朝方のあさの観てきた!クチコミ一覧

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グッバイ、マザー

グッバイ、マザー

劇団ズッキュン娘

渋谷MilkyWay(東京都)

2015/11/21 (土) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★

ネタばれにて☆

ネタバレBOX

シンデレラ公演
『本公演』ではなく『シンデレラ公演』とは 
初舞台の役者さんやこれからの役者さんで 作り上げているとのことです。


早く撮らないと立ち見席になります。
その説明がコリッチにされていないのは 少し不親切だと思います。
同じ料金を払っているのですからね。
(席40・立ち見30くらいの ライブハウス)。


その代わり 2000円(ドリンク別500円)と お手ごろ料金です。
ちなみに こちらの作品に藤吉みわさんは出演されません。


私のコンディションの問題でしたら申し訳ありません。
笑うシーンも ほとんど笑えなかったですし、ストーリーも薄く感じて 入り込めなかったです。
模試のシーンも お母さんが出すぎて ありえない展開に感じました。


藤吉みわさんがお母さん役をやれば あれでも良かったかもしれないけど。
(今回の役者さんに問題があるなどではなく)。
脚本の問題をクリアに出来るのは 藤吉さんクラスじゃないと難しい気がします。


あっ望月ミキさんは役者さんとして純粋に好きですよ、あの方をいっぱい観れたのは良かったです☆
あと先生2人も 美人すぎ (笑) 
良いキャラは他にもいたし 褒めてもあげたいのだけど 私はやっぱり脚本・演出が気になってしまうのですよね・・・。


あとお母さんが若すぎだと思います。
せめて30代後半くらいの方とかにしたほうが良かったのでは。
(これも役者さんの問題ではありません、って藤吉さんがやられても若すぎですけど^^;)。


『若手役者さんのチャンスを作ってあげたい』
藤吉さんの心意気は とても素晴らしいものだと思います!
でも藤吉さん出演なしとなると 気になっちゃうのは私だけでしょうかね。。


厳しくなってしまい、 とても偉そうで本当に申し訳ないのですが。
ズッキュンさんをこれからも応援したくて書かせて頂いた事を ご理解いただけたらと思いますm(__)m
もっと美人だった

もっと美人だった

箱庭円舞曲

ザ・スズナリ(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/09 (月)公演終了

満足度★★★★

ブスブス
褒め言葉☆

ネタバレBOX

私は本来関係ない所に 役者さんがいたりするのは すごく気になるタチなのですが
(集中を奪われてジャマに感じるから)。
こちらの作品は 全然ジャマに感じなかった。それってスゴイことだと思います。
照明も良かったということなのかな。
また舞台美術も 3部屋あると ゴチャゴチャ感も出そうなもの シンプルで観やすかったです。


『ブス』『ブス』『ブス』の見せ場シーン(?)とても良かった☆
まあ女性としては 自分がブスであろうとなかろうと 
人様にあのように言うことは 全くもってあり得ないのですけどね (笑)
あのシーン いい◎


ただ【学生時代の部屋】で ミライが彼に『整形してこなかったの?』と言われるのは 
そんなひどい事言う男の子って なかなかいないと思ったのと。
何より 二重整形するという設定なのに 役者さんがお目目ぱっちりて。。


ミライと先生との言葉のやりとりも 一見上手いのだけど 所どころ違和感で。
ミライのキャラが今っぽくて 20年30年前の大学生にみえなかった。
(これは役者さんの問題ではありません むしろ役者さんは好演でした)。


逆に【ブスブスブスの部屋】は 
『心のブス』と『ブスじゃないところ』の せめぎあいの見せ方 葛藤が 絶妙でした☆
【ザンさんの部屋】は 奇跡の安定感。


生徒役:辻沢綾香さん 
きれいになりたくて おかしなことでも真面目に努力し続ける姿・・・ピッタリはまってた☆
あんな訳のわからない方法でも 結果パートナーが出来てとかって 純粋に嬉しく感じましたよ。
同じく生徒の川口雅子さんも良かった♪


タイトル『もっと美人だった』の解釈。
 『自分で思ってたより もっと美人だった』
整形も必要でなかったのかも 選んできた人生も それなりに美人だったよねー。という受け取り方をしました。


伝えたいものは分かりやすく伝わってるし とても良いテーマなのだけど 
たまにあの世界から離れさせる部分があって 私はそれが気になったかな。
だけど 役者さんが良かったので それでフォローされてる所はあると思います。
東先生とかも ズルイてくらい 良かった。


 『若いころ美人だったのに年齢を重ねたら急に落ちた元美人』など 
世の中にありがちなのに あんまり描かれてない話、てのも興味あって。
というか 観るまではそういう話しかと思ってた。


色々書いちゃいましたが 
人気劇団なのがうなずける なかなかの作品だと思います☆


底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/10/19 (月) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

愛がいっぱい
【Aチーム観劇】
フルカラーの豪華な当日パンフに この作品を作られた久間勝彦さんのご挨拶が。
『大きく取り上げられるのは 暗いニュースばかりです。小さな親切 心温まるお話しのたぐいは どうしても片隅においやられてしまう。でも私はそんなささやかな 温かいエピソードが大好きです』(文章は正確ではありません)。
私もこちらに同感です☆


