さらさらの観てきた!クチコミ一覧

121-140件 / 435件中
なにをシェアするハウスター

なにをシェアするハウスター

チームホッシーナ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2020/01/22 (水) ~ 2020/01/26 (日)公演終了

満足度★★★

シェアハウスはなんらかの事情を持った人たちの集まりでした。

ネタバレBOX

ミュージカル調の会話のセリフがうまく調和していました。事情がいろいろの人が集まるシシェアハウスでしたが、ストーリーの展開があっさりしている印象を持ちました。登場人物の設定の状況を生かした、複雑さや奥深さの話の展開がほしかったと感じました。
十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-

十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2020/01/10 (金) ~ 2020/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

緊張感があり、密度の濃い時間でした。

ネタバレBOX

陪審員12人のうち11人は最初は有罪に決まっていると決めつけていたところに、異をを唱えた1人が1つひとつ疑問を問いかけられていくうちに、徐々に考えを改めていく。その過程は12人の会話だけで話が展開していくのに全く飽きないのです。強弱があり、ときには白熱もする。それどころか、観ている自分もその中に入っているかの錯覚をし、有罪か無罪か、自分なりに推論を立ててしまいました。陪審員が最初の段階から、反対から賛成へ、そして賛成から反対へと、意見が変化していくのですが、その速度感が絶妙ですね。12人も登場人物がいるのに、それぞれの個性が今でも思い出されます。それくらい印象に残りました。12人のみながいい味を出していたと強く感じます。ほんとうに観応えがありました。
スノー・ドロップ

スノー・ドロップ

感情7号線

劇場HOPE(東京都)

2020/01/11 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

雪が降る景色が想像できました。

ネタバレBOX

つながりがないように感じる個々の場面が、話が進むにつれて少しずつ鮮明になっていくのは壮快でした。
パラレルワールドの同じ部分と異なる部分、時間が巻き戻されていく部分がおもしろかったです。
ラストは切ないようで、少しインパクトの強くない結末に感じましたね。
シロとポポについては関係性がわからなかったです。
『光差スル未来』

『光差スル未来』

中央大学第二演劇研究会

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2019/12/26 (木) ~ 2019/12/28 (土)公演終了

満足度★★

光が差すとして『光差』、意味深なタイトルです。

ネタバレBOX

前半のはなし、射撃のバンバンという複数人の声が大きすぎて、セリフが聞き取りにくかったです。迫力が臨場感はあるのですが、集中力が途切れてしまいました。後半のはなし、細かい部分まで丁寧に演じられていたように感じます。storyの中で結局言いたかったこと、なかなか奥深いですね。
ハルタシキ!

ハルタシキ!

大橋頼企画

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★

いいストーリーでした。集合写真はとてもいいアングルで撮れていました。

ネタバレBOX

いい話だとは思うのですが、悲しみのシーンや泣くシーンが軽い感じに伝わりました。感動する場面なのか、軽い感じなのか、つかみにくかった印象です。会いたかった親にやっと会えたという感極まる話のはずですが、あまり笑いと悲しみのコントラストがあればなあと感じたのです。入って右奥の座席はかなり舞台が見えにくそうでした。
彗星はいつも一人

彗星はいつも一人

ことのはbox

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

彗星はなにを意味しているのか気になってしまいました。

ネタバレBOX

過去と現在が、だんだんとつながっていく、その感覚は痛快でした。全体として強弱があり、いっそうわかりやすく感じました。熱のこもった演技は印象的でした。百年以上生きても、衰えない不思議さの設定はおもしろいところです。ただ、何か所かセリフを咬むところが散見されたのは残念でした。
終わらない世界

終わらない世界

ジェットラグ

博品館劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

終盤はひきしまりました。

ネタバレBOX

世界が終わる深刻な話ですが、ときどき笑いが入り、暗くなりすぎない展開で、観やすかったです。しかし、最後は引き締まりまったものの、全体的にもやもやっとした感じで話が展開に感じました。世界が終わるという状況の中で、恋のかけひきがあり、バタバタとしたやりとりがあり、声が出なくなったりと、話のポイントがつかみにくかったですね。犯人が舞台に加わるなど、いくつか無理のある展開がありました。もっと多くのミュージカル的な要素の踊り、歌のシーンを期待してしまいました。
百年目に咲く花のように~彼と彼女の物語~

