Honey Bee! Be My money!
Playing unit 4989
タイニイアリス(東京都)
2007/11/01 (木) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★
洒落た犯罪コメディ
若干のムリもありつつ、コメディにはありがちな「芝居のウソ」と割り切って観ることができたので全く問題なく、ややベタとはいえテンポの良さに引き込まれて、かなり楽しむ。また、ラストのオチも犯罪コメディとして洒落ていて感心
Jackpot!!
Team Good Speed
池袋小劇場(東京都)
2007/10/26 (金) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
全体的には「フツーです」
既視感のある素材であってもそれを組み合わせて痛快泥棒モノを創り出そうとする狙いやキャラクター設定、それに終盤のどんでん返しなど、決して悪くはないのだが、今一つ独創性に欠けており、その結果、全体的には「フツーです」な感じなのは残念
ハルカ彼方
dramatic theater RARA☆
アイピット目白(東京都)
2007/10/26 (金) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★
好きなタイプの物語ではあるが
事故死してしまった主人公がその守護天使たちとともに遺された妻を護るという好きなタイプの物語ながら、人間界と天使界の描き分けが不十分なために安心してストーリーに身をゆだねることができないのがもどかしい
ツーアウト
自転車キンクリーツカンパニー
新宿シアタートップス(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
小市民的な悩みが楽しい
草野球を描きながら進行している試合はあくまでバックグラウンド的にしか描かれず、もっぱら登場人物たち(わずか5人!)の抱えている問題(?)が描かれるというシカケ。いかにも草野球なノンビリした感覚と、小市民的な悩みが楽しかった
コミック・ポテンシャル
加藤健一事務所
本多劇場(東京都)
2007/10/24 (水) ~ 2007/10/31 (水)公演終了
満足度★★★
ちょっと肩透かし
決して古い作品ではないが「鉄腕アトム」などと同質な「レトロSF」な感覚があり、ロボットものの進化の速さに改めて気付かされる。観たいと思っている『ドアをあけると…』のエイクボーン作品なので期待がふくらんでいただけにちょっと肩透かし
オセロー
岡崎藝術座
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/10/25 (木) ~ 2007/10/30 (火)公演終了
満足度★★★
かなり実験的なアレンジ
かなり実験的なアレンジを施してあり、原典を未見な身としては新世紀エヴァンゲリオンのTVシリーズを観ずにいきなり「シト新生」を観てしまったような感覚…。とはいえ、音楽の使い方や演技が続く中で照明が落ちてゆくエンディングなどは興味深い
不審な集いは7階に。
カリフォルニアバカンス
OFF OFFシアター(東京都)
2007/10/23 (火) ~ 2007/10/31 (水)公演終了
満足度★★★★
主義主張や感動とは全く無縁
主義主張や感動とは全く無縁なおバカ、ナンセンスに徹したコメディ。「おバカメーター」を振り切るように突き抜けた潔さがあり、ここまで徹すれば幽霊だろうがUFOだろうが何でもアリな感じ(笑)
きのうのつづき
空晴
OFF OFFシアター(東京都)
2007/10/12 (金) ~ 2007/10/15 (月)公演終了
満足度★★★★
優しさが心地良い
疎遠になっていた兄弟とリフォームの件で居合わせた工務店員を中心に進むストーリー、主宰・岡部尚子の初戯曲であった『たまたま、素敵。』と共通する優しさが心地良く、弟たちを見守る姉のすべてを包み込むように優しく、時には寂しそうな表情がイイ
ネバーランド☆A GO!GO!
bpm
SPACE107(東京都)
2007/10/13 (土) ~ 2007/10/16 (火)公演終了
満足度★★★★
R-15指定?(笑)
TOON BULLETS!の『ネバーランド☆A GO!GO!2』を観ていたので、このようなカタチ及びキャストで観ることができて嬉しい。また、「R-15」級の“犠牲者”の表現と2転3転どころか4転も5転もする終盤の展開を最前列中央で堪能
犯さん哉
キューブ
PARCO劇場(東京都)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
若干息切れ気味の部分も
ケラのナンセンスな笑いと古田新太の力ワザのような演技ががっぷり四つに組み合い、さらに豪華な出演者で彩られて楽しいことは楽しいが、ケラにしては短めの2時間15分も途中に若干息切れ気味の部分が散見される
FABRICA[12.0.1]
FABRICA(企画・製作ROBOT)
新宿シアタートップス(東京都)
2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★
全体としては起伏に乏しい?
