ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

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『青いポスト』/『崩れる』

『青いポスト』/『崩れる』

アマヤドリ

王子小劇場(東京都)

2017/11/04 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/28 (火) 19:30

『崩れる』観劇しました。
ラストを見て怖いと感じるか、刹那いと感じるか。

ネタバレBOX

ツーリングをしている全員が騙し騙され合っている。

…それはある意味自転車のレースのようで。
なるほど上手く書いているなあと思った。

宿の主人が同窓をリストラした若者をたしなめるが、それは自分の若い日を投影したのか。

言い過ぎたかもと立ち止まる所で崩壊が始まる。

嵐の中飛び出した若者たちだけは生き残ったんだうか?

よく考えればこんなこと、民間会社に入ればしょっちゅうで、自分も断ったが就活のとき、内定者と楽しく語らった後で別室に呼ばれて社長に気にいられたので誰をクビにしてもいいと言われた。

後で内定と一緒に周りに黙って辞退した。

賢明だとそうなんだ。辞めるにしろ辞めないにしろ。

誰にも言いはしない。だからこそのトップ指名。

そういう意味では賢明ではなかった。

あれは厳しさではなく優しさだったのか。
ロクな会社ではないので早く辞めたほうが良いよと。

それが良いのか悪いのか。
蜘蛛の巣。救いなのか破滅なのか。
忉利天(とうりてん)

忉利天(とうりてん)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

あうるすぽっと(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/10 (金) 19:00

自分にしては珍しく発売日に買ってでも遅刻寸前で行ったら奇跡的に開演時間が遅れてて早めに入場できた(;´∀`)

ヤバい。面白い。

まるでひとむかし前のローズの多国籍版みたい。

…そっか、これがメジャー?になれるのか。

ますますヤバいな。まるでヨーロッパのパフォーマンス集団みたいだと思ってたらヨーロッパのヒト混じってた。よく見たら日本人もいる。

でも、少し残念。本来ならオールスタンディングが良い。

みんなで飛び跳ねてこぶしを振り上げるのが良い。

ホントクラブじゃないのが残念。

これって、みんなオシャレなカッコして見に来てるけど本来はタンクトップに穴の空いたジーパンくらいがいーんじゃないのか?

…いや、褒めてる😋

でも、これがメジャーになるなんて。イケメンかアイドルが出てないと商売にならない終わった日本に比べてなんて健全な舞台芸術。

才能のある人がみんな中国に渡る日も近いのかもな。

寂しい話だな…

昭和な感じの舞台も好きだよ。オッサンだからね😅

でも、若い奴らが頭のオカシな舞台やらないと盛り上がらないよな。

墓掘り人と無駄骨

墓掘り人と無駄骨

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/09 (木) 19:00

みんな言ってることは噛み合わなかったりするのに、何を伝えたいか、よく分かった(笑)

確かにそうだよ。

ネタバレBOX

子どもではなく、猫を貰うとして考えてみたけど…自分も、もし独身のまま猫🐱を飼うなら、成猫になっても誰か面倒見てくれそうな高そうな猫を飼いたいけど、結婚して、まぁ、20年位は大丈夫そうだなぁ、ってなったら、一番ブサイクな捨て猫😼を貰ってきたいと思うよ。

もし、それで二人とも何かで死んでしまったりしたら、その猫に申し訳ないなぁ…(;´∀`)…って思うけど、誰かに餌を貰って太っていたら、ダイエットするよりそのままでいて欲しいって内心思うと思うよ。

ネタバレになるかは分からないけど。

でも、みんな勘違いしてるけど、幸せとか言うのは、人に羨まれる美女と結婚することでも、高価な調度品、猫に囲まれる事でもないってことだし、そう言うのに囚われる人は憐れだなぁ…😉
墓掘り人と無駄骨

墓掘り人と無駄骨

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/09 (木) 19:00

みんな言ってることは噛み合わなかったりするのに、何を伝えたいか、よく分かった(笑)

確かにそうだよ。

ネタバレBOX

みんな言ってることは噛み合わなかったりするのに、何を伝えたいか、よく分かった(笑)