他の方も書かれてるのでしつこいかもしれませんが。
今回の会場は 席が良くなくて イライラしたお客さんがいらして それだけ気になっちゃいました。
でも始まる前の挨拶での久間勝彦さんが 懸命にフォローしてらしたので 見守っていました。 


作品の方は ラストにたどり着くまで あまりメリハリがなく 正直冗長感はあったけど 
やっぱり久間勝彦さんの作品って 愛がひとつひとつにしっかり籠っていて。
例えば 仕事でイライラすることがあって引きずってても 愛で溶かされてしまうような。
帰り路 『えへへ』と 幸せな気持ちで帰る事が出来る。
そんな不思議な感覚があるのです。


あと最後お見送りも好きです。
なんていうか やっぱり温かさを感じて 他の劇団とは違うような気がするのですよね。
なので 私は誰にも話しかけないのだけど そのみんなを見守るのがやっぱり私は好きだ (笑)


Bチームも魅力的なキャスティングで ぜひ観て観たかったです☆

オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★

舞台美術も素晴らしい
ずっと気になってた劇団だけど 劇場の場所が遠いのもあり なかなか行けなかった。
錦糸町の駅を降りたら やたらと活気がある。
なんでだろう?と思ったらスカイツリーまで歩いて行けるらしいです。


劇場について。
駅から劇場まで遠いのは目をつぶるとして(ちなみに家から劇場まで2時間かかったー)。
 コンビニが近くにない!食べるところも近くにない!
ロビーは飲食オッケーとのことなので 買っていかれると良いのかも。


客席について。椅子も小さく 席が狭くて 
両脇女性なのに それでも狭かったです(私は普通体型)。
背もたれはあるけど古い為 1時間で背中が痛くなる。


それでも入場案内を役者さんがやってくださり とても良くやってくださいました☆
後からわかったけど 入口ギャルは なんと大手忍さんだったのですね!
役がらのイメージと違いすぎて 気が付きませんでした (笑)


お勧めは3段目より上かなあ。純粋に観やすいと思います。
あと当日パンフは人数が多い為 写真なしではわかりにくかったです。

ネタバレBOX

肝心のお芝居の感想です。

ひまわりの舞台セットが素晴らしい!

「オバケの太陽って何?」 最後謎が解ける。

そんな演出がー!の ラストは驚きと感動なのだけど 
私はなぜだか あの世界にあんまり入り込めなかった。

~~

入り込めなかったのは ハンイチに現実感がないからだと思います。
ハンイチはハジメに心を開き 『ここにずっと居させて!』となるのだけど 
あれだけ奇行が目立った子が 急にイイコになるのも 不自然に見えて。 
それだけハンイチの心を開かせるようなエピソードも 私には見当たらず。
そこまで深く傷ついた子が そんなに簡単に心を開くとは思えないです。
(とはいえ役者さんが良かったので けなげで可愛らしくは観える瞬間はありました、大手忍さんスゴイ)。


なぜ ハンイチはハジメの家からも出されちゃったのか?
(他の方の劇評を読んで理解しましたが 別れのシーン そこはわかりやすく表現していなかったように思います)。


あとこれは他の方が書かれてて 後から思いだしたのですが
 『オバケの太陽』の意味がモヤモヤしていて 
言葉の意味を引っ張った割に
『そうだったかー』みたいな衝撃があまり無かったことで 深くまで感じなかったです。
でもまさかの機関車の登場は 良かったです☆

~~

役者さんも・シナリオも(一部気になったけど)・舞台も 何を取ってもレベルが高く。
それ以上に お客に対する姿勢が 素晴らしかった。
主宰の方の 始まる前のご挨拶も心が籠っていました。 
良い劇団・良い作品、という前提で書かせて頂きます☆
リボーン・チャンス

リボーン・チャンス

カムヰヤッセン

ワテラスコモンホール(東京都)

2015/10/14 (水) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

ワ(和)テラスホールとは区の施設だったのですね
工夫されてるのはわかるし 良い作品なのだけど 
120分のうち始まりから90分が 長くて退屈。
しかし ラスト30分の急な展開に みるみるひきつけられ。
会場を活かした見事な終わり方に 思いのほか涙してしまった☆


♪観劇された方へお勧めリボーンチャンス予告編♪ 
https://twitter.com/kamuyyassen/status/654101288360128512

ネタバレBOX

舞台セットが良く出来ている。良く出来てるからこそ見逃しそうになったけど。
6個の部屋が存在し進行していきますが  6個はいらないと思います。
(これは持論です。目に入る情報が多くなれば多いほど 集中とは分散されてくと思います。なのでより集中してみれなくなってしまうのですよねー。ってそう感じるのは私だけなのかな)。


末娘のすずねちゃん 始まりから終わりまでずっと舞台にいて(正確には始まる前から)。 
役者さんの問題ではなく あの子をずっと出しておく必要はあるの?と思いました。


多少専門的にどうなの?と思う部分もあるのかもですが 
ラスト女弁護士2人の戦いが良かったです☆☆
中でもコロさんの存在の大きさって 凄まじいものがあると思います。


厳しい事を書かせて頂きましたが 
役者さんが良かったし ラストはやられたーって感じだし なかなかの作品だと思います!

