満足度★★★
概念の
普通に面白く見られる作品ではないでしょうか。やり取りのスムーズさ、尺も1時間弱とコンパクトなもので見やすいです。しかし、特に中盤あたりから色々なものを詰め込み過ぎて、僕には難解に思えました。
ネタバレBOX
最初の男1と2のやり取り、上手いよりも自然な会話で見れる。普通の会話ではないですが。たまたま住人たちが集まるのはお約束として、性ネタの妙な多さ、笑える妙な間、立ち込めてる作品だなと感じました。
穴とか死体とか子宮とか自殺とか。頑張って整理しようとするけど、頭が追いつかなくなってしまいました。必要なメッセージ性は感じるし好きな内容でもあると思います。けど難しくて、言いたいことは解るような、解らなような。凝縮度が高くて、捌ける人にはとても有意義に見れるのではないでしょうか。普通に観る分は充分面白い。考えると、?が多くなるかもしれないです。
前の居住権利者によって、同じ部屋なのに使われ方も、生活の空気も全然違う。窓から見える景色も、変わっていく景色と変わらない光景がある。自分の今いる部屋も、違う人生が前まであったのだと思うととても感慨深くなりました。仮の生き方でなくて本物と言える生き方を目指したいと感じた。
満足度★★★★
楽園には感じない良い空間
こちら楽園も初めて入りました。僕が行った回では、受付でキャンセル待ちの方もいらしたので人気なのかなと期待。小屋の作り方、演出での見せ方もあまり見たことがないもので、ミステリーの話も加わり新鮮に観れました。以下
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いきなり暗転して始まるのは面白く、黒基調の服にセット。シンプルな作りで出突っ張りの出演。興味はグッと入る。天国と地獄なのか、ここでない何処かへ繋がる扉を、客席に繋がる扉で使うのが良い。始まったら遅れてきたお客さん入れないじゃんと思った。そしてお客さんが帰る方の扉を天国側にしてくれて良かった。
カメラマンの記憶が良過ぎたり、オーナーが宿泊者を殺していったのは無理がありそうに感じました。林田さんの件は別になくても楽しめた。難解過ぎでもなく、何となく犯人は解りそうで確信がない。その辺りの加減は良かったと思います。台詞トチリなど、もう少し役者の練りが欲しいワガママがありますが、斬新で観れた作品でした。
満足度★★★★
芝居欲
初めて入りましたが、施設が充実してるんだなぁと実感。内容も中々面白く、ダークな印象で改善の好みもありましたが楽しめました。学生さんたちの、若いエネルギーや欲のようなものを感じれたと思います。良い環境も揃っていて、今後良き役者が出てくるかと思うのも楽しみです。以下
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まずオープニングの映像を使ったのが良かったです。冒険心を駆り立てられるようなワクワクした感じ。板が斜めになっていて、動きにくそうだが若干客席からは見やすいのかな。丘を上がってく演出に使っていたり工夫されていた。他のコミュニティや世界観をもっと出して欲しかったです。照明の点滅は事前説明がされたものの、本当に見ていて気分が悪くなったので、他の効果的な見せ方も検討して欲しい。ビデオデッキのような逆再生、早送りなどは凄く面白かった。しかし流石にやり過ぎてクドく見えます。早台詞は鍛えられてて素敵です。
理想郷は幻想でしかない。己の力で築き求めていくものだろうかと思いました。客出しが皆さんいて恐縮。良い刺激を頂きました。
満足度★★★★
緩く笑い、最後はキッと
始めて観劇しましたが、面白かったです。緩く展開し、最後に締めるとこは締める感じ。何となく観ながら、クスっと笑う不思議な空気。僕の方で連絡不備があったのですが、制作さんに快く対応して頂きありがたかったです。以下
