じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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桃テント

桃テント

ろりえ

駅前劇場(東京都)

2017/12/06 (水) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/10 (日) 18:30

価格3,800円

娯楽要素はちろん、男女間の機微や感動要素に世相も取り入れた傑作。キャストもかなり贅沢な使い方をしつつキッチリ「このキャラはこの人だね」な説得力もあるし。岡野機長の言葉、七味先輩の態度、走って帰る護闘などには泣けた。
タイトルに冠しているだけにテントの特徴・特質を(前半で伏線を張っておいて)クライマックスで活かすし、前半と後半の区切り方も時間バランス的にも物語の流れ的にもさらに舞台美術的にも的確だったし、主人公夫婦の落とし所を安易なハッピーエンド(考えようによってはあれも「1つのハッピーエンド」か?)にしない(ここにもテントの特徴を引用)し、あれこれお見事♪
あと、ラストのフェス場面に東日本大震災直後の日々を思い出したりも。

【余談】
A RIKIが(主におデコに)装着していたヘッドマウントディスプレイって、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のビフの手下3Dが着けていた3Dメガネ(赤とア青のアレ)のイマ版ではないか、と思ったり。

Salvation-救済-

Salvation-救済-

劇団天動虫

ワーサルシアター(東京都)

2017/12/06 (水) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/09 (土) 18:00

「This is 舞台演劇」な見せ方とこの秋から冬のトレンド?な内容・テーマのベストマッチ。ツイッターなどで洩れていた(笑)断片的な情報の欠片が脳内で繋がってゆく感覚も愉しい。また、今回は劇団ショウダウンと通ずるものを感じたりも。
大きなくくりで言えば「心療系・脳科学系」で最近観た複数の芝居や映画に通じ、そして好きなジャンルの1つなので、ツイッターの断片情報や当日パンフレットの役名、序盤のある場面などがヒント・伏線となり、終盤でアレが明かされた時に「やっぱり!」みたいな。
さらにくくりを大きくすれば「マトリックス」にも通じ、そんなところが劇団ショウダウンの「レインメーカー」を想起させたんだろうなぁ。
また、コの字型のマトリョーシカ風パーツを組み合わせて様々な形(ひいては場)を表現する舞台美術も楽しく面白い。

一人芝居「駈込み訴え」[es.]

一人芝居「駈込み訴え」[es.]

es.

インストールの途中だビル・インストジオ(東京都)

2017/12/08 (金) ~ 2017/12/09 (土)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/12/08 (金) 15:00

価格3,000円

太宰治による「あの話」、7年前のPROJECT BUNGAKU以来だが、一度観て内容を知っている分、太宰の○○観がワカる、的な。また、途中のアクセントのつけ方にニヤニヤし、終盤での小道具の使い方に感嘆。

白檻に触れて、

白檻に触れて、

ヒノカサの虜

スタジオ空洞(東京都)

2017/12/07 (木) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/12/07 (木) 19:00

価格3,500円

猟師と堕天使たちによるSF系Re-GENESISと見せかけて実は……らしいのだが波長が合わないようでよくワカらなかった。
で、実話ベースの映画や実写映画化されたマンガを想起させる部分もあったが函南さんはおそらくご存知なかろう。
あと、高低差の少ない客席の場合、床面近くの演技は避けるべき、床面近くの演技を使いたければ客席の高低差を大きくするべきではないか?

ネタバレBOX

連想した映画はアンデスの聖餐を描いたフランク・マーシャル監督の「生きてこそ」、マンガは楳図かずおの「漂流教室」
サバンナモンキーの憂鬱

サバンナモンキーの憂鬱

くによし組

王子小劇場(東京都)

2017/12/06 (水) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/12/07 (木) 14:00

価格2,500円

一見シンプルな話でありながらいろいろ含みがありあれこれ解釈できそうなオトナの童話、な感じはまさしく寓話。
恋愛絡みの部分にこの前日に観た感情7号線を思い出したりも。

だいじょうぶ?マイフレンズ

だいじょうぶ?マイフレンズ

コンプソンズ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2017/12/06 (水) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/12/06 (水) 19:30

価格2,500円

以前の金子作品のシリアス・社会派などの評の痕跡は微塵もなく「バカだねー」「しょーもねー」に80年代ネタや自虐ネタもぶちこみ、メリハリの無さによるヘタウマな感覚が可笑しさを醸し出すジャンク系闇鍋芝居。油断すると中毒症状が出そうだ。(笑)
この前週に観たguizillen「ギジレン歌劇団」は新進実力派シェフが作った渾身のドカ盛りだったが、こちらは修行を積んだ若手板前が戯れに作ったジャンクフードもしくは闇鍋、みたいな?(爆)

