満足度★★★★
鑑賞日2017/03/08 (水)
戦後間もない頃、NHKラジオ「訪ね人の時間」スタッフの部屋。
わかりやすい言葉と前半場面の陽気な劇中ピアノ演奏の音楽劇。
淡々と境遇を話す佐久間さんの奥さんの場面を想像して暗澹たる気持ちになったし、原子爆弾を落とされた地名の選択しただけで自由が奪われるなんて、そんな時代はやっぱやだなー。
心に残る舞台でした。
満足度★★★★
鑑賞日2017/03/25 (土)
座席1階16列
こまつ座『私はだれでしょう』 於:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
終戦直後の日本。ラジオという主題の他にGHQによる検閲や原爆といった重いテーマが見え隠れする中、
歌あり笑いありのからりとした作風に仕上げていて観劇後感の良い作品になっていました。
満足度★★★★★
私の中でTVドラマ「もう誰も愛さない」のイメージが強い吉田栄作ですが、こんな感じになりましたか。
作品はとてもよかったです。最近のじいさんばあさんは戦争にいったことがないだけでなく戦時の体験がない人が多くなってしまい、ここに出てきたような話も聞けなくなってしまうのですね。
満足度★★★
たしか初日が遅れた初演は、井上さんが浅野ゆうこにあてがきした芝居だったと思う。朝海さんも良かったけれど、当時のラジオアナウンサーの花形感は、初演の浅野ゆうこの方が腑に落ちた。
満足度★★★★★
敗戦から1年後、アメリカ占領下にある日本唯一のラジオ局(現NHK)で、15分間の番組「尋ね人」を作った人たちがいた。優しくて温かくて、私は最初から涙が流れっぱなし。歌って踊る音楽劇で負の面も見せつけるのが凄い。“負け続ける”人々から勇気をもらった。