PINK
劇団K助
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2010/06/08 (火) ~ 2010/06/14 (月)公演終了
満足度★★★★
張りめぐらせた伏線が巧み
わかり易いものからさりげないものまでいろいろと張りめぐらせた伏線を使い、安アパートで20年前に起きた出来事と現在まで残された謎を徐々に解きほぐして行く構造は推理モノに匹敵するか?
また、弱点である家族ネタを含む2つのシーンに泣きのツボを突かれる。
北村メーカー
劇団虎のこ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/06/02 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★
Queen北村
5人でルデコなのにスケールでかっっ!!!なSF。
状況が明かされるまでは冗長な感があるが、中盤以降は尻上がりに面白くなり最終場は感動的ですらある。
ただ、「ロボット三原則」を知らないと中盤も冗長に感じられてしまうかも?
『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)
anarchy film
新宿アシベ会館B1(東京都)
2010/06/01 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
とりあえず速報(後日加筆予定)
いかにも映画監督の作品、な雰囲気を漂わせつつ映画や小説では難しい世界感を独特の手法を駆使して表現。
バラバラに提示した素材をかすかにリンクさせておき、一気に真相を明かすシーンのスピード感・昂揚感は「面白い」でも「見事」でも「上手い」でもなくただただ「スゴい」。
とりあえず速報にて、語りつくせない部分は後日加筆予定。
なお、130分あるし、ちょっと見わかりにくいかも知れないので初心者向けとは言い難く、中・上級者向けと言ったところか。
ラストコーラス
昭和芸能舎
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/06/01 (火) ~ 2010/06/09 (水)公演終了
満足度★★★★
羽原大介ド真ん中
『フラガール』九州編に『パッチギ!』ネタもチラリと取り入れ羽原大介ド真ん中?(笑)
成長期の日本が置き去りにした(踏み潰した)ものを中心に、いくつかの愛もちりばめて見事。
また、何曲か披露される合唱曲に「歌の力」を感じる。(合唱経験者だけになおさら?)
ただ、ジロウが実は喋ることができる、など投げっ放しの部分もあるのは何だかなぁ…
真夜中の取調室
演劇集団アーバンフォレスト
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
ミステリーとして一級に近い?
「事件編」は従来通りのパターンだが、「解決編」が秀逸。
「基本的なことだよワトソン君」な概要(よって想像に難くない)に肉付けを行い人間ドラマとして深い陰影を与え、さらに…(ネタバレ自粛)…とは。
ミステリーとして一級に近いか?
恋女房達
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2010/06/03 (木) ~ 2010/06/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
各編の完成度が高く構成も絶妙
全体にユーモアを漂わせながら、シュール、シニカルときてイイ話の3段重ねで締める構成が絶妙。
もちろん各編の完成度も高く、阿刀田高、筒井康隆など「短篇の名手」たちの作品群や漱石の「夢十夜」の切れ味を連想。
また、装置や各編の間の転換も面白く、満足度高し。
Zyklon B (再演)
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2010/06/02 (水) ~ 2010/06/07 (月)公演終了
満足度★★★
戦争が遺した疵
変わらぬ武骨・骨太な作風ながら、いつもよりダークで負のエネルギー満載な解決策に釈然としないものが残るのは「戦争が遺した疵」がテーマであるがゆえか?