確かにそうだよ。

自分も、もし独身のまま猫🐱を飼うなら、成猫になっても誰か面倒見てくれそうな高そうな猫を飼いたいけど、結婚して、まぁ、20年位は大丈夫そうだなぁ、ってなったら、一番ブサイクな捨て猫😼を貰ってきたいと思うよ。

もし、それで二人とも何かで死んでしまったりしたら、その猫に申し訳ないなぁ…(;´∀`)…って思うけど、誰かに餌を貰って太っていたら、ダイエットするよりそのままでいて欲しいって内心思うと思うよ。

ネタバレになるかは分からないけど。

でも、みんな勘違いしてるけど、幸せとか言うのは、人に羨まれる美女と結婚することでも、高価な調度品、猫に囲まれる事でもないってことだし、そう言うのに囚われる人は憐れだ😉
ぼうぼう

ぼうぼう

なかないで、毒きのこちゃん

王子スタジオ1(東京都)

2017/10/05 (木) ~ 2017/10/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/06 (金) 19:30

金曜日夜の回見てきました。

ネタバレBOX

ちょうど先々週被災地のあたりを含めて旅をしてきたばかりだった。
…東京に戻ってくるとみんな311の事なんか忘れちゃったみたいで不安だった。

被災地の中学生や小学生の顔を見る機会があったけど、彼らの災害はまだ終わってなかった。

都会の仙台とかから週末やってくる女の子とかはキラキラして、被災地の中心地のオシャレな再建したカフェに集まる。それを彼らはどんな風に見るんだろう。

バスに乗った。目の前に中学生のカップルがいた。
…うわべだけキラキラして、降りて一人になるとき顔が歪んで凄く寂しそうな、悲しそうな表情に女の子はなった。その彼氏はその表情を見届けなかった。バスに取り残されたあと、一時間ずっと苦しそうにゲームをし続けた。幸せじゃなかったのかな…?

バス長いな〜。中学生。

乗った観光客はみんなこっそり海に向かって写真を撮る。たぶん何もない海辺を撮るたびに彼らの胸は切り裂かれるんだろうな。思い出して。

彼らが6年前小学生なら、中、高校生だった子たちはどこに行ったんだろう?

そんな物語だった。

被災地のひとに胸を張って見せられるかは、わからないけど、東京の人は見てもいいんじゃないのかな。

昔悲しいことがあった若い人たちに、地元にはこんなステキなモノゴトがあったんだよって伝えるのは大人の義務だと思うんだからなぁ…😊

…あ、あと、何故か乳首って言葉がよく出ました😁スケベな意味じゃなく😌あと、ムッツリも出ました。
万年

万年

奥山雄太と徳橋みのりのコント

OFF OFFシアター(東京都)

2016/08/29 (月) ~ 2016/08/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

20代って
何やってたのかなって思うけど、多分そんな難しい事は考えて無かったんじゃないかなって思う。父親も生きていたし♨

今思えば人生の夏だったな。

公演の8月29-30ってのが意図したものなのかどうなのか。面白い日程だよね。20代から30代に差し掛かる的で。

地道にやっていればそろそろ豪華な家に住めていたらしいってのはわかった。自分の場合。でも、多分家も演劇も似ている。

地道にやった人は多分10数年後に豪華な伽藍に住んでいる。

自分はどっちもそこそこで良いや。

ただ人の温もりがあれば、そこに。

Kinosakinomatopee キノサキノマトペ

Kinosakinomatopee キノサキノマトペ

こまばアゴラ劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/08/18 (木) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったんだけど・・
なかなか笑えなかったなぁ・・仕事でおかしな眼鏡さんたちにいじめられてて疲れました(苦笑

こういうのってやっぱり心の余裕が大事なんだろうな。

きょうは疲れたので休みです。ふう。

ガムガムファイター東京公演

ガムガムファイター東京公演

劇団きらら

王子スタジオ1(東京都)

2016/04/15 (金) ~ 2016/04/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんか・・
ちょうど一日こんど買う予定の家の周りの草をむしったり、実家の木を切ったりしてへとへとになって王子スタジオに行ったんだけれど、帰る時見る前よりも元気になれる公演だったと思う。

