さよなら、ミアちゃん!
ロリポップチキン
プロト・シアター(東京都)
2013/10/02 (水) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
アナーキー
カオスを生き抜く原動力の一つがアナーキーである。どうせ1度は死ぬのであるから、好き勝手をやって死にたい。これは基本だろう。どうも、日本人の多くは、こんな原初の感情を封印したがる。だから人生がつまらないのだ。やりたきゃやりゃ良いんだ。リスクは当然負うし、バッシング、勘違いの称賛も時にはある。だが、たいていの連中は怖がって寄ってこない。これはこれで痛快なものである。世界征服は兎も角、ある程度限られた時空なら制覇はそれほど難しいことではない。
ケロイド THE FINAL
舞台芸術創造機関SAI
pit北/区域(東京都)
2013/09/21 (土) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
ロック
とは自意識が崩壊してゆく音のことだ、と思っていた。ジャニス、ジミ・ヘン皆ヤクで死んだ。終わる時には、それがいい。糞クラエの世の中なんだから、それで良い、と。
既に生き過ぎてしまったのに、こんなことを言っているのも滑稽ではあるが。いつ死んでも良いということを意識して生きていたのも、もう大分前になる。今では、水のように、方円の器に従って不自由を感じない部分が増えた。年をとるというのは不思議なことである。他人を許すことも多くなった。
SHUJI TERAYAMA#13
舞台芸術創造機関SAI
pit北/区域(東京都)
2013/09/21 (土) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
寺山さん
生前、2度お会いしている。独特の津軽訛りで話す方だったが、いつもぽっくりを履いてとか、例のコートスタイルとか、とにかくいつでもどこでも自分自身に対しても演出をしていた方という印象を持っている。その寺山さんを分析的に解体し独特の演出で浮かび上がらせようという試みのようだ。興味深い。
Clash
東京パノラマシアター
座・高円寺2(東京都)
2013/09/19 (木) ~ 2013/09/21 (土)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
実験精神とクラッシュ
どちらも科学を連想させる。ヒトは自然の鬼っ子だから、滅びに至る道は、できればヒト以外の生命体を巻き込まず、ヒトだけが美しく、儚く滅びてゆきたいものである。それが、できれば、ガイアにとって最善の贈り物になろう。
TRISK ーpolygraph mintー
ゴールデンピッグ
ワーサルシアター(東京都)
2013/10/08 (火) ~ 2013/10/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
虚々実々
嘘の裏側には真実が貼りついていたりすると、中島 みゆき風だけれど、実際の世の中、嘘つきの背後に本当などあるはずもない。あるのは無限の嘘だけ。だから恥知らずでいられるのだ。ちょうど、日本の政治屋、安倍なんたら、とか石破なんたらとかいう下司ども。まあ、この物語に出てくる人物は、このような下司では無さそうであるが。こんな下司だったら、出てきた途端、反吐が出そうだからな。
Color Trap
川崎インキュベーター
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2013/10/02 (水) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
瞑い未来
全体、瞑い未来以外想像できようか? 情況設定が基本的に瞑い点に共鳴する。まあ、ヒトという生き物は、恐竜の栄えたほどの長期間に亘って栄えることは無いのが確実であるにせよ、果たしていつまでか? という点になると覚束ない。明日かもしれないし10年後かも知れない、或いは300年位持つかも知れない。何れにせよ、大して先のことではないような気がする。まあ、その方が、ガイアにとってはプラスであることが明らかだろうが。
保健体育
20歳の国
王子小劇場(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪
シロナガスクジラ
彼らの捕食は、海水丸ごとである。確か1度に50t位の海水を丸呑みして、髭でじょじょに濾してゆく。普段は、細身の紡錘形だが、捕食した際は、トノサマガエルのオタマジャクシそっくりだ。体長30mのオタマジャクシだから、これは物凄い迫力。心機一転、開国の迫力をみせて欲しい。
地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-
てがみ座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
最も敬愛する知識人の一人
宮本 常一は、自分の最も尊敬する知識人の一人だ。また、資本家として、立派だと思うのは矢張り渋沢 一門である。この腐りきった植民地にあって、人間存在の光を放つ者たちの物語。是非とも観たい。
素面 【全日完売御礼!!!】
劇団イノコリ
RAFT(東京都)
2013/10/01 (火) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
お部屋公演
という言葉が妙に引っ掛かる。しれがRaftを指すのか、或いは舞台を設定された1Rの部屋を指すのか、単に今まで他のシチュエイションでやってきた公演と分けているだけなのか? ちょっと突飛なシチュエイションなだけに気に掛かる。
La Rossa
Lunar Punk
萬劇場(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/21 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
虚無
La Rossaが虚無であるなら、実体はあるわけがないので、暗殺するというコンセプト自体がナンセンスである。とすれば、仏教でそれに対応するのは、空の概念か?