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一番こちらで良いのは、「間」の使い方かなと感じました。脚本が面白くても、演出や役者で良い間が取れなければ、笑える所も笑えないというのはよくあります。その調整具合が素敵なのかなと。
今までの公演を知らないので、それら登場人物の関係性が解らずにいるのは仕方ないにせよ、単独でも見れるようにはなってます。話も進ごとに微妙な繋がりがあり、ああいうのは好きな人多そう。僕も割りと好きです。ただ知ってる人に比べれば、どうしても物足りない部分はあるのかもしれませんね。最初のワークショップでも使うような、順番に座っていくアレ。素の部分が垣間見れる面白さもあるのですが、役者が笑うのが見えてしまい、あれは気が萎えるので残念。
他にもセットの合体したナニカや、玉置さん須貝さんの芝居、間所刈さんの驚きの動きが鮮明に残っています。アゴラの狭さ、距離感が逆に良いのかもしれないが、もう少し広いところで観たいです。
満足度★★★
算段兄弟Aを
書き込みが消えていたので再チャレンジです。予定の関係で、前半の算段兄弟のAバージョンだけ観劇しました。全体として楽しく観れたものの、やはり二本観るとかなり長くなる。予定は組み込んで観に行きましょう。以下
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小屋は初めてで、地下に降りて入った空間は中々素敵でした。ですがギリギリどころか、開演時間になってから入ってくる若いお客さんが多くてゲンナリしました。関係者なのか出演者の知り合いか解らないけど、せめてもう少し早く来ようよと。
算段兄弟は始まってみると、最初は軽快なテンポの掛け合いで好感持てました。ただ時間が経過していくうちに、段々とリズムが落ちていく感じはしました。全体が長いので、中盤とかもっと釈削れると思います。時間経過は思ったより長くは思わなかったけど、シャープな方がいいです。個人的には女性陣の方が良く感じました。うんちくの面白いやり取りもあれば、滑舌聞き取りにくい方まで色々だなと。スーツのボタンを一つ開けずに全部付けていたので、知らないのかなぁと思ったりもしました。僕も新人の時怒られました。
楽屋が観たかったのもあり、それは残念の一言です。他所さんでも楽屋はあるようで、作品はそちらで観れるとしてもこのメンバーでも観ておきたかったです。今後また、俳協さんで気になる作品があれば是非。
満足度★★★★
面白かったですよ
ここでの評判はあまり良くなかったので、ちょっと心配ではあったんですが、僕は面白かったです。転換の独特さは新鮮だったし、熱い展開には魅せるところがありました。気になったところとして、音響と、笑いのクドさ、物語進行のペースあたりでしょうか。以下
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ディスコはどういう意味なのかと思ってましたが、踊れや歌えのワイワイ騒ぎってことだったんですね。ミラーボールと照明の組み合わせがとても綺麗で幻想的でした。音響は曲は好きなんですが本当に煩い。特にオープニングは、初めて耳抑えながら観ました。いくら良いものでも、お客さんのこと考えてないと作品が薄らいでしまいます。これ程の音量なら、せめて事前に説明をして欲しかったです。
開演時に人が交差するシーンは、街並を表すのでは良かったけど、歩き方、姿勢が悪い人が気になりました。転換は作品の中のお気に入りです。時間が逆流したり、視点が変わる演出効果は非常に興味深かったです。役者も動くのが大変そうですが、斬新に感じた。しかしどうしてもクドくなってしまい、テンポが鈍ってしまうのがウィークポイントでしょうか。微妙な下ネタはいらないし、うまい棒はかなり臭ってきました。幽霊として現れる花火師や、偽名で各役が行動していたりと、この辺りで話がややこしく感じてしまう方が多かったのではないのかな。