ステダマ

ステダマ

劇団ミックスドッグス

APOCシアター(東京都)

2017/11/29 (水) ~ 2017/12/06 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/05 (火) 14:00

価格2,900円

民間伝承の物語(民話・伝説など)には人と「人以外の者」が共存しているものが少なからずあるが、それらの現代版といったところ。
終盤にそれまでのバディとの別れというちょっとした切なさがあり、しかしそれも含めて主人公の成長を予見させるのがかつて読んだ懐かしき児童文学に通ずるし、切なさを拭うようなほっこりエピソードで締めるのが巧い。
ジブリ、たすいち、山崎貴作品も連想。それらがお好きな方はこれも気に入るのでは?
また、一般的には骨董品などがツクモガミになるところ「あんなもの」まで、という発想が愉快。しかもちゃんと「落とす」し……(笑)

ネタバレBOX

NINTENDO64までツクモガミになるという発想が独特な上に「古くなった」というのは骨董的な「古い」とは違うが確かにその通りで上手いよね。
たまご祭

たまご祭

味わい堂々

スタジオ空洞(東京都)

2017/12/02 (土) ~ 2017/12/05 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/04 (月) 19:30

価格2,500円

一見コント・オムニバスと思いきや、終盤でちゃんとリンクさせるし、冒頭で張った伏線がラストに利いているし、もちろん個々も面白いし内容的にも「こういう10年」を描いているし、お見事♪

ネタバレBOX

稽古場の様子を見せてからのタイトルに続いて缶工場(池井戸潤風?)、子役オーディション、結婚詐欺の3編が演じられ、オムニバスかと思っていると次の留置所で3編の各中心人物が邂逅し、しかもそれが「別次元での」味わいメンバーと明かされるシカケ。
そうして、オーフニングエピソードで張ったパラレルワールドの伏線を回収し結成直前の実話に基づいた場面を経て冒頭と同じところで終わる構成が巧み。各挿話もそれぞれ独立したものと見ることもできるし、上手いよなぁ。
廃墟に佇む二編

廃墟に佇む二編

アムリタ

北千住BUoY(東京都)

2017/12/02 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/02 (土) 20:00

価格1,500円

「から、へ、流れる」:一軒の家を日本列島やその村(?)に見立てて出身地やそこでの行動を表現する(アムリタお得意の)パフォーマンスの映像。ゲネの様子と客を迎えての様子の2テイクが編集によりうまく繋がれていて「どういう風に撮ったの?」などと思いながら観る。

「6畳の白い部屋その壁面にあなたは水平に横たわる」:生身の役者と当人がその場で演じた映像(や外の景色などの映像)とが共演する「1.5人芝居」にして台詞のように発せられるのはすべて短歌という個性派。一部の表現にmiel「 み ち 」と通ずるものがあってニヤリ。

1 5/5  front back

1 5/5 front back

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

しもきた空間リバティ(東京都)

2017/12/01 (金) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/01 (金) 19:30

価格2,500円

公演初日の朝、次々に劇場入りする面々……という体で始まり「何か見られていないか…………始まってるーーー!」なメタなオープニングから劇中の(そしてそれは現実でもある)舞台場面と楽屋の様子を交互に見せるスタイルで各編をリンクさせ、しかも楽屋では「没ネタ」を演ずるというあたりがいかにもAchiTION!

同日マチネに観たguizillenが新進シェフ渾身のドカ盛りならこちらは老舗の職人が経験を活かして力まず作った新メニュー、的な。得意のオムニバスをある設定でリンクさせるスタイル、今回はメタ要素も入りつつ「やっぱりこの味だね♪」な感じ。

ギジレン歌劇団

ギジレン歌劇団

guizillen

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/01 (金) 14:00

価格2,800円

大長編(135分)ミュージカル・コントにして膨大な才能の無駄遣い。がしかし、「こんなんでイイだろ」なんていい加減なものでなく、ホンキでマジメに取り組んだ悪ふざけだから長くてもちゃんと最後まで楽しめるんじゃないか? 楽曲のクオリティも無駄に高いし。ホント、「馬鹿も休み休みやってよね」(爆)
ところでこれ、「誰がそんな量喰うんだよ、そもそもそんなにそびえ立たせたら食べにくいだろ!」なドカ盛りの料理って似てないか?(笑)

