ハンダラの観たい!クチコミ一覧

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池田屋・裏 2012

池田屋・裏 2012

グワィニャオン

天王洲 銀河劇場(東京都)

2012/03/23 (金) ~ 2012/03/27 (火)公演終了

期待度♪♪♪♪

発想が良い
 掲載された説明を読むだけで、見たくなった。視点をあえてずらして、そこから大事件を捉えている展が秀逸。ぜひ見たい。

セチュアンの善人

セチュアンの善人

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

期待度♪♪♪♪

ブレヒト作品の基準
 ブレヒトの作品中、最も、各要素が上手に按配された作品だと言えるのではないか。逆にいえば、この作品をどう演じるか、演出するかで、世界の中でのその劇団の力量がかなり客観的に判断できる作品でもあろう。今回、風が、どのようにこの作品を料理するか、期待している。

シェルター

シェルター

ポムカンパニー

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/02/29 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪

意識のスイッチを切った主体は誰あるいは何
 あらすじ解説を読むと、判然としないのが、上記の問題である。ここに、仕掛けがあるとすれば、ちょっとわかり安すぎる。この予測が当たっている場合は、オリジナル2本目ということで大目に見よう。当たっていなければ、シェルターという閉鎖系の中で人々と謎の主体とのかかわりはどのようなものになるのか、興味深い。原作者の論理性が問われる所であろう。

ドグラ・マグラ

ドグラ・マグラ

劇団霞座

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪

かつて原作を夢中になって読んだ
 原作は、頗る興味深い作品であった。心理学分析の対象としても面白い対象だろう。様々な読みが可能な作品であり、謎解きとしても面白い。今回、演劇専攻のコースを持つ明治大学の諸君は、どんな解釈をし、どんな見せ方をしてくれるのか。そこに、彼らの身体は、どのように位置づけられているのか。
興味津々である。

聴け、私の血の流れるを【前売り券は開演6時間前まで販売中】

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アメウズメ

STスポット(神奈川県)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

期待度♪♪♪

今様
 紹介されたあらすじを読んでいると、どうも現代の引きこもりのような
受け身な生き方を感じる。とはいえ、それだけでは、ドラマツルギーは成立しない。で、そこにドラマを成立させるわけだが、果たして手腕や如何に

ワンダース・インベーダー

ワンダース・インベーダー

ジャイアント・キリング

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

期待度♪♪♪

梁塵秘抄
 あそびせむとて生まれけむ 江戸時代表記ではこうなるか。言わずと知れた梁塵秘抄から出た概念だ。どこまで、こういう遊びに迫れるか。期待している。

ハイエナ【初日・31日昼・1日昼完売!!当日券あります】

ハイエナ【初日・31日昼・1日昼完売!!当日券あります】

劇団イノコリ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪

身につまされる
 自分も記事を書くことがあるが、週刊誌の記者にはならなかった。その主たる理由が、取材によって、被取材者の人権はおろか、その生活基盤すら脅かしかねない取材攻勢を見ていたからである。タイトルもよい。ぜひ、見たい舞台である。

「Re:born〜リボン〜」

「Re:born〜リボン〜」

アフリカ座

TACCS1179(東京都)

2012/02/11 (土) ~ 2012/02/14 (火)公演終了

期待度♪♪♪

タイトルがまんまだけど
 出演陣は、おそらく大きなトラウマを抱えているだろう。そのことが、女優陣の不幸を語っている。一方、才能を持つことは、不幸の代償だ。タイトルが、余りに希求を素直に表しているところが気になるが、一度、舞台を見てみたい。そのうえで、本当に演劇というジャンルの持つ歌舞くというレベルにチャレンジできるのかどうかを見極めたい。

荷

東京演劇アンサンブル

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2012/02/24 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

内容的に期待できそうだ
 演出が坂手 洋二氏というだけでも、一定の質は保証されていると言ってよかろう。筋も込み入っていて、なかなか想像力を刺激される。演劇の醍醐味は、舞台側の想像力と観客の想像力の創造的なコラボレーションだから、俳優たちも、力のある人たちだろう。原作も韓国人のようである。現在、世界で最も面白く、力あふれる作品を作っているのが、韓国人ではなかろうか。期待している。

慣れの果て

慣れの果て

演劇チーム 渋谷ハチ公前

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/02/22 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

期待度♪♪♪

タイトルが気に入った
 初めて出会う劇団だ。それだけに、どんな目が出るか、期待と不安が交差する。だが、見たい、と思った理由は、そのタイトルの付け方にセンスを感じたからだ。
 今まで、数多くの劇団の上演を見てきた。その中で、本当に凄いと思う舞台は稀だ。然し、だからこそ、新たな才能を見付け、評価できる時は、真実、喜びだ。

「桜の園~アントン・チェーホフ~」

「桜の園~アントン・チェーホフ~」

カブ)牛乳や

OFF OFFシアター(東京都)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/13 (火)公演終了

期待度♪♪♪♪

スタニフスラスキーとチェホフ
コメント:チェーホフは、スタニフスラスキーが、彼の演劇理論を練り上げてゆくために格闘した劇作家であろう。イプセンの「人形の家」から、演劇そのものの変容が始まったと評者は考えているが、チェホフは、それを更に先鋭化させたのだと思っている。このような見方が妥当か否か、様々な舞台を見て検証したい。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

東京演劇アンサンブル

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪

賢治ととし
宮沢 賢治は、最も好きな詩人の一人だ。童話も傑作が多くあるが、中でも「銀河鉄道の夜」のカンパネルラとジョバンニ、二人の少年の死と生にまつわる哀切をこれほど痛烈に、透明なまでに鮮烈に描き得た原因は、「永訣の朝」を見てもわかるように、妹、としの死と無関係ではあるまい。賢治のとしへの同化と異化が、この作品の成立に大きく関わっていようが、ブレヒトの名を冠して、はたしてどのように料理するか、見ものである。

『タンバリン・スナイパー』

『タンバリン・スナイパー』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ワーサルシアター(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

期待度♪♪♪

ハンダラの観たい公演1
 演劇の成功は無論、作る側と見る側の想像力に依拠している。近代劇以降、殊に作品がドラマツルギーを成立させることも難しくなってきている。それでも、シェイクスピアやモリエール、否、イプセン以前なら、未だ、世界観は、古典的でありえたし、その範囲でドラマを紡ぐことも可能であった。しかし、「人形の家」以降、それは、我々の意識そのものの変容とともに既に現代的ではありえない。そのような状況下、演じられる作品の主題そのものが、変容してきたのは、必然でもあろう。劇団発表のアウトラインを読み、このような状況を意図的に意識できる作家が書いていると判断した。観たい理由である。初日に観たいのは、劇団の総合力や役者のレベルが明らかになりやすいからである。

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