じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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マッチ・アップ・ポンプ

マッチ・アップ・ポンプ

キリンバズウカ

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

地方都市の空気が流れていた
地方都市でのホームドラマで基本はユーモラスながら各人物が多かれ少なかれダークなモノを秘めており、それが見え隠れする案配が絶妙。
また、解決方法もスマートではないが、不恰好で見てくれは悪いが味わいが深くて旨い果物のようでステキ。
先日の青☆組に昭和の空気が流れていたようにキリンバには地方都市の空気が流れていたのだった。で、以前観た登米脚本・石井監督の映画を思い出したりも。

『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★★

成井作曲・中屋敷編曲、的な
喩えて言えば『スピード2』のエンディングで流れたコムロアレンジのメインテーマ。メロディは紛れもなくキャラメルながら楽器編成やリズム、音色は柿丸出し、みたいな(笑)。
また、HPにあった乱痴気やその昔観た版などの配役が浮かび、脳内マルチスクリーン状態。

かもめ

かもめ

オクムラ宅

ゆうど(東京都)

2011/06/17 (金) ~ 2011/06/21 (火)公演終了

満足度★★★★

ワカり易く長さも感じず
当日パンフの似顔絵付き人物相関図と予習のおかげで非常にワカり易く、純和風ながら古風な会場の雰囲気、長短合わせて3回ある休憩などにより長さも感じず。で、ボーナストラック的な部分も◎。
しかし二幕と三幕の間の休憩のカウント、559秒の次が「10分」はオカしいだろ!(笑) 10進法と60進法が脳内に混雑して560秒を10分と間違うのは非常によくワカるけれど。一方、三幕の後の「2年間の休憩」のアイデアは秀逸。
あと、ボーナストラックに、惑星ピスタチオの『破壊ランナー』最終版を懐かしく思い出す。

ペノザネオッタ

ペノザネオッタ

ONEOR8

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/06/18 (土) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

故人へのそれぞれの想い
小学生パート(ほぼ演技だけで表現するのも見事)には郷愁をそそられ、大人パートはそれを踏まえた現況とある人物に対するそれぞれの想いがくっきり浮き上がって来て身につまされたりホロリとしたり。
劇中のゲームのクリア方法もステキ。

リミックス2

リミックス2

国分寺大人倶楽部

王子小劇場(東京都)

2011/06/14 (火) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

オトメゴコロにホロリ
観た2作は「そう切り取ってそう構成しましたかぁ」だし未見の2作は「そんな作品だったのね」でそれぞれ楽しく、リンクさせているのもイイ。
あと、ステージ上方の電飾のセンスと「グロテスク」の選曲・構成もツボ。
内容的には「ガールフレンド」の2人のオトメゴコロにホロリ。あぁ、『ホテル・ロンドン』でもオトメゴコロにヤられたっけなぁ。これも弱点だったのか?(爆)

給水塔

給水塔

日曜機関社

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/06/01 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

次第にタガが外れてシュールに
KAKUTAの朗読の夜シリーズに通ずる手法も駆使して語るのは複数の人物の視点で語る夢の中のように変幻自在で跳んでる世界のオハナシ。
出だしは1人称語りの落ち着いた雰囲気なのに次第にタガが外れてシュールになって行くのが愉快。

泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません

泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません

世田谷シルク

「劇」小劇場(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/06 (月)公演終了

満足度★★★

135分でも事足りない感無きにしも非ず
児童文学を装いつつも実はけっこうシリアスで奥深い原作らしく(未読につき推測)、舞台で表現するには2時間15分でも事足りない感無きにしも非ず。
一方、ムーブメントなどを取り入れたお得意の表現スタイルはいつもながらステキ。

時泥棒~昭和歌謡短編集~

時泥棒~昭和歌謡短編集~

はぶ談戯

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事な構成+挿入歌の楽しさ
独立した3話オムニバスかと思いきや、第3話で第2話とのリンクが示され、オープニングと各編の合間に挿入されていたパートの続きですべての繋がりを明かす仕掛けの構成が見事。また、昭和歌謡のパロディ的な挿入歌も上出来にして愉快。
往年の深夜ドラマ「HeartにS」、タモリの3rdアルバム「戦後日本歌謡史」が好きな身としてツボ2箇所同時攻撃、みたいな?(笑)

帝国

帝国

劇26.25団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/06/01 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

セカイアジ寄りか?
濃かったりアヤしかったりなキャラのオンパレードから画家の遺作をめぐるサスペンスに転ずるあたりはセカイアジ寄りか?
それにしても終盤で明かされる遺作の内容の意外な(あるいはおぞましい?)ことといったら!(笑)

IN HER TWENTIES

IN HER TWENTIES

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

リピートっっ!!!
まさに「立体年表」で、演じられる「彼女」の10年間にはもちろん、舞台上方の空間に「彼女」以外の登場キャラクターの「交際期間」「存命期間」などを示す帯が見えるよう。←2度目なのでなおさらか?

