zeezoの観てきた!クチコミ一覧

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アンソロジー

アンソロジー

ACRAFT

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

「素敵な物語」
“古代劇”というと、ギリシャという感じになってしまうので、
“日本古代劇”とでも呼べばいいのかな?

いや、「日本古代史」を舞台とした“時代劇”でいいのかな・・・?
まあ、どうでもいいか。

「日本古代史」に疎く、この類の演劇は初めてなので、
“Wikipedia”等で「壬申の乱 」を予習しての観劇でしたが、
この手の作品の中で、本作が良く出来ているのか、そうでないのかは、
わかりません(汗;)。

役者さんのレベルの差が気になるシーンがあり、
「言葉は魂を持つ(言霊)」というのも、表現しきれてない感がありますが、
「素敵な物語」でした。

ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

ぎゅっ、と手を握って(予約殺到のため増席しました!)

劇団おおたけ産業

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/07/03 (金) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

“深層を抉る”脚本が・・・
『マタニティハラスメント』を題材に『愛』についての物語。ということだが、

“マタハラ”についても、“愛”についても、問題提起が中途半端な感じで、表層的。

物語としての訴求力が弱く、
「こういうのって、よくあるよね・・・」で、終わってしまった感じ。。。

このテーマで作品を描くならば、“深層を抉る”脚本が必要なのだろう。

時代絵巻AsH 其ノ六 『碧血〜へきけつ〜』

時代絵巻AsH 其ノ六 『碧血〜へきけつ〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/07/02 (木) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

大きな劇場で観てみたい
“時代絵巻AsH”初観劇。
“時代劇集団”ということで、興味を惹かれていたが、“其ノ六”が初見。

とても魅力的に描かれていたストーリーだが、劇場の広さ故、
核心である“座敷でのシーン”や、“戦場でのシーン”が少々窮屈な感じがした。

そのせいか、「壮大」なストーリーが、幾分「矮小」になってしまった感がある。

とても楽しめたが、大きな劇場でも観てみたい。

余談だが、表紙・裏表紙合わせて12ページ(良質の紙)の“当日パンフ”に、
劇中の“用語集”や“資料”等が記載されているのはうれしい。

ネタバレBOX

戦国時代にも、今で言う、所謂“ゲイ”の人が居たようですが、

“三宮平衛門”のような“おネエ”って居たんですかね~(笑)。
リ:ライト

リ:ライト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

“一級のヒューマン・コメディー”
「人間関係は化学反応」をテーマとした本作。

文字通り、“脚本”、“演出”、“役者”の「化学反応」で素晴らしい作品となったと思います。

“一級のヒューマン・コメディー”と言えるでしょう。

ネタバレBOX

研究員であった父、研究に没頭し家庭を顧みず、そして母は出て行き離婚。
父に育てられた“星神砂織”は、大好きな父を想い、自分も研究者に・・・。

そして、世紀の大発見に至る実験の発案者と思われている。
しかし、発案者は自分ではないという真実に心揺れる“星神砂織”。

この“星神砂織”役の“前田綾香”さん、
見事に“役”を演じていたと感じた。
“前田綾香”さん、何か、“オーラ”を感じます。

若年性アルツハイマーを患った研究員“笠戸華”役の“佐竹リサ”さん、
「喜劇王暗殺」に引き続き、“ツボ”に嵌りました。

長くなるので、個々には書きませんが、
他の役者さん達も、好演で、とても面白い舞台でした。
Full Of Liars!

Full Of Liars!