ラストはそれぞれの想いや戦いの交錯として、自分はやたら感情移入出来ました。桂さんは別の作品でパンツ一丁でいらしたので、そのギャップに違和感が凄まじかった。他にも表現者たちの洗濯場とか、面白い箇所は随所あったので、改善していけば素敵になると思います。
満足度★★★
話の大筋は良かったAチーム
千秋楽のAを観ました。泣かせようって魂胆は感じつつも、良かったねという終わり方。話の細かい箇所には言及したい部分はありましたが、役者陣の頑張りも感じられはしました。しかしkazuogaさんの言うようなら印象はガラリと変わりますが。。。以下
ネタバレBOX
先生の方がキャラ強過ぎました。芝居臭いけど、場を和ませるポジションとしては逆に良かったのかもしれません。下ネタはいらない。出す必要あるんでしょうか。病室、室内、外と空間を使い分けるのは面白かったです。カップルも何となくの役回りかと思いつつ、終盤に重要な位置付けだったりも良い。恋愛移入への描写や、恋空?だったか雰囲気が似てる感じ、医学的見解やらそういう視点が薄く思いました。更紗が脳腫瘍なのに雨の中飛び出したら話してないで追い掛けるだろとか、カップルの彼は雨の外で靴下とか普通気付くだろなど、少し冷静に観ていると変な点がチラホラ出てきます。お母さんは若過ぎだけど発声が綺麗でした。弟の頑張りも好印象です。全体として泣くときがワザとらしく見えました。感情は沸き起こるもので無理して泣くとボロが出てしまいます。役者の芝居への気持ちを感じた分、脚本の深みでもっと違ってきそうです。色んな意味を含めて、次回作に期待です。
満足度★★★★
面白い空間。澤田さん推し
早めに行ったのに席を詰めさせられ、写真撮影とかどうでもいい前説で時間は押すし、テンションは下がってました。でも本編では上昇してとても楽しませてもらいました。ギャグのセンスを所々感じます。インプロも好きではないですが、応用力はよかったと感じました。以下
ネタバレBOX
元々まつださんの演出ということで気になり観に行きました。花粉の暴走族、曰く付き物件など軽快なやり取で、8時だよ全員集合を見ているような感じ。個人的にはAmebaの工事中の妙なリアリティが良かったです。澤田さんの器用さが気になった。女性陣は可愛いけどもっと芝居重視で臨んで欲しく思えた。
インプロは客からお金を頂いてる割にクオリティが半端な劇団が多い中、空気で持っていったのもあるけど面白い部類です。キャストさん方の応用力の高さでしょうか。前述したように、無理して席を詰めさせられたり、先に来ている客が気を使うのはおかしいと思います。そういった総合的なおもてなしが、舞台評価なのだと思いました。イベントはあまり時間もなく帰りましたが、内容では充分に楽しませてもらいました。
満足度★★★★★
環境はよくないがオススメできる作品
以前行ったがざびぃとは、何だか座席配置が違うような気がしました。空調は暑く、お世辞にも環境はよくはなかったです。しかし芝居の方では、軽快なテンポと掛け合いで本物のキャラメルボックスばりに良かったと僕は思いました。広くない板の上で帰りは生憎の雨でしたが、非常に楽しかったです。後ほど
満足度★★★★
怒濤という激しさでした
他の方達が書かれてるように、動きのダイナミックさは一級品でした。もっと大きい劇場でないと活かせないようにも感じた。話がラストにつれ難しく、理解しにくさといったものもあり、演劇というよりもエンターテイメントのパフォーマンスショーだと思います。迫力に飲み込まれる公演。以下
ネタバレBOX
観てて危なっかしくもしっかり仕事を熟す、そんな入り乱れの動きでした。クローサーの方々は、ダンスがメインではないんでしょうか。並みの役者であの動きは無理だと思います。ちゃんと観察しています。特に火の塩崎さんは動きが圧巻でした。勉強になり、ずっと見てました。素早くダイナミックで、時に柔らかく繊細で、凄まじかった。
