幕末異聞 黒魔天狗
アブソリュート・ゼロ
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
娯楽作品として上出来
虚実取り混ぜ(ただし虚が9割以上?(笑))人造人間まで登場する裏幕末史。正史とツジツマを合わせたり、意外な黒幕が判明したりしつつ、どこに落とすのか?な興味で最後までひきつけられる。
また、無国籍・無時代的な衣装や小道具もセンスが良く、娯楽作品として上出来。
私を土星に連れてって!
オデッセー
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/05/11 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
締め方が素晴らしい
98年に1999QUESTでの再演版を観て気に入っていただけに若干の不安はあったがそれは杞憂に終わり、ほぼ忠実に98年版を再現していたのが嬉しい。特にラストの締め方は素晴らしくて今回も感動。
スイーサイズ・ハイ
UNITレンカノ
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
コメディかと思いきや…
とあるビルの屋上で偶然にも自殺志願者が5人も鉢合わせしてしまう、というシチュエーションからすでにコミカルなのにもう1つ別な要素まで上乗せされてさらに笑える前半からやがてハートウォーミング系に転じ、しかしそのまま安易でありがちなハッピーエンドへは向かわずに、前半でちりばめた伏線をキッチリ活かしたミステリー風味のパートやハードでヘヴィーなクライマックスを経て泣けるエンディングへという、盛り沢山でゼイタクなツクリを通して謳う「自殺批判」と「幸福な最期のときの迎え方」。
若干粗削りな部分もあるし、前半をもう少し整理すれば申し分ないが、個人的には推します。お時間がありましたら是非!
道化者の茂木君 -Do? kemono no Mogikunn-
ノアノオモチャバコ
サンモールスタジオ(東京都)
2007/05/09 (水) ~ 2007/05/13 (日)公演終了
満足度★★★
スタイルが独特
まさにおもちゃ箱をひっくりかえしたように細かい場が沢山提示されて、それらが暗示的なストーリーを構成するというスタイルが独特。
その一方、ピースが細かすぎて組み立てられないパズルのような感覚もあり、また、抽象的なだけに観る側の解釈に委ねられる幅が大きくて、観客それぞれ受け取るものは異なるかなぁ、などとも思う。
燃えてサムライ~FINAL BURST~
劇団ヘロヘロQカムパニー
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2007/05/09 (水) ~ 2007/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
メッセージ性と見せ方で満足
復讐のためとはいえ過去に人を殺めるという過ちを犯した主人公が、生き抜いて殺させないことでその罪を償おうとしているという設定ならびに「殺すな、そして殺されるな」という台詞に始まり「殺すな」で終わるところに強いメッセージ性を感じる。
また、映像で始まりそれがライブアクションと同期・融合する幕開けとか、歌をバックに曲のスローな部分は動作もスローモーションで見せるクライマックスの殺陣とか見せ方のアイデアも良く、満足度はかなり高し。
「母の日」
味わい堂々
中野スタジオあくとれ(東京都)
2007/05/11 (金) ~ 2007/05/13 (日)公演終了
満足度★★★
シュールな展開に脳を駆使
キャピキャピ感いっぱいでリアリティのある女子高生の会話から始まりつつ、緑衣のナゾの人物が押入れから登場して以降はシュールな展開で、事態を飲み込むのに脳を駆使するが、終盤の「赤いカーネーション」にホッ
新装開店危機三発BAR黒髭
劇団†勇壮淑女
シアターVアカサカ(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/05/13 (日)公演終了
満足度★★★
肩肘張らずにひたすら笑える
小難しいリクツや主義主張があるでなく、肩肘張らずにひたすら「あは、あは、あは」と笑っていられるコメディ。それだけに、中盤での「人死に」がちょっと似つかわしくないようで残念。
なお、この日だけ出演というサプライズゲストには仰天!
