「初級革命講座飛龍伝」「あゝ同期の桜」
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ つつじホール(東京都)
2016/07/07 (木) ~ 2016/07/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
右傾化するこの世で
若者の心の発動が相反する二つの方向に向かった作品を扱うわけだが、何れも根本には共通項がある。できれば2本とも拝見したいところだが。
アンソロギア
初級教室
OFF OFFシアター(東京都)
2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
あやと見たユメ
法政大学Ⅰ部演劇研究会
法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎多目的室2番(東京都)
2016/07/10 (日) ~ 2016/07/13 (水)公演終了
燕のいる駅
学習院大学演劇部 少年イサム堂
学習院大学富士見会館4階演劇部アトリエ(東京都)
2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
ツバメ
幸福の王子で大切な役割を果たすように、ツバメは雀や鶯などと並んで人に最も好かれる小鳥だろう。そツバメに、チェルノブイリでも東北でも形態異常、遺伝子異常が報告されている。何かが始まっているという認識は、一般人のどんなに鈍感な連中にも既にあるのではないか? そんなことを感じさせる説明文ではあるが、推理が当たっている場合、何かが終わるその何かが何であるのかはあまりに明らかである。
えっ、ワカンにゃい奴がいるにょ? 命だよ、命が終わるんだよ!
パラサイトパラダイス
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2016/06/23 (木) ~ 2016/07/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
胡蝶の夢
最も透徹した見解とは、或いは、この投稿タイトルの如きものかもしれぬ。なんとなれば、我らの暮らすこの地上も2億5千億年~3億年後には、パンゲアの如き超大陸の一部になるか海底に没するかしているハズであり、そこまで先読みせずとも次の氷河期はまた来る。80億年~100億年後には、間違いなく太陽に飲み込まれて地球自体が溶けて無くなっている。どんな人であろうとこの程度の天文の知識は持ち合わせていよう。
このような自然の大変動に対して、ヒトの知がいかほどの効力を持ちうるかについてはなはだ心もとないことも認識済みである。このような大前提のもと、ヒトの情や冠婚葬祭などの儀礼が、我らの精神活動に持つ意味は、余りにも過酷な、現実認識から、発狂せずに自らを守る防波堤ともいうべきものなのだろう。邯鄲の枕にしても、前提に立つのはこのような侘しさであるに違いない。
一方、生きるということに一所懸命に賭けることで、意識の向きを逸らす方法がある。多くの人は、この道を選んでいるのだろう。普段、上記のようなことは頭の隅に追いやって、日常のカオスを懸命に生きることで、最悪の現実から逃れようとするのである。それは一種のゲームである。極めて知的な遊びなのである。だから、今作のような設定にもやはり、生きてあることへの肯定的解があるものと信ずる。
独特の表現様式でいつも完成度の高い作品を見せてくれるワンツーワークスの舞台、今回も期待している。
PASSION ∞ヘレンケラー「光の中へ」∞
アブラクサス
調布市せんがわ劇場(東京都)
2016/07/14 (木) ~ 2016/07/18 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ワラ
と叫ぶシーンが余りにも有名なので、全然見ていない
自分にもその話だけが伝わっている。で、奇跡の人と
騒がれた後日譚というのが、興味深い。その気になれば、
一瞬注目を浴びる程度のことは、実はできる。問題はその後
なのだ。そこを描くということで頗る興味深い。
おまけに初日はle Quatorze Juilletではないか! 1年で自分が
最も楽しい日だ。
令嬢ジュリー
劇団螺船企画公演
演劇スタジオB(明治大学駿河台校舎14号館プレハブ棟) (東京都)
2016/06/15 (水) ~ 2016/06/18 (土)公演終了
「ハナイトナデシコ」vol.1
Pudding☆Ring
自由が丘ギャラリーSize (東京都)
2016/06/25 (土) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
スカパン
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2016/06/24 (金) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
キャッシュ・オン・デリバリー ~Cash on Delivery~
ファルスシアター
駅前劇場(東京都)
2016/06/24 (金) ~ 2016/06/28 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
才能
は、詐欺? まあ、成立するのは、奇想天外な詐欺だろう。実にホントっぽく、人々の欲望や憧れに火をつけ、恰も被害者本人が自分の意志で選んだような錯覚を起こさせる。ここらあたりが基本だろうが、さて、どんな手際を見せてくれるか? 期待値大!