パン屋爆発

パン屋爆発

FunIQ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/29 (水) 19:30

価格2,500円

まずはあるアイテムの設定とネーミングがいかにもモラル風でニヤリ。そうして始まるとシリアスな部分もありしっかりしたドラマが進行していると思いきや、徐々にモラル節が浸透してきてラストはもうモラル節大爆発、みたいな。(笑)
その締め括り方にあるベテラン漫画家の作風……と言うよりある作品を連想。また、今年、多いと思っていた「ある演出」があり「まさかここでも、しかもそんなにチープ(貶す意図はない、むしろ芝居の流れとしてピッタリ!)にかっっ!!!」と。(笑)

思い返せばFunIQのかけ算、組んだ5人の作家の個性がそれぞれ発揮された好企画だった。

ネタバレBOX

【ネタバレメモ】
1つのことに夢中になった人物の末路をブラック&シニカルに描くところに「笑ゥせぇるすまん」を連想。
使うと味が特段によくなるが食べるとバカになる「味とバカの素」は薬物使用への警鐘?
パン屋になりたいのか優れた(だっけ)パン屋になりたいのか?(=人間ではなくパン屋になる/パン屋になれずに人間になる)というのは比喩的なことも含めて哲学的で深い問いかけではないか?とも考えた。
なずな

なずな

アカネジレンマ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/23 (木) 15:00

価格2,800円

ラブストーリーとの事前情報があり、確かにその要素もありながら、好きな題材の1つである「不老不死の孤独・悩み」も描かれる……と言うかむしろそちらが表面に出ているというハイブリッド(ゆえに「ポーの一族」「インタビュー・ウィズ……」などを連想)。それに加えて話の「層」の境界が曖昧だったり、この御時世に対する皮肉/警鐘があったり、ある意味好きなパターンのバイキング状態?(笑)
一般的な会席料理(懐石ほど淡白ではない)かと思って臨んだら、ステーキ、火鍋、ビザや餃子もあった、みたいな?
あと、リーディング+芝居?な冒頭も良かった。

ネタバレBOX

冒頭で主人公(狂言回し?)が手にする「父のノート」の内容が小説か手記か最初は判別できない(むしろ小説と思わせる?)ことで観客を惑わせるのが上手い。
終盤で出てくる「この不安定な世の中で、しかもこの大震災直後に人の父親になる責任を負えるのか?」という台詞に井上ひさし「きらめく星座」でみさをが身篭った子を殺そうとする第五場を想起。
穴ザワールド

穴ザワールド

発条ロールシアター

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2017/11/16 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/11/17 (金) 19:00

価格2,000円

イイ歳こいて何をやっているんだか……なある意味羨ましく身につまされたりもする夢を追う二人の男の出逢いから始まる物語、とっ散らかっているしツッ込みどころも多々あるが、「穴」が何かの象徴ではないかとか身の処し方など考えさせられる。
また、鯵ヶ沢のキャラクターに宮沢賢治の「風の又三郎」も連想。それにしても男ってのはホントしょうがないなぁ(苦笑)

ネタバレBOX

終盤、穴を埋めて去る鯵ヶ沢とそれを期に運が向いて来るコノシロに世代交代的なモノを感じとったので、最終場で去った鯵ヶ沢が実は戻っていることに半端な気もしたが、これはこれで少しほっとするかな、とも。
グランパと赤い塔

グランパと赤い塔

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/20 (月) 19:00

座席B列8番

古くて新しい温故知新的作品。映画やドラマでかつて観た昭和の物語をかつて観たものとは違う形で見せる、謂わば交響曲のリ・アレンジのような。
あの頃はそうだった、な時代性に戦争批判も加えてユーモア、ペーソス、優しさで仕上げました、なのがまた素敵。
また、いくつかの伏線とその回収もイイ。σ(^-^)的にはすき焼き、月、手紙がツボ。
あと、2本の映画を思い出したし、部分的に井上ひさし作品も連想。

ネタバレBOX

前半で、会話の端々に戦争の傷痕を思わせる部分があることに井上ひさしの「きらめく星座」を連想。
思い出した映画は東京タワーの建設中から完成までが背景ということで「ALWAYS 三丁目の夕日」、原爆投下直後の広島に情景描写に「この世界の片隅に」
ヨルダン

ヨルダン

大統領師匠

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/12/05 (火) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/05 (火) 19:30

価格2,800円

全編、多かれ少なかれブラックな要素がありつつ、それぞれに可笑しい。
各編をリンクさせたりしない「完全オムニバス」だと1編くらいはイマイチなものがあるのが大半(私見)だが、本作は終始頬が弛んだし時として声をあげて笑った♪

