ラジオスターの悲劇
少年社中
吉祥寺シアター(東京都)
2013/05/08 (水) ~ 2013/05/15 (水)公演終了
満足度★★★★
主人公が「日替り」
抱えきれぬほどの絶望を一人で受け止めようとした男の話。人の温もりがビシビシ伝わってきました。終盤は客席のあちこちからすすり泣く声が。私もあぶなかったです…。
進行役である語り部が「日替わりゲスト」という構成は面白いですね。
ロボティクス・ノーツ
トライフルエンターテインメント
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
もっと映像を多用すると思ってましたが、ロボの動きも人で表現したりして面白かったです。ホビーロボの大会「ROBO-ONE」、盛り上がりましたね。登場人物の再現率も高かったと思います。とくに日高昴はゲームそのままでした。
ASSH-DX vol.3『危機之介御免』
ACTOR’S TRASH ASSH
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了
満足度★★★
観やすい
難しく考えなくても楽しめる作品に仕上がっていたと思います。観やすい反面、もう一癖あってもよかったと思うのは、ないものねだりだろうか。遊女歌舞伎役の佃井皆美さんがステキでした。
ブラック・サバンナ
世田谷シルク
アトリエ春風舎(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
重すぎず軽すぎず
食物連鎖における人間の位置づけを考えてみたり、もし人類が絶滅危惧種になったとしたら、地球は、他の動物は、あるいは神様(?)は、人類を保護してくれるだろうかと考えてみたり。題材や世界観は好きです。
ダンスや体の動きを交えて力強く、また軽やかに。説教臭くないところもいいですね。
ディス・ワンダーランド
innocentsphere
青山円形劇場(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
やや弱いか
ファンタジーだと思っていたのですが、想像以上に現実とリンクしたストーリーになっていました。舞台上の空気を一転させてしまう公安役の狩野和馬さんは見応えアリ。物語のカギを握る少女を演じた鈴木ちなみさんや、その少女を親身に支える松本まりかさん等はよかったと思います。
少し静かに
ブルドッキングヘッドロック
ザ・スズナリ(東京都)
2013/04/03 (水) ~ 2013/04/10 (水)公演終了
満足度★★★★
吼えたかった。
音。言葉。共鳴。響く。響き合う。劇場にいて、「伝わる」ものが確かにありました。欲を言えば、最後は客席からも音を出したかったですね。意味もなく叫んでやろうかと、ちょっとだけ思いました(笑)
ドブ、ギワギワの女たち
ネルケプランニング
【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)
2013/03/29 (金) ~ 2013/04/01 (月)公演終了
満足度★★★
惜しい!
2時間10分くらいでしょうか。少し長いと感じました。ラストはよいと思うんですが、途中、もっとカオティックにクレイジーにできたのではないでしょうか。
露出的にはあれで充分だと思いますが、「はっちゃけ」感が弱いのかな。
もっと突き抜ければ、観ているこちらも頭のネジを何本か外して「よく分からんけどイケイケ~」って気持ちよくなれたと思うのです。なんか惜しいですね。
劇場はもっと狭い方が合っていると感じました。
連続おともだち事件
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/03/06 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
気持ちいい
クロムモリブデンにしか創れない作品ですね。笑うところがきっちりはっきりキマッて、とにかく気持ちよく笑えるのがうれしいです。たくさん笑って、観終えて、心の奥に刺さるモノがあって、今それが何だったのか考えているところです。いい感じに余韻が残っていますよ。
虚言の城の王子
空想組曲
吉祥寺シアター(東京都)
2013/03/03 (日) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てよかったです。
生きるということの、ひとつの答えですね。熱い想いがこみ上げてきました。「演劇」として細かい所は分からないですけど、「お話」としては傑作と言ってよいのではないでしょうか。私は好きです。本当に観てよかったと思っています。
デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~
ナイロン100℃
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/02/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了
満足度★★★
愉快。
