タッキーの観てきた!クチコミ一覧

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狐雨の花嫁

狐雨の花嫁

株式会社Legs&Loins

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/02/15 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★

更に楽しめるように
とにかく殺陣はスゴイ!正確ではないが公演の半分近くの時間が…というくらいに魅せてくれた。訴えたいテーマがあるだろうが、自分は純粋に見るだけであれば満足だ。2時間超の芝居=活劇を堪能した。舞台装置・美術も見事だ。
さて、エンターテイメント豊かな公演だけに、途中のギャク場面は好きになれない(ネタバレか)。それまでのストーリー展開やテンポ感覚が中断される。集中力を欠くような演出は不要だ。
最後に脚本(テーマ)について、今回は狐・狸・狼という獣を題材にしているが、人間に置き換えた場合、弱肉強食=競争社会・淘汰、もっと言えば戦争殺戮への警鐘か?表面的にはエンターテイメント性豊かだが、テーマの訴求がもう少しあると更に素晴らしいと思う。

見て見ぬ三日月

見て見ぬ三日月

劇団ヨロタミ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★

人間劇かな
脚本はよく練りこまれた感じを受けた。しかし、結論の受止め方は観客によって異なるだろう。観客の中に、描かれた内容を経験した人はいないだろう(たぶん)。それだけに本公演は脚本・演出・演技・舞台美術等…総合力で臨場感を出さざるを得ない。しかし、それでも真ではない。自分にとっては知らない世界。ならば少年法、時効などは絵空事、純粋に芝居として見たとき、「面白かったぁ~」というのが実感。ストーリー展開、テンポも良かった。そして泣き、笑いのある人情劇=人間劇として楽しめた。あの~、途中にあった歌・ダンスは次回公演の予行演習でしょうか(冗談です)。
とにかく、劇団ヨロタミらしい好公演でした。

ピノキオショー

ピノキオショー

CAPTAIN CHIMPANZEE

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

社会派ファンタジー
まず、脚本が面白い。主役はロボットという設定であるが、感情等を持ち合わせた相当高度に進化した未来の話…、と思いきや、描かれたのは、泣き、笑いたっぷりの人情劇だ。もっと言えば、勧善懲悪劇をポップ調に描いたようだ(ネタバレか)。しかし、内容はシュールだ。例えば、ロボットは人間に服従し、要らなくなれば廃棄(格差社会)。情報操作による秘密主義(特定秘密保護法)など、現代社会を風刺したセリフがあちらこちらに。しかもサラッと言わせるなど絶妙だ。
演出は、映像を効果的に利用し、わかり易い状況説明に努めている。そのことで、キャストが多いがストーリー展開は理解できる。
気になったのは、演技が少しバタバタかな~と感じたこと。
全体を通してレベルの高い作品で、2時間超の公演時間だが、一気に魅せてくれた。

コロブチカ

コロブチカ

gojunko

atelier SENTIO(東京都)

2014/02/20 (木) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★

見応えあり
日常生活が緩やか進行していたが、ある契機に突然激しい展開に…。人間(今回は女性)の内に潜むエゴと寂しさが十分伝わる公演だ。チラシにある「ふと感じた不安や妄想、ざわざわっとした感覚」とあり、どう表現するのか楽しみであったが、見事にやられた。
シンプルな舞台美術ながら、状況説明は充分。フィクションと言うが、男性から見たら、身近にいそうな女性像をデフォルメして切り取っており、妙に納得というか現実味がある。役者の演技も秀逸だ。
また、要チェックの劇団が増えてうれしい!

ヴェニスの商人

ヴェニスの商人

演劇集団若人

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2014/02/21 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★

原作通りが…
ほぼ原作通りのストーリー展開だ。エピソード設定にも変化なし。その結果、無難・平面的な公演になったと思う。各エピソードの「箱選び」「人肉裁判」「駆落ち」のモチーフを利用し、もう少しオリジナリティがあっても…。演技も緊張したのか、評価が厳しくならざるを得ない。
忠実に描けるということは、”力“があると思います。今回は少し残念ですが、次回作は「今」を切り取った素晴らしい公演を期待しております。

眠る羊

眠る羊

十七戦地

LIFT(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

見応えあり
脚本・演出は素晴らしく、実にリアルな社会派作品だ。演技は狭い空間で濃密に繰り広げられ、一瞬たりとも目が離せない。心地よい緊迫感があり、見応えがある。重要なテーマを扱いながらもストーリーは極めて坦々と進む。多少、演出・演技で誇張した場面はあったが、ひとつの山場と捉え楽しませてもらった。この作品、観るなら「今でしょ!」、見応え十分あり。

宴、疑う、唄方の

宴、疑う、唄方の

とりにく

ザ・ポケット(東京都)

