ハンサム落語 第五幕
CLIE
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/02/13 (金) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
着物で観劇
2/16(月)
15:30 小谷嘉一×平野良 / 磯貝龍虎×末原拓馬
19:00 末原拓馬×平野良 / 磯貝龍虎×小谷嘉一
上記組み合わせで、
出来心・一眼国・心眼・八五郎出世の4ネタを交互に演じる。
落語の基本はそのままなんだけど、ちゃんと芝居。
わざと現代にも寄せてる場面も。
マチネの一番初めの枕が良かったな。磯貝さん、ほんと愉快。本人が楽しいんだろうな。
末原さん、美しい。所作がね、色っぽい。心眼のサゲで泣いちゃったよ。
夜公演は昼とのペアの違い、分担の違いを楽しむ。
小谷さんが最初の枕から崩壊してびっくり。
磯貝さんのプロレス技にびっくり。
平野さんの坊さんの喋り方にびっくり。
末原さんのびっくりした顔にびっくり。
どうしても、人情噺は泣いてしまう。
いや、違うな。末原さんの演じる人物の感情がバンバン飛んでくるから、泣けてくるんだな。最後の”兄”には涙。
末原拓馬 @takumaobonro
『ハンサム落語、オイラ、同じ演目、同じ組み合わせは一回ずつしかないんですなあ。』
心眼も八五郎出世も、今日のポジションが見れてすっごい嬉しかったよ。
PRISM
sp/ace=project
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了
『ホントに宇宙に行きたいの。』
SP/ACE=project、旗揚げ。
宇宙への第一歩。
松崎ファンタジー3部作の1編目にあたる作品。
3年前の公演の再演。
初演とは大幅に違うキャストでの再演。
プレッシャーは大きかったでしょうが、演じ切っていました。私はどっちのPRISMも好きです。
役毎の良いチーム感が伝わってきました。
受け継がれたものもあれば、新しく生じた物もある。
でも、しっかり沁み込んでいる松崎色。
MOSH08 「恋する惑星」
タンバリンステージ
ブディストホール(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★
褌の日!
バレンタインはシャッフルステージ!
今回見れる公演はこの回だけ。
逆班、というか、タンバリンズが見たかったなぁ。
Mr.MOSH!
安定の図師ワールド!
いや、"安定の"じゃないぞ!?台詞飛ばして、舞台上に台本持って来させたぞ!よりによって私が楽しみにしてた久保田さんの脚本で(笑)。舞台上誰もサポート出来ない場面で(笑)。
あと、今日は褌の日なので、大盤振る舞いでした!(分かる人だけ分かって)
隣のきのこちゃん
トキメディアワークス
上野ストアハウス(東京都)
2015/02/05 (木) ~ 2015/02/08 (日)公演終了
満足度★★★
awsome!
セットはシンプル。照明もゴテゴテしてない。だって、キャストが派手だから!!!それぞれの役はぶっ飛んでるし、衣装も個性的だし、真顔で変な事やってるし、変な衣装でカッコいいダンス踊りまくりだし、ストーリーもぶっ飛んでるし!なんなのこの舞台!面白い!!!
観たいって思うキャストがたくさんいて、その中で想像の範囲内だったのが「僕」の太郎さんしか居ないっていうね(笑)。実際に自分の生活がこの舞台と同じだったら、自分は発狂してると思うなー、ってくらい非常識人がたくさんいて、でも憎めなくて、とても楽しい。
いろんなダンスが見られて、何か得した感じ。楽曲が「なんかこの曲むかーし聞いたことあるぞ?」っていう曲ばっかりでそわそわした(笑)。やっぱり匠くんと翔くんはダンスがキレキレだなぁ。あと石部さん、中塚さん、松嶋さんも体の動きがいいね。あ、中野さんは言わずもがな。
今日の夜公演で、序盤に壮大なハプニングが起きてある小道具が真っ二つに分裂したのだけど、あの時の演者さんの顔が面白かったな…。その後も別の人が使う小道具だったので、使うたびにクスクス笑いが発生。でも、そのハプニング自体も笑いとして扱えてしまったのは作品の良さかも
Sの悲劇【全日程終了致しました。ご来場有難うございました!】
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2015/01/07 (水) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
作中で出てくる本が読みたくなる。
どーんでーん返し!
