平田オリザ・演劇展vol.5 公演情報 平田オリザ・演劇展vol.5」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★★★

    『走りながら眠れ』
    伊藤野枝と大杉栄の登場する作品は、これまで何作品も観たが、今回の能島瑞穂さんが一番キュートで素敵だった。凛とした佇まいと無邪気さを併せ持って可愛らしく愛おしい。あの二人の古屋隆太さんがお茶をもらって言う「ありがとう」が自然で、ちゃんと感謝があって素敵。あんな風に夫婦がいつまでも「ありがとう」と言えたら幸せだろうなぁ。膝枕も気持ち良さそう。嬉しそうで羨ましかった。これまで観た中で最も幸せそうな大杉と野枝だった。話であることを意識せずとも楽しめる作品。秀作。

  • 満足度★★★

    忠臣蔵・武士編 まるでパラレルワールド!?。
    本家の忠臣蔵という時代劇の世界に、平田オリザさん風にいじりつつ、現代にパラレルワールドにして、衣装は時代劇でも、小道具は、現代風、言葉もパラレル色豊かでコメディのような時代劇でしたね。

  • 満足度★★★★

    銀河鉄道の蔵ノート
    面白い。45分。

    ネタバレBOX

    東京ノートなどの平田作品をつなぎ混ぜ合わせた小品。

    東京ノート以外は未見だけど、あいさつ文のとおり楽しい舞台だった。ダジャレやダンスに歌、映像と作品のミックス感とテンポがいい。次々に繰り出され展開していく舞台に満足した。

    「待つの、廊下で」とか「吉良吉良うるさい」とか、忠臣蔵ネタは判りやすいとこを入れ込んでていい。気軽に楽しめた。
  • 満足度★★★★

    走りながら眠れ
    面白い。90分。

    ネタバレBOX

    フランスで投獄され帰国したアナキストの大杉栄(古屋隆太)と妻(能島瑞穂)の会話劇。

    無政府主義というのがどのようなものかは良く知らないが、会話の面白さはピカイチ。なんとなくかわいくってタフだなと感じた。鑑賞後、この後、虐殺されたとパンフで知り、知ってたら別のように感じたろうなと思った。

    アナキズムに理解はないけど、二人の瑞々しい会話と仕草に引き込まれた。
    走りながら眠れというタイトルもいい。大杉にふさわしい。
  • 満足度★★★

    ヤルタ会談
    面白い。35分。

    ネタバレBOX

    スターリン(松田弘子)、チャーチル(島田曜蔵)、ルーズベルト(緑川文絵)の会談コメディ。

    時代背景的なものは詳しくないけど、面白く見れた。虐殺だ爆弾だと物騒な話が飛び交うも、アホなキャラクター性で柔らかく仕上げた小品。共産なスターリンにはウケた。
  • 満足度★★★★

    【この生は受け入れがたし】好編/約70分
    最近観た平田オリザの諸作品よりドラマ性が高く、また、寄生虫談義が面白く、最後まで興味深く観られた。

  • 満足度★★★

    忠臣蔵・OL編
    60分。微妙につぼが外れていた。武士編の勝ち。

  • 満足度★★★★

    この生は受け入れがたし
    70分。寄生虫とは奇妙な題材だこと。話が進まないところが面白い。

  • 満足度★★★★★

    『ヤルタ会談』観劇
    実に面白い。

    ネタバレBOX

    スターリン、ルーズベルト、チャーチルによるヤルタ会談をコミカルに再現した話。

    体調が悪いはずのルーズベルトはど派手、チャーチルは極端な上半身デブ、スターリンは唐突にスローガンを叫ぶなど、見た目からして面白いです。

    ポーランド、バルカン半島、朝鮮、日本などの領土獲得に関わる虚々実々のやり取りがあったり、新型爆弾の開発状況に探りを入れたり、具体的なことを面白おかしくやるだけに現実味がありました。

    本当に日本が早く降伏していたらと思います。引き際が肝心だとつくづく考えさせられました。
  • 満足度★★★

    『走りながら眠れ』観劇
    実に退屈でした。

    ネタバレBOX

    劇場に入っただけで、『忠臣蔵・武士編』 『忠臣蔵・OL編』などはパッと絵が浮かぶのに、『走りながら眠れ』は舞台装置を見ても何も思い浮かびませんでした。

    それもそのはず、大正時代のアナキストである大杉栄と伊藤野枝夫婦の話ですが、翻訳業も生活の糧にしていたということが分かるぐらいで、あとはいつも思うように、テープレコーダーをどこかに設置しておいて、面白い会話を元に適当にアレンジして挿入する手法を取ったとしか考えられない内容でした。
  • 満足度★★★★★