『座敷わらし ―眠るは我が愛し子―』

『座敷わらし ―眠るは我が愛し子―』

鬼の居ぬ間に

古民家 asagoro(東京都)

2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/30 (木) 14:00

価格2,000円

取りようは二通りあろうがσ(^-^) はあえて「優しい話」と受け取った。終盤で「もしやそれは」と思ったことが予期したものより穏やかだったからかも? また、冒頭で「何?何故?」と思った「あれ」が終盤でちゃんと回収されるのも巧い。
それにしても雨戸を閉めてマチネでも薄暗いあの会場に「あんなこと」までして不穏な(?)雰囲気を漂わせるのはズルいなぁ。意識がコワい方、コワい方へと行かざるを得ないじゃないか!(笑)

ふしぎな影

ふしぎな影

世田谷シルク

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/11/24 (金) ~ 2017/11/29 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/29 (水) 14:00

人形と人間の無言劇に影絵と「生演奏・生音響」も加えた複合表現。言葉がないだけに解釈の余地も大きくイメージも膨らませ易いか。ライブアクションも伴っていたとはいえ、湖(?)の影絵表現が特に見事。

【余談】
舞台の中ほどの一部あるいは全部に白い布を下げて舞台奥に設置した灯体を使って影を見せる手法が多かった今年、本作が今年ラストかと思いきやその日の夜に観た「FunIQのかけ算5 × モラル パン屋爆発」でもそれを見るとは……

なんどのあわせ

なんどのあわせ

劇団五〇鬼

北池袋 新生館シアター(東京都)

2017/11/23 (木) ~ 2017/11/28 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/23 (木) 19:00

価格2,000円

民間伝承の「妖怪」を自分の利益(あるいは復讐?)のために利用しようとする者の顛末。考えてみると映画全盛期に大映が創っていたオリジナルの怪談時代劇の現代版のようなものではないか?
そしてそんな「21世紀にもまだ生き残っている土着的怪談」を、設定や演出・演技、舞台美術などによりちゃんと成立させてしまうのがこの団体の巧いところ。
「妖怪そのものよりも、それを利用しようとする人間の方がおぞましい」なんてのはよく言われるけれど、そういうおぞましさ、醜さ、悪意などの概念を具現化したのが妖怪なのでは?なんてことも考えた。
妖怪・納戸婆の表現も心霊写真や夏に放映される怪談特集の再現映像の舞台版のようで良かった。あれでもっと白ければ……なんてのは無理だな(笑)

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/19 (日) 12:00

価格9,000円

19日12時開演の千秋楽ぶっ通しスペシャルを。(その時のツイートを編集)

【映像・舞台企画集団ハルベリー「オトナモドキ」】
未回収気味の部分があるのとオチが今一つ決まらないのが珠に瑕だが全体の構成・運びや「本物とは?」という問いかけなどなかなか良い。

【OLヴィーナスはちみつシアター「りんごの答え」】
前半が平板なのが惜しい(※)が、テーマとオチが上手く、歌とダンスのシーンは楽しく、さすが。
※ 導火線が長いというか開けた景色に出るまでの細い道が長かったという印象。たまに小さな発破とか景色がかいま見える所があれば……的な。

【the pillow talk「ほってもほっても、穴」】
突飛な設定、突飛な人物たちを巧く組み合わせて笑いを連続して生み出すもオチがやや弱いか?(主人公が孤立するというビターさゆえ、ではなく)

【スズキプロジェクトバージョンファイブ「たとえ話サークル殺人事件」】
孤島の孤立した状況での殺人事件を解明する探偵……というありがちな状況を上手くコメディに仕立て上げた上に小ネタもちりばめて愉快。ラスト近くの喩えの連発も見事。

【MU「やっぱり猫が行方不明」】
典型的なMU作品。そう言えばMU作品って基本はオトナのコメディだもんなぁ。それが「ワカり易いコメディ」複数の中でどう受け取られるか、だね。

【ピヨピヨレボリューション「ボーイ・ミート・ガール!!~凝り性のサンタ、苦労する~」】
作品自体はハートウォーミングな秀作クリスマスファンタジーではあるが、「コメディ」という基準で見ると弱いのではないか?(「コメディ」の解釈にもよるが)

Gteam105分+休憩40分+Cteam105分+休憩45分+Fteam110分+休憩40分+でべそミニライブ20分+休憩25分+表彰式95分=585分

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