1
SISTERS
パルコ・プロデュース
総合芸術としての演劇を、まっすぐなサーガで体現。演劇の一つの完成形と言っても差し支えない。
2
ムネモパーク
NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)
脱力系ドキュメンタリー演劇というはにゃらかな題目を見事に体現。俳優じゃない老人たちのオフビート感は唯一無二のものだ。
3
シャープさんフラットさん
ナイロン100℃
作家モノというジャンルがあるのだとすれば、今年間違いなく一番。救いようのない笑える悲劇だ。
4
The Diver
世田谷パブリックシアター
源氏物語千年紀に、新しい角度から光源氏を切り取った野田の意地悪さに脱帽。
5
春琴(しゅんきん)
世田谷パブリックシアター
演出美というか舞台美というか、美しい日本文学がそこに在った。
6
怪人21面相
パラドックス定数
野木脚本と演出に鍛えられた俳優とSPACE EDGEが生み出した、一つの事件だ。
7
顔よ
ポツドール
顔という身近な存在をテーマに、露悪の一つの完成形がそこに見えた。
8
霊感少女ヒドミ
快快
ゼロ年代の気分を切り取った感じの、これまで観たことのない演劇をみせてくれた。
9
キラリ☆ふじみで創る芝居『大恋愛』
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
3人の演出家のリレーで一つの物語を紡いでいく様が絶妙だった。
10
「て」
ハイバイ
岩井演出の高みに達したかのような、泣き笑い同居状態。