劇団ICHIGEKI☆必殺

シアターブラッツ(東京都)

2015/07/02 (木) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

「不思議な魅力」
如何にも“サスペンス”という創り方ではなく、
“ICHIGEKI”ならではの、独特な作風は「不思議な魅力」がありますね。

“サスペンス”、“ミステリー”大好きな私としては、
二転三転のどんでん返しが欲しいところですが、なかなか面白かった。

劇中音楽もグッドでした。

死ねば者ども

死ねば者ども

東京エスカルゴ。

小劇場 楽園(東京都)

2015/06/30 (火) ~ 2015/07/06 (月)公演終了

満足度★★★

これからの作品も楽しみです。
“東京エスカルゴ。”初観劇。
大笑いできる舞台ではなかったですが、コメディとしてはなかなか楽しめました。

ただ、生演奏の効果的な使われ方は、あまり感じられませんでした。

エンディングでの、ホロリとさせるシーンでは“佐渡稔”さんがよかったです。
若い役者さんでは、こうはいかないでしょうね。

これからの作品も楽しみです。

ネタバレBOX

獣医“チータン”が持ってきた“ケーキの箱”に違和感を覚えたのだが、
その先の展開は思いつかなかった。

“オオトカゲ”と一緒に写っている“チータン”という伏線がありながら、
“ケーキの箱”に入っているのが“ヘビ”とは思わなかった。

後は、観てのお楽しみっていうことで・・・。
『アラホォーオーゲー』

『アラホォーオーゲー』

コヤジ劇場

劇場MOMO(東京都)

2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★

なんか、変なか~んじ・・・
なんか、よくわからないが、面白い、けど、くだらない。

不思議なテイスト、初体験。。。

ネタバレBOX

演出か、そうでないのか、わからないが、
“遥川夏紀”さんが“大門与作”さんに触れる(肌に)度に、
衣装のスカートで手を拭いていたのが、みょうに受けた~。。。
オルゴールの音がきこえる

オルゴールの音がきこえる

演劇ユニットastime

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★

センスは良いと思う・・・
“ミステリー”としては、展開に物足りなさを感じるものの、楽しめました。

役者さん達の、演劇に対する真摯な姿勢が感じられる芝居は心地よかったが、
台詞を噛んでしまうシーンが散見されたのがちょっと残念。

“astime”、センスは良いと思うのでこれからが楽しみです。


ネタバレBOX

終わってみれば、とても魅力的な物語なのだが、
シーンのバランス(重力)がよくないのか、“テーマ”が、少々ぼやけてしまった感がある脚本は、一考の余地があるかなと思った。

また、麻酔銃のシーンや、オルゴールのシーン等、“設定”、“展開”にもちょっと無理があるように感じた。

「空がきれいに見える・・・」、だから、「その目玉が欲しい・・・」
の、着想はいい。。。
見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

明石スタジオ(東京都)

2015/06/17 (水) ~ 2015/06/22 (月)公演終了

満足度★★★★

「語り話」が作品に・・・
〔チーム葉〕を観劇。

お名前は存じ上げているが、“永井愛”さんの作品を観るのは今回が初めてだ。

本作品は、“永井愛”さんのお祖母さんの「語り話」がベースになっており、
主人公の“光島延ぶ”は永井愛さんの祖母・志津さん、
その後輩の“杉坂初江”は市川房枝さんがモデルになっているという。

因みに、私の友人が書いた何冊かの本も、お祖母さんの「語り話」がベースになっている。

「明治」を生きた女性の生き方には、“本にしたくなる”魅力があるのでしょう。

さて、本作だが、
登場人物の「希望、未来、本音、建前、苦悩、挫折」等々、上手く描かれている“本”だと感じた。
ただ、演出、役者の演技力によって、作品のクオリティは当然変わってくるだろう。

そして、今回の舞台は“演出”、“役者の演技力”共に「なかなか好い」と思った。

ネタバレBOX

ヘアースタイルや衣装が、“明治”しててイイ感じでしたが、
階段を上がるときに、チラッと見えた黒のストッキングが気になった。
あの時代は、シームレスじゃないような気がするんですが。(どーでもいいかも)

上演時間、約2時間15分休憩なしだったが、
内容が濃くなるのであれば、休憩を挟んで3時間でもいいかな・・・。
山の声-ある登山者の追想

山の声-ある登山者の追想

カムヰヤッセン

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2015/06/18 (木) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★

