君の様に鳥が啼く
フロアトポロジー×ヒノカサの虜
雑遊(東京都)
2020/09/30 (水) ~ 2020/10/07 (水)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/02 (金)
価格2,500円
10月2日(金)19:30の回を視聴。
序盤、セリフが聴き取りづらかった以外は、カット割り?の巧みな画面構成、重層的なストーリーの展開にグイグイと引き込まれ、見応えのあった128分。
なお、個人的には
『あのコのDANCE』に続いての遠藤留奈さん
『水曜、19時、スターバックス』以来の岸田大地さん
がとりわけ印象に残った。
フランドン農学校の豚/ピノッキオ
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2020/08/28 (金) ~ 2020/10/03 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
価格3,000円
20日14時開演回の『ピノッキオ』(70分)を拝見。
イタリア勢&日本勢との共作舞台は、前作『旅とあいつとお姫さま』以上に、幻想的な舞台空間を創り出していた。
更にラスト、人間になったピノッキオの歓喜を、長い髪をなびかせながら舞う、辻田暁さんのパフォーマンスは圧巻!
キョ×ンシー
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2020/09/07 (月) ~ 2020/09/13 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/09/13 (日)
価格3,500円
Voyantroupe平中妖怪公演 『キョ×ンシー』、13日16時半開演の《血 Blood》チーム・大千穐楽を拝見。
エログロ・残酷の中に美を追及する、シリアスな作風の本公演とは違い、今回の番外公演は肩のチカラを抜くだけ抜いた⁈エロ&エンタメ路線。
2時間の上演時間を存分に愉しめた。
知ラン・アンド・ガン!
劇団献身
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2020/09/04 (金) ~ 2020/09/13 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2020/09/12 (土)
価格3,000円
12日18時開演回(100分)を拝見。
以前に『女の壁』『憧れの雪国』『幕張の憶測』の3舞台を拝見、更には、過日、視聴した動画配信『利用規約の男』の出来映えも良かったんで、期待はしていたんだが…。
作者の想いは伝わるものの、気持ちが先走り過ぎて?舞台作品としては、足元覚束ず、かなぁ。
フランドン農学校の豚/ピノッキオ
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2020/08/28 (金) ~ 2020/10/03 (土)公演終了
あのコのDANCE
毛皮族
ザ・スズナリ(東京都)
2020/09/02 (水) ~ 2020/09/07 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/09/07 (月)
価格2,720円
昨年の『渇望』ぶりの江本純子さんの作品。動画配信で視聴(100分)。
観劇(ないしは視聴)した方々の感想を目にしたうえでの視聴だったので、無理に?!理解しようとはせず、聞き流し…もとい!ながら視聴的なスタンスで拝見した。
作者が言うところの「ゲージツ」、自分にも、なんとはなしに伝わってきたかもしれない。
ところで、動画配信を視聴中、カメラとは違う視点(たとえばフォーカスが当たった個人ではなく、舞台?全体とか)で視たい!と何度も感じた。たぶん、この「ゲージツ」は間違いなく、その場で「体感」せにゃならんヤツだったようだ(やや後悔)。
あと、男性客の年齢層が高いように感じられたが、毛皮族さんの固定客?なのかなぁ。
IN HER TWENTIES 2020
TOKYO PLAYERS COLLECTION
シアター風姿花伝(東京都)
2020/09/02 (水) ~ 2020/09/07 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
価格3,800円
観劇前は、柴幸男さんの『あゆみ』風作品かな?と思っていたが、フォーカスを20代に絞った為、上野友之さん独特のテイストが存分に発揮された、「演劇観たぞ〜!」と終演後に叫びたくなるような85分だった。
それにしても、20歳の頃に夢見た諸々が潰えていく過程は色々と滲みたなぁ。
天国の私書箱
劇団 花鳥風月
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/08/27 (木) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/08/29 (土)
価格4,000円
凛々しく明瞭な声質の植松りかさんと
昨年、宮益坂での公演でご迷惑をおかけした佐藤匡さんがご出演!
