ナイゲン
ILLUMINUS
浅草九劇(東京都)
2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/12 (火) 19:00
初日、観劇。初ナイゲン。
「ナイゲンのさー」っていってみんなが会話する、そういう不朽の名作になってほしい。ならないかなぁ、なるはずだ。
なんて。
「ロミオとジュリエット」が残ってきたように、色あせず上演されてほしい。
素晴らしい役者さんたちが見せる、最高に気持ちいいテンポと、とても胸を打たれるシーン。この物語は、「青春の1ページ」であり、「民主主義のあり方」のような具体と抽象・リアルと社会を一気に包み込む深みがあると思う。
素晴らしい役者さんたちによって、このナイゲンという作品の凄みをとても感じました。
この作品の構成とか、ネタとかどれもこれも大好きだなぁ。すんばらしいよホント!
ツヤマジケン
日本のラジオ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/06/05 (火) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/10 (日) 18:00
価格2,800円
初観劇、初ラジオ。
不穏、不安定。
不快な意味ではなく、気持ちよく心が常にざわつかされてる。
この作品がどう面白いかというのはさておき、公演終了後からずーっと頭の中に残っている。そのことがこの作品に私が心つかまれた証拠だと思う。
人間の弱みを、面白く・恐ろしく・切なく描いており。人を殺した者にも、人を傷つけた者にも、寄り添いたい・理解したいという優しさ・偽善心・探求心がくすぐられる作品である。
話は不穏さの示す通りの道を辿る、ただそれを支える「ツヤマジケン」というものが、この作品をかみごたえと満腹感のある作品にしていると思う。
ケレン・ヘラー
くによし組
王子小劇場(東京都)
2018/05/30 (水) ~ 2018/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/03 (日) 16:30
価格2,800円
千秋楽観劇。くによし組初観劇。笑っためちゃくちゃ笑った。
要所要所、絶対に落ちかけるところで笑える。笑っちゃいけないところで笑ってしまう人は、とりあえず笑うでしょっていうすんばらしいセンス。もう、國吉さんの面白いをしっかり「どうだ!」って見せつけられたなぁ。全然、取りにいってる演出・演技はしないのに、確実にこれで笑うっしょって見透かされている笑いだなぁ。
で、しかも、そこから一歩踏み込んで。そういうのって不謹慎じゃね、みたいなところに 入って。なんというか國吉さんが國吉さんに問うてるというか…人を傷つける笑いってどうなのって。
自分は、たぶん役者でも脚本家でも演出家でもないから、一歩引いて見てしまって。だから前評判で聞いていた印象はほとんどなくて、それにあぁ悲しい・辛いという心揺さぶられる瞬間も少なくて。
一歩引いてみてるから…人間ってわからないなぁと。
怖いのも、楽しいのも、汚いのも人、清らかなのも人間の部分だし。
もう少し、登場人物の人生に寄り添えたら、すっごくすっごくきていたなぁと。
Q学
田上パル
アトリエ春風舎(東京都)
2018/05/25 (金) ~ 2018/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/03 (日)
価格2,800円
暑い夏、吹き抜ける風、爽やか
っていう演劇だと思う。
アツさ、汗、熱。
騒がしく、ドタバタで。でも面白くてそのただただ生きてる感が好きで。あの頃がやっぱり愛おしくて。
演劇の存在意義と、演劇の魅力と、演劇への愛の溢れた作品。
とっても嬉しい、好き、楽しい。
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しあわせ学級崩壊
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2018/05/30 (水) ~ 2018/06/03 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2018/05/31 (木) 19:30
価格2,700円
わからない。
衝撃。絶句。
唖然。
この作品は、物語とかそういう枠組みの中にもなく、演劇でありライブでありパフォーマンスであり、この作品をこれだと決めつける枠組みもなく……
断片として、私の中には、「特別な日は、ありきたりな日常に溶けていき忘れられてしまうこと」と「ありきたりな日常の中にも、その日を特別と感じられる瞬間はあって、それはきっと毎日が特別な日々の積み重ねだということ」とかとか。だけが残った。
なんというか、100分に収まらない情報量なのだけれども、そのことの圧とそれを受け止める自分の許容の狭さとで、本当に衝撃な出会いで終わってしまった。もっと色々聞きたかった。
害虫
劇団普通
ギャラリーLE DECO(東京都)
2018/05/22 (火) ~ 2018/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/25 (金) 19:30
価格2,500円
すんごく面白かった。観て良かった。幸せです。
この物語の登場人物の誰の気持ちも共感はしないし。ってか自分には兄弟なんていないし、そういうのよくわからないんだけど。
羨ましいと思った、兄弟いいなぁって話の本質とは違うけど。
iaku演劇作品集
iaku
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/05/16 (水) ~ 2018/05/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/21 (月) 13:00
価格2,000円
めちゃクチャ好き。大好き。
泣けます。人間という生き物の美しさ・必死さ・わがままさ、そういうのをひっくるめて愛おしいと思えるようになる作品です。
人間が大好きになりました。辛いことあるけど、それでもやっぱり誰かと一緒、この世界を生きて行こうかと。
オフ ザ ライン
劇団なのぐらむ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/12/03 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★
スペースをいかしきれていない。。。
感想としては、まだ見たことのないジャンルとしての衝撃がありました。それに加えて個性的な役者さんたちの持つ魅力にはぞくぞくしていました。
・・・なのですが、ぶっちゃけて言えば、どうおもしろかったのかがつたわってきませんでした。気になったことは3点です。
・役者さんたちは個性的ですが、なんせ16人もいるので、キャラかぶりやストーリー上脇役のような方たちがでてきいたとおもいました。脇役の方たちのストーリーを掘り進める時間はないのはわかるので、演技なりセリフなりの感じでもう少し自然にシーンになじんでほしかったです。あと笑いどころなんですがあまり笑えませんでした。
・自然なナチュラル演技は良いのですが、、、身体エネルギーを抜きすぎな気がします。なんというか何人かの役者さんたちはだらだら立っているような、体に芯のないかんじがして。てきとうに演技しているように見えました。自然体な演技はとっても立派だと思いましたが体がしっかりと舞台に立っていないように思いました。
・この問題が一番気になったのですが、演技や構成その他もろもろがビッグツリーシアターの大きさにあっていないように思います。私はなんどもあそこで劇を観ていますがはじめて距離感を感じました。声量が小さいと感じる場面が何か所もありました。私は最前列でそう感じたので、そこから後ろのお客さんがどうだっただろうと思うと、怖くなります。
演技がスペースにあっていないにも関わらず、前2列の席をつぶして客との距離感が感じられるのですから、なんで前2席をつぶしているのととっても疑問です。
そのほか、演出や役者の移動、間の取り方などが、、、小劇場ならば届くのでしょうがあまりにもハコに合っていないのはどうなんでしょうか。
以上がとってもとっても気になったことです。
面白い個性的な役者さんやとってもリアルに感じる役者さんたちが何人かいらっしゃいました。その方々の今後の活躍にはとっても期待しています。
・・・がそのほかのストーリーやなのぐらむさんが考える面白さなどが、こちらまで届くことが少なかったと思います。もうすこしいろいろなものを受け取って、ストーリーを楽しみたかったです。