百年目に咲く花のように~彼と彼女の物語~

東京カンカンブラザーズ

ザ・ポケット(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台セットと登場人物の人柄で、アットホームな感覚が伝わります。人の温もりを感じました。

ネタバレBOX

とてもよく練られた話であったと感心し、いつまでも余韻が残ります。結婚式をする直前で『やっぱり幼馴染が好き』という心境がとても伝わってきました。共感しました、それまでのもやもやしたものがスーッと晴れていくのが観ていて心地いいですね。前半はじれったくも感じるくらいに、じわじわとじっくりと話が進んでいきましたが、そこがまたいいんですよね。笑いもタイミングよくありました。しかし、後半は話の展開が早すぎた感じがしました。空港まで追いかけて行って、その後、すぐに告白の余韻に浸る間もなく、乗るはずの飛行機が出発してしまうのは無理がありすぎた感がありました。いや、それを帳消しにするくらい中身の濃密な男と女の奥深い物語でした。
落花する青

落花する青

劇団亜劇

中野スタジオあくとれ(東京都)

2019/11/28 (木) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

次にどうなるのか、どういう結果になるのか、ひきつけられました。

ネタバレBOX

熱のこもったやりとりに集中力が一層増しました。緊張感もありましたが、次を期待させる展開が絶妙に感じました。やりとりが自然な感じで熱く強と弱があるので、とても観やすく、スーッと入ってくるのです。手に汗がにじみ出ました。ハッピーエンドと単調にしめくくるのではないのが印象的でした。衝撃的で重みのある結末でした。強烈なものが胸につきささる想いでした。最後の結末が「落花する青」の『メッセージ』と理解しました。
カケチガイ

カケチガイ

Offbeat Studio

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

もしも他の人の人生を生きることができたら、しあわせでしょうか。

ネタバレBOX

舞台の使い方がとてもいいですよね。右に左に、入れ替わった2人の生活が対極に映し出されてとても面白かったです。入れ替わってからの自分の人生を見つめなおす姿勢が、見失いがちな私たちの生きる毎日に警笛をならしているかのようにも感じたのです。人の人生はよく見えるけれど、案外そうではなく、自分の人生もいいものだなと感じることができれば素敵ですよね。
入れ替わっていた2人がもどってからの後半の部分が、ん~少し納得できないのです。金持ちの社長は、本当に大切なものは何か、について考え、新たな道に・・・というのは、たしかにと思えます。しかし、平凡な質素な夫婦は、現時点での生活にもそれなりの幸せがあるのだと改めて感じて、細々と前向きに生きていく・・・とはならない、なんで仕事を辞めちゃうのかな。金や名誉にではなく、質素な生活の中に幸せがある、という展開を期待してしまいました。
一輪の花だけが、春をつくるのではない

一輪の花だけが、春をつくるのではない

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトル「一輪の・・・ではない」はとてもひきつけるインパクトがあります。

ネタバレBOX

静で語る部分があり、動きがある部分があり、また、節目で登場するダンサーはとてもいいスパイスのように感じました。月の形が変わるのがとても印象的で、記憶に残りました。何度も思わぬ方向へ話が進んでいく状況は、まさしく「一輪の花だけが、春を作るのではない」という意味を成しているのだと納得しました。
燦々

燦々

劇団BLUESTAXI

テアトルBONBON(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

『燦々』というタイトルに深く考えさせられました。

ネタバレBOX

6人の女性のそれぞれの事情がそれぞれに意味があり、焦点を当てながら展開していくのがわかりやすくいいですね。最後に落ち着いていく結末が胸を打つものはありますが、なんとか変化というか工夫がもっとみられてもよかったのではと思うのです。
リリーは死なない

リリーは死なない

劇団亜劇

中野スタジオあくとれ(東京都)

2019/11/27 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

三つ編みが印象に残りました。

ネタバレBOX

舞台がシンプルなのですが、家庭の食卓になり、教室になり、職員室になるので、そうかそれでこのシンプルさが生かされるのかと感心しました。オカルト集団の正体が徐々に明らかにされるのは痛快でした。要所要所で演じられる熱演は見応えがありました。リリーがなぜ死なないのか、うーんなんとなくしっくりきませんでした。
『微かなひかりに満ちている』

『微かなひかりに満ちている』

Antikame?