草をむしったりして一日終わった時には「自分の春先の土曜日とか草をむしって終わっちゃったけど、人生こんなんで終わっちゃうのかな・・」ってな感じだったけど、舞台を観ていて思ったけど、掃除とか清掃って素敵だ(笑

若い人ほど草をむしったりしてほしい(苦笑

昴のテルミニロード

昴のテルミニロード

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王子小劇場(東京都)

2016/03/11 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

割と最初の方からそうなのかなとは思ったけど・・
これからこの舞台を観に行く男性は、男同士の銃や刀を使った戦闘シーンはラブシーンの一種なのかもしれない、と考えながら観に行くと幅が広がるかも♨

ネタバレBOX

見ていてこれは完全にBLなのかな、とすぐに気づいてしまった(苦笑

となると見どころは完全に主役二人の戦闘シーン。

最後になってようやく気づいたのだけど、この男二人のうちの一人は実は心の中は完全に女性なのだった。

別に本人がそうだと言った訳ではないけれどそうだと分かる。

だからこそ何で最後の最後に追い詰めた相手を殺して自分の「永遠」に閉じ込めずに自分の血を無理に飲ませて道連れにするのかも合点がいく。そうだと気づかないとこの展開は99.9%の男性の観客には「????」だと思う。

つまり心は男と女、体はともに男で激しい戦闘シーンを繰り広げるが、互角の勝負の末に最後の攻守は完全に女性側が攻になるのだ。男性にとってはそのことが感じられると恐ろしい話だと感じるのではないかと思う。いわば自分の人生が完全に捻じ曲げられるのだから。

なんでこの女性の心を持っていたのかと確信できるのかというとこの男性側の男性(ややこしいな)の目の前で最後に男か女か分からないけれど体は女性の人(ややこしいな)がこの男性に実は少し好意を持っていることが示されて殺されるのだ。そのことにおそらくは初めて動揺した男性の心の揺れに嫉妬した(と思われる)女性側の美しい男性が、そのまま男性もその死んだ女性と一緒に殺せば心中のようになって幸せになって死ねることに気づいて自分の血を飲ませて自分の仲間のバンパイアにして無理に生かせたのだ。もちろんというかこの男性は、ろくに手をつないだかどうかも分からないこの女性と一緒にここで殺された方が人間らしい生命と異性の愛情に殉じて死ぬことになると感じて拒否するが、そこを女性側の男性は死ぬことを許してくれずに無理矢理に自分の仲間にしてしまうのだ。考えてみれば男性の観客にとっては恐ろしい展開だ。自分は男なのでこうやってこうサクッと死にたいな、と思っててもそうはできない話のように見えるわけだから。

勿論、主役二人の男性の熱い戦闘シーン(完全にラブシーンと化しているが)だけじゃなく、人間と生きることを許されない皇帝と許嫁に嫉妬する男女、あるいは戦争で夫を亡くしてマッドサイエンティストになった科学者、戦争で友人を亡くした若者、アメリカンな武闘家などなんか言ってるだけで結構チープな設定なのにビックリすることにすべての登場人物が悩んで生きている。

なるほど、これだけの物語を作って、役者一人一人が生きようとしたら、本公演を年に何回も出来ないよな、と思ったりも。

実際の世界ではこんな真っ直ぐな学生たちも、社会に出るとすぐに打ちのめされて気づくとほとんど元気な奴がいない(すごく頭のいい学生でもそう)ので、こんなことは無いんだけど、国家とは関係ないこんなぶつかり合いも良いよね!(笑

ワークインプログレス・子どもたちは未来のように笑う

ワークインプログレス・子どもたちは未来のように笑う

遊園地再生事業団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/16 (水)公演終了

満足度★★★★

子どもより夫婦や母親の心の形・・
なのかな、と思った。

確かに子どもは素敵だ。存在自体が素晴らしい。キラキラしている。

でも、たとえば夫婦が子供が産めないからといって離婚するものなのか?

自分が将来結婚して、奥さんが子どもが出来ないからと言って離婚するのか?

