトリー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

甲斐ファクトリー初観劇。説明文を読んで重苦しい絶叫芝居だったらどうしようと警戒し、つい最前列を避けてしまったのだが、むしろ「小品」的な肌合いの作品に思えた。自己啓発セミナーの講師役・伊藤順さんが抜群の安定感で舞台の芯になっていたが、安藤紫緒と奥井まゆ、このお二人も印象的。

ネタバレBOX

セミナーのシーンで、かすかに変なSEが聞こえるなあ、気持ち悪い音響だなあと思っていたら、後ろの人のカバンから聞こえる携帯の振動音だった。止めてくれたのはいいけど、その後は何をどうしているのか、紙(チラシか?)をガサゴソする音が続いてげんなり。個人的には舞台よりもモンスター感が強かった。
わたしは…

わたしは…

ソラミミ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

初日を拝見。登場人物3人のほか、ステージ奥にキーボード、ギターの男女ユニットが生演奏で歌と劇伴。途中から、芝居と劇伴の一体感というよりは、演者の芝居が劇伴のタイムにより過ぎているように感じて、(回を重ねると変わっていくようにも思えたが)今日はそこに物足りなさが。

暴力先輩

暴力先輩

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

STORYに書かれていたのとは何だか違ってない?と思いつつ観てたけど、あれよあれよの展開で、気が付いたら130分が過ぎていた。何を書いてもネタバレっぽくなりそうなのでこの辺で。

ネタバレBOX

みしゃむーそちゃん、可愛いし、いいキャラクターなんだけど、芝居は今回が初めてらしく、セリフの圧が他の役者さんに比べるとちょっと落ちるのが残念。
トリスケリオンの靴音

トリスケリオンの靴音

エヌオーフォー No.4

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

よく出来たセットに、上手く作られた脚本。小説ならば短編のようなお話。役者さんだって悪くないんだけど、中盤までどうも物足りない。笑えるとかじゃなく、もっともっと面白くなりそうなのに。☆3と☆4の間ぐらいの印象。

ネタバレBOX

終わったときにはそれなりに気持ちがよかったのに、終演後の挨拶、あれで個人的には醒めちゃったかな。
EVKK9月公演『売り言葉』

EVKK9月公演『売り言葉』

エレベーター企画/EVKK

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

「売り言葉」を観るのは初めてだし、「智恵子抄」は遥か昔に斜め読みしただけだったので、先日再読してから今日の一人芝居版へ。いや、すごいもんだなと思いましたよ。戯曲の良さもさることながら、後半、澤井さんの智恵子の精神が研ぎ澄まされてというか、磨り減っていくのに、それでもどんどん綺麗に見えてきて。

中年の歩み『紅白』

中年の歩み『紅白』

第0楽章

SPACE EDGE(東京都)

2019/09/07 (土) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

チラシにある「毒父の介護から全力で逃げたい、地味な男女の合戦と愛の一夜」。確かにそういう展開なのだが、やけにリアルで、観ながらだんだん息苦しくなってくるような。

人生のおまけ~Collateral Beauty~

人生のおまけ~Collateral Beauty~

演劇企画イロトリドリノハナ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

満足度★★★★

開演前の薄暗い中でもセットがいい出来だというのは分かったが、当パンで配役を見ていて、この登場人物たちをこの室内でどう展開させるのかなと思っていたら、セットがああいう風になるとは。とはいえ、今日観た回はなんだかやり取りがぎくしゃくしていた感も。うまく噛み合えばもっと面白くなりそうなのに。

ネタバレBOX

開演前の結城家の薄暗い居間には左奥の玄関側から灯りが入っていたが、終演後の部屋には窓から明るい陽射しが注ぎ込んでいたりして。そういうところもよかった。
歌姫

歌姫

ことのはbox

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

初日を拝見。もう少し長尺の舞台なのかなと勝手に思い込んでしまっていたが、上演時間は2時間。花房里枝、篠田美沙子が印象的。

ネタバレBOX

オリオン座で最後にかけられていたポスターは、’59年夏公開の日活映画だったけど、それまでの数週間では’57年暮れ公開の作品に秋公開の作品(順序が違うのであれっ?と思った)、その間に’55年公開の洋画、といった具合。所謂2番館というのでもなさそうだが、’59年の映画は「土佐」絡みだから割と早くまわってきたのか、それともこれは翌年の夏なのか。いずれにせよ、かけられているポスターは1作品ずつ。二本立ての匂いが全くしないが、当時そんな映画館あるかなあ。
ドリーマーズ

