りんごりらっぱんつ
劇団競泳水着
サンモールスタジオ(東京都)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
ひとつの完成形を観た
120分の中に人生における様々な局面、冠婚葬祭喜怒哀楽に笑いと涙のスパイスを効かせてやさしさとあたたかさで包んでふんわり仕上げた逸品。
かくて月曜マチネの追加公演をリピート。
世界は僕のCUBEで造られる
ACTOR’S TRASH ASSH
シアターブラッツ(東京都)
2010/11/17 (水) ~ 2010/11/21 (日)公演終了
満足度★★★★
SIDE-A
サイケでPOPな自分探し系人格論。かなり前とつい最近に同系統のものを観ており、それらとの比較の意味でも面白い。また、チラシにも出ているキャラを目の当たりにしてそのビジュアルに「なるほどキューブ***」と納得。(笑)
果実の門
乞局
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★
オールスターキャスト的な?
ある共同体に新参者が加わったことにより起こる軋轢と紆余曲折を経て落ち着くまで、的な105分。
過去作品の主要人物ほぼ勢揃いとのことで、歴の浅い身として劇中で見え隠れする過去がそれぞれの作中事件だったのか?などと想像しながら観るのまた愉しからずや。
また、舞台の幅を広くとれるレイアウトでの存在感ある装置も見モノ。
ブードゥー
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/17 (水)公演終了
満足度★★★★
「陽」や「柔」の新型Oi-SCALE
ちらほら耳や目に入った前評判通り笑えるのがやや意外だが、根底に流れるものや静かな会話が醸し出す雰囲気は従来通りで、いわば「陽」や「柔」の新型Oi-SCALE。こういうのも十分にアリだな。
なお、あるシーンを役者のリアクションから日替わりかと思ったが、台本通りとのことでまんまと騙される。
コロブチカやります。
コロブチカ
タイニイアリス(東京都)
2010/11/16 (火) ~ 2010/11/16 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しいったらありゃあしない
コント、歌、一人芝居、トーク、ピン芸、リーディングと各種取り揃えたバラエティ・ステージ。
出演者たちの思わぬ一面や普段は目にすることがなさそうな表情も観ることができ、しかもそれがアルコホルを嗜みながらだし、楽しいったらありゃあしない。
冒険という名の犬
本田ライダーズ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/15 (月)公演終了
満足度★★★★
冒険とは何ぞや、な70分
冒頭の、部室にいた犬らしきジェイによる「くだらないのたまり場」に関する詩的な長台詞(終盤でリフレインされる)から引き付けられ、続いての犬小屋や毛布で引き込まれて、以降はアッと言う間。
また、犬から靴に変わり舞台奥の円錐に付けまくって上手奥に消える足跡がある装置もイイ。
ANDY
itella
BEMSTAR(東京都)
2010/11/13 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★
背後から立ち上がる音や光、空気
男女の役者とダンサー各1組、それに音楽で表現するある朝の情景。
ストーリーは無きに等しいが、前夜の雨、湯が沸く音、漂うコーヒーの薫り、朝の光などがパフォーマンスの背後から立ち上がってくるよう。
また、どんでん返し気味な終わり方も面白い。
ザ・ブートレッグバイキング
炭酸ズノウプロジェクト
萬劇場(東京都)
2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
炭ズ手法満載の海洋スペクタクル
船が傾いた時の表現やクライマックスでの渦に呑まれる船の見せ方を筆頭にいかにも炭ズな手法満載。
また、ジブリトリビュート的な部分にニヤリ。
クロカミとのケリが付いていないのが気にならないでもないが、続編(いつか演って欲しい!)への布石と受け取っておこう。
交響劇第二番嬰イ短調
劇団再生
APOCシアター(東京都)
2010/11/13 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
空間を活かした立体詩
芝居と言うよりは空間を活かした「立体詩」、鉄パイプの構造物の上方からも台詞が「降って来る」感覚で、「観る」よりも「感じる」の方が相応しい。
また、終盤のあるシーンは儀式っぽさと同時に落語「死神」をも想起させることにニヤリ。
【公演終了!ご声援ありがとうございました!】マウンテンみるく、波打つ
市ヶ谷アウトレットスクウェア
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
後方端をオススメ
河崎実監督の映画を想起させるお気楽極楽な楽天的おバカ系コメディ、好きなんだな、こういうの。
2台のプロジェクターを駆使した文字遊びなどの趣向も楽しい。
そんな部分も含めてより楽しむには後方端の席が有利か?