そのことが原因で離婚するとは到底思えない。子どもが出来れば素敵だとは思うけど、勿論。

子どもというのは目的じゃなく、夫婦の間で幸せなコミュニケーションを積み重ねた末の予期せぬご褒美のようなものだと思うし、そうであってほしい。

そう考えると何に注目したらいいのか分からないぼんやりしたタイトルそのものがまず疑問だ。

未来のように笑う子どもに誤魔化されたらいけないんではないかな。地道なコミュニケーションこそが重要だ。

観に行くのか若干迷ったが見ることにした。ちょっと遅刻したけど(苦笑

ネタバレBOX

戯曲の作者の目線が男性か女性かで大分違う。

もちろんそれを取り上げた役者の意図によっても。

気のせいか女性目線の作品が少ないのは日本の演劇の特徴だ。唐十郎なんかが出てくると演劇的ではあるけどずいぶん偏ったものの見方だなあと改めて思う(苦笑

これを作品に組み込むと癖のある作品なだけに全体を通した作品の解釈がぐんと難しくなる気がする。

子どもは素敵だ。でも、正直もっと子供のいない人たちの子どもが居なくても幸せに普通に暮らせる話を盛り込むべきだったと思う。

子どもの存在の話をするなら逆にもっと不在の話をした方が良いと思う。

子どもがいない状態でも幸せな夫婦の話がもっともっともっと必要だと思う。夫婦の子どもも「子ども」なら、子どものいない夫婦の奥さんも元は誰かの子どもなのだから。

「子どもがいない夫婦も未来のように笑うよ」とタイトルに追加すればよかったのにな、と思った。

ワークインプログレスとはいえそういう意味で構成的に悪かった感は否めない気がした。

それでも、こういう作品がもともと少ないせいか成果はあったと思う。

子どもたちが未来のように笑うとはどういうことなのか?

最近関西で子どもが観客で歓迎される舞台を何作品かみたせいか、作品だけじゃなく、観客の子どもより周りの大人の観客の緩さが重要なんじゃないかと思った。

実際、自分が観たアゴラの観客席に子どもはいなかった。

7時開演の開演時間の遅さも問題だと思う。子どもがもっと観客席にいなければ。分かりやすくなければ。子どもが退屈して声を上げても許すぐらいの寛大さも必要だと思う。全回11時開演にして、アフタートークだけ昼の回の録画映像を流した後夜に行えばいいんじゃないかとも思った。

観客席に子どもがいない舞台で子どもを語る意味はなんなのか?

議論?はもっとシンプルでも良いんじゃないかと思った。

主役の子どももいなければ同じくらい重要な役割を果たす子どものいない夫婦の話も出てこないのはちょっと不足感が・・子どもが我々を笑顔にしてくれるわけじゃなく、子どもが仮に一人も存在しない世界でも我々が笑顔でいられるからこそ、そこに生まれ落ちた子供たちも笑顔でいられるからこその未来なんじゃないかという気も・・
MOON

MOON

ユリイカ百貨店

元・立誠小学校(京都府)

2016/03/11 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

他人事のような顔をして見に行ったら・・
ブスリとやられた。

受付をちびっ子がやっておりました。

一生懸命もぎろうとしていたので心の中で頑張れ頑張れと思いました。

きれいにもぎれなかったけど逆にずいぶん愛しい感じのチケットの半券が出来上がった。

ネタバレBOX

恋をしていると、あるいは誰かを好きになると、たとえ人形でも人形だと気づかなくなる。

大昔のポスターの女優、あるいは遠い昔に亡くなった人の写真を今のものだと勘違いしてしまうようなものなのかな?

なんか他の人だと良く見えるのに、なんでかその人だけフィルターがかかってしまう。いいことも悪いことも。落ち込んで歩いてみて春のきらきらの中で気のせいか道行く異性がみんな自分に微笑んでくれるような・・でも心は憂鬱。だってあの写真の中の三日月氏はどこにいるの?

でもきっとそんなことって誰にでもあるよね。

『気のせいか、オジさんには君の周りにいっぱい若くてステキな男子がいるように見えるんだけどなんでまだ冬にいるような顔をしているの?』

三日月氏は人形。でもそれって絶望?

