サランドラ -神官の娘-
ミュージカルグループMono-Musica
TACCS1179(東京都)
2016/12/22 (木) ~ 2016/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2016/12/25 (日)
劇場に入った際にまずはセットの素晴らしさに驚かされ、幕開けの迫力に驚かされ・・・
一幕で、「え?今のどういう意味・・・?」と思ったことが、二幕で怖いくらいに明らかになり、胸が苦しくなりましたが、それぞれが選んだ道・・・それがたとえ死であっても、自ら選び進んだ道であったと感じることができるラストでした。
お一人お一人への感想はネタバレBOXに書かせていただきます。
音楽劇「三月兎の会」
ミュージカルグループMono-Musica
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2016/07/16 (土) ~ 2016/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
新たな扉が開かれました
男性、女性といった性別の括りではなく、人間の表と裏、本音と建前、光と闇を感じることの出来るステージでした。
それを色濃く女A、B、Cという個性もバラバラの三人が描き出しており、今回も終始引き込まれてしまいました。
おこがましくも下手側一番前で見せていただいたのですが、
一人セリフのシーンが皆さんとても素晴らしかったです。
一見、物語から切り離されたかのようなこのシーンが、実に見事に、そして不気味に話と繋がっていました。
途中から、死の恐怖が客席にまで伝わってきて、女Cがお茶を入れ直して戻ってきた際には、声を聞いて思わず体がビクッとしてしまったほど。
カーテンコールでも三人の顔を見て思わず「殺される!」と思ってしまい…アフタートークの三人の笑顔と楽しいお話に心底ホッとしました。
また、新たなヤヤさん、ひかりさん、紗弓さん、そしてMono-Musicaさんを見せていただきました。
年末の本公演も楽しみにしております。
Company Laura 『花喰』
ミュージカルグループMono-Musica
TACCS1179(東京都)
2015/12/24 (木) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
終演後も広がる世界
雪臣は崇高な小説家であった、これが私の一番の感想です。
劇中には、白無垢姿の花嫁が二人出てきたと記憶しています。
劇中で何度も使われていた花嫁人形の歌詞にも、人間の花嫁、そしてあねさんごっこの花嫁人形が出てくる。
劇中に出てきた二人の花嫁は、一人は雪臣の許嫁、そしてもう一人は、生きた人ではない、血の通っていない、雪臣が自分の作品に投影した理想の女性だったのかなと。
雪臣は女性としては許嫁を愛せなかった、彼がもっとも愛したものは小説であった。でも、それが結果として許嫁を死に追いやってしまったから、常にその自分の罪(と彼自身が感じている)の幻影に追われているように見えました。
そんな時に彼の前に現れた真朱。美しく、真っ白なその姿に、雪臣は自分が投影した小説の女性を重ねていた・・・
いえ、真朱も、真宵廓での時間も、全てが雪臣の理想が見せた幻だったのではと思うほど、彼は実は何かに追われて逃げていたのではなく、何かを求め、追い続け、小説家としての自分を全うするために旅立った、というのが私なりの解釈です。
何度も観てほしいとメンバーの方々がおっしゃっていたのが本当に頷ける、一度では足りない、何度でも浸りたい、今回もまた、忘れられない時間になりました。
一つ一つのシーンを思い出し、登場人物一人一人が、本当はどういう人だったのか、どういう道を通ってきたのか…どこまでも想像は広がります。
荘厳なオーケストラではなく、ピアノ一つでこの世界を作り出せるのは本当に凄いことだと思います。
素晴らしい曲と脚本、出演者、その相乗効果で生まれる作品が、これからも楽しみで楽しみ楽しみで仕方ありません。
それを今以上に応援させていただきたいです。
お一人お一人への感想はネタバレBOXに書かせていただきます。
Laurel Ⅱ
ミュージカルグループMono-Musica
中国茶芸館 BLUE-T(東京都)
2015/10/24 (土) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
早く十二月に!