ドリーマーズ

劇団YAKAN

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/08/30 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

タイトル部分とか序盤の映像の使い方は面白かったけど、1人毎にいちいち入ると段々煩くも感じたり。パピコはまだしも漫画家さんのところは正直ダレたが(千穐楽サービスでかなり脱線したせいもある)、終盤の展開には、あのダラダラ感が逆に効果をあげていたともいえる。ただ個人的にあの映像の字は、あまり「楽一」っぽい字じゃないなあと思ってしまった。

夏休みの友たち

夏休みの友たち

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ハグハグさんは多分これが2回目で、名前と顔が一致する役者さんもまだいない状態。登場人物が多いけど、ダンスも効果的に入り、予想よりもずっと楽しめた。

ネタバレBOX

ソロの曲に比べて合唱の出来が無駄にいいというのが可笑しかったが、ラストは少々くどく感じたかなあ。
夢拾夜

夢拾夜

20's

高円寺k'sスタジオ(東京都)

2019/08/30 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

観劇を前に、先日久々に『夢十夜』を再読。当日パンフレットに、構成にあたってここは第◯夜をモチーフに云々と説明があるのも嬉しい。冒頭の出来が気に入って期待が高まったが、それ以降は好きなナンバーもあれば、それほどでもないものもあったり。ナツメと(鏡子ならぬ)今日子、この2人の歌はそれぞれ良かったが、4人、5人のアンサンブルになった時に、うるさく感じる歌唱の人がいてそこがちょっと残念(席の位置のせいかしら?)。

ENDLESS-挑戦!

ENDLESS-挑戦!

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

埼玉のあの会社の物語ではなく、その成功例に感化された別の地方都市の産廃業者とその女社長の話。

ネタバレBOX

とはいえ、二代目社長の意識がまだあの段階だというのに、ISO総合マネジメントシステムを1年で認証取得できたなんて展開には、ちょっと無理を感じる。まあ、普通の観客はISO9001や14001の規格内容も(取得までのプロセスも)知らないだろうから、マンガ的な記号と割り切ればいいんだろうけど。
TOKYOせんちめんたるジャーニー

TOKYOせんちめんたるジャーニー

劇団アルファー

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

初日を拝見。休憩10分を挟み約160分。初日の緊張なのか、第一部の前半は、全てが噛み合わずと言うと大袈裟かもしれないが、観ているこちらがハラハラ。楽器が登場してからは、生音の効果で持ち直すが、転換はもう少しスムーズであってほしいところ。

千年ユニコーン

千年ユニコーン

東京演劇アンサンブル

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

学校巡回演劇を観ているような気持ちになりましたが、手がかかっている割には、例えば自分が高校生としてこの舞台に接したならノレない部分が多いだろうなと。

ネタバレBOX

歌のパートは、年寄り(私を含めてですが)にはあんなピッチの歌唱で通じても、若い子にはダメじゃないかなあ。気になって歌詞が入ってきません。
さよならはめざめのあとに

さよならはめざめのあとに

劇団ハッピータイム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

目まぐるしい展開に、狭いスペースを目一杯使っての殺陣シーンも。若い演者さんの芝居にはちょっと物足りなさを感じつつも、なんだか妙な魅力のある舞台になっていて、好みは分かれるかもしれないけど、私は好きです。

瀬戸の花嫁 再再演

瀬戸の花嫁 再再演

ものづくり計画

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

昨年1月の再演を観る予定だったのが、インフルエンザの疑いが出てキャンセルする羽目になってしまい、その評判の良さを聞いて、再再演をしてほしいなあと願っていた舞台。期待を裏切らない仕上がりに満足。

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