いつか / タルチュフ
こゆび侍
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
いつか
まさに「オトナの童話」で、ほのぼのとしたムードで進んでいた物語がダイナミックに展開する終盤は圧巻。また、後日譚の語り方もイイ感じ。
さらに「アレ」にあんなギミックまで仕込むとは!
いつか / タルチュフ
こゆび侍
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
タルチュフ
古典を古典としてきっちり見せる、な感じ。ファーストシーンからしっかり古典の空気が漂っているのは衣装のためもあろうが客入れ時のBGMによるところも大きいか?
また、終盤の陥れられた家族の心境を象徴するような低音ノイズと照明も効果的。
なお、事前にネットであらすじを予習しておいたのは正解。
関ヶ原BOOGIE★WOOGIE
劇団BOOGIE★WOOGIE
シアターサンモール(東京都)
2011/08/11 (木) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
関ヶ原の戦当日の朝から決着がつくまでを戯画化
07年12月の「小早川の場合」に続く第2弾。関ヶ原の戦当日の朝から決着がつくまでを戯画化し現代のあれこれも加えて描き非常にワカり易い。
序盤のドタバタ系のギャグは評価が分かれると思うが、吉川広家と容光院の夫婦愛や殺陣・剣舞などは万人に通ずるハズ。
とーく・おぶ・ざ・でっど 序
JOHNNY TIME
エビス駅前バー(東京都)
2011/08/06 (土) ~ 2011/08/11 (木)公演終了
満足度★★★★
四部作の1作目
この会場での公演としてはスケールの大きいトンデモ系(笑)。がしかし妙にマッチしており、その世界観も好み。さらに途中で入る解説の喩えも的確にして愉快。
四部作の1作目ということで、今後の展開にも大きな期待。
ところで1作目が「序」、2作目が「弐」ということはもしや以降は「待」と「夢」?
チャイムが鳴り終わるとき
オーストラ・マコンドー
吉祥寺シアター(東京都)
2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
「心に痛みを憶える」内容なのに140分の尺を感じさせない
当人はオトナと思っているが大人から見ればまだコドモ、な小学6年生ゆえの「無邪気な(?)残酷さ」や、後にそれを「なかったことにする」さまをありありと描き目を逸らさせない。また、そんな「心に痛みを憶える」内容なのに140分の尺を感じさせないのもスゴい。
なお、藤本七海嬢に舌を巻いた方々は映画『みづうみ』(06年、安藤正軌監督)、『子猫の涙』(07年、森岡利行監督)、『カンフーくん』(07年、小田一生監督)などでもっと驚くがいいさ。『カンフーくん』では谷垣健治氏による華麗なアクションにもご注目を。
問題のない私たち
“STRAYDOG”
テアトルBONBON(東京都)
2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★
原作コミックス全3巻を舞台化
映画は原作コミックスの第2巻までだったのをテンポ良く運び全3巻を舞台化。
主演の秋月三佳をはじめとした女子中学生(←役)チームはしっかりしていながらコメディリリーフの大人たちに若干浮いた感があるのが惜しい。森岡利行の関西人的サービスではあるのだろうが…
なお、途中で入る歌と踊りの伴奏が生演奏なのも◎。
マッチ・アップ・ポンプ
キリンバズウカ
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2011/08/06 (土) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★
地方都市の空気が流れていた
地方都市でのホームドラマで基本はユーモラスながら各人物が多かれ少なかれダークなモノを秘めており、それが見え隠れする案配が絶妙。
また、解決方法もスマートではないが、不恰好で見てくれは悪いが味わいが深くて旨い果物のようでステキ。
先日の青☆組に昭和の空気が流れていたようにキリンバには地方都市の空気が流れていたのだった。で、以前観た登米脚本・石井監督の映画を思い出したりも。
『ナツヤスミ語辞典』
演劇集団キャラメルボックス
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了
満足度★★★★
成井作曲・中屋敷編曲、的な
喩えて言えば『スピード2』のエンディングで流れたコムロアレンジのメインテーマ。メロディは紛れもなくキャラメルながら楽器編成やリズム、音色は柿丸出し、みたいな(笑)。
また、HPにあった乱痴気やその昔観た版などの配役が浮かび、脳内マルチスクリーン状態。
かもめ
オクムラ宅
ゆうど(東京都)
2011/06/17 (金) ~ 2011/06/21 (火)公演終了
満足度★★★★
ワカり易く長さも感じず
当日パンフの似顔絵付き人物相関図と予習のおかげで非常にワカり易く、純和風ながら古風な会場の雰囲気、長短合わせて3回ある休憩などにより長さも感じず。で、ボーナストラック的な部分も◎。
しかし二幕と三幕の間の休憩のカウント、559秒の次が「10分」はオカしいだろ!(笑) 10進法と60進法が脳内に混雑して560秒を10分と間違うのは非常によくワカるけれど。一方、三幕の後の「2年間の休憩」のアイデアは秀逸。
あと、ボーナストラックに、惑星ピスタチオの『破壊ランナー』最終版を懐かしく思い出す。
ペノザネオッタ
ONEOR8
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/06/18 (土) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