ということで予約した本公演。
圧倒的に「いい話」で、登場人物も皆「良いヒト」という、観劇後も心地良い余韻が残る87分間だった。
それから…小劇場の舞台では滅多に出会さない、私より歳上の役者さんである
清水マリさん・秋津今日子さん、のお二人の達者な演技に思わず頬が緩んでしまった。
連日の猛暑にコロナ禍対策と何かと大変な中での公演、どうか明日の千穐楽も、自由奔放?闊達な
「大畑よねさん」「松谷晴さん」を演じ切られて下さい。
寺山修司―過激なる疾走―
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2020/08/20 (木) ~ 2020/08/24 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/08/24 (月)
価格3,000円
観劇三昧で視聴(1時間43分54秒)。
寺山修司の一生を、彼の作品や三島由紀夫等同時代の人物との交流を交えて描いた作品。
とにかく、内容てんこ盛り&大盤振る舞い?な演出で、舞台から目を離す間もなく、一気に最後まで視聴させてもらった。
それにしても…これはナマの舞台で観るべき作品だったなぁ!と。
盲人書簡 2020
LIVE RALLY
スタジオ空洞(東京都)
2020/04/25 (土) ~ 2020/04/25 (土)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/04/25 (土)
LIVERARRY「仮想観客上演 盲人書簡2020」(90分)視聴し終える。
「2020」と題するも、素材的には、昭和の観劇オジサンに郷愁を呼び起こすものだった。
それにしても…随所に創意・工夫、そしてご苦労が感じられた、なかなかの力作だった。
第二回実験室公演『屋上庭園』
スカレッティーナ演劇研究所
RAFT(東京都)
2020/08/27 (木) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/08/27 (木)
価格2,500円
27日20時開演回を拝見。
今宵は
チーム【屋】
並木…高村賢さん、その妻…樋川恵利さん、三輪…佐古達哉さん、その妻…菊池桜羽さん
チーム【園】
並木…高村賢さん、その妻…中塚智香子さん、三輪…佐古達哉さん、その妻…華奈さん
のうち、まずチーム【屋】が、そして、空気入れ替えの休憩を挟んで、次にチーム【園】が、各々、『屋上庭園』(35分)を上演。
楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/08/26 (水)
4つの班のうち
女優A…䑓月子さん
女優B…中村翠さん
女優C…篠田美沙子さん
女優D…百々ともこさん
演出…原田直樹さん
の舞台を拝見(64分)。
女優A、Bへの、役柄に寄せたオーソドックスな規定演技的演出と
女優C、Dへの、役者さんの個性に寄せた⁈自由演技的演出の
質感の違いが新鮮に映り、とても愉しめた。
個人的には、スタンダードな『楽屋』と比べて
生意気盛りwな女優Dと
より一層「ニーナ」の生涯が投影されたような女優Cとが
より印象深かった。
【追記】
篠田美沙子さん、役柄のせいもあるが、見事な「看板女優」ぶりだったなぁ!
楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/08/23 (日)
価格3,500円
4つの班のうち
女優A…田中結さん
女優B…田中菜々さん
女優C…箕輪菜穂江さん
女優D…神原晶さん
演出…岡崎良彦さん
の舞台(65分)を拝見。
万人周知の作品故に、大方の観客からすれば、以前に観たであろう『楽屋』と常に比較される運命の、ある意味、難易度の高い演目だが、岡崎演出の本舞台は、コロナ禍対策→上演時間短縮のため、セリフを多少カットした?以外は、極めてオーソドックスな、だが劇的に展開した65分。
良い時間を過ごせた。
演技陣では、これまで積み上げて来た(「役柄」ではなく)リアルなご自身の役者としてのキャリアを感じさせた箕輪菜穂江さんの女優Cが大変印象深かった。
夢見る喜世子レヴュー
ピストンズ
王子小劇場(東京都)
2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/08/17 (土)
本公演時はスケジュールの都合で観ることが叶わなかったが、今回(2020年8月21日)、観劇三昧で漸く視聴することができた。
映画「肉体の門」でもお馴染みの、有楽町・新橋界隈をネグラとする娼婦たちの夢と生き様を描いた1時間41分の作品は、主演の真寿美さんを初め、役者さん達の力演に引っ張られるように、(最後は涙腺崩壊したまま)ラストまでひと息に観ることができた。
ただ、視聴し終えて改めて感じたことだが、やはり本作は、カメラを通してではなく、
花まる学習会王子小劇場のナマの舞台で「体感」したかったなぁと。
【追記】
門真国際映画祭2020【国内作品 舞台映像部門】で
「最優秀撮影賞」
「最優秀主演女優賞(真寿美さん)」
「最優秀助演女優賞(橋本美優さん)」
受賞。
俺が居ないと世界は平和
南京豆NAMENAME
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/08/19 (水) ~ 2020/08/23 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/08/20 (木)
価格2,800円
20日20時開演回を拝見。
初めのうちは勢いばかりに目が行き、「俺、今、ナニ観てんだろう?」状態だったが、終盤、それぞれの登場人物のその後が明らかになるにつれ、理屈抜き、気持ちとして胸にグッと来た60分。
それにしても、主人公の無駄に熱い…その熱さが中高年の観劇オジサンには眩しくも感じられたなぁ。
おどる絵本『じごくのそうべえ』無料配信
あうるすぽっと
オンライン(東京都)
2020/08/08 (土) ~ 2020/08/31 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/08/19 (水)
価格0円
CHAiroiPLIN(ちゃいろいぷりん)メンバーを中心にした座組による
絵本「じごくのそうべえ」(作・たじまゆきひこ)
上方落語「地獄八景」(作・桂米朝)
を基にした、おどる絵本『じごくのそうべえ』(50’04”)を19日に視聴。
会場である「あうるすぽっと」のシアターツアーも兼ねた「じごく巡り」は、舞台の代替などでは決してない、よく練られた構成・演出(特に、役柄紹介と、身体の各部位で表現する「鬼」の描写は秀悦!)の動画作品として、オトナのワタシでも存分に愉しめた。
31日まで視聴可能。
私が愛したスパイ -The Spy Whom I Loved
劇団ハッピータイム
北池袋 新生館シアター(東京都)
2020/08/12 (水) ~ 2020/08/16 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/08/16 (日)
価格3,500円
メインストーリーはシリアスだが、随所にドタバタコメディーの要素が含まれた100分弱。
肩のチカラを抜いたまま、チケット代に見合った時間を過ごさせてもらった。
なお、今回、出演者全員がフェイスシールドをつけて演技する舞台を初めて観たが、違和感が全く無かった。
「チケット・フライヤー等のペーパーレス化」「入場時・上演中の諸対応」等とも合わせて、コロナ感染対策としては特筆すべきことだと高く評価したい。
最後に、あくまでも個人的な印象だが、全ての世代向けと言われればそれまでだが、作品のメインターゲットとなる客層は?と、これまでの他の作品でも感じた疑問を付記しておく。
消え残る
深夜ガタンゴトン
王子スタジオ1(東京都)
2020/08/13 (木) ~ 2020/08/16 (日)公演終了
一重まぶたでごまかせたなら
GORE GORE GIRLS
駅前劇場(東京都)
2020/08/13 (木) ~ 2020/08/17 (月)公演終了
満足度★★★
個人的には『脳しんとうのままで』『どうせ茗荷谷で降りるくせに』に続く、3回目のGORE GORE GIRLSの公演、14日19時半開演回を拝見。75分。
終わる
中野坂上デーモンズ
OFF OFFシアター(東京都)
2020/08/12 (水) ~ 2020/08/16 (日)公演終了
満足度★★★
本来ならば訪れる筈の終演(終焉⁈)というか、トドメを刺してもらえないもどかしさ…
溢れんばかりの熱量を昇華させられない、若い役者さん達の足掻きの様なものが、舞台のこちら側にもヒシヒシと伝わって来た60分。