 
東京は26市

東京は26市

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/19 (月)公演終了

満足度★★★

笑いの短編集
当日パンフが なんとカレンダー大のポスターになっていることにビックリ!
席には 袋に入れられたパンフと 下敷きもあったりで これまたいたれり尽くせり☆


これまでの赤字額が500万?で アルバイトで必死にみんなでお金をためてらっしゃるという(汗)
心配になっちゃうけど 来てくれてありがとうの1日でした。

ネタバレBOX

『カレー』
カレー屋に来てる お客をおちょくる態度で笑いを取る感じなのが 私はちょっと苦手でした。


『披露宴』
思い出ムービーが映像ではなく 本人出演だったこと 良かった。
また学生時代のアイツも その過去ムービーに入ってるのが 面白かった(笑)
下島りえさんが ただでさえ面倒見が良く万能なのに 
あやかの応援をしてきた良い友人だということで 下島りえさんの印象がかなり上がったという。


『インナースペース』
これ一番好きです。
お腹の中の出来事を 3つの視点から実況中継をする感じ。
ご本人が なぜにマイケルなのか(笑)
お見事ないっぽん。


常に役者さんが激しく動き 息が切れるような内容なので 
後半あたりから観てるこちらの方にも 疲れが出てきました。
『間』を上手く使ってほしいなと思いました。


でもお客さん思いで 劇団の温かさというのは 伝わってきました☆


雨湯口

雨湯口

はりか

RAFT(東京都)

2015/09/25 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度

今後に期待
お客の入り口が裏口から入るようになっているのですが 
受付の方の説明がわかりにくく 張り紙もなかったため 先の曲がり角まで行っちゃいました。
そこは張り紙を張るなどの配慮がほしかったです。
あと演出上 待ってる間も客席が暗めなのは仕方ないとしても 
トイレへの道が真っ暗 トイレがどこなのかさえわからないくらい 真っ暗なのはとても困ります。


↑この辺の配慮のなさが気になって お芝居を観ようと言う意欲が下がってしまったのかも。


作品は「わかる人にしかわからない」みたいな仕上がりになってて。
もちろん集中してみれば わかったのかもしれませんが 
それだけひきつけるものもなかったし 私にはその面白さがわからなかった。
私の感覚がおかしかったら ごめんなさい。


でもはりかさん才能はあると思うので これから期待の劇団だと思います。
才能は応援しています。
あと好きな役者さんが観れたので 私的には満足でした。

幸せを運ぶ男たち

幸せを運ぶ男たち

アナログスイッチ

小劇場 楽園(東京都)

2015/09/23 (水) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

心がほっこり、なのに笑いも容赦なし☆
温かくて可愛い フライヤーそのまんまのイメージ。
色々書いてたら 結局ネタバレ案件・・。

ネタバレBOX

みなさんネタばれを気にしてか書かないようですが 運の悪い男とそれを守る座敷わらしの話です。


コンセントを差し込むのに間を使ってたのは何だろう?思ったら
 『アナログスイッチ』劇団名のアピールだったのですね。


会場はL字席になっています。
入って左席が 主人公:唐沢の表情が正面から見えるため 個人的にお勧め。
この方の一瞬一瞬の表情がイイ。


あの空間も使っちゃうのかの 魔界スペース。
柱が太いのが気になった L字なのに向かい客席の人も観えないし(それが狙いなのかもですが) 
視界が必要以上にさえぎらちゃう感じなのは 劇場の作りがそうなってるのですね。


地味で運の悪い主人公「唐沢」は 人間らしくて憎めなさといい 段々と愛着がわいてくる。
どこかのび太を思わせる 私の個人的イメージ。
「ボタン」は大事な役どころ。
「ハギ」は有名なスポーツ選手(名前が出てこないけど多分サッカーの人)に
似てて キャラも髪形もかぶってた。
「アケビ」はパンサーのあの人に似ている 同じくキャラも髪形も 
しかも声まで似てるなんて もうパンサーの人だった。
(↑あっ 悪い意味ではなく純粋にそう思ったという意味です(^-^)♪)
「ユリ」は おっとり話すのかと思いきや 『座敷わらし協会』の人となったら ハキハキと理路整然と話しだし しっかり演じ切る。 
神の1人1人 存分に生かされていた。


『僕たち座敷わらしでーす』の決めポーズ?良かった♪
初めから笑えるけど ナイフで脅されシーン ふんだんに笑えます☆
ただ始まりから松島さんが神の存在を理解するまでが ちょっと長かったように思います。


アナログスイッチ 今後の活動が気になる劇団。
そして沢山の人に観てほしい作品です☆


「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

劇団競泳水着

新宿眼科画廊(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

『Nice to meet you,』は 『ガラガラガラ』
私が小劇場にはまるきっかけともなった 1本目に観た作品が 劇団競泳水着『弄ばれて』だった。
初めての作品が 上野さんで良かった・・・こちらの作品を見て やっぱりそう思えた。


『N』は今までと違う上野さんを含んでいて 『嗾』は今までの競泳水着っぽいです。
(て一回しか観てないけどそんな気がします)。 
それぞれ味わいがあり どっちも同じくらい好きって人は少なくて どっちのほうがより好き!ってのが多い気がします。
(↑勝手な憶測です。もちろんどっちも良い作品という前提で^^)


良い作品なのに ここでの書き込みが少ないような。


私の行った『N』の会 お客さんは不思議と男性が多く 男女比7対3くらい。

ネタバレBOX

たまたまだったのかもしれませんし いつもそうなのかわかりませんが
上野さんご本人がいらして お出迎えや色々されてて ビックリ。
自分は 尊敬しすぎて話しかける事なんて出来ませんでしたが。
夏の終わりに 上野さんをこっそり目撃してしまうのでしたーっ。