劇場MOMO(東京都)

2019/11/28 (木) ~ 2019/12/02 (月)公演終了

満足度★★★★

微かなひかりが満ちていました。

ネタバレBOX

人の心の中を、シンプルであって、かつ詳しく描写したかのように感じるセリフで表情も豊かでした。とても重量感があり中身が濃く、こころに響く物語に感じました。また、想像力と感受性が強く刺激されたように感じました。
空飛ぶカッパ

空飛ぶカッパ

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

宇宙人でなく、カッパが空をとんでいたのかは不明でした。

ネタバレBOX

日比野さんがテンポよく笑いを取るので、そのペースにのりました。思いもよらぬ方向や強引すぎるのではとハチャメチャになりそうな展開となっても、日比野さんの笑いをとるリズムのようなものがしっかりとしているので、全体としてまとまった中身のある印象がありました。
シェアハウスカムカム

シェアハウスカムカム

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

2時間20分は通常の劇よりは長いけれど、その長さは感じませんでした。

ネタバレBOX

普通っぽい人、怪しい人、癖の強そうな人など、特徴のある人がよくも集まったものだなあと感心するのですが、シュアハウスはただにぎやかなだけでなく、ドラマがひそまれていました。核シェルターを掘る場面が、小刻みにいいかんじで話に割り込んでくるのがとてもいいですね。全く予期もしない展開が次々とくりひろげられましたが、人間味あふれるまとまり方に人としての温もりをも感じました。
「韋提希(いだいけ)・パターチャーラー」

「韋提希(いだいけ)・パターチャーラー」

メメントC

座・高円寺2(東京都)

2019/11/07 (木) ~ 2019/11/08 (金)公演終了

満足度★★★★

演劇と邦楽、第1部と第2部は、生の演奏の良さで、いっそう引き立ったと感じました。

ネタバレBOX

生の演奏であり、また能の世界のようにも感じ、とても迫力のある舞台でした。
第1部、身体の動きが華麗でした。心の中の動きなど詳細なところまで表現されているように感じました。
第2部、演劇が第1部という前段があったので、とても意味深いものに思えました。
女子会×男子会=□□□□

女子会×男子会=□□□□

ZERO BEAT.

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2019/11/06 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★

『⊡⊡⊡⊡』は、なんと読むのか気になっていました。

ネタバレBOX

女子会と男子会の絡み方が、おもしろかったです。『女子会+男子会』ではなく、『女子会×男子会』であることが納得しました。後半があわただしかったのですが、全体的にいい展開に感じ、濃いキャラの登場人物が印象に残りました。
蒼い薔薇のシグナル

蒼い薔薇のシグナル

東京印

テアトルBONBON(東京都)

2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

「ひとりが平気なんて人間いるはずないもの」
の意味するところがよくわかりました。
蒼い薔薇が強烈に印象に残りました。

ネタバレBOX

多くの言葉が胸にとても響きました。
どの登場人物も何かしら、表とはちがう裏の部分があり、
また、そして意外な方向で登場人物が絡んでいく展開
に中身の濃さに、見応えがとてもありました。

僕にまほうをかけろ魔女

僕にまほうをかけろ魔女

札幌ハムプロジェクト

こった創作空間(東京都)

2019/10/25 (金) ~ 2019/10/26 (土)公演終了

満足度★★★★

劇団の温かさが伝わってくる芝居でした。全国縦断して、こんなにエネルギーをもらえる芝居を展開していることにエールを送りたいです。

ネタバレBOX

テンポがとてもよく、ぐいぐいと引き付けられっぱなしでした。声がよく透り観ていて清々しくなりました。話の展開は単純ではなく面白いのですが、現実の話と魔女の話が交差して、私自身、詳細を理解するのに難しくなりました。舞台のアイデアがいい感じでした。すごく印象に残りました。『僕』にまほうをかけろ魔女というタイトルですが、『僕』はだれだったのか。気になって少し考えてしまいました。

このページのQRコードです。

拡大