芝居そのものは、面白い箇所もありつつ、ちょっと練り込みが足りず。大方は解るのですが、細かいところまで理解が追いつかずでした。お客さん達のウケは凄かったけど、博士の手術の噛むところは、何度もし過ぎて本当に言えないのか疑問に感じたり、真面目なシーンでやられても覚めてしまって残念です。話のシンプルに比率を調整、くどさも程々で個人的に5が普通に思える内容でした。役者の「動」の可能性を感じる作品でした。あんな風に動けるようになりたいな。面白かったです。
満足度★★★★
スーッと入る作品
普通に面白かった。女優さんもお綺麗であった。上手い役者さんも当然ながら、円形の特殊な形を意識してくれた見やすい演出だったと思います。物足りなさもありましたが、割と良い席でもありました。以下
ネタバレBOX
テンポ、セリフの掛け合い、音響のタイミング。自然で観やすかったです。ブルータスの深谷さん芝居の力強さに滑らかな発声もだが、ボンバーヘッドがナイスでした。七味さんのてやんでぇ口調や岡田さんの妙なネタなど面白いところも多かったです。逆に渡辺さんはキャラメルで観たものよりも何かしっくり来ずでした。シーザーの川上さんはお綺麗ですが、カツカツ歩いてばかりに見え、思ったより出番もなくて勿体無く思いました。和装を混ぜたりは不満はなかったですが、国の規模や発情のタイトルに絡むものが足りないように見えました。情が発生するというものだとしても、苦悩や葛藤はより取り入れて欲しかった。観客さんを上手い感じで絡ませるのがとても上手かったです。話がそこまで解らなくても、胸の内に抵抗もなく入ってくる、流れのようなものがありました。
満足度★★★★
空気は変わらない
程よい笑いが程よく入り、でもよく見てみると深みものがあったり。セットの精巧さは今回も魅入ります。以下
ネタバレBOX
舞台セットに始まり、ヘリとか細かい造り込みが多いのが見ていて入り込みやすいです。世界観も何となくでも掴める。最初と最後のエア携帯、エアオセロは笑えた。先生は山崎邦正さんとザビエルが混ざったような異様な存在感。最初のシャンプーハットのままで居て欲しかったかな。面白くない人が面白いというのは面白いか不明。確信を得ています。つまり僕なんかがこの舞台面白いと言っても、本当に面白いかは解らない訳ですよね。でも面白いと思った。面白いネタが程よい感覚で入ってくるのがこちらの劇団の特徴なのか、正常かはともかくこの空気は好きです。死体のシーンは、何かくるだろうと予測は充分に解りつつ、死体の人形がセットより作り雑に感じた。井戸も灯りやこだまと拘りがあるので、14m?に合うロープの長さ、芝居があればもっと素敵でした。
話は、他人へ義務のなすり付け、孤児院の寄付や井戸採掘の権利買収の腹黒さを見せつつ、自分達( 終わり )が良ければ良しという狂気じみた人間の邪悪さが漂わせていました。それでも空気はいつも通り正常でたると自分では解釈。笑いを取り入れつつ深みのある作品でしたが、色々オオカミ少女とかあり過ぎて本筋がよくわからなく思えたのがあります。兄役の竹岡さんでしょうか。
前回のMIYAZAWAでの猟師よりずっと良かったです。カナリアの扱いが雑過ぎるように見えました。楽しませて頂きました。
満足度★★★★
笑える2時間弱
ハートの回を鑑賞しました。日本と違うユーモアが中々良かった。ちょっとブラックな部分はハートフルなのかツッコミたいところ。長さはどうしても疲れてしまう所ですが、掛け合いも良く観れたと思います。以下
ネタバレBOX
地下の物置や階段など、セットの作り込みもしっかりしてました。お婆さんのお喋りやキャサリンの恋心、リチャードの童心といった気になる見所も多かったように思います。リンゴ落としたのは失敗だったのかな。長さは短縮して欲しいのがどうしてもありましたが、やはり役者間の掛け合いがスムーズに感じたことなど、次も気になる劇団さんです。
満足度★★★★
カロリーの高い芝居
好きな部類に入る、つかこうへいさんの原作。独特のテンポが聞き取りづらいのはあるけど、考えずに観て、惹き込まれるパワーは充分にある舞台だったと思います。良かったところ、改善を求むところなど。以下