席が奥と手前と2面あり
『奥の席は閉じ込められるような設定となっております。気分の悪くなられた方は速やかに向かい席にご移動ください。』
向かい席に椅子も追加でおかれる。その細やかな配慮が良かったです。


会場は大きくなくて 役者のパーソナルスペースに入ってる感じで 臨場感たっぷり。
舞台と客席が近い事を 本当に上手く活用しています。
これが何メートルも先に舞台があったら 感動もぐっと薄れてしまうと思う。


↑そこも上野さんこだわりだそう。
沢山お客さんが入れる劇場よりも 来たお客さんが楽しめるように そこは妥協できない、みたいなことを以前書かれていました。
(「観たい」でも近い事かいてらっしゃる方がいましたが)。

~~~

ある女優の中学校時代の思い出番組を撮る話。
友人がいなかった女優は レンタル友達(友達のフリをする人)を依頼するが・・・。


台詞は洗練されてて 笑う場面は確実に笑わせるし 間の取り方も絶妙。
上野さんの魅力がいっぱい詰め込まれてる感じ。


ハラハラを盛りつつ たまにどす黒く それらを掃除機みたいに先生がリセットし ラストは思いのほか スッキリと心地よくなる作品です☆


先生(松永直子)ズッキュン娘の『愛のバカヤロウ』でのお母さん役も良かったが 
今回の先生役がまたとても良い。
マネージャー(古澤美樹)も良かった。


なんていうか 上野作品て会場全体が キラキラ感に溢れていて。
そのキラキラに包まれると 役者さんもより輝きだす、みたいなイメージがある。
このキラキラ感ってなんだろうって 前も思ってて。
みんながキラキラしてました。


~~~

あと 役者さんが少人数なのも好きです。
個人的に 役者が多い作品って難しいと思っているので 
(殺しあっちゃうことのほうが多いように見えてしまう、一部を除き)。
それに 存分に役者の魅力を味わえる気がするから・・・。


こちらの上演時間70分ですが 上野作品は長すぎないですよね。
2時間超えとか たまに苦行に感じるときもある私としては とても嬉しいです (笑)
べた褒めみたいになっちゃいましたが 
何から何までわたし好みをついてくる人だなーって思います。


『嗾』は後ほど☆
ホテル・ミラクル2

ホテル・ミラクル2

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★

大人の世界 見ごたえあり
受付が薄暗くて まるでホテルの受付を思わせる。
受付の人の目を見ちゃいけないみたいな雰囲気になってた。
なんか私 後ろめたい人みたいだ (笑)


R15とのことで 男性が8割くらい。

ネタバレBOX

他の方も書かれてますが 風呂場のすりガラスが良かったです。
あと 「本番前の注意」も良かった。


①『こうかん』
米内山陽子さん 他の作品をみてから好きなのですが。
相変わらず 上手くまとめられていてさすがの仕上がり。
終わっちゃうその先の展開が観たいと思いましたが 1本20分程度では仕方ないとも思いました。
妻役(滝景子)の 純粋でまっすぐさと。
向こうの夫婦役の2人(加藤隆浩・工藤沙緒梨)のキャラの濃さがよかった(笑)


②『砂と棒』
巨乳の風俗嬢とお客さんの話『普通がイヤ』な2人。
安部公房の『砂の女』をモチーフにとあるが、その作品を知らないせいか内容が薄かったように感じた。
サービスシーンが目立ち 胸を揉むシーンは長すぎ。でも男性は良いのかもと思います。


③『初恋は消耗品』
こちらはなかなか好きです。
木下(橋本恵一郎)今作品出られた役者さんの中で 一番良かったと思います。
ゆうな(加瀬恵)はちょうど一年前 他劇団で制作役をやられていて 良い役者さんだと思ってた子です。
ちなみにあの作品をきかっけに 私は小劇場にはまりました。
あの劇団も同時に上演期間。もちろん今回も良かった☆

 
④『獣、あるいは近づくのが早すぎる』
怪獣が東京に現れて 死ぬかもしれないときに2人でホテルに入る、と言う設定なのですが。
まず その怪獣と言う設定に現実感がないことと 男が女にバカにされすぎて それでも男は「好き」言ってて そこまでプライドのない男ってのもしっくりこなくて。
そのバカにするシーンが長かった事と 言葉のやりとりに違和感を感じたこととで。
でも最後の男の叫びみたいのは 良かったです。


通常の小劇場と 雰囲気が違うことに 少し戸惑いが
なんとなくですが 女性の私から見ると 会場の雰囲気がムンムンしていたように感じました・・・。
正直に書かせて頂くと 後ろの席の男性の鼻息が後半あらくなっていたという。
ちょっとHな作品という意味で成功だったのでは。
それも小劇場ならではの 臨場感ということで。


次回の課題は 女性層をいかに取り入れるかだと思います。女性少なすぎなのは勿体ない!


初夜割引なら2000円 前売り当日3000円。
内容が詰まっていてしっかり見ごたえはありますので この金額ってお得です☆
 
【ご来場誠にありがとうございました!】ギンノキヲク FINAL

【ご来場誠にありがとうございました!】ギンノキヲク FINAL

ラビット番長

南大塚ホール(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

介護の現状に投げかける渾身の一作
ラビット番長は介護番長?


