忍者桃丸伝 ~そのNINJA多少難あり~
劇団 EASTONES
ザ・ポケット(東京都)
2013/06/04 (火) ~ 2013/06/09 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
忍者に愛嬌
フライヤーの印象である。文句なく面白そうだ。男の下忍の名が、桃丸。愛嬌たっぷりの表情、印を結ぶ姿に”うふふ”を込めて。こんなメッセージを明確に伝えてくるフライヤーを作る劇団、面白いと思わざるを得ないではないか。
心 祭演~Shin Saien~
劇団fool
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
修験道
この国の自然は、本来神として崇められてきた存在である。従って、修験道の中心となった地域には、現在、尚多くの生態系が残るエリアが多いのである。3.12以降、ヒトは、この神々に取り返しのつかないダメージを与え続けている。説明を読んで感じるのは、無論、直接触れてはいないが、この災禍に対する、諸々の反応と、神という概念に集約される価値観とのドラマである。
笑うゼットン
トツゲキ倶楽部
王子小劇場(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/05/28 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
ウルトラ
シリーズでは、Qが一番好きだったが、ウルトラマンシリーズには少し疎い。ゼットンというのがあったんだ。特撮物は基本的にあっけらかん、其処が、魅力。初見の劇団だが、どんな作りになるか拝見したい。
ずぶ濡れの物売り
カトリ企画ANNEX
atelier SENTIO(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了
アルテノのパン
ジェットラグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/06/05 (水) ~ 2013/06/10 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
うますぎる話
どこからともなく現れる、親と名乗る人物は、本当に親なのか? ちと話がウマすぎる。こいつも悪党の一味であった方が、リアルだろう。乗り込んだ豪華客船には、美術品を専門にする泥棒がたくさんいるのだから。豪華客船というのは、結構、遊べるものだし。
万華鏡讃歌
流星揚羽
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/06/12 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
善人なおもて
土台、善人などというもの、他に生き方を見付けられない野暮天だろう。そうでなければ偽善者だ。後者であれば、まだ、多少はましかも知れぬ。余り凶悪なのは、願い下げだが、お洒落な悪党は魅力があろう。敏感で粋で胸のすくような悪党を観たい。
feel 月の家
演劇集団イストリ
六行会ホール(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪
あるべき姿?
そういう幻想が成り立つ「国」だとも思えない。金さえあれば、何でも買えるが、この「国」でいくら金を積んでも買えないもんが一つだけある。 それが希望では無かったっけ?
Give your partner good end
インプロカンパニーPlatform
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
蠅の王
なんとなくテイストとしてゴールディングを感じる。”蠅の王”は好きな作品なので、こういうテイストであれば観たい。尤も、作者は、現代資本主義の何でも収奪する本質を描きたかったのであろうが。ま、資本主義の本質とは、命も売り物でしかない、という発想だろう。そこが、問題なのである。
水底
ポムカンパニー
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
水底に居るのは誰か? それとも何か?