幕ではなく数本のチェーンで前後を仕切ることでマルチスクリーン的な見せ方もできるどこかガス室を想起させる装置や、椅子・テーブルや小物を使ってバリケードを表現したりする舞台美術もよろし。
赤道ザクロ
ひげ太夫
王子小劇場(東京都)
2010/06/02 (水) ~ 2010/06/07 (月)公演終了
バイ・バイ・ブラックバード
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★
「失われた時を求めて」あるいは「スキッパーズ」…
…な内容はオリジナル新作として久々の秀作(私見)だがバランスのとれた栄養食が必ずしもとびきり美味いと言えない、な感無きにしもあらず。
偏っているが独特な旨味のあるものを食べ慣れたためか?(爆)
とはいえ、あれこれ上手いのは事実で、これは賞賛に値する。
ナイアガラ・フォールズ
プロペラ☆サーカス
相鉄本多劇場(神奈川県)
2010/06/02 (水) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★
肩肘張らずに楽しむ分にはまずまず
思い切りベタで既視感満載な上にかなり甘い部分もあるものの、どう落とすんだ?な興味及びキャラの個性で85分をもたせており肩肘張らずに楽しむ分にはまずまずと言ったところか。
また、「しょーもねー」的ギャグにも度々ツボを突かれる。
しゃぼんのころ
マームとジプシー
STスポット(神奈川県)
2010/05/26 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了
満足度★★★★
vividな印象派演劇
一言で表現すれば「vividな印象派演劇」。
中学時代に「あるあるあるある」な会話や出来事を変幻自在に時にシームレスに時制を超えループさせたりもして見せる中に各人物の本質がくっきり浮かび上がる瞬間があってゾクゾクしてしまう。
ストーリーを追うムキには決して薦められないが、個人的には支持。
幸せを踏みにじる幸せ【公演終了!ご来場誠にありがとうございました】
ジェットラグ
タイニイアリス(東京都)
2010/05/28 (金) ~ 2010/05/31 (月)公演終了
満足度★★★★
漂う独特のオカしさ
ある目的の下にできた共同体が次第に壊れて行くという核の部分は身につまされるが、その目的ゆえ(目的自体の変容も含む)漂うオカしさ(funny、strange両義)が独特。
また、最後の場の清涼感もステキだし、献花してから席につく入場スタイルも面白い。
某国の監獄姫
劇団両面HERO
池袋GEKIBA(東京都)
2010/05/27 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★
相次ぐ人死にが安易過ぎて大きく減点
プロットは悪くないが終盤での相次ぐ人死にが安易過ぎて大きく減点。
また、回想シーンの入り方も時として唐突だし全体的にメリハリにも欠け、それでなくとも長い135分が余計長く感じられてしまうのはかなりイタい。
足し算ではなく引き算の劇作を心掛けて頂きたく。
4×4=0
innocentsphere
シアター711(東京都)
2010/05/20 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
確かに別レーベル
「大きな流れを見せる」通常公演に対してこちらは「定点観測」なオモムキ。
また、比較的短めの作品2編の後に異色作(笑)を配し、ガッツリしたドラマで締めくくる構成も○。
めぐるめく
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
幸福感に満たされるのが何ともフシギ
ストーリーの行き着く先と心に残るものに若干の乖離が生じて戸惑いを憶えてしまうが、結論のみ言えば幸福感に満たされるのが何ともフシギ(笑)。
すべてにおいてのハッピーエンドではないが経過と以前より好転している部分がそう感じさせる原因か?
なお、ラストの一場面はなくても通ずるような気もする。
メザスヒカリノサキニアルモノ若(も)しくはパラダイス
ブルーノプロデュース
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2010/05/27 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★
奇襲戦法!?(笑)
かつて松本大洋が劇団黒テントに書き下ろしたものを、変型リーディング的な手法で上演。
いわば奇襲戦法だが、観劇というのは舞台上のパフォーマンスを通して観客各自がイマジネーションするあるいは記憶の断片を観ることなのではないかと改めて思い当たったりする。
薔薇ばらバラな天使たち
ダブルフォックス
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/05/27 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★
前年版をグレードアップ
前年版を会場、内容ともグレードアップ。
比較的ベタな人情コメディながら性同一性障害の悩みとそれを包む優しさをごくさりげなく織り込んでいるのが上手い。
また、メインとなるおカマちゃんたちが観ている間にどんどんサマになって見えてくるのは本当にフシギ。
ただ、ここの舞台の特徴的な内装をすべて覆ってしまったのはちょっと残念。
僕の携帯は次元転位装置つき
カプセル兵団
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2010/05/28 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
並々ならぬ臨場感
小さめの会場とステージの形状、それにサラウンド音響が相俟って並々ならぬ臨場感。
また、電波のみを過去に送る設定や未来のとらえかた、過去を変えたことによる影響の出方などが巧み。
もちろん毎度お馴染み(というよりもはやお約束?(笑))の仮面ライダーネタもあって大いに楽しい。
露出狂
柿喰う客
王子小劇場(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了
満足度★★★
そして「乱乱痴気」
26日とはまた異なり、ガールズナイトの際に各自の立候補によって決まった配役とのことながら結果的に四天王が劇団員と一番出演回数の多いメンバーとなったことで安定感もありつつ、別キャラありハプニングありでノーマルを観た後で「番外的なもの」として観るにはやはり楽しい。
露出狂
柿喰う客
王子小劇場(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了
満足度★★★★
まずはノーマル版
毎度ながらの疾走感(サッカーに似合うと思ったが試合場面はなかったのだった(笑))が心地好く、95分間を一気に駆け抜ける印象。
また、猿山を意識したという(←アフタートークより)装置で立体的に配された女優陣、な構図も各場面それぞれにステキ。