ねの観てきた!クチコミ一覧

2281-2300件 / 2672件中
唇に聴いてみる

唇に聴いてみる

同志社小劇場

同志社大学新町キャンパス 学生会館別館小ホール(101)(京都府)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

思いの詰まった引退公演
前座のダンスから、暖かいものを感じました。
ノスタルジックで、ちょっとおバカで、妄想チック、いろんなお話が交差しますが、そこそこ整理されており、スッキリ面白かったです。
最後の空き缶も凄かった♪
引退する者、見送る者、みんな良い公演にしようという気持ち、熱量が伝わって来て、本当に良い公演でした。

追伸、3回生の方々は、なかなか個性的な役者さんが多く、いつも楽しく拝見させて頂いてきましたが、本公演を持って小劇さんに出演されなくなるのは非常に残念!
またどこかでお会いしたいものです。

次は12月の新人公演とのこと、新生小劇さんに期待♪

狐憑

狐憑

maz

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★

マイムを堪能!心穏やか!
物語を語る面白さに取り憑かれた男が死んでしまうまでのお話「さいしょのしじんのさいご」をベースに、設定や登場人物を異にし、物語を語るお話を、言葉を使わず、マイムや切り絵で表現!

派手な演出やパフォーマンスは有りませんが、60分間、マイムを堪能。
「さいしょのしじん」は幸せ者だ~!
心が穏やかにしてくれる公演でした♪

ガウデンテ

ガウデンテ

四方香菜 Produce

ARCDEUX(京都府)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★

生演奏、楽しい公演♪
生演奏が華やかで、楽しい公演でした♪

楽器に秘められた力!
音楽、軍隊、兄妹愛、祖国愛、音楽への愛!
裏切られて、裏切って、戦争&スパイ・サスペンスチックな展開と思っていたら、終盤はとっても心暖まる内容で、良い感じのストーリーでした。

そして誕生日サプライズなどもあり、役者の皆さんの仲の良さが、とっても伝わって来ました♪

追伸、四方香菜さんは、とっても可愛い感じの方でした。

ネタバレBOX

初日を観劇しました。
演技やソロ演奏は良かったのですが…。

皆さん、楽器演奏のできる方達でしたが、合奏のまとまり感が…?
合奏がもう少しまとまると、むちゃくちゃ良い公演になる気がします。
スイス金鉱

スイス金鉱

演劇ユニット スイス銀行

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2015/10/15 (木) ~ 2015/10/15 (木)公演終了

満足度★★★★

予約完売!受付前から長蛇の列
早々に予約完売!
受付開始前から長蛇の列!

センスの良いコントを拝見でしました♪
楽しかったです!

俺たちの地球空洞説 × チューズデーず

俺たちの地球空洞説 × チューズデーず

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/10/13 (火) ~ 2015/10/13 (火)公演終了

満足度★★★

コメディタッチのチューズデーずさん
コメディタッチのチューズデーずさん、面白かったです。
女怪盗の、ワイガヤなお笑い、なんとも言えない落ち、楽しかったです。

空洞説さんは…、上演時間がかなりショート、もう少し膨らませたような…。
次回に期待しています。

無心

無心

劇団 東京フェスティバル

小劇場B1(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

『無心』明るく真剣に沖縄問題と向き合う♪AKB菜月さん可愛い!
絶妙の間と演技で、笑いをはさみながら、軽~いテイストで、本当に楽しい公演でした。
が、底流に流れているものは、今、沖縄が抱える問題、若者の持つ葛藤、名誉と経済の間で揺れる人々、沖縄のありのままを投げかけられます。

それでも前を向いて生きていこうという沖縄の方の明るさに、救われた形のラストですが、何も変わらない沖縄の問題について、みんなで考えないと!
と思いました。

追伸、小嶋菜月さん、かわいかったです♪
演技もお上手でした!
米山穂香さんも。

平田オリザ・演劇展vol.5

平田オリザ・演劇展vol.5

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

『ヤルタ会談』、この人達に負けたのか…
ルーズベルト、チャーチル、スターリンの3人が、ドイツ、日本、中国、韓国の戦後を決める『ヤルタ会談』。
3人の腹の読みあい、一人が退出している間に見せる、二人のぶっちゃけトーク。
30分間、笑わせてもらいました。

JUSTICE!!!

JUSTICE!!!