2014/02/14 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!
雪だったが、観に行って良かった。エンターテイメントな公演だと思う。内容は分かり易く、唄・ダンス・殺陣などのアクションも楽しめた。テンポもよく、一気に魅せてもらった。

幸福レコード

幸福レコード

Bobjack Theater

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/02/06 (木) ~ 2014/02/17 (月)公演終了

満足度★★★★

期待してます
Aチ-ム観劇。構成・演出は面白かった。脚本も良いが、現実離れした設定や説明不足(主人公の気持の変化など)の点が気になった。人間は、明日に希望が見いだせなくてもハッピーエンドが描けるか?むしろ虚無感や凶悪感に支配されそう。まぁ、芝居の世界…逆の発想があっても不思議ではない。全体的にテンポもよく魅せてもらった。
あとは、如何に無理なくストーリー展開できるか…期待しております。

ぼくらは生れ変わった木の葉のように

ぼくらは生れ変わった木の葉のように

インプロカンパニーPlatform

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2014/02/07 (金) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

面白いが…
日常にスルッと入り込んだ狂気は伝わった(常識が狂気・偏執に変貌)。その狂気は、人間がもともと持っているのか…外部に刺激されて表れたのか。いづれにしても誰しもキッカケがあれば凶悪になるかも…。平穏と思っていることは、実は砂上の楼閣で脆いもの、と改めて思った。狂気で守るか理性で抗うか。
構成、演出は面白いが、演技が今一つ。セリフが、単なる怒声か内なる叫びか…自分は前者に聞こえた。

幸福な職場(再々演)

幸福な職場(再々演)

劇団 東京フェスティバル

駅前劇場(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!
天候は大雪で寒かったが、心は温かくなった。観に出かけて良かった!
実話は、それを演劇、映画、マンガなどにして表現するには難しいと思う。真に何を伝えたいのかが表現できるか…。
本公演は、人に向けた優しい眼差し、社会に対する厳しい問いかけが、押し付けがましくなく問題提供されている。それを描くために、キャストが好演している。
自分好みの芝居である。

天召し~テンメシ~

天召し~テンメシ~

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/02/06 (木) ~ 2014/02/10 (月)公演終了

満足度★★★★

芝居はバランスが…
つくづく芝居は、バランスだと思った。脚本や演出は上手いし、キャストも頑張っていた。
しかし、20年位の経過があるだろうが時代や状況変化が伝わらない。真剣勝負の緊迫感も表現しきれていない(これが重要)。また他の人も書いているが、キャストが多いため無理やりな場面があるような…(若手育成は分かります)。
一つ一つの演劇要素は上手いが、それらが融合しきれていない。魅せてくれたが、「感動した~」という満足感が足りない。
「ラビット番長」の公演としては、少し物足りない。

春の遭難者

春の遭難者

B.LET’S

「劇」小劇場(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

良かった!
見応えのある素晴らしい作品だ。前説では、1時間45分とあったが一気に魅せられた。よく練られた脚本・演出だと思う。特に、法も含め色々な制度が平等だと思われているが、その実態は必ずしもそうでないこと。本作では、女と男という性別を括りに取り上げていた。承知の上で描いていたと思うが、性別の元には「個人」が在る。
「不条理」のセリフ…予想通り緊迫した場面で出ました。人はそんな中で生きているのでしょうか。考えさせられた。

- かさない -

- かさない -

COoMOoNO

キッドアイラックアートホール5階(東京都)

2014/01/31 (金) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★

書くのが…
難しい。テ-マ的には、今の日本の状況を切り出しているようで好感は持てる。狙いは良いと思うが、演出と演技がついていかない。
紛争地に行っている夫を待っているということだが、会話に緊迫感がない。また、友達との日常会話であんなに早口になるだろうか。一方、ストーリー展開が緩慢で、集中力を保つのが大変だった。
そもそも、会場の雰囲気が女性の部屋を覗いているようで、妙に落ち着かない。主人公(女性)の気持ちの変化も表現しているようであるが、伝わる部分と曖昧な部分が交錯し、感情移入できなかった。
先にも書いたが、テ-マに合った演出と演技があれば…残念。

Samurai has come

Samurai has come

風雲かぼちゃの馬車

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/01/30 (木) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!
脚本・演出は秀逸だ。時代状況の重さ、しかし、その状況を正面から受け止めるのではなく、少し角度を変えてフットボールという身近なスポーツを絡め、その時代の社会批判を…。エッジの利いた作品だと思う。
フットボール場面をどう演出するのかと思っていたが、上手く描いていた。
また役者は、役になりきって活き活きと演じていた。
実に自分好みの公演であった。
ちなみに、外国人が登場するという設定だが、日本語で話す。それは、前説から観ていれば…。