高井浩子の脚本だけに会話なども非常に巧みで観ている間はさほど感じなかったが後から考えると全体としては起伏に乏しく、長期連続ドラマの複数回に分けられた総集編の1回を観ているような感なきにしもあらず
漫然ららら
劇団 スターダストBOYZ
小劇場 楽園(東京都)
2007/10/10 (水) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★
恋愛の修羅場を個性的なキャラで
恋愛の修羅場をヒモ、A-BOY、天然系ヘン子ちゃん、典型的な騙されタイプなど個性的なキャラを配し極端に誇張して描いており、その縺れて絡んだ人間模様はつい笑ってしまうほどで、劇団宝船の『最愛』とは全く異なったアプローチが楽しい
ABODEMENT
THE SCAR-FACE
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2007/10/11 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★
クライマックスは快感でかつ感動モノ
サスペンス系ながら人間ドラマが濃密で、何日もかかって根気良く並べたドミノが様々な仕掛けを開花させながら一気に倒れてゆくように、じっくり時間をかけて描いてきた人間関係や事件の背景が一気に収束するクライマックスは快感でかつ感動モノ
シンプルゆえにいろんな場面に使うことのできる装置とその使い方も○
Blue Bottle -蒼蝿-
東京倶楽部
新木場1stRING(東京都)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
迫真のボクシングシーン
どこか既視感があり、単館でレイト上映される映画のようなオモムキだが、それを舞台で演ることに意義がある。菅田俊、山口祥行、工藤俊作、木庭博光、勝矢などシブい俳優の演技をナマで見ることができた上に普段は実際に格闘技に使っているリングを使用しての迫真のボクシングシーンまであって大いに満足
シェイクス
30-DELUX
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★
期待したほどシェイクスピアの引用はなし
期待したほどシェイクスピアの引用はなかったが、過去の心の傷を乗り越える主人公の姿をアクション満載な上に笑いもまぶして描いており、さらに出演者の中で一番の目当てであった伊藤裕子も、以前観た『月の子供』より出番がはるかに多くて満足
ミキシング・レディオL⇔R
劇団6番シード
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/10/04 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
あふれる疾走感
FM局の深夜の生番組中のトラブルを描いたコメディ。疾走感あふれるテンポの良さに加えて、使用されるちょっと懐かしい曲もリアルタイムで知っていたのでツボを突かれ、さらに終盤でのパーソナリティの「生で伝えること」に関する台詞には感動
なお、LはE-5、RはD-12
真夜中のフォークロア
UNITレンカノ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2007/10/05 (金) ~ 2007/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
総じてオッケー
意外にもシェイクスピアの『真夏の夜の夢』を下敷きにしたコメディ。芝居のウソ」にしてもちょっとキビしい部分が1つ2つあるものの、総じてオッケー。本編も非常に楽しいが、エピローグがまた「画竜点睛を打つ」感じで見事。さらに帰宅後に原典について調べたら、登場人物の名前にも引用があり、そこにも感心
頓狂するは我にあり
劇団ノーティーボーイズ
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2007/10/04 (木) ~ 2007/10/07 (日)公演終了
満足度★★
いつもの水準には届かず
若干のムリがある上にオチが中途半端でいつもの水準には達していなかったが、テンポの良さと大和の変幻自在のツッコミぶりはいつもながら楽しく、さらに三原珠紀の「地底系アイドル」ぶりとその持ち歌の歌詞、および男優陣のオタ芸にはバカウケ
獅子吼 ~シンハ・ナーダ~
innocentsphere
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2007/10/04 (木) ~ 2007/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★
力作にして秀作
現在と過去をクロスさせるという出だしから引き込まれ、終戦近く沖縄のある防空壕での出来事を描いた中心部は非常に重いがズッシリと心に響く。「忘れてはならないもの、伝えてゆかなくてはならないもの」を描いた力作にして秀作
No pain , No gain.
TEAM JAPAN SPEC.
SPACE107(東京都)
2007/09/26 (水) ~ 2007/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
アメリカンフットボールのプレイを狭い舞台でリアルに
アメリカンフットボールのプレイを狭い舞台でリアルに見せたり、ストーリーの妨げにならないようさり気なくルール等を観客に説明する設定を盛り込む工夫が見事。
ストーリーはある意味王道で目新しさはないが、スポーツもののツボをおさえてさわやか。