劇団ICHIGEKI☆必殺

シアターシャイン(東京都)

2015/10/20 (火) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

『JUSTICE!!!』ただの戦隊物ではなかった♪
戦隊物コメディと伺って居ましたが…。
ただの戦隊物ではなかった♪

馬鹿馬鹿しいシチュエーションなのに、友のため、愛する家族のため、(悪を愛するあまり)、真剣に取り組んでるみんなが、ほほえましくて、何処か可笑しい…。

小さな劇場で、気楽に楽しめました。

ネタバレBOX

両親を事故で亡くし、引きこもりになった弟のために、奮闘する姉と友人たち。
ヒーロー好きの弟のため、弟をヒーローにした戦隊物シチュエーションを、信じ込ませて、ヒーローショーを始める。
愛する姉を守るため、弟は立派なヒーローとなり、家の外に出れるようになりつつあったが…。
敵のお色気作戦に、心を閉ざし、また引きこもってしまう。

天の岩戸よろしく、弟の気を惹こうとヒーローショーを続けるが…。
出てきた弟から「これがヒーローショーで、ボクがヒーローでないことぐらい分かっている。」と吐露する。

そんな時、病院から一本の電話が入り…、忘れ物を届けに出た姉の身に…。
両親の事故が頭をよぎり、姉の身を案じることで、今まで外に出れなかった弟が家を飛び出し病院へ!

最後の落ちは多少強引ですが、そういうの好きです。
メビウス'15 月下人魚'15

メビウス'15 月下人魚'15

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

『月下人魚』 ピュアな心に感動…♪
林遊眠さん初の「一人芝居」の再演♪
一人芝居の原点を見た気がしました。

マンホールの底から見た人間の世界は…。
魚に育てられ人魚は…、人間になれるのか…。
イヴと名付けられた人魚は…。
両親の想い、愛する人の想いとは裏腹に、国家の思惑がイヴを追い詰めてゆく…。

追伸、遊眠さんの休憩時間、「メビウス初演」や「パイドパイパー」や「千年のセピラ」の一コマを紹介いただけました♪
全然、遊眠さんの休憩になってない!ですが、とってもお得なひとときでした♪
ラッキー!

人気が高い、遊眠さんの一人芝居「ウィンドミルバレー」も観てみたいものです♪
次回「錆色の瞳、黄金の海」の再演もとっても気になります♪

底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/10/19 (月) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

『底ん処』キャストB観劇♪他者を思いやる心が沁みる…
常連客の皆が抱える悩みや思い…、常連客が家族のように、それぞれが支えあい、思いあい、助け合い…。
自分を差し置いて他者を思いやる心が染み入ります。

笑いの取り方が、関西風ではなく関東風って感じを強く受けました。
落ちや型を大事にするような感じ。
面白かったです。

さらば、トレイン仮面

さらば、トレイン仮面

崖淵五次元

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2015/10/11 (日) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

怒涛の展開!楽しかった♪
勢いで最後まで押し切ってくれました!
「何でそんな事で警察に追われるねん」という突っ込み代を与える間もなく、怒涛の展開!
気が付けば、主人公たちを応援している自分がいました。

みんなそれぞれのヒーローを抱き、ヒーローを応援し、ヒーローに近づこうと頑張っている!
それぞれのヒーローに対する伏線、面白かった!
前回公演も良かったけど、やっぱり、この劇団さんはテンポと勢いのある芝居が似合っているかも…。

平田オリザ・演劇展vol.5

平田オリザ・演劇展vol.5

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

『走りながら眠れ』、睦まじい夫婦…
何の先見知識もなく…会場に…。
当日の冊子に、虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

何となく「暗愚小傳」とよく似た雰囲気で、静かな公演という感じでした。

ネタバレBOX

冊子の記載が無ければ、ただ単に睦まじい夫婦にしか見えませんでした…。

虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

また後で知りましたが、野枝さんは四角関係を清算し、悪魔と呼ばれながら、残虐されるその日まで、5人の子供をたくましく育て、生きてきた事。
その生き様を知れば、また違った見方があったように思いました。
上記事前知識があると更に楽しめたかも…。
逆に、事前知識が無くても楽しめるようにして頂ければ…、と思いました。

アナーキニスト・大杉栄と悪魔と呼ばれたたくましい内妻・伊藤野枝の最期の2ヶ月と知ってみると、とても面白い内容でした。
(逆に知ってないと、もったいない♪)
ジョリー・ロジャー

ジョリー・ロジャー

ファントマ

近鉄アート館(大阪府)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

【RED VER】観劇、普通に楽しかった♪
海賊、英海軍、殺し屋…、黒ひげの宝島を巡るアドベンチャーでした。
壮大な設定と、安定した超豪華出演陣…、普通に楽しかったです。