眠りの森-Boy's Side Adventure-【閉幕御礼】

眠りの森-Boy's Side Adventure-【閉幕御礼】

劇団やぶさか

相鉄本多劇場(神奈川県)

2014/01/31 (金) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★

華やかで楽しい
脚本は寓話、演出はファンタジーという感じであった。キャスト陣は、若手の宝塚歌劇団のようで華やかだった。ストーリー展開は、泣き笑いがあり、盛り上がりも楽しめた。子供から大人まて、幅広い層に見ていただけるだろう。
ただ芝居に、人間の業のような内面描写とか、行為の意味付を求める観客には物足りないと思う。
また演技は、各役者とも表面的で役のキャラクターになりきれていないと思う。誰がどの役を演じても同じかも…。それだけ安定感があるのかもしれないが、もっと個性豊かに演じてほしかった。

山式―ヤマシキ―

山式―ヤマシキ―

やさしい味わい

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/01/30 (木) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度★★★★

雰囲気ある芝居
脚本・演出は秀でたまとまりをみせていた。芝居は、おどろおどろしい雰囲気を醸し出していた。山奥の因習の世界感が伝わってくる。舞台美術も良く出来ており、演出効果に寄与していたと思う。ただ、どうして惨劇が起きたのか、という状況説明が乏しかった。
また、笑い受けの場面があったが、そこは不要だろう。イタズラに芝居の雰囲気は壊さず、首尾一貫してほしかった。

WEEKLY MANSION

WEEKLY MANSION

劇団半開き

小劇場 楽園(東京都)

2014/01/27 (月) ~ 2014/01/31 (金)公演終了

満足度★★★

盛り上がりが…
シェアハウスの住人の日常生活を切り取り、それをシリアスとコミカルを融合させたような演出の作品。ストーリーは、住人ごとのエピソードを表面的に連続させているようで、平凡な展開になっていた。モチーフは、愛情の形(親子、姉弟、仲間)を描いているのだろうが、流れが今一つなため、伝わらない。一つ一つのエピソードはありふれている(それだけリアリティがある)が深堀すれば面白いと思う。それらを関連付けて、見せ場を作ってほしかった。
演技は、ある程度キャラクター設定が確かで魅せてもらった。

REizeNT~霊前って...~

REizeNT~霊前って...~

junkiesista×junkiebros.

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/01/29 (水) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい!の一言
芝居の脚本や構成は度外視して、とにかく役者が個性豊かに活き活きと演じていた。ミュージカルとの触れ込みだったが、歌・ダンスが思いのほか少なかったのが残念。しかし、公演全体(ストーリー展開は、何故、どうしてという細かい点はあるが…)としては、理屈抜きで楽しく面白い。
気になった点が一つ。それは、メ-ル受信画面が映画のス-パ-のように舞台上方に映し出されるのだが、照明の明暗で見にくい。自分は9列(I列)目の中央に座っていたが、何回か見えなかった。自分と同じことを言っている観客がいた。照明に工夫が必要かも…。
さて、次回作のネタ探しを言っていたが、妖怪ものかな。

地獄篇 ―賽の河原―

地獄篇 ―賽の河原―

鬼の居ぬ間に

王子小劇場(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★

秀作だとは思うが…
母親の愛情を悲しいまでに掘り下げた重厚な作品だ…と思っていた。しかし終盤、自分には信じ難い展開になった。自分の行為に対する悔悟と喪失から、一転、希望の”生“が感じられた後の行動が…。
真に終盤までは、悲しいまでの心情、それを作り出している社会状況が十分伝わってきた。それは脚本・演出だけでなく、雰囲気ある舞台美術や役者の演技が相まって素晴らしいものになっていた。それだけに残念でならない。

ネタバレBOX

キミエが我が子を殺し、嘆き悲しみ、悔悟する。しかし、君枝に抱かれいったんは蘇生するが、結局は殺される。それを黙って見ているだろうか?あれだけ我が子を想い、深い愛情を描いておいてである。自分の感覚としては、必死に我が子を守ろうとすると思う。親より先に死なせないためにも…。
FLY ME TO THE DREAM 〜夢の欠片の向こう側〜

FLY ME TO THE DREAM 〜夢の欠片の向こう側〜

Succeed Project

六行会ホール(東京都)

2014/01/24 (金) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい!!
あぁミュージカルを堪能した! 多少、道徳的な感じがするストーリー展開だが、それを上回る魅力ある公演だ。大勢のキャストだが、みな活き活きと役を演じていた。歌・ダンスも素晴らしいし、何といっても全体にパワフル。
劇団は、設立から1年経っていないとか。これから、注目したい。

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