ご本人の実話をもとにして書かれてるという今作品。
介護シリーズは4つあるらしく 今作品は4つ目のファイナルとのこと。
しかも4つ全ての作品が 賞をもらってるらしいです。
ちなみに 介護センターの登場人物は 作り手である井保三兎さんが働いていた職員さんの名前を使われてるそう。


↑当日パンフのこれだけ読んでも 楽しそうで胸が高鳴る♪


その上コリッチ常連さんお2人のお勧めとあって(観たい参照のこと)期待値は更に上がる♪♪

ネタバレBOX

「床に足をつけないで水虫になるから」
「自分の親族ではないのだからお爺ちゃんお婆ちゃんは失礼、ちゃんと名前で呼んであげて」
難しいお客で行けるヘルパーが限定されるお話し。
利用者さんの死。初めは泣いてしまうけど それをやってたらこの仕事はやっていけない、死に慣れるのは怖いことだけど、それがプロなのかなとか。
現場を経験してないとかけない事がいっぱい 充実しています。
それをわかりやすく描いてるのが とても良かったです☆


「家族の介護を経験してから現場仕事にするのは長続きするけど、現場を経験してから家族の介護をするとなると続かない」
この言葉はすごく深いなって思いました。


ちなみに私は 介護センターにも出入りさせて頂いている業者ですが 
医者・薬剤師・看護師・医療事務の中では見られない介護士さんの特徴があります。
夜勤明けなのでしょう 疲れすぎて魂を吸い取られたような顔をしてらっしゃるのを よくお見かけします。


でも それだけやりがいがあることも・・・。


でも 作品にもあるよう それがお金にはならないことも・・・・・。


池田(井保三兎)が仕事につまずくたび 
すぐ脱ぐ先生?(大智そあ)の 『あなたみたいな人にはこの仕事は向かない』 あのフラッシュバック 心理描写が良かったです。
あの先生が出てくると 空気が一掃されるようで 良かった。


ただ役者が50人?はいくらなんでも多すぎる。
そのため1人1人の存在が薄くなってしまった気がします。
大事な役所である池田(井保三兎)とか。 
福田(千代將太)も好演だったのに それが薄くされてしまったように感じ そこだけが残念だった。


あとこれは他の方の意見を読んで思い出しましたが 
奥の二つ部屋に入ると声が小さく 聞き取りにくかったです。


黒田の旦那(石川健二)役に合ってた。
岡(岡村輝之)のあの笑顔は それだけで芸だと思った。
利用者さん役が実年齢が若すぎて そこは違和感あったけど 
柾木元一郎さんのお爺ちゃんは お爺ちゃんぽくて なんだか愛らしかったなあ☆


それからあのラスト好き(^^)


私の感想としては クオリティが高い作品というのではないと思うけれど
暗くなりそうでも明るいシーンを上手く取り入れ 飽きさせない展開といい そして何より作り手の熱意☆
介護の実情を投げかける 良い作品だと思います。
東京虹子、7つの後悔

東京虹子、7つの後悔

キ上の空論

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/09/03 (木) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

スタイリッシュな作品
ネタばれにて☆

ネタバレBOX

まず会場。舞台が真ん中にあって 客席は対面式で向こう側にも客席があります。
座席の作りが良かったです。解放感もあるし クッションも厚めで気持良かった。 


床に書かれた文字を活かしての表現は素敵で どれもスタイリッシュ 
『どんな世界を見せてくれるのだろう』と始まりからワクワクしました♪


ただ吃音症という設定上、テンポがゆっくりな上に(それは仕方ないとします)。
クラスメイトが10人くらいいて?台詞回しが多く 話が進まない感じと。 
一番気になったのは 母役の役者を使わないことで 母と娘の時間軸がわかりにかったこと。
どうして母役を使わなかったのだろう?と思いました。
その後私は落ちてしまい・・・。


役者さんをはけさせないという演出が 良かったのか悪かったのか
脇の方たちが 余計複雑にさせた印象(もちろん役者さんは悪くないです)。
観たかった作品だったので その後も努力はしたのですが・・・。


でもこちらの評価が高いのと 一緒に行った友人は『良かった!』と言ってたので 
全部観れてたら楽しめたのかもしれません。
次の作品を期待しています☆
時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

良い作品だけど複雑で懲りすぎ
皆様書かれてるのと似てしまいますが 
グルグルセットの舞台演出や それに合わせる役者さんも 役者さんの命がけの演技も 伏線を張りまくりの脚本も 全てがお見事でした☆


ただ一部ご意見があるように この作品は複雑に懲りすぎているように思います。 
頭がグルグルするほど 考え続けなければいけないというのは ちょっとどうなのって思います。
何回も観る前提で作られてるのだろうけど もうちょっとシンプルにできたのでは。


本妻:斎藤彩夏さんの迫真迫力の演技 
小説家の妻:平山空さん 
竹石悟朗さんの演技はもちろんのことだけど キムタクに似てるしカッコ良かった。
疲れた男:沖野晃司さんはもちろん!そしてこの方 椎名亜音さん!
他の役者さんも とても良かったです☆ 