気持ち良く騙されました。
推理ミステリーとして、両方の楽しさをしっかり魅せてくれた作品でした。
作中で、いくつかの名作ミステリーの本の名前が出てきたり、あらすじが紹介されたりして、実際に読みたくなりました。
何故か最前列に案内されてしまい、迫真の林修司も素敵でしたが、見上げ過ぎて首が。
あと、『森修二』という名前の登場人物がいて、プライムロンドwwwってなってた
鬼のぬけがら
ナイスコンプレックス
OFF OFFシアター(東京都)
2015/01/21 (水) ~ 2015/01/26 (月)公演終了
満足度★★★★
希望のある重さ
おぼんろの末原拓馬さんが出ている事以外はチラシしか事前情報無し。
あー、重い。
想定してなかったずっしり感だ。
だけどそれは嫌な重さじゃなくて、希望のある重さ。
目を逸らしたもの、誰かの正義は誰かの悪、守る為の殻、当事者の真実。
場所と時間軸の表現が幾重にも重なって、座る位置によって全然違う景色なのだろうな。
座長として外部から呼ばれるだけあって、やはり末原拓馬さんという役者の持つ変幻自在なパワーは、作品の大きな歯車になっている。
そばにある小さな歯車、荒賀弓絃くんのパワーも負けていない。
ナイスコンプレックスの役者さんも深みがあっていいなぁ。
クジカン×キカク
シアターKASSAIイベント部
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/09/08 (月) ~ 2014/09/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
早回しで観る舞台制作
10:00(稽古)~19:00(本番)~20:40(反省会終了)まで通して観ることで舞台をつくることの大変さも面白さも知ることが出来ました。
過去に関わった舞台では、演出がついた後からしか座組みに加われなかったので、"演出を付ける"とはどういうことなのか見ることが出来たのは面白かった!
中でも9日は、6人の演出家が役者として演じ、それを別の若手演出家が演出するのですから豪華です。
演目は「ばら色の人生」。
演出家目線を持った演者同士だから、ディスカッションがとても効率が良かったのをおぼえています。舞台上の配置や出ハケにも気を配りながらの稽古。1を言えば8~9は伝わるやり取り。熱量の持って行き方。
通し稽古の段階では、全員台詞が入りきっていない状態。
これはちゃんと幕が開くのか!?とハラハラする客席。
けれど、19時からの本番では、ほぼプロンプター(台詞を忘れた時にそっと教える人)の出番無く、台詞や出ハケの大間違いも無く、ミスはアドリブで支え合って乗り切る!という見事な1本の芝居になっていました。
もちろん、アラはあるし、衣装や小道具は最小限。
それでも、そこに【キムチ味のなめたけ】がしっかりあったんです。
本番しか見ていない人にも、見えたんじゃないかな。
公開打ち上げで、
『初見読みの大変さが分かった!こりゃ間違えるわ。今まで生きてきた中で、一番役者さんに"ゴメン!”って思った。』
とボク団久保田さんは仰ってましたし、他のキャストも同様に言ってたり。
さて、今後の演出業務に影響は!?役者さんも沢山見に来てましたからねぇ(笑)
丸一日劇場で過ごせたのは楽しかったなぁ。9時間あれば芝居は作れる、という証明になりましたね。そして、演出家の底力を見せて頂きました。KASSAIさん、またやって下さい!
