無神論
表現集団 式日
麻布区民センターホール(東京都)
2022/09/30 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
劇団名の式日とは「儀式を行なう日」のことだ。今まさに故安倍元首相の国葬儀が問題になっているが、しめやかにお見送りしてほしいものだ。
インディーズバンドで人気を博した男が記憶はなく言葉も発せない虚ろな幽霊となって彷徨い歩き、いろんな人の思いの傍で佇みながら、自らの過去と向き合っていく中で何を思うのだろう。
ご主人!出番です
市民劇場TAMA
多摩市立関戸公民館・ヴィータホール(東京都)
2022/10/09 (日) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
市民劇場TAMAは過去3回か4回観ている。昨年の「多摩のタマばあちゃん」は多摩市に伝わる数々の民話を芝居仕立てにしたものだったが、今回は和菓子屋でユーチューバーが巻き起こす騒動らしい。市民劇団だからレベルの高さはそれほどとも思えないが、楽しめる舞台創りに取り組んでいる姿勢は充分に感じ取れる。
BREATH
キャラメルボックス俳優教室
新宿スターフィールド(東京都)
2022/09/14 (水) ~ 2022/09/19 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
2015年に7年前にキャラメルボックスで初演された作品の初めての再演に、キャラメルボックス俳優教室の生徒5人、キャラメルボックスの劇団員3人、オーディション合格者10人が挑戦。しかもクリスマスの東京を舞台にした15人の男女の様々なラブストーリーだという。3ヶ月早いXmasを楽しみたい。
自分の顔が愛せない
劇団ハーベイ・スランフェンバーガーのみる夢
ザムザ阿佐谷(東京都)
2022/09/09 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
笑顔の砦
庭劇団ペニノ
吉祥寺シアター(東京都)
2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
庭劇団ペニノの舞台はまだ2回しか観ていない。2017年の冬にKAATで観た「地獄谷温泉 無明ノ宿」で打ちのめされ、その2年後のやはりKAATでの「笑顔の砦」に圧倒された。今回は「笑顔の砦」の国内最終公演だという。あのカーテンコールの後であっと言わせた舞台美術が吉祥寺シアターでどのように変わるのか(それともあのまま再現されるのか)も含めて、しっかりと目に留めておきたい。
サド侯爵夫人
遊戯空間
銕仙会能楽研修所(東京都)
2022/11/05 (土) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
日本語の美しさを追求した三島由紀夫の「サド侯爵夫人」を能楽堂で上演というそのことに身が震える思いがする。西洋と東洋の文化はどのように和合するだろうか。
ざつおん!
カラスカ
TACCS1179(東京都)
2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
やたらと人の心の声が聞こえるようになると、それはもう密かな喜びどころか雑音だらけと感じるようになるんだろうな。そうでなくても雑音が喧しくてごく当然の正論が排除される世の中なのだから。
Letter2022
FREE(S)
ザ・ポケット(東京都)
2022/09/13 (火) ~ 2022/09/19 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
過去から届いた一通の手紙とタイムスリップ…どこかクリストファー・リーヴとジェーン・シーモアが主演した映画「ある日どこかで」を思わせるが(もっとも「ある日どこかで」は若者が老婆に声をかけられるのだったが)、この作品は特攻で散った青年たちの実際の手記をもとに描くヒューマン ドラマとのこと。言霊って本当にあるんだよなあ。
『OH!Myゴ-スト』
東京ハイビーム
あうるすぽっと(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ダンスシ-ンもふんだんに取り入れたワンシチュエーション・ノンストップエンタ-テインメントコメディの10年ぶりの再演とくれば、昨年度の池袋演劇祭の受賞記念公演ということもあり、かなり熱のこもった舞台となりそう。あ、ゴーストは熱にも弱いんだっけ…
夜鳴く鳥は朝に泣く
吉祥寺GORILLA
王子小劇場(東京都)
2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
団体名は吉祥寺ゴリラなのに公演会場は王子なのね(笑)。そういえば以前渋谷ハチ公前という劇団も渋谷で公演したことはなかったなあ。
閑話休題、同日に起こった2つの鉄道事故を結びつけるものは何なのだろう。
『定本・熱海殺人事件』貴山侑哉リベンジ公演
春匠
劇場MOMO(東京都)
2022/08/30 (火) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「熱海殺人事件」は様々なバージョンのものを含めて幾度となく観ており、三浦洋一・平田満・加藤健一という初代トリオのものを紀伊國屋ホールで観たのが最初だったのだが、さて定本版となるといつのものがそれに該当するのかまるでわからない。五代目伝兵衛の錦織一清が監修し、三代目熊田留吉の春田純一が演出し伝兵衛を演じるこの定本版、観ておきたい。