(70分)
COVER / Rose+
reset-N
ザ・スズナリ(東京都)
2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
Rose+
空爆を受け敗戦した「平行世界」のイマの日本での会話劇。
戦争そのものではなく、戦争の背後で蠢くものや戦争によってもたらされるものが静かな会話の中から鮮烈に浮かび上がるのが印象的。
また、途中での時間の経過を大胆に省略して見せたのも◎。
THE MIDNIGHT SUN
ネオゼネレイター・プロジェクト
小劇場 楽園(東京都)
2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
土着的ホラー
以前のホラー系の「Desert Moon」や「THE DEEP」が50〜60年代のSFアメリカ映画テイストだったのに対して今回は民俗学的ないし土着的な上に笑いもちりばめて差別化に成功。
また、終始残響を付けて地下スペースを表現した音響も効果抜群。
eleven
THE 黒帯
アイピット目白(東京都)
2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
好きなモノ3点盛りっっ!!!
「11人いる!」的になぜか1人多い当選者、な状況下で始まる謎解き大会の決勝戦。
その時点で既に好きな要素の2点盛りな上に、次のフェーズも好みのパターンであり(故に読めたんだが)、まさにお子様ランチ状態(笑)。
10本の柱を使った出ハケによる場転もスマート。
舟をこぐ
project i'nos
シアターブラッツ(東京都)
2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★
こんな引き出しもお持ちとは…
思いっきりシュールで確かに「ナンセンス」。
どちらかと言えば「Don't think, feeeeel!」的だが、「モノリス降臨前の未来人たち」(←この表現がどこまで伝わるだろうか?)のように思えたりもして。
それにつけても門肇、SPIRAL MOONともパーマ企画とも『隣人13号』とも異なるこんな引き出しも持っていたとは…。
マドロス豹十郎
ひげ太夫
テアトルBONBON(東京都)
2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
毎度ながら見事
毎度お馴染みの亜細亜英雄活劇、今回はスパイスの特徴の演じ分け(!)に始まり、ロボやロックスターの表現、それに「回るアレ」が特にツボ。
また、NG集のアイデアも「そう来ましたか!」で、よくまぁ思い付くものだと感心。
死なない男は棺桶で二度寝する
ポップンマッシュルームチキン野郎
劇場MOMO(東京都)
2010/11/05 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
従来パターンのち新境地
今度はSFっっ!!!
「あの人」をあんなことにしてしまったりもする前半のナンセンス具合は従来通りながら、ある能力(?)を持った男の孤独を描きハートウォーミングに着地させる後半はK尾S治かCャラメルBックスか、みたいな新境地。
新おとぎ夜話
Jungle Bell Theater
ART SPOT LADO(東京都)
2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了
満足度★★★★
こういうの、好きなんだなぁ
「西遊記の宗像教授的考察」ないし「知的こじつけ」(笑)、沙悟浄は日本で河童の妖怪になったとか、桃太郎と陰陽五行説の関係とかを最近耳にしたので非常にタイムリー。
「趣味に走ったので難解かも」との浅野主宰の前説とは裏腹に解りやすく大いに楽しむ。
乱歩の恋文
てがみ座
王子小劇場(東京都)
2010/11/03 (水) ~ 2010/11/10 (水)公演終了
満足度★★★★★
構造、語り口なども含めて見事
評伝戯曲な餡を乱歩的世界(どんでん返しまであり)という皮で包んだ傑作。
十代に乱歩を読み漁った身にとって引用された複数の作品もすぐにわかって嬉しく、昭和臭と見世物小屋的胡散臭さ(笑)満載な上に変幻自在で様々な場を表現する装置もまた見事。
そのとき橋には誰もいなかった
オーストラ・マコンドー
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/11/06 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
総合芸術っっ!!!
広重の東海道五十三次の日本橋のようであり他の箇所も表現する装置、詩的な台詞、生歌、映像、音響を使って語る愛の物語、やはり演劇は総合芸術であると再認識。
また、タイトルの意味が明かされる終盤のシーンはトリッキーで、まんまとしてやられる。
点点
みどり人
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2010/11/06 (土) ~ 2010/11/08 (月)公演終了
満足度★★★
最終場の気まずさが印象的
父親が転勤族で転校を繰り返した「良さん側」な身として、最終場の気まずさが(アレは他の要素の方が強いんだが)心にチクチク刺さるよう。
また、良さんの去り際にケン・ソゴルを連想。まさか良さんは未来人だったワケではあるまいな?(笑)