次回は演じる演出家の枠に、ぜひ松崎史也の起用を…!KASSAIとは縁も有りますし。
影の功労者は2日間、MCとプロンプだった亜音さんだよね。稽古段階からの舞台上にも客席にも向けた的確なサポート無しでは出来なかったよ。今日の本番はプロンプとしては活躍の場は少なかったけれど、それはキャストの台詞覚えが良かったってことだもの。
そして、反省会での亜音さんの仕切り&ツッコミ!さすがだったな。酔っ払いが暴走しても安心して聞いていられる(笑)。
THRee'S
ENG
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/09/10 (水) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
独特な三国志前史
ノブさんの三国志愛と久保田さんのロジック脚本が全開で、殺陣満載。面白いに決まってる。
歴史に明るくない私でも、ステージ上にツッコミ役がいて解説をねだる→ストーリーテラー役が説明するからスムーズに理解出来た。この構造は耳蒼と同じ。まぁツッコミ役の"処刑人"とストーリーテラーの"王允"は舞台上に出ずっぱりなんだけど(笑)。その事を、"処刑人"の卓さんと話したら、やはり表情芝居が大変だったとのこと。本人もあんな役どころが回ってくるとは思ってなかったらしい(笑)。
中心となる3、劉備 関羽 張飛のトリオは役としても役者としても申し分ない3人で、とても安心するしワクワクするし引き込まれる。
個人的には曹操軍の軍師"荀彧"智絵さんがかっこよくてなー!頭脳も武力(しかも素手殺陣)兼ね備えてる、っていうか、そもそも男性の役をやってるわけだし!
女性が演じる男性の役と言えば宦官。見た目はおなご、衣裳はスカート。大友さんがいい悪役笑顔するのよ!"貂蝉"木本さんは、やっぱりヒロインだなー!その器がある。
十月って言った時、あれかな?と思ったことがエンディングに向けて起こって、三田寺さんの役に繋がって、久保田脚本らしかった。
私はスター
ジェットラグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/12/05 (金) ~ 2014/12/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
工夫の凝らされたレヴュー
偶然にもチケット譲ってもらえて完売公演を観れました。
華やかな音楽劇で、自然に手拍子しちゃう。小さな宝塚だと思ったし、小劇場的な熱さもあるし、ポジティブな姿が素敵だったなぁ。しんにぃこと渡辺慎一郎さんは、役のポジション的に歌わない…と思ったら終盤でまさかの…!
まさかの美声披露ですよ!ビシッとしたスーツ姿で。
ちょっと恥じらいと驚きを見せながら。
さらに…幕の間から白塗りで顔出したぁぁぁ!?
しかも背中が無防備な衣装(笑)。
おちゃめなオッサン大好きですよ。うん。
終盤のシーン、女性よりも男性のほうが、ダンスで脚が上がっていておぉっ!ってなったし、衣装も凝っていてすごい!(衣装の強度と保管とメンテが心配/笑)
みんなおめめパッチリで、最初誰が誰だか分からなくなったw
最近ヅカオタのヅカ話を聞いたりしているので、楽しかったなぁ。宝塚の大劇場もいいのだけど、それを小劇場で見れてしまう。チケット5000円だから、A席相当=2階席。そう考えると、お得過ぎる…
僕は眠る事を知らない
projectDREAMER
シアター711(東京都)
2014/12/23 (火) ~ 2014/12/29 (月)公演終了
満足度★★★★
よっ!山本屋!
劇団山本屋 の『僕は眠る事を知らない』観劇。 何が、って言えないけど“山本作品”だなぁ。母姉弟の持つエネルギーも、想像の世界に連れていってくれるハンターもすごい。前半の弾む流れから、後半の畳み掛ける重さと深さの差がすごい。
今回私の中で一番響いたのは母役のザンヨウコさん。演技が、表情が、感情が、深い。そして、スカラベ/加良部の福地さん。これまでに何度も出演作見てるから、素敵な役者さんなのは知ってる。でも、それを再確認させてくれた。舞台が狭く感じない。ダークホース(笑)は遠山役の堀さん。ナギサへの思いの二人のシーン、青春だなぁ(笑)。コミカル場面でも、真面目な場面でも、台詞無いときも細かい芝居してる。
今回の劇伴楽曲、これまでの卓さんの演出舞台とはちょっとだけテイスト違ったこと、気づいた人いるかなぁ。 リズムトラックが強い曲があって、それが楽しさだったり強さだったりを増幅していて、音のイメージって存在大きい。でも、その効果を悟られてはダメ。バランスが難しい。
鬼斬
タンバリンステージ
新宿村LIVE(東京都)
2014/12/18 (木) ~ 2014/12/23 (火)公演終了
満足度★★★★
ゲーム原作らしさの舞台
メイクや衣装がPOP、武器がデカい、技や敵が映像、前説が声優 etc
ゲームらしさあふれる舞台でした。
壱岱さん演出だから華やかだし。
主役の服部くんのアクションの負荷たるや・・・。と思ってしまうくらい、殺陣が豪快でスピード感がある。ASSHメンツがいるからか、全般に殺陣の仕上がりが良い。
舞台オリジナルで生み出されたキャラクターも、個性的で面白い。
オープニングや劇中のダンスはかっこよかった!
