まさきの観てきた!クチコミ一覧

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ユー  クロース・トゥ  ユー

ユー クロース・トゥ ユー

劇団ミックスドッグス

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/17 (月)公演終了

満足度★★★★

今年最後に相応しい完成度(*^◯^*)
面白かった。多分今年観たミックスドックスの中では一番良かった。ゆうじ役の水野駿太郎がとにかくいい。表情がきまってる。どうしても年の知り合いの芝居を観てると100パーセント役者としてみれないってことが多々あるけど普通に「いい役者さんだなあ」とか思いながら観ていた。ちょっと言い過ぎな気がするけどちょっとしたスター性を感じる
小さめの劇場で割と多めの人数だけど舞台セットのおかげでうまい構図となっていた。あととにかくOPダンスがいい。ただダンスをみせるんじゃなくて演劇のダンスはこうやってストーリーに綺麗にかかわる振付の方が好き。音楽もお見事。好みです
コメディシーンもよかった。いつもストーリーをつきすすめている山根翼がわりとフットワークが軽い役で新鮮だったし楽にみれた。
展開が急ではないんだけどなんとなく小さくまとめられすぎな印象。もう少し、どっかでもうちょっとじっくりやるシーンとかがあってもよかったんじゃないかなって思う。いい話を超えそうでこえないもどかしさが少しあった。
舞台セットがわりと演劇向きでないのを処理しきれなかった事が気にかかる。セット自体は素敵だったんだけど

まとまった作品だがまだまだはじけられるという期待をこめて四つで

オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

王子小劇場(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

惹きつけの妙
演出が凄い。拘りが細部まで行き届いていて緊迫感が伝わってきた

カードを上に掲げた瞬間の演出、素晴らしかったです。
全てが小劇場劇団の規格を超えていてもう本当に大満足です。
カラサワさんが凄く好きだった。

唯一気になったのは展開にリアリティを感じなかった。カジノとかに詳しくないのだからこういうものなのかと思ったけど知識がある人にどう映るのか?ちょっと気になった。
といっても後々思うだけでその場その場では熱演の数々にただただ鳥肌を立てていました。

絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

満足度★★★

パワー不足感
悩殺でも似たようなことを感じたけどマクベスを90分にまとめるのはすごい。演出の展開の速さは毎回天才だと思わされる。

ただ今回は音楽や照明が展開を持って行ってる感が凄かった。前回の悩殺に比べててシュール系なのが多かったからなのか単純にバルコニーで横から見たせいか音の変わり照明の変わりでシーンを変えていっているように感じてそれが辛かった。歌もセリフも強弱が浅くてもっと役者に展開してほしかった。

マクベス役の深谷さんの一人台詞はセリフに引き込まれて気付いたら音や光が変わってるからそういう演技がもっとほしかった。

そのせいで一歩引いた感じでの観劇だったがネタはすごく面白かった。役者が好きで好きであればあるほど好きになる感じ、柿喰う客のこの感じはすごく好き。

前回のハムレットに比べて、ストーリ性が強くなっていたのは面白かった。何度か見たマクベスとは違った切り口だけど感じるものはあった。荻野さんのダンカンもそういう点で目立っていた。

アンラッキー★ツイスターズ

アンラッキー★ツイスターズ

.comet <ドットコメット>

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★

巧みな構成だったけど…
複雑な話、二チームそれぞれのつながりが見事でした。よくここまで構成出来るなと素直に思った。
後半に向けてすべてがつながってくる気持ちよさには鳥肌が立ちました
ただそれだけに前半の伏線貼ってますよ感と話がいろんな方向に飛んでく感が凄かった(前評判で構成がすごいと聞いていたのもあったけど)
もっと驚きたかったし感動もしたかった。

あとはシステムや演技に無理やり感があった。
キャラにとってつけた感があったし、いくらお芝居でもそうはいかんだろとツッコミを入れてしまった

主役の人の演技はキャラとも合っててかっこよかった。そこは本当に満足

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

二回目のひょっとこ乱舞
とにかく役者の見せ方ストーリーの見せ方がうまかったです。いくら演劇的な手法が盛りだくさんでもそれが役やお話に直結しなければ意味がないんだなと再認識させられました。
あとこれは作品から逸れるけど制作部からの折り込みに関するお願いが感動させられました。帰ってゆっくりチラシを眺めさせていただきました。

ネタバレBOX

感度をめぐる話という事であらすじを見てなんとなくお話を想像して観劇に臨んだら予想以上に社会的で、いい意味で裏切られました。
敏感な女性のセリフを聴いてこの世界の状況をいつの日本と感じるのか?観ている私たちの感度は正常なのか試されてるのかな?と思わされました。

ラストシーンでちらばめられたお話がつながる感覚、動き回る役者さん、そしてそれを見せる音響照明の美しさ色んな事に感動していたら今舞台上に役の気持ちを感じるのが遅れて、よくあるじわじわと感動ってのと違って、急に泣くという圧倒されながらも心は無意識で感動しているという不思議な感覚を味あわせて頂きました。
ただそれだけにもっと全体を理解したかった。理解できなかったのが悔しいです。そういう意味ではまた観たいと思う作品でした。

ダンスシーンが若干場転の為というか役者の動きが作業と感じてしまうのがちょっと辛かった。圧倒されて気付いたら役者がその位置にみたいな感動を味わいたかった。頭のダンスで圧倒されただけにそれがちょっとだけ残念でした。
大爆発後も、応援しています

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