ネタバレBOX
最初は早く来過ぎたのか、席がガラガラで少し不安になりました。始まる頃にどっと入って開演。
音響の、セリフで音量を下げるタイミングが素晴らしいなと感じました。一方カラオケなど音が大き過ぎて耳が痛くなったので、小屋の広さも考えてボリュームもう少し下げて欲しいなと思いました。お芝居としては、独特の口調、早ゼリフ、リアクション。笑いはしなかったですが面白かった。聞き取りにくさでストーリーが掴みにくいのが本当に惜しい。熱海殺人事件の小説は読んでいて、大方知ってはいますが、伝兵衛が女で小説と違う部分など、解らない箇所がとても多くて残念。あれだけセリフを回せるのだし、改善を希望します。それでも、あまり考えずに観ることが可能なほど、凄い勢いでした。声が枯れ気味だったり、ラストになるとエネルギーはどうしても落ちてきているものの、個人的には中盤から終盤にかけての海岸回想シーンは特に熱かったです。娼婦、朝鮮人、出っ歯とか差別用語オンパレードでも、故郷を想う人情は深く響きました。疲れてたのですが元気出ました。
満足度★★★
ダークな筋書きは面白い
初見で劇場も初めてでした。不思議なセットの空間に、素敵な綿アメのプレゼント付き。初日というのもあってか粗が目立ちましたが、難解なものの話の大筋は面白かったです。以下
ネタバレBOX
話が僕には難しかったですが、ダークファンタジーに相応しい空気は良かったと思います。水没する世界もあながちあり得るかもしれません。設定は引き込むには充分ですが、ランダムに選ばれるにしても若い人ばかりとか、世界観の設定とかどうしても雑になってしまう印象。ラストがあっさりし過ぎていて終わったのか解らなかったです。最後は特に話についてくのが大変な感じでした。板上の穴を使ったのは面白くて、落ちる時に怪我しないか心配でした。滑舌が気になるなど、役者陣にはもう少し頑張って欲しいです。初日は仕方ないにしても、セリフのトチりが些か多くてファンタジーの世界に入りにくくなってしまいます。面白かったり、核心に迫るセリフも多くて、だからこそ文字でなく言葉として発して欲しいなと思いました。投票のトレーは安物過ぎるけど、衣装やセットの作り込み、名前に数字が入っていたり、色を各キャラに割り当てたりと工夫は随所に見られました。ライアーゲームみたいな駆け引きは楽しく見れるので、よりクオリティをあげてもらえれば楽しめるのではないでしょうか。
満足度★★★★
やり取りの軽快さ
ぐるぐるしていた。案の定、お話はよく解りませんでした。でも役者さんのスキル、熱さ、造形など楽しめる要素は多かったです。以下
ネタバレBOX
天界やら夢やら、カタツムリに宝くじと、飽きない話は良かったけれど、僕の頭では理解できなかった。カタツムリは好きなのですが、本物が居ないのに妙な不気味さを終始感じました。音響の使い方も良かったのかもしれない。謎な話なのだが、会話のやり取りはしっかりと伝わり、役者の力量は解りました。ハケたと思ったらセンターから出てくるタイミングとかはとても素敵。が、別の方のコメントのように、端席からとかの見切れなどは細心の注意を払ってもらいたいと思います。壁の凄い造形と、ダンボールの楽器のギャップに驚き、裸体まで披露する女優さんのパワーとテンポに驚き、主宰さんが何でもやっている万能性に感心。ワダタワーさんは健在であった。思ったより笑いの空気にはなってなかったものの、楽器隊は本当に楽しそうだし、観ていて面白かったです。観に行った日は中年の方が多かったように感じました。その年代には特に人気なのでしょうか。
満足度★★
期待を込めて
内戦をテーマにした舞台ということで、期待をしていたものの、細かく見ていくと正直ハズレと感じる内容でした。気になる役者さんもいて良く思うところもありましたけど、今後に期待でしょうか。以下
ネタバレBOX