映像がもっと効果的に使えると良かったかな。舞台染めてる+たまに技の効果という印象で終わっちゃったので。
幕末-狼kick!-
RIDE STAGING OFFICE
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/10/08 (水) ~ 2014/10/12 (日)公演終了
熱さハンパない!
確かに舞台なんだけれど、確実にプロレスだった!
芝居の稽古の他にプロレスの稽古もあったというのも納得の、本気のプロレス舞台でした。
試合中に思わず感嘆の言葉が口をでるくらいに、熱い時間でした。
大きな怪我無く公演を終えられてよかったです。
パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
王子MON★STAR(東京都)
2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
馬に牽かれた不思議な乗り物
【観劇前】初めておぼんろを見に来たのだけれど、何だろうこのサーカス感と四畳半感!!!めっちゃテンションあがる!
【観劇後】おぼんろのパダラマ・ジュグラマを観てきたわけですが、えもいわれぬ高揚感。ちょっと整理がつきません。
おぼんろの役者さん五人しか出てこないのだけど、そこで劣る物語ではないし、全方位に役者さんがいるから逆に忙しいくらい。
あの空間を駆けずり回る体力も大したもんだよ。
王子の会場のドーム型の天井が似合いすぎてて、この公演をどうやって八幡山でやっていたのかと首を傾げざるを得ないのである。地方公演ももちろんなのだけど。それほど王子の会場がはまっていて・・・。
狭い空間にギチギチに詰め込まれたファンタジー感、とてつもないほどの演劇への熱量、それをやさしく包み込む暖かさ。
劇団おぼんろ 『パダラマ・ジュグラマ』全44公演で 総動員数は、3672人。目標動員数には届いていないけど、誇っていい数字だと思う。
そして、その中の一人になれたことも、誇りに思う。
参考:ボクラ団義さんの『耳があるなら蒼に聞け』は18ステージで2440人。
【閑話休題・個人的後日談】昨日NOIZのLiveで多幸感に包まれながらふと思い出したのは、おぼんろの「パダラマ・ジュグラマ」。全然違うのに、すごく似ている。あの5人が1人のむちゃくちゃな夢に全力で乗っかって、47都道府県公演や44公演をひとつひとつ積み重ねて、足を踏み入れた全員でオカシナ乗り物を操縦していくんだ。
耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~
企画演劇集団ボクラ団義
ザ・ポケット(東京都)
2014/06/25 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
まるでパズル。
ボクラ団義さんの本公演を観るのは初めてでしたが、本当に面白かった!幕末、龍馬をはじめとする志士や新撰組を取り巻く謎が、一つ一つ丁寧に紐解かれていく様は、ルービックキューブが一面ずつ揃えられていくみたいだった。物語の組み立てに感服です。
久保田さんが紡ぎ上げた世界は、映像を上手く使った演出や、ストーリーテラー的な存在が複数いることによって、歴史が好きでも、歴史が苦手でも、十分に楽しめる作品に仕上がっていました。
ただ歴史を語りたいだけではなく、その時代を生きた人間の”大切なものへの想い”の物語でした。もちろん、幕末のお話だから殺陣も見どころ。ボクラ団義の沖野さんの殺陣がカッコイイ!そして客演の永石君の殺陣がキレイで、あの太刀筋で斬られたい。でも、戦いばかりじゃなく、待つ女性たちのストーリーも丁寧に書かれていて、心揺さぶる場面がいくつもあります。
もう一人楽しみにしていたのが、ノブさんこと佐藤修幸さん。久しぶりに舞台上で演じている姿を拝見できて嬉しかった。 以前見た時と、良い意味で印象が変わらなかった。今回の配役、というか、役どころがすごくハマっていて、長台詞も、笑いの要素もバランスよく演じていたなぁ。
一度目はまさかの最前列で見てしまったので、事件において重要な小道具のアレやコレを見逃すことも無く、迫真の演技にクギづけ。ほとばしる汗も、殺陣の風圧すらも感じられるくらいの勢いでした。ものすごく、響く。
二度目はいい具合に高くて遠くい位置から俯瞰で全体見られて良かった!ストーリーが分かっていて観ると、本筋とは違う所で演技している人物のことも見る余裕が出てきて、二倍楽しかった!
