満足度★
宝箱に興味はないけど…
とある高校の女子便所。なのに色気なし。あの狭い空間をより狭く感じさせ、不潔感と息苦しさ満開!まるで映画『SAW』を思わせるような興味津々のオープニングからはその後広がることなく、徐々に押し寄せる絶望感。それでも彼女達は希望を求めて唄う!好きな様に唄う!ただ若さを訴えるかのように唄う!一歩間違うと団体芸で見せる鳥居みゆきの世界?・・・やがて、これに付き合ってきた自分の限界が見えてしまい、疲れきって落ち込む私が残されるのでした。
♪ポケットにロマン それと You wanna be my friend?
満足度★★
ん~~~、
そこらへんの学生劇団に比べると面白い。
でも面白い芝居に比べると観れるレベルではない。
メチャクチャな脚本はもういいとして、と言うか狙いなんだろうけど。
メチャクチャなものをいかに整理して見せれるかって言う意味では演出家はまだまだ未熟だと感じました。
まぁ、でもやりたい事をやるって言う心意気があるだけでもいいのかもしれないですね。
満足度★★★
若いっていいな
とにかく勢いのある学生たちの舞台。脚本は柿の中屋敷氏だけど、脚本あがったのが遅くて3日で仕上げた、と書いてあっただけあって、とにかく内容がない。
でも2時間という長い間引きつけられて、逆に舞台上で発生するアクシデントも含めて目が離せなかったです。
こういういきの良い学生演劇は好きです。
もう中屋敷脚本という看板を取り払っていいんじゃないでしょうか。どんな脚本でも行けると感じたし、自分たちで書いた脚本でどこまでできるのか見てみたい。
この学生たちの芝居はヘタな大人の芝居を見るよりずっと楽しいです。今のうちに経験積んで、将来飛躍してください。
脚本が良ければ星4つなんだけど。。。
満足度★★
全員血だらけ!?
ストーリーよりキャラ重視。
血なまぐささはないけれど、全員血だらけの選挙戦って、どんだけー!?
向かって左端は明らかに見切れています。
二階も微妙に使う関係で、左端でない左側が一番無難そうでした。
とりあえず、本編にまったく関係することのない菊池に注目!
垂れ流し。
良くも悪くも。濃いです。前回よりもブラック度が増していて、それに関しては最近の柿よりも上。しかしながら脚本の力を制御し切れていない感じもあります。ホースから勢いよく水が出て、のた打ち回る様なイメージ。客席にいるとうっかりその水を浴びてしまった気分になります。「これからは停滞していくのかなー」と思った頃に、それまでの物語をぶち壊す新キャラが登場したり。そもそも役者にも物凄いモンスターが紛れています。たまたまパンフレットを早々にカバンにしまって上演中に取り出すのが忍びなくて見られなくなってしまったんですが、結果的には良かったかも。人物紹介を事前に見ないほうが登場時のハラハラ度も上がる気がします。
ダンスや歌、多め。これへの好き嫌いは分かれるかも。個人的には嫌いじゃないんだけど、全体の尺がもうちょっと短くてもよく思えたので少し減らしてもいいかも。上演時間は120分ですけど、これを90分に凝縮したらそれこそカオス。
劇中で「せんかん」って言葉が出て来ます。うっかりすると「戦艦」に聞こえて深読みしますが、「選挙管理委員会」の略です。
満足度★
そのぬるさに覚悟はあるのか?
中屋敷法仁の脚本をぬるくやったらあかん、ということは、
賢明な諸氏ならお分かりいただけるかと思う。
あの叩き売りしているような言葉の数々を、まっすぐにぜんぶ
抱きしめる必要性はないのだ。
それに真っ向から(立ち向かう必要もないのに)立ち向かう。
そのぬるさが、乙女の純情と言うのならば、止める理由はない。
こちらもぬるーくついていくまでのこと。
だから、退屈だけはさせないでほしい。頼む。
野田裕貴の働きは、前回の菊池佳南に引けをとらない。
男っぷりというか女っぷりというか、ともかく上がってて驚いた。
更に研鑽を重ね、吉祥寺シアターでも輝かんことを願う。
最後に一言。
こんなに“おもしろい”★ひとつの芝居はどこを探しても存在しない。
彼女らの名誉のため、それだけは強く言っておこう。