ストーリーテラー役:今出舞さん 何も悪い点はないのですが 
周りのレベルが高すぎるので あの役は大役だったのでは?という意味で気になりました。

ネタバレBOX

お父さんがお金をせびりに来るシーン アフターパンフを観るまでわからなかったです。
でも理解出来ました。


私は好きな作品や良い作品には 登場人物に愛着が出るタイプなのですが。
ここまで良い役者さんが揃ってる割に 役に愛着がわきにくいのは
やはり考えさせる要素が 強すぎるのだと思います。


特に男役:大神拓哉さんの熱演っぷりに反し 
その背景がイマイチ見えてこなかったこと。そこまでして逃げてる理由とか。
 『そうだったのか!』があって そのたびとても気持と良い感覚になるのに→ バラバラのエピソードもストーリーとしては繋がってくのに→それがどうにもピタリと落ちてこない。
まあこれも 数回見れば 違ってくるのかもしれませんね。


それから私がわかってなかったらすみません。
 「婚約者の子供を本妻が誘拐し→誘拐された本人が今度は他人の子を誘拐する」
頭がおかしくなる以前に だれが誘拐したかわかってるのですから いくらでも子供を取り戻すことが出来たのでは?
誘拐された子供は 誘拐されたまま大人になるってあり得ないですよね(カンタのこと)。
あっそこは 男の想像なのでしょうか。
いずれにしても 「男の想像です」とされちゃうと 何でもアリになっちゃいますよね。


それから 好きな専属ファンの方は良いけど 幅広く観てきてるコリッチ常連者となると 
どれだけ観たい作品を 『多く楽しく観るか』という予定を組むのに 毎週必死です。
もちろん良い作品は何度でも観たいですし:そのようにさせて頂きますし:他の常連さんもそうなのですけど。
やはり 一度でわかるようにしてほしいと思ってしまいます。


オープニングシーン 
とても悲しそうな表情をしていたり 全身で苦悩する姿だったり・・・。
1人1人が 表情で語っていて 
ストーリーを知らない段階でも とても伝わってくるものがあり そこもスゴイと思いました。 
まさに一期一会に命をかけて演技している感じでした。


厳しい事書かせて頂きましたが 価値のある良い作品だと思います☆
嘘でしょ。

嘘でしょ。

艶∞ポリス

OFF OFFシアター(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

興味深いテーマ
チケットプレゼントありがとうございます☆


途中中だるみしそうなものの 飽きさせない展開といい 
女子のあるあるトークもそうだし 言葉のセンスの良さや
鋭く世の中を見てる感じ。


それと役者さんが全員良かったです。


ただ当日パンフが 写真なしだとわかりにくく、
私は参加者の特徴を ペンで1人1人書きました
って 私がパーティーに参加してる人みたいだ (笑)

ネタバレBOX

役者さんが良くて みんなが良かったです。
役名と役者名と ほとんど同じなのですね!


日傘の不思議ちゃん役:佐藤友子(佐藤友佳子) 
リアルにいるっていうタイプで 違和感全くなし (笑) はまり役でした。


フェス会場を思い出し(?)1人で踊り出す井川晴賀(井上晴賀) 
それを目撃してしまった男性、鶴屋憲(鶴町憲)
気まずくなるあの「間」といい なのに同じタイミングで同じふりをするシーン 好きです☆
井川さんの痛い感じも 好感持てます。
大黒摩季が好きとか ぴったりきすぎる (笑)


婚活アドバイザー2人が まさか化粧品をアピールするシーンとか 
普通つまらなくなりそうなのですが そういうの小気味よく見せるのが 本当に上手い 
あのシーンもお見事でした。
岸本由佳(岸本鮎佳)の カリスマ的存在感も感じさせつつ 胡散臭さといい(←褒めてます)。
山根チアキ(山根チアキ)も 表面上上手くさばくが あの嘘っぽさといい。(←褒めてます)  


ただモテ男:藤木(加藤岳史)の元カノが来ていて 
更に その恋路を邪魔したオンナも来ていてって その三角関係は さすがに無理があると思いました。
それと 船故障が演出だったにしても 
終了時刻は さすがに大幅に変えることは難しいと思います。
↑個人的には 3人はいらなかったように思います。(役者さんの問題ではありません)。
三角関係の修羅場なら お見合いパーティーものじゃなくても 出来ますからね♪
その分 面白いキャラクターを 増やした方が良かった気がします。


私はお見合いパーティー業者に勤めてた事があるので 厳しい部分はあるかもしれません。
それから 参加されてる方には大変失礼なのですが 
あの業者側の シラけた感じとか実情を映してると思いました そういう方は多かったと思うので。


ちょっと詰め込みすぎた感じはあるかもしれませんが 
艶ポリスさん好きな路線です 見逃せない良い劇団を見つけました ありがとうございます☆ 
人が流されていく川

人が流されていく川

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2015/08/11 (火) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

役者さんとテーマは良かったけど
他の方と似た意見になりますが・・・。

ネタバレBOX

チケットプレゼントありがとうございます☆
それぞれ話の細かい設定や 人物の過去エピソード(特に入所してる女性は重要だったのでは)が無かった事、


それと 叫ぶようなシーンや転がるシーンが不必要に多かったり。
面白い要素を入れたかったのでしょうが 面白くなくて終始シーンとしていたり。
愛ちゃんがプリンを全部食べるシーン。
観客は飲食ダメというのに わざわざあそこで食べる必要性って?