チャレンジ・・・
アドベンチャーでも、チャレンジャーでもない私でも、
雄大な自然を目の当たりにすると感動する。

そんな自然を相手に、己の目標に向かってチャレンジし、もがき、苦しみ、
そして達成したとき、何ともいえない“もの”を感じるのだろう。

そして、更なる達成感を求めてまたチャレンジし、成功する。
成功を重ねることにより驕りをもつ。

“驕り”は判断を狂わせる。

そして、チャレンジには必ずリスクが伴う。

“山”での失敗は、“死”に直結することがあるだろう。

それでも、チャレンジするのか・・・。

メイ探偵登場 ~かわいい死刑囚~

メイ探偵登場 ~かわいい死刑囚~

劇団ハッピータイム

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2015/06/19 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★

脚本はいいと思うが・・・
なかなか面白いストーリーだが、
若い役者さんの芝居に“覇気がない”というか、なんというか、
そのへんが気になって、物語に入り込めなかった感がちょっと・・・・。

そんな中、“中島つづみ”さんの芝居は光ってましたね~。。。

地底人!? チケットプレゼント実地中

地底人!? チケットプレゼント実地中

演劇ユニットハイブリッド

白線(HAKUSEN)(東京都)

2015/06/15 (月) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★

なるほど、「地底人」ですか・・・
所謂、娯楽演劇ではなく、“メッセージ”を“SFブラックコメディー”として表現した作品と感じた。

「地底人」とは、なるほど、そういうことだったのですか・・・。

なかなか面白かった。

ネタバレBOX

衣装ののツナギは、いかにも“それ”を連想させ、
映像でも“そんなシーン”を写していた。

“思想”、“民族性”を「地底人」という括りで描いた着想が面白い。
8・12〜白球〜

8・12〜白球〜

劇団裏長屋マンションズ

ブディストホール(東京都)

2015/06/16 (火) ~ 2015/06/22 (月)公演終了

満足度★★★★

涙なくして観れない・・・
あの事故から、もう30年も経つのですね・・・。

“実話を元にしている”ということもあり、物語への求心力が強く、
感動の物語でした。

“わきおこる涙をやさしい微笑みに” と記されたとおり、
“落涙”、そして“微笑み”の私。

「青春シリーズ」の、懐かしい役者さん達を拝見し、
別の意味でも時の流れを感じた舞台でした。


マイ・ベル

マイ・ベル

演劇ユニット パラレロニズム

d-倉庫(東京都)

2015/06/11 (木) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリー、脚本が秀逸!
“パラレロニズム”初観劇。

“演劇”をテーマにした作品はいくつか観たことがあるが、
そんな作品群の中で、本作は、ストーリー、脚本が秀逸!

“d倉庫”での公演だが、台詞が聴き取りにくいというストレスもなく、
話題(?)のセットに関しては、どの劇場でも中~後列の席に座る私には、問題なかった。

休憩を挟んでの二時間半の舞台、長く感じることなく、とても楽しめた。

本家“キャラメルボックス”の「MY BELLE」と、両方観た方の感想はどうなのだろう・・・。

みらい

みらい

アンティークス

OFF OFFシアター(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

“メイン・ストーリー”は面白い。が・・・、
いくつもの“サブ・ストーリー”を提示することによって、
“メイン・ストーリー”を構築する手法の本作。

この手法の作品はいくつか観ているが、本作で感じたのは、
“サブ・ストーリー”での、登場人物の相関関係が解りづらいのである。

解りづらい故、
理解しようと考えを巡らす、なので、“ストーリー(サブ、メイン共に)”に集中できない、という“負のスパイラル”を招いてしまうのだ。

観終わってみれば、“メイン・ストーリー”は面白い。が・・・、

この手法では、
“サブ・ストーリー”の“出来”が作品のクオリティー左右すると思うので、
そのあたりを一考されると、もっと“いい作品”になると感じました。

ボス村松の兄弟船エピソード1・2・3

ボス村松の兄弟船エピソード1・2・3

劇団鋼鉄村松

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/06/09 (火) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