ザッピングしたテレビを消した後のように、観た後はほとんど何も残りませんが、観ている時は充分楽しんでいたと思います。もっと視覚的にエロくしようと思えば出来たのでしょうが、敢えてそうしないところに大人のエロの遊び心を感じました。
★4でもよいのですが、一つ下げました。理由はネタバレで。
月の剥がれる
アマヤドリ
座・高円寺1(東京都)
2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
命の在り方
死生観を問われる内容で自分抜きに感想を書くことが難しい作品だと思うで、感じたことを短くまとめることはできませんが、面白かったです。
ダンスは好きです。躍動感があってよいと思います。
所々回収できていないように見えましたが、引っかかる、モヤモヤする「分からなさ」ではなかったので、観終えた後の気分はそんなに悪くないです。
あんかけフラミンゴ2
あんかけフラミンゴ
王子小劇場(東京都)
2013/02/28 (木) ~ 2013/03/05 (火)公演終了
満足度★
まどろっこしい
なんか面倒くさいです。何も伝わってこなかったし、何も得るものはありませんでした。
今後、もがいてもがいて自分達の形を獲得すればよいのではないでしょうか。
BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】
劇団鹿殺し
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
揺れる
菜月チョビさんの歌が心地よくて、前の方に座っていると役者が激しく動いたとき劇場が少し揺れるのですが、それが気持ちよくて。汗をかきかきパワー全開。愛すべき人たちだと思います。
獣のための倫理学
十七戦地
LIFT(東京都)
2013/02/19 (火) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
発情ジュリアス・シーザー
柿喰う客
青山円形劇場(東京都)
2013/02/21 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
意外でした。
文庫でシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を読んだとき、幕末とか日本的な「いき」のイメージが湧かなくて、正直、合わないだろうと思っていたのですが、実際に舞台を観て違和感は無かったです。
余談ですが公式パンフレットはデカ過ぎです。自宅で保管場所に困っております(苦笑)
幻戯【改訂版】
鵺的(ぬえてき)
「劇」小劇場(東京都)
2013/02/20 (水) ~ 2013/02/26 (火)公演終了
満足度★★★★
幻戯。
まさしく「まぼろし」の「たわむれ」ですね。想像の余地のある終わり方が面白かったです。気持ちよさとか爽快感なんてまったくないのですが(苦笑)、なぜか悪い気はしないんですよね。
+GOLD FISH
株式会社エンタテインメントプラス
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/02/07 (木) ~ 2013/02/16 (土)公演終了
満足度★★★★
歌がもっとあってもよかったかな。
まったく飽きずに最後まで観ることができました。笹川美和さんがよかったです。役者が本業ではないアーティストらの共演でしたが、皆さんステージ上で映えますね。流石だなと思いました。セットの海草がスモークと照明の加減で揺れているように見えるのが不思議でした。ストーリーは、最後に少しモヤッとしました。
bFROGー新撰組寄留記ー
D'TOT
六行会ホール(東京都)
2013/02/01 (金) ~ 2013/02/04 (月)公演終了
Dステ12th「TRUMP」
ワタナベエンターテインメント
サンシャイン劇場(東京都)
2013/01/23 (水) ~ 2013/02/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年一番!
ってまだ2月ですけど、おそらくそうなるであろうという傑作。儚くも美しい物語。絶景と言えるほど照明の使い方が綺麗で、光景が目に焼きつく。上演期間中、役者が「繰り返し」演じる、観客(リピーター)が「繰り返し」観ることまで計算された構造・演出が素晴らしい。惜しむらくは男性客が少ないこと。この面白さが「D2」を応援する女性ファンにしか伝わらないのはもったいないです。本当にもったいないと思いました。
飛龍伝
ゴーチ・ブラザーズ
本多劇場(東京都)
2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
役者ってすごい。
女性客多め。立見のお客さんもちらほら。2時間20分はまったく長いと感じませんでした。とにかく台詞の量がすごい。役者が熱い!全身全霊をかけて演じているという感じです。
玉置玲央さんが素晴らしい。動きはしなやかだし、あれだけしゃべって聞き取れない台詞がほとんどないとは驚きです。黒木華さんもよかった。惚れてしまいそうです。大塚宣幸さんがいい味だしてました。
ストーリーに没頭することより、舞台役者の生き様を観ることに重きを置いて観劇しました。話としてグッとくる場面も沢山ありましたが、結果的にはそうなりました。