自分のなかの理想のきらきらに気づけたなら、もう春はすぐそこだと自分も思うな。

この世のすべてに春が来ますように。

でなければきらきらした笑顔のちびっ子も増えないから、もし将来僕に娘が出来ても結婚するきらきらした笑顔の青年が現れないってことにもなるからなぁ・・
るろうに剣心

るろうに剣心

宝塚歌劇団

宝塚大劇場(兵庫県)

2016/02/05 (金) ~ 2016/03/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

そういえばこの前・・
見てきました。

想像以上に宝塚らしいつくりになっていてとても良かった。

男性も大勢観に来て欲しいなぁ。

奴らの影踏む千葉

奴らの影踏む千葉

MCR

シアター711(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

主役が誰なのか
観る人によって変わると思う。

ネタバレBOX

よ~~く見ると、この時点での物語には二組のカップルが存在するような気もする。

3000万円貢いで殺される女の子とその愛情を空気のようにしか感じない男、そのお金で食べる給食の味がしないと笑顔で話す娘と、その娘の前では死ぬほどカッコいい父親であり続けたい冴えないオッサン。

娘と弟が古臭い歌を泣きながら女の子に熱唱したときから運命の歯車は狂い始める。

男は紛れもないスターだった。

眩い光で見る者を魅了するが多少時代遅れだった。

彼の時代が再び訪れない限り、女の子の従属物でしかなかったはずだった。

しかし機は熟しつつあった。

男は再びブラウン管に映って、でも家に帰ってスポットライトを浴びていない自分の方が素敵だと娘に言われる夢に酔っていた。

女の子の方はと言うと、全てを捧げつくしてなお1000馬身も差をつけられているのに気付きながら、更に自分よりずっと若くかつ父親と血のつながった娘の眼を見て現実を感じながらなお夢を捨てることが出来なかった。

それがこの物語のクライマックスだった。

cicada

cicada

八焔座-Yaenza-

王子小劇場(東京都)

2016/01/22 (金) ~ 2016/01/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

すみません、
支援会員枠で観たんで、チケットシステムについての理解が不十分で・・

でも舞台を観てHPを観てみてやっとわかった気がした。

このチケットシステムが舞台上にどう反映されているのかは見れば分かると思う。いいんじゃないか。確かにキャラがかぶっててこの人この舞台に必要なのかな?と思う機会が全くない。みんなギラギラしている。

ただ、このチケットシステムだと笑える三枚目の役者に票が集まらない気がする。
それだとどうしても芝居の全体の構成としてのバランスが悪くなる。

個人的には三枚目の役者があと一人だけ必要だった。できればガリガリの人が(笑

どうしてもシリアスな物語だけだと疲れてしまう。

若い人ならとにかく、中高年の男性の観客が小劇場には多いから、目を休める時間も必要だ。

そういう意味ではチケットシステムに関係ない三枚目枠は別個に必要なような・・

でもそれ以外は緊張感のある「俺を・私を・見ろ」オーラが感じられる舞台は新鮮で素晴らしい。

暗い物語も良い。

今週はショウダウンも観たんだけど、明るい物語と暗めの物語のどちらが好きかっていうと・・暗い物語かな、個人的に(笑

役者それぞれがライブの朗読とかでちょこちょこ活動してないとまったく判断する基準が無いので初見の観客は凄く判断に困るところだけど・・旗揚げが王子で本当に良かった。

鶴巻紬のオールナイトニッポン

鶴巻紬のオールナイトニッポン

喪女会

SPACE EDGE(東京都)

2016/01/20 (水) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

こんな形の舞台が
あるんだなぁ・・という。

ネタバレBOX

たぶんタイトルが表す内容そのままで舞台が始まって、急に芝居が始まったり、横に座っている制作サイドのいじりがはじまったり、最後は映画のエンドロール・・

やりたいことをやりたいようにやって、面白いかどうかはひとそれぞれだけど、
こんな舞台のやり方があるんだなぁっていう。

こういう舞台が増えるともっと色んな可能性が増えて観客の楽しみ方も増えそうな。

もう少し笑えるネタが増えるといいんだけど、アホな男子を入れるだけでだいぶ違ってきそうな気もするけど、それだと趣旨が違うのか・・?(笑
苔生す箱舟

苔生す箱舟

万博設計

王子小劇場(東京都)