ネタバレBOX

普通に楽しかったです♪

出演陣が豪華なだけに(期待も大きかったので&後、コスパ的にも)もう少し…、と思うのは贅沢でしょうか?
平田オリザ・演劇展vol.5

平田オリザ・演劇展vol.5

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

『忠臣蔵・OL編』、OLと忠臣蔵のギャップが楽しい♪会社の経営危機とダブル…
セリフなんかは武士編とほぼ同じなのに、OLが忠臣蔵を語るギャップが楽しい♪
観劇後、周りの方が、藩お取りつぶしに直面したOLと、会社の経営危機に遭遇した自分たちがダブってしまう…、との事。
確かに、会社が傾き、部や課が統廃合された際の議論を思い出すと、変に納得してしまいました!
OLが語るから、逆に会社の中の自分たちと重ねやすいのかも…。
面白かったです。

Lobby

Lobby

VOGA

マスギビル地階特設会場(京都府)

2015/09/26 (土) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的なパフォーマンス、演技、映像、演出、素晴らしく♪…『うる星4』を思い出しました。
父が残したビルと共に歩み、黄昏を迎えた老婆…。
「このビルは私そのもの…」
そしてこのビルを内覧しにきた不動産会社の社員は、ビルの各階で時空を超えたドラマを目の当たりにする♪
ビルに刻まれた記憶…。

『うる星やつら4』の友引町の記憶を思い出しました。

圧倒的なパフォーマンスと映像、そして若い役者さん達の熱演、素晴らしかった!!
特に東洋さんや石井さんなど学生演劇でよく拝見した役者さんが良かった。
そして今回、石井さんは華が有りました。
バイクのシーン良かったです。

また今回の公演会場がビルの地下に作られた特設会場。
物語にリンクする会場の雰囲気、そして奥行きを使った光と陰、映像、変幻自在なエレベータの舞台セット、全てが醸し出す雰囲気が良かった♪

ネタバレBOX

父が残したビルと共に歩み、黄昏を迎えた老婆…。
「このビルは私そのもの…」
そしてこのビルを内覧しにきた不動産会社の社員は、ビルの各階で時空を超えたドラマを目の当たりにする♪
そう、それはビルに刻まれた老婆の記憶…。

『うる星やつら4』の友引町の記憶を思い出しました。

ビルの各階の記憶…。
1F Lobby は現在。
階が高い程、過去の、若い時の老婆の記憶。

父との死別、許嫁の戦死で、寂しさに打ちひしがれる女の子の記憶。
何にも興味が持てず、悶々と暮らしていた女子大生と成年との出会いの記憶。
就職することを後押しされ、教鞭を執り、学生を叱咤激励し、そして再びこのビルのオーナーとして帰ってきった女性教師の記憶。
そして黄昏を迎えた現在の老婆…。

地下には未来が…。
死を迎えようとする老婆の横には、あの時の青年が…。
そして知らされる父の死の真相、全てを受け入れる老婆、女性教師、女子大生、女の子。

圧倒的なパフォーマンスと映像、そして若い役者さん達の熱演、素晴らしかった!!
特に東洋さんや石井さんなど学生演劇でよく拝見した役者さんが良かった。
そして今回、石井さんは華が有りました。
バイクのシーン良かったです。

また今回の公演会場がビルの地下に作られた特設会場。
物語にリンクする会場の雰囲気、そして奥行きを使った光と陰、映像、変幻自在なエレベータの舞台セット、全てが醸し出す雰囲気が良かった♪

追伸、ただ『うる星4』よろしく、少し物語が直接的でなく、分かりづらいかもしれませんが、他の方のコメントよろしく、感じるだけでも価値のある公演でした(ストーリーも十分楽しめましたけど…)。
平田オリザ・演劇展vol.5

平田オリザ・演劇展vol.5

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

『忠臣蔵・武士編』、本当にこんな感じだったのかも…
ひょうひょうとした大石内蔵助、個性豊かな武士たち、面白かったです。
討ち入りに至る舞台裏、こんな感じだったのかも…と思ってしまう位、自然な感じでした。
コミカルで楽しく拝見できました。

ナイゲン(全国版)

ナイゲン(全国版)

Aga-risk Entertainment

元・立誠小学校(京都府)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

爆笑の泥仕合!面白かった♪
たまたま関東出張の折、「紅白旗合戦」を拝見し、是非、「ナイゲン」を拝見したいと願っていました。
念願叶って関西で「ナイゲン」を拝見できて超感激です。

なるほど、どのクラスも五十歩百歩、足を引っ張り合う泥仕合。
本当に意味のない(形式的で実利のない)答弁の応酬。
それを高校生らしい勢いで、見事な爆笑に!
さすが、CoRich舞台芸術アワード2012、第8位入賞!
超面白かったです♪
最後の再演と言わず、何度も観たい公演でした。
最後と言わず、是非、再演を!

