満足度★
羽矢瀬さんファンにとって辛いお芝居でした
羽矢瀬さんのファンで、羽矢瀬さん>>>>>劇団の方は見ない方が良いです。
劇団>>>>>>>>羽矢瀬さんの方なら楽しめるかもしれません。
ネタバレBOX
高橋大地は羽矢瀬さんがムーン・リバーやプライベート・アイズで演じられた
本当に思いで深い、大切な大切な役です。
今でも羽矢瀬さんの姿や表情や声が鮮明に思い出されます。
そんな大地を、なぜ、今回のお芝居に登場させ、羽矢瀬さん以外の役者さんに演じさせてまで、殺さなければならなかったのでしょうか?
今回のお話なら、別に別の名前の、別の人物で良かったはずです。
なぜ大地を殺さなくてはならなかったのか理解できません。
思い出してもらえる時だけ生きていられる、というような事を劇中で
語られますが、綺麗な言葉で誤魔化されているように思いました。
羽矢瀬さんの事もあり、それがいいたいのなら、別の名前の別の人物にしても伝わるでしょう。
羽矢瀬さんを失い、大事な思い出の舞台まで失いました。
羽矢瀬さんの高橋大地を思い出すと同時に、今回の舞台が連鎖して思い浮かぶのです。
今回、お芝居以外でもショックを受けました。
劇場に入り配られていたパンフレットを見ると、羽矢瀬さんの入院中の様子が書かれていました。
しゃべれなくなっていた事に衝撃を受けました。
俳優さんが喋れなくなるなんて、どんなに辛かっただろう。悔しかっただろうと、涙が出てきました。
声が出ないから、と身振りで伝えた羽矢瀬さんのその時の気持ちを考えると
涙がとまりません。
励ますつもりだとしても、あまりに思いやりが無いと思いました。
フライングステージのお芝居に励まされた事も勇気を貰ったこともあります。
大好きな劇団です。
でも今回のお芝居も、パンレットの言葉も耳障りの良い言葉で魔化されているように思いました。
どう綺麗事を言っても、生きている自分たちが一番大事なんだ、と感じました。
もちろん、生きている人は大事だと思います。
でも、一緒にお芝居を作ってきた羽矢瀬さんに対して、今回のお芝居は無いと思います。
劇団の方のショックは大きいと思っていまます。
でも、がっかりしました。失望しました。
羽矢瀬さんが気の毒です。