みんな友だち
こわっぱちゃん家
上野ストアハウス(東京都)
2022/09/29 (木) ~ 2022/10/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この作品もこの3月に予定されていたのがコロナ禍のために中止されたもののリベンジだ。
が、HPには8月20日(土)からチケット予約開始となっているものの、21日朝になっても上演日程などや予約サイトなどが表示されないのは、また何らかの問題が起こっているのだろうか。
「人はどこまで行ってもそれぞれ独り独りで/大小あれどお腹の底は孤独を飼っている」というコピーの一部が響いてくる。
あのひと
StageClimbers
新宿眼科画廊(東京都)
2022/09/03 (土) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
両親はすでにおらず、家族が増えるどころか減っていくかもしれないという不安を抱えながらの三姉弟の物語となると、新宿眼科画廊という空間も考え合わせ、濃密な会話劇が楽しめそう。
真っ赤なブルー
U-33project
王子小劇場(東京都)
2022/09/15 (木) ~ 2022/09/19 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「真っ赤なブルー」というタイトルに?となるが、U-33projectの結城ケン三とroute.©︎の平安咲貴がお互いの脚本をチェンジして演出するという形で、真逆のようで似ている、似ているようで真逆な両団体をぶつけることでどんな科学反応が起こるのかを試みる企画だと聞くと、そのタイトルに納得がいく。
さてその結果はどうなるか。
青春の会 父と暮せば 【東京公演】
ゴツプロ!
シアター711(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
このチラシ、だるま座の「父と暮せば」のものにそっくりだなあ。もっとも父親がかなり若いけど。
「父と暮せば」も多くの役者で観ているが、だるま座の剣持直明と松村沙瑛子のコンビが絶品で、それを超えるものが見当たらない。さて、このゴツプロ!版はそれにどこまで迫れるか。
桜か雪の散るか降る
劇団身体ゲンゴロウ
王子小劇場(東京都)
2022/09/28 (水) ~ 2022/10/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
未見の劇団だが、東京芸術大学のメンバーを中心に3年前に発足した団体で、肉体の見せる美しさと迫力ある装置が特徴だという。
今回の作品は落ち武者狩りの少年と平敦盛そして源義経が黄金取り巻く平泉で巻き込まれる大陰謀―と、なんとも面白そうな内容。迫真の肉体と渾身の美術を堪能したい。
大豆生田家の庭に咲く花は薔薇かスミレか!
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
前回公演「瀬沼さんのことを何も知らない」と同様にコロナ禍で公演中止となった作品のリベンジ公演。そしてライオン・パーマ飛び道具歴15年の役者・瀬沼がサイコパスとして初主演した前回公演とこれも同様に、ちょいちょい出てきてしかも出番は少ないながらも客席の注目を浴び、果ては劇団希望の星にまで客演した大豆生田一族が今回の主役だ。演じるはあの大俳優の息子。しかも希望の星から主宰・丹羽隆博と看板女優・金子優子も出演するとなると、一体どういうことになるのか。世間ズレした思考と立ち振る舞いがまたまた大騒動を巻き起こすのか。コロナに負けずに無事に千穐楽まで駆け抜けられますように、そして大暴れの末に赤坂RED/シアターお出入り禁止となりませんように!
新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス
NICE STALKER
スタジオ空洞(東京都)
2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
わが国でも何度か上演されているが、新訳版として翻訳し、令和の時代にあった言語感覚で「観やすい」古典として再構築するという。17世紀前半に書かれたこの作品はかなり混み入った人間関係の戯曲だが、抜粋したシーンを再構成して全編上演の「途中過程」としての公開だとどこまで全体像を把握できるだろうか。団体の進むべき新たな方向・展開を模索し、まだ見たことのない場所を目指そうという心意気には敬服するのだが。
伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
吉祥寺シアター(東京都)
2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
サンジェルマン伯爵という名前を知ったのはいつ頃だったろう。子供の頃だったのは確かだが、どんな本で読んだのかは覚えていない。その後半村良の大長編「石の血脈」でサンジェルマン伯爵が登場した時は胸躍らせたものだった。そのサンジェルマン伯爵が主人公というこの作品、2年越しで上演にこぎつけたということでもあり、観たい。
NIGHT CLUB
品川親不知
西新宿ハーモニックホール(東京都)
2022/10/08 (土) ~ 2022/10/09 (日)公演終了