2016/01/09 (土) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

この舞台
自分は大好きなんだけどなぁ・・初見だけど。

八尾市文化会館で自分は万博設計のイプセンの作品を観てきた経験が役に立っているのかもしれない。観なくても楽しめた自信はあったけど。

・・・なるほど、こういう作品が分かりにくいのか・・

自分は事前にサカイヒロトの舞台美術という情報をフェイスブックで仕入れていたので、粗筋をみながらどういう作品か事前に予想したうえで、実際に観劇をしながらそれを裏切られる楽しみがあったんだけど。

確かにコテコテのドギツイ大阪弁で関東の人間から見ると攻撃的にも見える大阪人のボケ・ツッコミが観念的な舞台などに入ってくると他の地域の人に全く意味不明になって不評だという話はずいぶん昔から良く聞く。

でも東京生まれでずっと東京育ちの自分でも何回か観ると全く気にせず全体の文脈を理解しながら楽しめるというか、関西の観客は観念的な感じの流れだけで統一されるのを非常に嫌うというか途中で退屈するというのが分かってきたというのもある。

舞台を観ながら、これが関西でやってたら・・たぶん途中で寝かかったオッチャンが大阪弁で何やらわめき始めた瞬間「なんやなんや?」と起きだす姿が目に浮かぶ。それを想像しただけで自分は十分楽しい(笑 舞台の文脈とは別に。

それとイプセンめいた雰囲気と、チェーホフのパクリの台詞とサカイヒロトの一見シンプルな舞台美術の意図が徐々に明らかになり、文脈の中で行かされていくのに従って、舞台の上の全員が・・・・・なんじゃないかっていう朧な確信に変わっていくところとか観ていてゾクゾクする。

これだけ純粋に面白い作品が全くわからない人が多いかもしれないというのは、逆に自分にはちょっと意外で(観劇中はまったく気づかなかった)・・でも高校生の方が楽しめたのかも。ひょっとしたら。

なんか最近自分以外の観客のことが全く分からなくなってきたかも・・。

みんなアフロジャックに集まる人たち位シンプルだったらいいのになぁ・・

idiot

idiot

青年団若手自主企画 vol.64 山内企画

アトリエ春風舎(東京都)

2016/01/05 (火) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

・・・これは結構・・
観客が男性か女性かで見方がだいぶ違ってきそうな・・

ほとんどの男性客が観た場合、これを見ても渋谷のハロウィン騒ぎくらいしか思いつかないんじゃないんだろうか?
それを待つ人というか。

・・例えば日曜日にZEDDのツアーが幕張であるけど(自分はいかないけど(苦笑
このZEDDが日曜じゃなく、いつか来て未知のワクワクするパーティーに連れ出してくれるのを待つ女子二人と考えて自分はこの舞台を観てみた。

ネタバレBOX

女子二人の身の回りに現在あるのは、POPEYEか何かに載っているような、いわゆる「女子ウケする何か」で、それらがゴミのように雑然と、でもライトに照らされて、散らかっている。

配置に哲学が無いように、それらのものにも心が無い。だから満足させることができない。

その二人が待っているのは、その薄っぺらい調度から自分たちを引き抜いてくれる、クモの糸の先のキラキラ。
クモの糸は真ん中の電話。3コール以内に出なければならない。

キラキラとは、女子にとってのジャスティン・ビーバー的な何か(自分の中ではZEDD、男子にとっての(笑

二人は呼び出しを待つうち、その雑誌の切り抜きから抜け出たような消耗品の中で待つこと自体に喜びを見出すように・・思い込もうとするが、そこで二人ともが揃って前向きの言葉をひねり出せない。