追伸、「ナイゲン」も超面白かったですが、(評価はナイゲンに比べて低い様ですが)対立軸がはっきりしていて、教師と生徒のあの手この手の応酬が面白かった「紅白旗合戦」の方が個人的には好みかも、是非、「紅白旗合戦」の再演もご検討下さい♪

おっと、過去DVDが2000円…、「紅白旗合戦」を購入しようかと思ったら、「紅白旗合戦」は2500円…、500円の壁に阻まれ、購入を断念!
でも買えば良かったかな…。

シュガー・ナイトメア

シュガー・ナイトメア

劇団S.F.P.

京都女子大学D校舎1階学生ホール(京都府)

2015/10/08 (木) ~ 2015/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

初、京都女子大さん♪
ずっと気になっていましたが、今回、京都女子大さんを初観劇♪

Twitterを拝見すると、いつも「ほのぼの」した公演が多いとのこと…。
今回はかなりブラックな感じでしたが、そこはかとなく、ほのぼの感が出て良い公演でした。

総勢5名で(内4名の方が役者として登場しつつ)照明・音響・制作・美術・衣装・小道具など全てをこなすハイパフォーマンス♪
凄いです。
とても総勢5名の方で作られた公演とは思えない、素晴らしい出来でした。
(少し幕間でぶつぶつ感がありましたが、役者スタッフ総勢5名なら、何も言いません。素晴らしいです!というか、5名で出来るのが凄い♪)

ただ、卒業公演は取りやめとのこと、残念ですが、是非とも新入部員の方がもっと入部され、新体制のもとでのご公演、楽しみにしています♪

追伸、60分公演と伺っていたのですが、80分超になったので少し早めに退室させて頂きました。
申し訳ありません。
なので、予約特典(お菓子だった様ですが)をゲット出来ず、残念です。

メビウス'15 月下人魚'15

メビウス'15 月下人魚'15

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

『メビウス』 再演!ずっと観たいと思ってました♪
『メビウス』チームAの小野村優さん×小出太一さん版を拝見。
とっても観たかった公演でしたが、拝見して納得、本当に良くできた内容でした。
そして、小野村さんと小出さんの演技がとっても良くって、ぐーっと心を持って行かれました。
本当に感動しました♪

初演の林遊眠さん×ナツメクニオさん版、チームBの宮島めぐみさん×佐竹仁さん版も気になりますが、小野村さん×小出さん版も本当にとっても良かったです♪
この『メビウス』公演はどの版を観ても外れは無い!ぐらい良かったです!

平田オリザ・演劇展vol.5

平田オリザ・演劇展vol.5

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

『この生は受け入れがたし』、夫と妻の歩み寄りと平行線、どうなるのか…
寄生虫に愛を注ぐ研究者達、ちょっとマニアックだけど、どこの大学の研究室にも良くある光景!
私の大学時代の研究室を思い出しました。
本当に楽しそうに研究している研究員を自然な感じで演じられていました。

田舎の大学に就任し、寄生虫を研究する夫と、寄生虫と田舎が好きになれない妻との歩み寄りと平行線の物語。
ほんわかした雰囲気の中にある切実な現実…、楽しく拝見しました。

ネタバレBOX

田舎の大学に就任し、寄生虫の研究する夫とその妻。
妻は寄生虫と田舎を好きになれず、大学に来て寄生虫について勉強して好きになろうとするが…。
妻が大学に来ること自体、田舎の近所付き合いに辟易とし、田舎暮らしからの逃避でしかなく…。

寄生虫好きの大学の研究室仲間との交流を踏まえながら、妻のかたくなな想いが浮き上がり、田舎からの孤立感と、夫と妻の平行線が描かれているように思った。

ラスト、夫が(自分の妻への想いを重ねながら)フタゴムシという寄生虫の愛の話を講義するところで終演。
この後、どうなったのかは、観客のご想像にお任せ、ていう感じでした。

途中、「東京と田舎、夫と妻、寄生しているのはどっちだ」的な投げかけが有りましたが、投げかけただけで、回収せず。
本当にどっちが寄生しているのか、考えさせられます。

追伸、劇中、夫がキツネのお面を被って無言で出てきて、そのまま戻るというシーンがあり、夫が精神的に病んでいる事の演出か、と思ったのですが…。
前々回の「この生…」公演時のコメントを拝見すると、アフタートークで平田さんが「初演当時たまたま秋田で見かけたキツネのお面を使うために取り入れただけ」との事。
あんな意味深なシーンが、意味がないとは…。

このページのQRコードです。

拡大