とはいえ愛ちゃん:橋本亜紀さんスゴかった。
キャラも なんだかなのウザい役ですが 彼女の演技は実力派。
今後の活躍が気になります。
主役:宍泥美さんの 気の強いキャラも良かった。
ほか役者さんは 実は1人1人良かったのだけど それがあまり生かされてないイメージでした。


でもテーマと最後の投げかけ自体は 良かったと思うのです。 
晴れるまで蒼でいて  ありがとうございました

晴れるまで蒼でいて ありがとうございました

matsucarpone

GALLERY LIPP(東京都)

2015/08/10 (月) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

お芝居としてはまだまだだと思います。
こちらの「観てきた」の評価が高く、
ハードルが上がりすぎないか ちょっと心配になってきた私の書き込み失礼します。


正直 お芝居としてはまだまだだと思います。


ただ 頑張ってる姿と まっすぐで一生けん命さに 心がうたれました。

ネタバレBOX

駅からは遠かったけど 素敵なギャラリーでした。
決して多すぎないお客さんの数だけど 私はこういうの好きです。


要はカエルとカナブンのお話しです。


終始雨のお話しのはずなのだけど 雨感がほとんど感じられなかったこと
そこは雨音を流すなどの 演出が必要だと感じました。
また ヒッチハイクで埼玉の端まで原付の後ろに乗ってる長めのシーン。
雨にぬれる描写がないのは 不自然だと思います。


当日パンフにあった「もう芝居なんてやりたくなくて、芝居に行かなくなって、観ないようにして、でももうやりたいようにやろうと思って、今に至ります・・・」その葛藤がなんていうか美しくて。
今後期待しています。
本当にあったら怖い話

本当にあったら怖い話

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2015/08/05 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディ濃い目
チケットプレゼントありがとうございます☆
他の方も書かれてますが お化け屋敷のセットが 本当に上手くできていました。
しかし仏壇だけピカピカだったのだけ ちょっと違和感かな。


劇団の方が『霊が怖くて観にこれない方もいらっしゃるので、この作品は怖くないよと教えてあげてください』と仰ってました。
でもラストは怖いかも。


ネタばれで劇団さんに迷惑かけたくないし どこまで書けばよいか 悩むな~
↓ネタばれが強いので これから行かれる方は観ないでください↓

ネタバレBOX

お化け屋敷の潜入レポートその撮影のお話です。


始まりがお化け屋敷に向かうロケバスでのやりとり スクリーンに映し出されるところから始まります。 
『どんな展開になるの?!』ワクワク☆とテンションが上がっていきました。


しかし 霊を信じていない監督は 事前に仕込みをしてしまい(要はヤラセ番組)。
仕込みをプローデューサーにも秘密で行い 霊能者:霊屋にさえ秘密で行うところから
ヤラセがバレたり トラブルになったり アイドル:パインちゃんといろはちゃんの 性格悪いのをよく表したエゲツない戦いだとか・・・。
(パインてパインて、そのセンスが・笑)
それらが怖い展開となります☆


途中 まさかダンスになるとは思わなかった (笑)
マネージャー:陣内ユウコ 
あれだけ色気のない髪形と服装なのに・・・それでも美しかったこと。
監督:この方もはまり役だった。


他の方も書かれてますが 路線を外さないラストがよかった。
 

アフターイベントがあって 三元茶屋ミワさんの歌がとてもよかったです。
次は出演してた女優陣の リアル怖い話となり それが思いのほか良くて。
役者だけに劇場での怖い話が怖かった。
その後再度歌となり 歌に除霊されるようなイメージを持った それが愛を感じるものだったから。


・・・って主宰の人と三元茶屋ミワさんって 同一人物疑惑?!
私にとって それが一番の 恐怖だったかも (笑)




「捨てる。」終演しました!

「捨てる。」終演しました!

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2015/07/26 (日) ~ 2015/08/05 (水)公演終了

満足度★★★★

目の前で繰り広げられる臨場感
『くすり ゆび きり』『葬式クラス』気になってたのに行けなかったのですが。


尚美:柳瀬晴日が とてもカワイイ しかも演技がなかなかイイ。
他の方も 実力溢れる方ばかりですね!


目の前で繰り広げられるお芝居は 臨場感たっぷりで 
まさにバーでの日常を 垣間見てるような気持ちになります。


よく出来ててひきつけられました。 

ネタバレBOX

エピソード①
結婚式後の打ち上げの男1人女2人のやりとり。
未散:川西佑佳 色っぽさと遊んでる主婦風なのが はまっていました。
史子:金崎敬江 不器用で真面目キャラ それも役にはまってました。
その史子が高校生の男子に手を出しちゃうのは ちょっと現実的でないと思うけど(史子キャラ的にも そんな大それたことは出来ないのでは)。 
結局は未散に対する対抗心として 達郎:鈴木研を使った事。
でもその達郎は いまや言葉で史子を振り回す(可愛く復讐)することが出来る。そのやりとりとか。 
史子が捨てたように見えて 互いに対し罪悪感も感じていたり。
絶妙なやりとりでした。


するのとか したのとか、すればとか、飲み屋でありそうな℃級会話?に全くついていけない 健全オーラ前回の私としては(笑)
「そこでそれは違うでしょ」ていつも思うけど。 
自分の世界にない世界を垣間見れて良かったです^^  