COLORS
天才劇団バカバッカ
吉祥寺シアター(東京都)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
お祭り騒ぎ
ではまたF1人災現場も作業が中断されるのだろうか? まったなしの現場で人災が原因なのに、まして日々漏れ続ける核種による甚大な被害をほったらかしにしているこの「国」のアホとしか言いようのない為政者共を、バカバッカと名乗る「天才」が天誅を下してほしいものだ。この劇団の温かさを通しても、許せぬのは、実際、この植民地の上級奴隷共である!
海底
演劇研究会(慶應義塾大学公認学生団体)
慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)
2016/06/09 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
コレポン?
コレスポンダンス? か 或いはハルマゲドンか? または、ゴミ問題や飛散した放射性核種問題か? これだけの情報では絞りきれないが、ディストピアをキチンと見据えた内容であってほしい。若者がこれから生きていかねばならぬのは、産まないことを含めて宇宙船・地球号の断末魔なのだから。
脱出前夜
The Stone Age ブライアント
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
印象深い作品群
鮒田氏といえば、アフリカン寺越氏とのコラボを思い出す。そのほかにも、ふつふつと滾るパトスが、状況の中で間歇的に噴出するような作品を描いてきた。今回の作品もそんな緊張感を齎すに十分な設定か。
せんのう。
劇団108
STスポット(神奈川県)
2016/06/18 (土) ~ 2016/06/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
逆転
の発想で作られた作品とみる。通常洗脳は、力のある者、上位の者がそうでない者を自分の望む発想に変える恐ろしい人格改造と考えられているだろうが、今作では洗脳される側がそれを望んでいる、という視点から書かれていそうである。その発想が頗る良い。
我儘な浄土
愛玩墓地
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
予感
踏み込めずにいる世界に対する怖さと、今味わっている宙吊り地獄の耐え難いと同時の親しみ。こいつが厄介。一歩踏み出す勇気はなく、何か誰も逆らえないような力(それを運命と言って良いような何か)に対してアンヴィヴァレンツな態度表明しかできない己を、何の処罰も現実には下さない楽しい地獄という自己矛盾コンセプトで誤魔化す愉しみ。
ギンノキヲク2
演劇制作体V-NET
TACCS1179(東京都)
2016/06/15 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
おじさんの星
井保さんは才能豊かな人で、脚本も書けば、演出もやり而も役者もやる。Vネットの若手たちとも共演するということか。今回もおじさんたちの星として、その輝きを見せてくれることだろう。楽しみにしている。
~ファンタジーの章~ 「PAY OFF MAN!!」
演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)
小劇場B1(東京都)
2016/06/21 (火) ~ 2016/06/23 (木)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
デスノート 別バージョン
という「感じの内容だが、こんな奴が居たら面白い。勝俣、清水、武黒、武藤、安倍晋三、中曽根康弘、西山 英彦、班目春樹らは全員殺されてしかるべきだろう。無論、まだまだ殺されるべき悪党、嘘吐き、下種はたくさんいる。
アイバノ☆シナリオ
BuzzFestTheater
ザ・ポケット(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
平和な時代に生まれて-終わりなき道の標たち-
九十九ジャンクション
小劇場 楽園(東京都)
2016/06/15 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
一寸先
は闇故約20年も先の世界がどうなっているかは皆目分からない。よく分かっていることは、植民地の奴隷はよく馴致されていること、餌さえ与えておけば、自らの頭で考えるという最も効果的な反抗を行わないこと。その結果、宗主国の都合で命をどうされようが知らんぷりなこと、例えその結果仲間が殺されようが拷問に掛けられようが、要領の悪い奴だとバカにしあうだけだということ。己の問題として考える想像力を欠いていること。また下層で生き、なおかつ自らの頭脳で考える者たちの多くは、既に暴発寸前であること。既に第3次世界大戦の予兆が見えることなどである。
安部公房だったら、どういうだろうか?
天一坊十六番
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/20 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ええじゃないか
に通じそうなポピュリズムと第三次世界大戦と管理社会への不安や何やかや。早くこんな植民地を捨てて脱出しておいた方が賢いとばかりに金持ちはとうの昔にこの植民地を捨てた。そんな時代のカーニバル。カーニバルには、もともと、現在ではタブーとされた起源があった。だから、宗主国の気狂い共が送り込まれたスカのバンドが入るのか? 面白い趣向である。