IN HER TWENTIES

IN HER TWENTIES

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

手法が独特にして秀逸
同じ女性の20歳から29歳までの各年齢をそれぞれ1人の女優が演じ、時には対照的な立場での2つの会話を組み合わせたり21~28歳までの8人が話し合ったりという手法が独特にして秀逸。内容的には親友との逸話にホロリ。

関ヶ原でダンス

関ヶ原でダンス

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

関ヶ原庶民伝
武将が出て来ない「関ヶ原庶民伝」。
コミカルな部分もあるが、そんな中からいわれなく合戦にかり出された農民たちの哀しみや畏れの感情がストレートに伝わって来る感じ。「人を殺すのが怖い」という台詞は特に心に響く。

EVLITH イブリス

EVLITH イブリス

Performing unit colors7~C7

d-倉庫(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

一長一短?
母が遺した物語の世界に入った少女の物語、内部は先に入った者によって代替わりしていて…という設定が面白いが、その反面RPGっぽくなってしまい「母の遺した物語」が今一つ活きない憾みが無きにしも非ず。

回転木馬共和国の逆襲

回転木馬共和国の逆襲

月蝕歌劇団

風紋(東京都)

2011/05/22 (日) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

娯楽性+原発トリビア
3作目にして現代(近未来)編だが登場人物たちは経時変化していず、もはや回転木馬共和国はレジェンドかサーガか、みたいな?(笑)
そんな中でのいささか過激な反原発テロをめぐる物語、娯楽性も十分な上に原発トリビアまで盛り込んでさすが。

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

風琴工房

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

心の傷が生々しく伝わる
虐待がテーマと知って予想していたよりもはるかにハード、というか主人公の心の傷が生々しく伝わって来て息を呑む。
おとなしそうだった女性が豹変して愛娘にあたる場面は想定内としても病身の母を…(自粛)…場面などもはやコワいのレベルだし。

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

『パ・ド・ドゥ』【ご来場ありがとうございました!】

七里ガ浜オールスターズ

王子小劇場(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

若干の違和感もアリ
殺人事件の被告とその元夫である弁護人とのやり取りの中から彼らの気持ちや過去が立ち上がってくる感覚が鮮やか。
ただ、1場と2場でコートチェンジの如く接見室の「中側」と「外側」を逆転させたことには違和感を憶える。

『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

『十二人の怒れる男』/『裁きの日』

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

裁きの日
「12人の優しい日本人」とは別方向の日本版「12人の怒れる男」。正解のない問題について正論、感情論、理想論などが静かに飛び交うあたりが極めて日本的。
また、死刑廃止論や裁判員制度に関する問題を非常に身近に感じる。
それにしても冒頭で裁判長に「裁判員たちの評決をしかるべき方向に導くのが(判事の)職務」と言わせているのが上手い。ってかコワい?

熱闘!!飛龍小学校☆パワード

熱闘!!飛龍小学校☆パワード

桜ジュリエッタ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

これぞ本家!
かつて惑星ピスタチオによるオリジナル版を観ていたので懐かしく、かつ改訂と記憶の減退(爆)により新鮮にも感ずる。
また、西田シャトナー演出作品も久しぶりなので「これぞ本家!」的な印象。

誰ガタメノ剣~長宗我部元親伝~

誰ガタメノ剣~長宗我部元親伝~

シアターキューブリック

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/05/26 (木)公演終了

満足度★★★★

三演目も満足
時代劇らしからぬ衣装・メイクがどこか異国のようなイメージを抱かせるのが醍醐味か。
また、歴史の大きな流れの中で地方の大名はどういう状況にあったかを描くという着想も良く、三演目の今回も満足。

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

「愛」を論じて文学的
地球外知的生命体による侵略というSFサスペンスホラーの1つの典型的なスタイルをとりつつ、最終的には「愛」を論じて静かに終わるのが文学的。
また、G-up版とも青山円形劇場版とも異なる具象的な装置によって別の味わいが生まれた気がする。

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