蒼海のティーダ
ACTOR’S TRASH ASSH
新宿村LIVE(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
人魚と太陽
ファンタジーとして素直に楽しめる作品でした。新宿村の広めのステージだから可動式の演出が出来たし映えていて良かったです。 殺陣も見ものですね。ASSHの二人が殺陣指導なのでしっかりしてるし迫力あり!刀、太刀、長物、トンファー、色々出てきます。
でも、カーテンコールで前内さんが言ったように、争いの無い平和な世の中で笑顔でティーダを観られることが幸せですね。
ティーダとは、沖縄の方言で太陽、 カジとは、沖縄の方言で風。 たぶんカジーはカジの変形なのかな、とか、 兄弟二人の性格の違いも、名前とリンクしているのかなぁ、なんて勝手に思いながら観てました。
主題歌自体がとても透明感があって美しいのですが、更にOPのダンスが美しい。尺はそんなに長くないけれど、人と人魚と自然がちゃんと存在していますね。振付の永石くんがイメージの解説tweetをしているので参考にどうぞ。
主軸は王子ティーダと人魚ザンの恋の物語だけど、ティーダにはゾーイが、カジーにはテミーが側に仕えていて離れない。あの忠誠や信頼も愛だった。弓音が手負いの朱里を連れて帰るシーン、あれも愛だよな、って思うのです。
リース海賊団、天陽&蝉丸、ウースお父ちゃん。三者三様にアドリブ枠というかギャグ枠があって、その輝き方がちゃんと違うんだよね。それを分かっていて入れ込んでくる壱岱さんは計算高いです。
沖縄いきたーーーい!(笑)
シットアウト
tubbing
キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)
2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
奇跡の3人芝居
見に行けて本当に良かった。 むしろ、見に来なかった人は損だ。とすら思う濃密な時間。75分しかなかったなんてウソみたい。軽く90分越えてる体感だった。
大沼さんの普段(youtubeで見たトーク)の声のふにゃふにゃ感が割と好きで、だからこそ、この人の演技ってどうなるの?って思うとこがあったのだけど、めっちゃハキハキ話すし怒るし俊敏だし別人なんだけど、猫背だけ変わらなくてダメ芸術家感に繋がってていとおしかった。
末原さんは、嫌味が強くなってしまうはずの役なのに、とても愛嬌があって、人柄の成せる技だと思った。フワフワしてるのにすっごくこだわりが隠されてて、一人閉じ籠って絶叫してる姿はぞくぞくした。それなのに変に成功して変に現実知ってて、一気に変わる場面がある。天才には敵わない、のである。
小玉姐さんは、強がってるけど繊細で、だけど、ホチキスでのおちゃめさがきっちりあって、色っぽくて、なんかもうズルい! 私もおっぱい触らせてって言いたい← 先日見た一人芝居のどれとも違って、ものすごく女優だった。 男二人女一人、絶妙過ぎる。
あんな愛憎渦巻く脚本を書けるなんて、あんなリアルな3人が息を吹き込まれて動くなんて、脚本も演出も凄かった。 ドアの枠、ソファー、イーゼル、そして椅子。それしかない空間で、場所設定も一切動かず、喜怒哀楽全て詰まった物語が、シットアウト。
個性派の3人の役者が集まれたこと、その瞬間を目撃できた歴史の証人であること、嬉しく思います。