満足度★★★★
細胞整形という新技術の治験希望者面接に集う3人。面接を待つ控え室で繰り広げられる、一癖も二癖もある人物達の駆け引きに息が詰まる。筋の通ったことを言っている様でいて、誰一人、本当のことは言ってなさそうな、ひりつくような空気が堪らない。いきる為に我が身を変えたいエゴのぶつかり合いは、じわ~りじわ~りと激しさを増し、綺麗事の一切つけ入る隙のない、まさしく身を削る空間でした。
ミステリー感もたっぷりで、結末の見えない展開も遂には一つの落としどころに辿り着きますが、な~んか、この話は色んなマルチエンディングが作れそうな面白みがありましたね。