    ヤルタ会談
    30分。巨大な話を結晶化するとこういうことになって、笑ってしまう。同時に、「また戦争」という言葉に再冷戦への不安を覚える。

  • 満足度★★★★

    走りながら眠れ
    80分。激動の中の日常がさらりと描かれ、居心地がいい。

  • ヤルタ会談。
    軽快な会話劇と役者や身体で魅せる30分だった。ただ2時間ダラッと続ける作品より余程面白い。他作品は今回は見てません。眠くなるのもあるので何とも言えず。
    手軽に観れて素敵な企画でした。

    ネタバレBOX

    個人的な好みはイギリスかな。特権的肉体。多少トチりや身内ゲラのようなものが気になったり、日本領土や原爆では少し空気が張り詰めたたと思う。席はほぼ満席でした。
  • 満足度★★★★

    『忠臣蔵・OL編』観劇
    恒例の演目という感じ

    ネタバレBOX

    『銀河鉄道の蔵ノート』の大石の方が昼行灯っぽかったです。しかし、『ヤルタ会談』のスターリン役なのでこちらには出ないんですね。

    様々な意見を集約して、自己満足ではなく公儀に抗議するために討ち入りして困らせる、ただし周囲を欺くために仕官を強く勧められたら仕官して脱落することも已むなしとする等々、短い間に方向性を導き出したこちらは理想的な上司でした。

  • 満足度★★★★

    『銀河鉄道の蔵ノート』観劇
    なるほど、納得。

    ネタバレBOX

    美術館のロビーを舞台に、『銀河鉄道の夜』、『忠臣蔵・武士編』、『東京ノート』、それには『ヤルタ会談』を混ぜてパロディ化したもの。

    癇癪持ちですぐキレるカンパネルラが浅野内匠頭で、宇宙を旅していながらキラキラ光るお星様の歌が吉良吉良で嫌いというのが受けました。
  • 満足度★★★★

    銀河鉄道の蔵ノート
    完全に余興。会員向けサービスとして楽しんだ。

  • 満足度★★

    【走りながら眠れ】脚本に難/約70分
    実在した人物を主人公としながら、主人公の特質や境涯とはあまり関係のない、他愛のない会話がダラダラ続く。

    その駄弁にしても、もっと自然に展開できないものか?
    確かに、人間は会話するとき、唐突に話題を変えることがままあるけれど、本作ほど頻繁ではなく、多くの場合、話と話になんとか脈絡をつけようと頑張って話す。
    会話のくだりに不自然さが色濃いのは、人物たちが上の努力を怠りがちなのもおそらく原因していよう。
    “急な話題変え”が会話のシーンにそれらしさを与えるものだと思い込んでいるのならば、それは大きな勘違い。

    それから、今回扱っている人物は『暗愚小傳』の高村光太郎ほど著名ではないのだから、もっと人物史が解るような戯曲が書かれるべきだった。

  • 満足度★★★★★

    忠臣蔵・武士編
    55分。現代風にくだけた会話で本質をついていることにより笑った。演技も面白い。

  • 満足度★★★★

    『ヤルタ会談』、この人達に負けたのか…
    ルーズベルト、チャーチル、スターリンの3人が、ドイツ、日本、中国、韓国の戦後を決める『ヤルタ会談』。
    3人の腹の読みあい、一人が退出している間に見せる、二人のぶっちゃけトーク。
    30分間、笑わせてもらいました。

  • 満足度★★★

    『走りながら眠れ』、睦まじい夫婦…
    何の先見知識もなく…会場に…。
    当日の冊子に、虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
    この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

    何となく「暗愚小傳」とよく似た雰囲気で、静かな公演という感じでした。

    ネタバレBOX

    冊子の記載が無ければ、ただ単に睦まじい夫婦にしか見えませんでした…。

    虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
    この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

    また後で知りましたが、野枝さんは四角関係を清算し、悪魔と呼ばれながら、残虐されるその日まで、5人の子供をたくましく育て、生きてきた事。
    その生き様を知れば、また違った見方があったように思いました。
    上記事前知識があると更に楽しめたかも…。
    逆に、事前知識が無くても楽しめるようにして頂ければ…、と思いました。

    アナーキニスト・大杉栄と悪魔と呼ばれたたくましい内妻・伊藤野枝の最期の2ヶ月と知ってみると、とても面白い内容でした。
    (逆に知ってないと、もったいない♪)

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