女子にとってキラキラをつかむというのは戦争。
ここでの戦いの手段は、ひたすら待つということ。
でも負けるかもしれない。
そういうの思い浮かぶ女子はメチャクチャ多いんじゃないのか。
負けても心が折れないために、言葉で元気を出す。・・・でもできない。前が向けない。

子どもの頃は、いつか大人になったらキラキラする世界の中に包まれていることを夢想したものが、成長とともに待つ時間そのものに意味を見出すようになる。

身の回りの見かけだけオシャレなセットはいわば借り物。

本当の自分はどこか別にいる。

良く考えればそんな人はそこかしこにいる。というかひょっとしたらほとんどの女性がそうかもしれない。主婦なんか特に。

そうでなければ韓流スターとかあんなに人気があるわけがない。

でも、ふと考えるんだが、この「キラキラ」って本当の意味でのキラキラなのかなぁ・・?
例えばだけど、ジャスティン・ビーバーが煤けた街に現れただけで、町が輝きだすことなんてあるんだろうか?

男性にとっての答えは・・結構「NO」なんじゃないかって思う。
それだけじゃなくって煤けた自分の家の壁でも新しい塗料で塗りたいよね、自分で。
人だけキラキラで町が煤けてたらちょっとへこむかもね。

女性にとっては・・意外と「YES」かもしれない。
別にジャスティン・ビーバーじゃなくっても、女性は母親になったりもするから、人の成長に強く惹かれる面があると思う。
誰か人が成長する。成長する人がいる。
それだけで町が輝きだす。
どんな町だって、人が成長する場所にいたいものなんじゃないかな。

だから女性は成長をやめた人に囲まれると簡単に自分の居場所を変えるし、逆に旦那が死んでも子どもたちがまだ発展途上なら世話を焼くのをやめたがらないとか。気ままに生きればいいのに。

そういう意味でのキラキラ、だと自分は解釈してみた。

足りない男子らが女子を喜ばせようと形だけ準備したように(自分には)見える、心のない製品のなかで来ないキラキラを待ちながら女子らはどんどん焼尽していってしまう。

・・いかん、ピンチだ!

この舞台、登場するのは女子二人だけど、見えない所にいる男子らを観客がどう想像するかが非常に重要だ。

俺、ブサだからジャスティン・ビーバーにはなれねぇよ、で思考が止まっていたら世界は救われない(苦笑
ていうか、それって成長してないよね?
俺の中のキラキラが増えるためには、観客の男子らの成長(≒気づき)が重要だ(笑
自分も男子ではあるが神目線で。

観客席を見渡してみると若い男子の観客らが「何スか?この話まだ続くんスか?」みたいな顔して俯いていたけど、男子らにこの70分は結構勉強になるとは思うんだけどな・・観察眼を働かせれば。物語のもう半分の男子パートを想像力を埋めるのは君たちだ!と思いつつサクッと帰った夜。
海の詩歌(オード)

海の詩歌(オード)

「海の詩歌」実行委員会

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2015/06/30 (火) ~ 2015/06/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

アルヴァロ・デ・カンポス
アルヴァロ・デ・カンポスの詩は凄く好きで・・ペソアの中の完全な別人としてのアルヴァロ・デ・カンポスなんだけれど、それがこんなフィジカルな舞台になるとは思わなかった。

ほとんど役者一人で叫んだり飛び跳ねるだけで成立する舞台。素晴らしい。

まつりのあらし

まつりのあらし

カメハウス

パシフィックシアター(大阪府)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

高知弁・・
高知弁を使ってここまで本格的な芝居が作られるとは正直思っていなかった。

しかも今まで自分が知ってるこの劇団の作品は方向性が全く違うのに。

昔、何度か夏の高知に旅行に行って、ガラガラの道路の端っこのコンビニの駐車場に寝そべって夜明けの空を眺めたり、高知の友達と好きな漫画の話をしたりしたことを思いだしたりした。

HODOCHICCHI

HODOCHICCHI

鉄割アルバトロスケット

ザ・スズナリ(東京都)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり年に一回は
鉄割を見ないとだめだな。

出来たらまた根津の宮永会館あたりで弟氏の活躍なんかを中心に眺めたいもんだ。

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