Deep Summer TREASURE ~孤島に眠る幻の伝説~
理想現実
ザ・ポケット(東京都)
2007/05/09 (水) ~ 2007/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★
ユニットとしての決意表明
「最終兵器」を手にした人間の責任や心の弱さについて説く終盤が良く、女海賊ビアンカの有言実行の姿勢に、演劇界での理想を掲げ現実にしてゆこうというユニットとしての決意表明を感じる
ハナレウシ
演劇集団Z団
シアターサンモール(東京都)
2007/05/09 (水) ~ 2007/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
アツい漢(おとこ)たちの骨太なドラマ
高杉晋作を中心としたアツい漢(おとこ)たちの骨太なドラマで、旗揚げ以来の5作品中一番シリアス度が高い。晋作をライバル視していた粟谷帯刀の終盤のセリフとそれに続くラストシーンが良くて、泣けたぁ。
また、「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」という都々逸や、「おもしろきことのなき世をおもしろく」という辞世の句の使い方も○
冬のユリゲラー
ヨーロッパ企画
ザ・スズナリ(東京都)
2007/05/05 (土) ~ 2007/05/15 (火)公演終了
満足度★★★★
起承転結がハッキリ
多少ムチャな部分もありつつ、起承転結がハッキリしていて(リアルタイムで進行することも幸いしたか?)物語的に面白いばかりでなく、超能力の見せ方のギミックなどもよく出来ており満足
苦悩のピラミッダー
ヨーロッパ企画
駅前劇場(東京都)
2007/05/03 (木) ~ 2007/05/14 (月)公演終了
満足度★★
肩透かしを喰らう
特有の(良い意味での)「ユルさ」「ヌルさ」満載で笑えたが、経時表現が稚拙で全体にメリハリがないために「再演ものだけに面白そう」と期待が膨らんでいた身として肩透かしを喰らう
LOST
劇団伍季風 ~monsoon~
アイピット目白(東京都)
2007/05/03 (木) ~ 2007/05/06 (日)公演終了
満足度★★★
評価真っ二つかも
前半に「芝居のウソ」で片付けるにはちょっとキビしい部分が散見されるものの、親子ネタおよび生命ネタの二段構えで泣かせる終盤は見事。だもんで、観る者を選ぶというか賛否両論で評価真っ二つかも?
人生最良みたいな~!日?
劇団たいしゅう小説家
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/04/29 (日) ~ 2007/05/06 (日)公演終了
満足度★★
フツーのコメディの域を出ず
前半は結婚式と葬儀の「同時進行」ネタを使いながらも、中盤から新たな人物を登場させ新たな展開にして単調になることを上手く回避するというのはなかなか良かったが、やはりフツーのコメディの域を出ず。
光あれ!
リブレセン 劇団離風霊船
ザ・スズナリ(東京都)
2007/04/26 (木) ~ 2007/05/01 (火)公演終了
満足度★★★★
マスコミ批判や姉弟愛など盛り沢山
マスコミ批判や姉弟愛など盛り沢山で、それゆえに稀有な血液型を持った者の救済関連の部分が薄くなった感なきにしもあらずながら、各種元ネタがわかるだけに楽しめたし、吉報がもたらされるラストは心地良い
AM 2:02
天然工房
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/04/28 (土) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
王道系コメディ
多少のムリと若干のドタバタ感はありつつも王道系コメディで大いに笑わせて、しかもそれだけではなく、最後に明かされる外国人アルバイトが退職した理由が見事で感動
世にも不思議な死神裁判
MK-Box
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2007/04/25 (水) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
ファーストミッション
SORAism company
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2007/04/27 (金) ~ 2007/04/29 (日)公演終了
満足度★★★★
あちこちに既視感があることは否めないけれど…
…約60分というコンパクトなサイズにまとめたコメディとしてよく出来ていたんじゃないかしら?
旗揚げ公演『There is …』を観ていればより楽しめるけれど、観ていなくても十分楽しめるでしょう。
それにしてもシリアス路線とコメディ路線の両方をこなす劇団は数あれど、同じキャラクターを使って2つの路線を上演というのはユニーク。
ドリル魂-ガ・ガ・ガ・ガ・ガー
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/04/24 (火) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
アイデア満載!
群像劇系なのでストーリーがやや弱い感なきにしもあらずとはいえ、それでも笑いあり、恋愛あり、組(会社)のピンチありでちゃんと物語になっているし、STOMP風のパフォーマンスやシルク・ド・ソレイユばり(ってか合格者だから本チャンだ)のエアリアル、それにアクションも取り入れた「作業」(笑) が素晴らしくて、2時間チョイなのに「え、もう終わりなの?」みたいな…
0:44の終電車~ゼロヨンヨンのしゅうでんしゃ~
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2007/04/19 (木) ~ 2007/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
2時間半がアッと言う間
ゆるやかに始まりながら次第に加速して、それと同時に徐々に真相が見えてくるというスタイルのクライム系サスペンスで、舞台劇としては非常に多い場の数と、そのスピーディーな転換を可能ならしめた装置が相俟ってテンポも良く、2時間半がアッと言う間。
龍宮物語~Ryu-Kyu Story~
劇団BOOGIE★WOOGIE
麻布DIE PRATZE(ディ・プラッツ)(東京都)
2007/04/17 (火) ~ 2007/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇団として大きく進歩
従来の作品(の大半)と同様のコメディ調で始まりながらも、やがて環境破壊問題なども取り込んで物語が大きくうねり出し、壮大なテーマにたどり着いて締めくくるという構成に「成長したなぁ」と感動。
ラストでは劇団としての大きな進歩・飛翔を感じ、その直前にあった「龍宮号」が飛び立つシーンに重なって見えてホロリ…。