故人へのそれぞれの想い
小学生パート(ほぼ演技だけで表現するのも見事)には郷愁をそそられ、大人パートはそれを踏まえた現況とある人物に対するそれぞれの想いがくっきり浮き上がって来て身につまされたりホロリとしたり。
劇中のゲームのクリア方法もステキ。
リミックス2
国分寺大人倶楽部
王子小劇場(東京都)
2011/06/14 (火) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★
オトメゴコロにホロリ
観た2作は「そう切り取ってそう構成しましたかぁ」だし未見の2作は「そんな作品だったのね」でそれぞれ楽しく、リンクさせているのもイイ。
あと、ステージ上方の電飾のセンスと「グロテスク」の選曲・構成もツボ。
内容的には「ガールフレンド」の2人のオトメゴコロにホロリ。あぁ、『ホテル・ロンドン』でもオトメゴコロにヤられたっけなぁ。これも弱点だったのか?(爆)
給水塔
日曜機関社
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/06/01 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
次第にタガが外れてシュールに
KAKUTAの朗読の夜シリーズに通ずる手法も駆使して語るのは複数の人物の視点で語る夢の中のように変幻自在で跳んでる世界のオハナシ。
出だしは1人称語りの落ち着いた雰囲気なのに次第にタガが外れてシュールになって行くのが愉快。
泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません
世田谷シルク
「劇」小劇場(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/06 (月)公演終了
満足度★★★
135分でも事足りない感無きにしも非ず
児童文学を装いつつも実はけっこうシリアスで奥深い原作らしく(未読につき推測)、舞台で表現するには2時間15分でも事足りない感無きにしも非ず。
一方、ムーブメントなどを取り入れたお得意の表現スタイルはいつもながらステキ。
時泥棒~昭和歌謡短編集~
はぶ談戯
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
見事な構成+挿入歌の楽しさ
独立した3話オムニバスかと思いきや、第3話で第2話とのリンクが示され、オープニングと各編の合間に挿入されていたパートの続きですべての繋がりを明かす仕掛けの構成が見事。また、昭和歌謡のパロディ的な挿入歌も上出来にして愉快。
往年の深夜ドラマ「HeartにS」、タモリの3rdアルバム「戦後日本歌謡史」が好きな身としてツボ2箇所同時攻撃、みたいな?(笑)
帝国
劇26.25団
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/06/01 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
セカイアジ寄りか?
濃かったりアヤしかったりなキャラのオンパレードから画家の遺作をめぐるサスペンスに転ずるあたりはセカイアジ寄りか?
それにしても終盤で明かされる遺作の内容の意外な(あるいはおぞましい?)ことといったら!(笑)
IN HER TWENTIES
TOKYO PLAYERS COLLECTION
王子小劇場(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
リピートっっ!!!
まさに「立体年表」で、演じられる「彼女」の10年間にはもちろん、舞台上方の空間に「彼女」以外の登場キャラクターの「交際期間」「存命期間」などを示す帯が見えるよう。←2度目なのでなおさらか?
IN HER TWENTIES
TOKYO PLAYERS COLLECTION
王子小劇場(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
手法が独特にして秀逸
同じ女性の20歳から29歳までの各年齢をそれぞれ1人の女優が演じ、時には対照的な立場での2つの会話を組み合わせたり21~28歳までの8人が話し合ったりという手法が独特にして秀逸。内容的には親友との逸話にホロリ。
関ヶ原でダンス
劇団6番シード
吉祥寺シアター(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
関ヶ原庶民伝
武将が出て来ない「関ヶ原庶民伝」。
コミカルな部分もあるが、そんな中からいわれなく合戦にかり出された農民たちの哀しみや畏れの感情がストレートに伝わって来る感じ。「人を殺すのが怖い」という台詞は特に心に響く。
EVLITH イブリス
Performing unit colors7~C7
d-倉庫(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
一長一短?
母が遺した物語の世界に入った少女の物語、内部は先に入った者によって代替わりしていて…という設定が面白いが、その反面RPGっぽくなってしまい「母の遺した物語」が今一つ活きない憾みが無きにしも非ず。
回転木馬共和国の逆襲
月蝕歌劇団
風紋(東京都)
2011/05/22 (日) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
娯楽性+原発トリビア
3作目にして現代(近未来)編だが登場人物たちは経時変化していず、もはや回転木馬共和国はレジェンドかサーガか、みたいな?(笑)
そんな中でのいささか過激な反原発テロをめぐる物語、娯楽性も十分な上に原発トリビアまで盛り込んでさすが。