イマージュとして、水の底から見上げている主体は、死体であって欲しい。このイマージュだけで、いくらでも劇的想像力は働くであろう。
サロメ
虹創旅団
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2013/06/20 (木) ~ 2013/06/23 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ナルシス変奏
説明文を読むとそんな印象を受ける。水仙になってしまわぬようせいぜい注意して欲しい。作品の内容に酔う事より、服装の変化とその変奏に酔いたいだけのようにも取れる説明文だが、そのような感性の変容を観客を含めて眺めたいものである。
ピンク・パーポー・センセーション
Love♪Panic
高田馬場ラビネスト(東京都)
2013/06/27 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
位相
日本人が殊に嫌い、結果、苦手な対象に自分達と異なる、と彼らが判断するもの・ことがある。結果、自らの可能性を狭めていることも気付かないとは、何という子供なのだろう! 自分の仲の良かった友人が、やはり随分前にゲイに関するドキュメンタリーを書き、白眼視されたことがあった。だが、この世には、エルマフロジットが存在するし、ホモセクシュアルやレスビアン、バイセクシュアルなどの人々が存在しているのだ。そのような事実を認めることからしか、何も始まらないではないか。それが、認められないとすれば、単に子供っぽいのではなく、愚かなのである。
宮澤賢治 コミックオペレット『饑餓陣営』
「戯れの会」
シアター711(東京都)
2013/05/27 (月) ~ 2013/05/30 (木)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
賢治の世界性
最も好きな詩人の一人であり、未だ欧米で評価される前から、仲の良いヨーロッパの友人たちに勧めていたのが、賢治であった。賢治は、これからもっともっと世界で評価の高まる表現者である。そのつもりで世界のどこに出しても恥ずかしくない舞台を期待する。
屍ドール
劇団_BIRTHDAYCAKE_
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
人形愛
生きている人間より、人形を愛する者はいるだろう。経年劣化以外に人形が変わることは少ないからだ。生きとし生ける者は、逆にその刹那性に於いて価値や美を見出したがる。芸術的表現で美が瞬間にしか実らない、とされるのは、このマヤカシがあるからだろう。自分は、人形も生き物も同じように好きだが、好きの在り様は異なる。
説明文の表現が退行している点が気懸りだが、内容的にどうなるか確かめてみたい。
パラノイアショー op.136
hi-pine company
吉祥寺シアター(東京都)
2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
こんな方にお勧めの殆ど総てに該当
なので応募するにゃ!! どだい、他人と同じことをやる為なら、自分など生きている必要はない。そうだろ? あとは、期待を裏切らないで欲しいにゃ!!
プルーフ/証明(谷 演出ver.)
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/05/27 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
これは興味をそそる
原作の説明や、作品の辿った道、更には今回上演に纏わる経緯。何れも興味を惹くことばかりだが、宣伝過多でないことを祈る。ま、好奇心は、実際煽られたが。
ミレナ
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ミレナへの手紙
標記タイトルでカフカ全集の一巻が組まれていたように思う。未読だが、そのミレナだ。カフカは、最も好きな作家の一人で「変身」を初めて読んだのは中学一年の頃だった。「次郎物語」「しろばんば」なども平行して読んでいた。何れにせよ、センテンスの短い、イメージの乾いた作品という印象を持ったものであった。本格的にカフカ作品を読んだのは大学に入ってからだが、作品を読み進めてゆくうち多くの悪夢に襲われた。そのような作品を綴ったカフカと、通常の恋愛というコンセプトでは考えられない付き合い方をした女性、ミレナは、他者に、実際、どのように捉えられ、イメージされているのだろうか? とても興味がある。
RADIO311
GROUP THEATRE
ウッディシアター中目黒(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
NO GOAL 【ご来場ありがとうございました】
青春事情
駅前劇場(東京都)
2013/07/10 (水) ~ 2013/07/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
フットボール
アンダー17には関与したことのある自分も知らなかった。FIFAは関係しているのだろうか? 何れにせよ、日本ではサッカー、世界の大多数ではフットボールと呼ばれる蹴球の話となれば、ぜひ観たい。
カストリ・エレジー
激弾ショット
pit北/区域(東京都)
2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
カストリ
そう聞いただけで、焼酎だの雑誌だの無頼派だの、シャブだの、闇市だの要するに戦後のぐちゃぐちゃのどさくさが、頭に浮かぶ。今のように腐り切った状況より、未だ、夢見る余地のあった時代と空間。別に懐古趣味に陥るつもりは更々ないが、アナーキーな雰囲気は好みである。日時が合えば是非拝見したい。
どらっぐ・ど・東京
82-party
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/09 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
Junkie
自分達の世代は、安保のJunkie世代である。だから、身の回りにたくさんのJunkieが居た。一方、本当にヤクをやるには、絶望が必要だ。どうなってもいい、という一線を越えなければ、とても、理性で一線を越えられるものではない。だから、ジャンキーの話をするなら、家賃の向こうにある夢の破綻をこそ、説明分では言うべきだろう。だが、そんなことを気にしてもしようが無いほど、若者のカッタルさ、絶望は深いのかも知れぬ。