二回、三回と観るともっとハマるかも・・・
“ボス村松”脚本・演出の作品は初観劇。
確かに「カワイイ変てこなもの」という印象の舞台でした。

「ハマると響きが深い」という片鱗も見え、ちょっとハマったかも・・・、
二回、三回と観るともっとハマるのかもしれない・・・。

ネタバレBOX

エピソード2「キタジママグローの女王アンジェリカ」での、
キタジマ役の“後藤のどか”の一人芝居。

可愛くて、可笑しくて、
演出だかアドリブだかの所もあり、
いい味出していた。

いちばんハマったかも~。。。
銀幕心中

銀幕心中

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

とても丁寧に創られた舞台
“SPIRAL MOON”初観劇。

開演直後、早口での台詞回しにちょっとビックリしたが、
馴染んでくると、そのテンポ感がなかなか心地よくなってきたのである。

“笑い”の入れ込み方もよく、ちょっと“ブラック”だったりと・・・。
“抱腹絶倒”とまではいかないものの、センスの良さは光った。

感動的な後半でのテンポ感は、前半・中盤のそれとは違い、
場面に合った、効果的なテンポ感を感じたのである。

とても丁寧に創られた舞台でした。

アイ色バースディ

アイ色バースディ

劇団光希

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

期待以上の舞台・・・
“劇団光希”初観劇。

過去公演の評価も高く、20回という節目の公演ということもあり期待して劇場へ。
結果、期待通り、いや、期待以上。評価の高さが、なるほど頷けた舞台だった。

二時間超の上演時間も、脚本がいいのでしょうか、長くは感じなかった。

ともすれば、前半が冗長な感じを受けてしまうかも知れないが、
それは、後半の“ドラマ”への布石であり、
物語の“テーマ”を、より“感動的”なものにした、と思うのです。

人それぞれの“アイ”を感じられた作品でした。

皆さん好演でしたが、特に“平山和宏”さん、“森下知香”さんがよかった。
二人のやり取りのシーン、迫真の演技が素晴らしかった。

そして“村松幸”さん、「“役”を演じきる」という気持ちが伝わり、好印象。

「笑いあり・涙あり・意味のある芝居・心に残る芝居を目指しています」
という、“劇団光希”、好いですネ。

のばらのばらのばら

のばらのばらのばら

ヅカ★ガール

新宿眼科画廊(東京都)

2015/06/05 (金) ~ 2015/06/10 (水)公演終了

満足度★★★

また観たいと思わせる・・・
“ヅカ★ガール”初観劇。
満を持しての再演ということで、今回の上演には並々ならぬものがあるだろう。

当然、初演は観ていないので、初演との比較は出来ないが、
良く出来た作品だと思う。

全てを語ってしまうのではなく、観客に考え(想像)させる脚本がいいと感じた。

また観たいと思わせるのだ。




PRESIDENT SURROUND

PRESIDENT SURROUND

劇団スクランブル

シアター711(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

「暇つぶし」では勿体無い
“劇団スクランブル”は、今回が初観劇。

当日パンフに、
“劇団スクランブルとしては最多の10名”
“脚本を書くのが最も大変な10名”等々、記されていたが、

10人のキャラ設定、また、それぞれが端役にならない脚本はよくできてると思った。

笑いのセンスも私好みで、楽しめた。

「最高の暇つぶし」を謳っているが、「暇つぶし」では勿体無い。

ネタバレBOX

劇中でエアコンの設定温度を“上げる”と暫くして熱くなり、
“下げる”と涼しくなったのは気のせいかな?
操作音の「ピッ・ピッ」が本物ぽかったんで、ちょっと気になった・・・。

マカダミア・ナッツを投げるシーンは、違う表現にしてほしいですね~。
「食べ物を粗末にするな!」、「食べ物で遊ぶな!」という躾を受けた年代なので・・・。

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