青いユートピア
ビニヰルテアタア
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/10/09 (水) ~ 2013/10/12 (土)公演終了
【終演しました!ありがとうございました!】DOLL
キレイゴト。
サブテレニアン(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
箸を落としても
笑いたい年頃などと言われる少女たちの不安定でミステリアスな情感を描いたポエティックな作品のようだ。なぜかとてつもなく造語センスが冴える時期でもある。非常に期待できそうだ。
『泡』(再演)
劇団 東京フェスティバル
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2013/09/18 (水) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
【満員御礼】群集と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌
獣の仕業
荻窪小劇場(東京都)
2013/09/28 (土) ~ 2013/09/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
生い立ちの差
総てが思い通りになるなんて、結構小さな頃から思ったことは無い。むしろ、人生とは翻弄されるのが当たり前のものであった。それに気付いたのは2歳。大泣きしたことを鮮明に覚えている。無論、その具体的原因も。だからこそ、小学校時代は、結構本気でエスパーになる訓練をしていたのだ。
まあ、そんな自分の生い立ちとは180度違う人達の子供のころと、少し大人になった現在を観てみたい。
超能力裁判
風雲かぼちゃの馬車
シアター711(東京都)
2013/09/21 (土) ~ 2013/09/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
エスパー
子供の頃、結構、本気でエスパーになる訓練をやっていた。自分の欲しかった能力はサイコキネシスとテレポーテーション、テレパシーはそうでもなかった。矢張り武闘系である。そんなこんながあるので未だにエスパーものは大好きである。
ブサイクな彼女
1月11日
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2013/09/19 (木) ~ 2013/09/20 (金)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
大阪の女
北と南では全然違うけれど、この彼女はどっちなんだろう? まあ、北も南も付き合ってしまえば、深い所では女性は女性、男は男なわけだけれど、なんだか惹かれる。淀川にしろ、道頓堀川にしろ大阪は水の都でもある。流す涙の涙川なんてのも似合う街なのだ。
トキグルマ
ThreeQuarter
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/10/12 (土) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
タイムスリップ
時と空間を越えて精神は互いにどのような呼応を見せるだろう? 自分も年中その意味ではタイムスリップしている。2千年以上も前のギリシャ、1千年前のペルシャ、やはり1千年前の奈良、京都、数百年前のアラビヤ、五百年前のパリ等々。書物を読むということはそういうことだからな。
さて、定番の幕末京都と現代、それも閉館間際の演芸場は如何なるコレスポンダンスを見せるのか?
魔女の猫探し ご来場誠にありがとうございました!
劇団東京乾電池
アトリエ乾電池(東京都)
2013/10/28 (月) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
魔女と猫
魔女裁判が盛んだったころのヨーロッパでは、魔女の使いと考えられた猫が惨殺された。そんな歴史は当然ご存じの別役さんが、魔女につきものの猫を魔女が探す、というユーモラスなタイトルに込めているのだろうか? 寡聞にして原作を存じておらず、内容に関しては分からないが、別役さんと東京乾電池という組み合わせだけでもわくわくするではないか。
アポリア
劇団新和座
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2013/09/28 (土) ~ 2013/09/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
解決不能
の難しい問題を表す言葉をタイトルに選ぶ辺り、中々知的。サスペンストの組み合わせで緊張感も漂う。事件の起こったのは劇場。その場は劇場殺人ならぬ殺人劇場と化したという説明。期待できそうではないか。
伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
不死貴族
貴族と言えば、退屈階級と言ってもよかろう。ディレッタンティズムを実践できたのは、基本的には貴族階級である。なぜ、彼らがディレッタントであったかと言えば、暇だったからで趣味に浸れば、時間潰しができたからである。そんな彼らの内の一人が不死という設定は、ドラキュラなら兎も角、非現実的なこと甚だしいが、であるからこそ、その詐欺以外の日常をどう描くのか。興味深い所だ。