エピソード②
2人は兄弟 秋恵:榎あづさ 元春:伊丹孝利
田舎に帰るよう兄が妹を説得しに来る。
家族を捨てるのか!の話し。


エピソード③
お父さんに捨てられた尚美:柳瀬晴日と その父溝田:萩山博史と再会する話。
尚美の父に対する恨みと言うか不審そうな一瞬怖くなる目とか 父との微妙な距離感とか でもどこか好きでいたかった気持ちもなくはなかったり でもやっぱり許せなくて 途中からの攻撃的な感じとか 台詞も鬼気迫る。  
それで 最後父を捨てると思ったら 捨てなかった尚美の選択がなんとも愛おしい。
そのラストがとても良かった。
お父さん役も チョイ悪おやじ風で 家族に迷惑かけた風で役にあってた。
後から知りましたが お父さん役の方は 『虚言癖倶楽部』の方なのですね 
あれも気になってたのに行けなかった作品だったのです(><)


☆4.5
トランスイマー【満員御礼。ありがとうございました!】

トランスイマー【満員御礼。ありがとうございました!】

劇団5454

劇場HOPE(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ヤダ、ヤダ、ヤダ、ヤダ!
↑お決まり台詞をそのまま書くと 哲太に失礼だったかも 編集させて頂きました(^^;


冒頭の集合無意識についての説明から テンポよく 小気味よく 良かったです☆
作りがスゴイなって思いました。


主人公:里子(森島縁)の オタク女子というか いっちゃってる系の特徴をよくつかんでいる その好演っぷりと (あそこまで表現できるのってスゴイ・笑)
瀬戸:カウンセラー(関幸治)の演技と。
幼馴染の哲太:(工藤佑樹丸)の安定感。
哲太という名前がキャラにも見た目にもピッタリだったこと。
榊木並さんは 以前見た他の作品で 良い役者さんだと気になってた方でした。
ほか役者さんも魅力的☆

ネタバレBOX

良い思い出で別れた彼との トキメキ記憶を 心理学と夢を使って塗り替えよう!というお話し。
しかし 実際は別れておらず。里子の無意識のなかでは なぜか彼と別れた事になっているという。
これらは 里子のマリッジブルーが引き起こした話だったらしい・・・。
(実際は彼と上手くいっていて むしろ婚約中)。


いっぱい良いところがあったのだけど
後半は同じやりとりの繰り返しで ちょっと退屈になってしまったことと。
ラスト里子は 現実の世界が現実である事に気づいたのだけど、その変化があまり変化を感じられず、ラストがちょっと物足りなかったこと。


イキウメの前川大さんでしたかな? その人の脚本を ちょっと思いだしました。
なんでかわからないけど 作り込みの細かさとか うーんと唸らせるところとか 見事感が近いものがある気がします。
(あっヘンな意味ではなくです^^)。


あと席が増席なので おしりが痛かった事と 端っこで『この席嫌だろうなお客さん・・・』と心配そうに 脚本:演出の春陽漁介さんが 最後まで気にしてくださったこと。
お気づかいは嬉しい でも やっぱりあの席は嫌でした。
当日券で500円高くして入ってるのに。


『スイマー』と関連して作った作品とのことでしたが
『スイマー』も実は気になって観にいけなかったため 観劇出来て良かったです。
『ト音』も行きたかった作品でした。
リ:ライト

リ:ライト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/06 (月)公演終了

満足度★★★★

トツゲキ倶楽部は ひとつのジャンルとして確立している、私のなかで。
って初見なのですけど なんていうか 他の劇団とは一線違うものがあるような気がしました。


チケットプレゼント ありがとうございます☆
始まって10分で 考えて熟れさせた 脚本の強さを感じました☆
こちらの作品90分ですが 他の劇団だったら120分超えだと思います。
まとめ上手。

ネタバレBOX

♪たまごかけごはん♪


主役の星神:(前田綾香) ひとつひとつの表情が 見逃せない
計算して作り込まれたと言うより 自然な感じで なんともイイ(それが計算なのかもですが)。
穏やかさの裏に 実は役者魂 ☆


かさどちゃん:(佐竹リサ)
後半の 「私は夢で知っているのよ~!」な 自慢げにも巻き返す姿 良かったです☆
 

淡路教授:(高橋優都子)
可愛くてキレイで色っぽかった。 


御蔵教授:(田中ひとみ)
高橋さんと並んでも なんら負ける事がない、
安定した演技で よい役者さんだと思います。


あと独特の雰囲気 田久保柚香さんも好きだ~


掃除のおばちゃん:(横森文) 
すごい存在感 (笑) トツゲキの主宰であり 今作品の演出をされたのですね!


役者さんがそれぞれに良かったし 端から端の人まで 全員同時に生きていて
ひとつひとつレベルが高くて 驚かされました ☆
私は細かいところ かなり気になるタチなのですが 
それらがほとんど見つけられない 仕上がりの高い作品です。


ただ他の方も書かれるように きれいに敷き詰めて それは素晴らしいのだけど
じわじわと湧き出る感情を感じる 余地がなかったかなーとは思います。 
私は「愛にまみれて帰る」のが理想の作品なのですが
(舞台の中は愛でいっぱいはあるけど、観ている方まで愛で満たすのは、全く別の話。なので実際なかなかないですけどね)その要素だけ弱かったかな。


この作品を作った人がどんな人なのか 興味あります 興味あります。

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