千秋楽を観てまいりました。
ピアノの真ん前の席でしたので、グランドピアノの上蓋(すみません、お恥ずかしながら名称がわかりません。。)に映るはっしーさんの演奏姿が見え、その麗しさときたら…別世界でした。素晴らしい演奏に、オーヴァチュアから引き込まれました。
歌う時の表情、指先の美しさ、背中の使い方は、「歌う」、「踊る」といった動詞に収束せず、作品の世界を観る者に伝え、そこにいざなう、本当に素晴らしいものでした。観たことがない作品の歌を聴いているとは思えないくらい引き込まれました。
MCもとても楽しくて、様々な引き出しを持った、魅力的な方が多い素敵なカンパニーだとあらためて感じました。
そして今回感じたのは、女性役さん達の層の厚さ。
女性だけの舞台は、どうしても演出側も、演じ手も、ファンも、男役さんのほうによりスポットを当てがちで、女性役は、娘役・女役という二パターンかつ画一的なキャラになりやすいなと感じることが私はあります。
でも、モノムジカさんの舞台もラウラさんの舞台も、女性役にもしっかりスポットが当たり、かつ出演者の方もそのスポットの中で輝ける華やかな方々ばかり。だからこそ、女性のみの舞台だからこその上品さやしなやかさが出せるのだと思います。
素晴らしいステージ、素晴らしい演奏、美味しいお料理、終演後はお疲れでしょうに、皆さん本当に優しく接して下さり、最高の二時間でした。
早く十二月の舞台を観たいです。
BLACK SHEEP
ミュージカルグループMono-Musica
ブックカフェ槐多(東京都)
2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
日常の中の非日常
階段を下りると、受付は大好きな代役協会神父様&シスターコンビ!受付が終わって中に入ると、マナさんがカウンターにいらして、その後も顔見知りの方々が入店していらして、ご挨拶させていただいたり。これから本当に公演が始まるの?というくらいの、お茶会のような楽しい雰囲気でした。
でも、そのような開演前のアットホームな雰囲気、そして、外の道路の音が普通に聞こえる環境が、舞台と現実との境目をなくしていました。
(千秋楽後ではありますが・・・内容の感想はネタバレBOXに書かせていただきました)
観劇させていただいてから少し日が経ったにもかかわらず、まだ私が見たもの、聞いたもの、何が本当で何か嘘だったのか分かりません。
舞台の世界に気持ちを丸ごと持って行かれた、本当に素晴らしい音楽劇でした。
本番の舞台はもちろん、毎回モノムジカさんの公演はスタッフの皆さまのきめ細やかな対応に感激致します。素敵なメンバーで心を一つに素敵な舞台を作り上げていらっしゃるモノムジカさん。これからもずっと応援させていただきます。
the Secret Actor ─代役協会─
ミュージカルグループMono-Musica
六行会ホール(東京都)
2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
Mono-Musicaさん大好き
幕が開いた瞬間から、まるで舞台に自分も乗って歌い踊っているかのような、そんな夢の世界に一気に引き込まれました。
皆さん、役の時とコロスの時の切替が素晴らしく、まるで出演者は実際は公表の10倍くらいいらっしゃるのでは!?と感じるような迫力のあるダンス。
一幕で、「あれ、もしかして…」と思わせるような、二幕に繋がる細やかなお芝居。
それぞれの想いの交差が、鳥肌が立つくらい伝わる、素敵な歌。
何もかもが忘れられない瞬間になりました。
特にシスターと神父様のコンビがもう楽しすぎて、でも最後はホロリときて…大好きです(^_^*)
幕開けとラストで同じ曲が使われており、楽しい時間がまだまだずっと続くような、そんな幸せな気分で家路につくことが出来ました。
終演後、会場の閉まる時間を意識せず、のんびりアンケートを書いてしまい、バタバタしてしまい申し訳ございませんでした。
それにも関わらず、嫌な顔ひとつせず、笑顔で応えて下さり本当にありがとうございました。
素敵なメンバー、素敵な舞台、Mono-Musicaさんが大好きです!!
十周年記念コンサート「Thanksgiving!!」
ミュージカルグループMono-Musica
Studio K(東京都)
2014/07/26 (土) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
贅沢な時間でした
千秋楽を観てまいりました。
開演前のヤマケイさんのお話、幕が開いてからの迫力のあるステージ、思わずお腹抱えて笑ってしまう楽しいMC・・・盛りだくさんのあっという間の時間でした。
Mono-Musicaさんに出会ったのは今年に入ってからですので、ほとんどが初めて聴く曲だったにもかかわらず、出演者の皆さんの素晴らしい歌声、表情、ダンスに魅了され、「この作品を是非生で観たかった」と何度も思いました。様々な世界が繰り広げられ、過去の素晴らしい作品の数々を堪能出来た贅沢な時間。素敵なステージを本当にありがとうございました!
音楽劇「Brother Moon」
ミュージカルグループMono-Musica
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
素敵なステージでした
初めて観たMono-Musicaさんの舞台、とても素敵でした。
セリフや歌がないところでも、顔を歪め、苦悩を全身で表す姿に何度も涙が出ました。
ブログも拝見致しましたが、メンバーの皆さんがとても楽しそうに生き生きとお稽古されているお姿が書かれていたのが印象的です。カーテンコールでも、出演者同士が笑顔で目と目を合わせているお姿にこの劇団の団結力を感じました。
スタッフの皆さんの細やかなお心遣いも嬉しかったです。
また別の演目も是非観たいと思いました。