いつの間にか内戦状態の泥沼化になった二つの街に、同じ名前もいるけどそれぞれの立場に生きる人が交錯するお話。サムライナンバーナインで拝見してる土谷さんは、あの濃ゆさはなかったものの味があって好きです。他にも女ジャーナリストやミルコ、サーシャさんなど良かった人もいた。だけど別の街視点を続けてやるので話が解らなくなる。内戦の規模が部屋の中でしか感じられなかったり、物量ないのに単調にずっと鳴っている自動小銃の音に違和感を覚え。捕虜で隻腕の女性は気合い入ってるけど声が出し過ぎでメインの芝居に集中出来ない。棒読みやらトチり過ぎて何を言ってるのが解らなかったり、音響と合わない発砲と銃の構えが観ていて辛かった。少なくとも僕が観た回は値段も考えると流石に酷かったです。蜷川さんところの方というのもあったのですが、初演出なのでしょうか。恋人たちの過去を混ぜるのは好きですけど、構想の練り方をもっとして欲しかったです。スタッフ対応も良かっただけに余計に残念。キツイ書き方ですが、良くなるものと信じて2にさせてもらいました。
満足度★★★★★
長いが濃厚だった。
伺ったのが初日で、全体の直しが多かった感じも見受けられましたが、それでも面白かったと言える内容。時間は2時間35分はあったでしょうか。その長さは感じずに凝縮されていた気がします。以下
ネタバレBOX
舞台セットも空間を多様に使える感じになっていました。ハムレットのテンポや現王のリップノイズは要改善かなと気になりましたが、配役の雰囲気は十分に感じました。ポローニアスにホレイショーや、オフィーリアの影が客席からヌッと出てくるところなどは特に良かったです。劇場の空間をいっぱいに使った見せ方は好きで、甲冑の先王が出るのとかも面白かったけど、気付く人は少なめに思えました。また、やはり長いので寝てしまう方もちらほら見受けたのは残念。面白かったと思うのですが、分かりやすくしてもまだ難解であったのかもしれません。公演前は、コリッチの記載で劇場が間違っていたり不安もありましたが、観終わって満足です。
満足度★★★★
親子三代。
前半の白石さん主演の回を観に行きました。声優さんの強みを活かした面白さがありました。以下
ネタバレBOX
アフレコの臨場感、発声のスキルは見事と言えます。白石さんのテンションの高さ、スピード感のあるノリ、面白かったです。息子が非常にイケメンだった。キャラクターも濃いメンバーが多くて楽しかった分、キーとなる霊的な話の筋がイマイチわかりにくかったことで入り込みにくいところがありました。アフレコの最終回は、声と激しい動きが合わさって熱い想いになりました。あのシーンが一番良かったです。またボイスパーカッションもあまり知らないので面白かった。おじいちゃんメンバーのテンポが欲しかったですね。前列でよく見えたので、買い物のビニール袋がセブン&アイだったのは残念。下ネタを入れすぎな面もあったけど、全体として充分満足できる作品でした。
満足度★★★★
楽しみまSHOW
大晦日に観ました。ベクトルは変化も知れないけど、芝居への気概が随所に見られました。演劇としてはどうかというのもありますが、エンターテイメントとして楽しむなら大いにありだと思います。お下品だけど。以下
ネタバレBOX
ぬいぐるみの応酬、ティッシュ吹雪、劇場から嫌われそうなくらい、小道具や色んな演出が凄まじかったです。大楽は実際に大晦日のカウントダウンしたのかな。面白い試みだと思います。あまり夜は出歩きたくないですがこれなら見てみたい。文学座の増岡さんとか、言い方悪いけどこんなのに出て大丈夫なのか、女性陣の赤裸々恋愛に性体験、小野寺さんのパンツ、会場に子どもいたことなど、不安で仕方なかったことも多々ありました。
誰だったか膝から流血、小野寺さんの体当たり、どんなことがあってもやり抜く朗読、舞監さんらのパフォーマンス、スタッフ手ブラ身体張るって意味では、まさに女優、役者である方が沢山いて見応えありました。ワサビは無理だと思う。品がないのが主でしたが、ぬるい芝居をしている自称役者さんたちは、根性を是非見習うべきだと思います。