関数ドミノ 公演情報 関数ドミノ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

    二度目のイキウメ
    うん、よかった。
    今回はばっちり個人的好みとハマったように思います。
    やっぱり、役者さんそれぞれの個性がいい。
    それぞれがそれぞれにたっていて、輝いていた。
    また、次回にも期待!!!

  • 満足度★★★★★

    圧巻でした
    品川で新幹線を降りて、渋谷まではギュウギュウの満員電車。
    三軒茶屋で降りて、シアタートラムまでの写真入りの地図で無事到着。
    高い天井に奥行きのある舞台。壁側面には立ち見の方々。
    いただいたチラシはメチャ分厚かった。
    これが、東京の舞台なのですね。
    内容は期待通りで、ホントに行って良かったです(*^_^*)

    ネタバレBOX

    とても近くて観やすい席をご用意してもらいました。
    先行発売って、ありがたいです。

    心から本気で思うことの「力」について、考えさせられました。
    もしかすると、ドミノの力は全員が持っているのでは?
    私は思いが足りないだけで、もっと本気で願うことができれば実現できる!
    なんて考えさせられた・・・。
    ラストは、「ひょ~っ」と思ったけど、ドミノの強靭な力を目の当たりにした気も。まさか消えてしまいたいという思いも叶うなんて・・・。

    だけど、もっとびっくりしたのは、ドミノ幻想という疾患が現実的には無い?
    どっぷりと、あの舞台空間の中に迷い込まされました。
  • 満足度★★★★★

    ならでは
    この劇団ならではの「感じ」が満載でした。

  • 満足度★★★

  • 満足度★★★★

    面白かった
    劇作は勿論のこと、安井さんが素晴らしい。に尽きますな。

  • 満足度★★★★★

    良かった
    作・演出の前川さんが同い年だからか、響く部分が大きかった。
    ちょっとアラフォー男向け過ぎたような気もしますが(女性客多い割に)、久々にイキウメと自分の相性が合った芝居で楽しめました。

  • 満足度★★★★

    笑いと怖さと
    登場人物の自己紹介部分から笑わせてもらいました。
    笑いのセンスがとても好き。

    そして、前川さんの作品は観ていていつも優しく問いかけられ続ける。
    途中まで傍観者だったのに、ハッとするタイミングで、「じゃあ、あなたはどうなの?」と。

    果たして自分は、自分の望みや欲望に忠実でいられているんだろうか。
    素直に望んで、まっすく進めているんだろうか。


    ラストは腑に落ちない部分もあったけれど、
    それも含めて狙っているのかなぁ。

  • 満足度★★★

    初演とは趣が異なる時代性
    ちょうど、先月にアメリカのサンタバーバラで起こった、エリオット・ロジャーの事件を思い出してしまいました。

    人は、合わせ鏡のようなもので、誰の視点で、誰を見るかによって、一つの事象がどうにでも解釈できるのだという手法の芝居は数々観ましたが、先日の「昔の日々」のように、全く皆目見当がつかない芝居と違って、前川さんの作品は、誰が観ても、描かれている世界が、等身大で、わかりやすいので、助かります。

    安井順平さんは、今や、彼が出演していなかった頃のイキウメを思い出せないくらい、この劇団になくてはならない存在だと思います。
    浜田さんの演技力にも、更に磨きが掛かっていました。

    新田直樹役の新倉ケンタさんは、上手な役者さんだとは思うのですが、他のキャスト陣と演技の質が異なる点が、やや惜しいと感じました。

    私個人の思いとしては、初演の「関数ドミノ」の方が好みでした。今回の作品は、前川作品に馴染みのない人でも、後半の展開が予測できてしまうのではないかなと思いましたが、どうなんでしょう?

    芝居によって、うまいのかそうでもないのか、いつも判断jに迷う、森下さんが今回の土呂役の演技では、群を抜いて素晴らしく感じました。本当に、不可思議な役者さんだなといつも感心してしまいます。

    ネタバレBOX

    いつも、思い通りに事が運ばず、周囲に存在するドミノのせいで、浮かばれない人生だと思い込んでいる真壁が、「バカのくせにドミノだったりするから…」と不遇を嘆く台詞に、ちょっとだけ共感し、自分もかなり病んでいるなと自覚したりしました。

    ヒットラーは、ドミノだったという説には納得してしまいます。

    浜田さん演じる塾の人気講師左門のデフォルメした演技は、秀逸の極みでした。ただ、弟の彼女にパスタを食べさせるシーンは、官能的な印象を狙ったのでしょうが、先日の「昔の日々」や自転車キンクリートの、台詞のみで、レイプシーンを再現した芝居を観た時程の衝撃には及びませんでした。
    きっと、浜田さんも、吉田さんも、まだお若い役者さんだから無理はないとは思いますが…。

    前川さんの作品は、予測不能の展開にスリリング感を感じるので、今回の舞台は、私には、やや平板に感じられました。形よくまとまり過ぎた印象で、特に、真壁こそがドミノだとわかる終盤以降の展開を凡庸にしたきらいが見えて、ちょっとだけ、残念な劇後感でした。
  • 満足度★★★★★

    実に面白い!巧みな脚本、演劇ならではの表現と安井順平さんの演技!
    世の中は、願ったことは全て叶う「ドミノ」という存在を
    中心に回っている…という『ドミノ幻想』を巡る物語。

    2009年の再演を鑑賞。
    そのとき真壁を演じた古河耕史さんの演技の素晴らしさに感激。
    SFとしての面白さと、人間の想い・考え方に迫る
    脚本の巧みさは、今回の改稿でさらにグレードアップした。
    また、同じ舞台上で同時に複数の場所と人物が演じられる
    構成が実に巧みで、演劇ならではの面白さが味わえる。

    どんな状況でも、それをひがむ人間もいれば、
    そこに夢をかけて前向きに考える人間もいる。
    自分は夢が叶うように心からそう思っているのか。
    最初からあきらめてはいないか。
    自分は、どう考えるのか…。

    積み上げていった話が、まさにドミノ倒しのように
    ラストに向けて畳みかけてくる展開が実に見事!

    理屈っぽい役をやらせたら絶品の安井順平さんが演じる
    真壁の心境に、他の登場人物と同じように翻弄されながら、
    あるときは反発し、あるときは感情移入してしまう観劇でした。

  • 満足度★★★★

    恐面白い
    イキウメのスタンダート作というか今回も同じようで、全く違う良い意味で予想を裏切る展開の舞台でした。
    左門兄の一瞬で変化する態度が時に不気味で爬虫類とはまた違うよくわからない変な動き方に釘付けw。それとは対照的に存在する真壁の普通さがまた強烈に印象に残った。
    人間の第六感を刺激するような、精神科学の分野に踏み込んでいくような錯覚も感じ、中盤から気持ちが前のめり気味で見ていたので終わったあとは、疲労感まではいかないが椅子の座りも相まって身体が痛いw でも、この終わり方、好き。
    役者さんもいつも通り巧みで、音響の加減とか照明の入り方で恐怖感を植えつけたりと、この舞台に関わってる人、みんな良い仕事するわぁw。
    約1時間50分。

  • 満足度★★★★

    身の凍るような
    初演も再演も観ていなかったからそこらへんが気になるのですが、イキウメしてましたよね。出だしから笑っちゃって、、、でもラストでは背中に冷気が。。。ひゃぁ~~~考えれば考えるほど何もできなくなりそうです。

  • 満足度★★★★★

    ネタばれ
    かなりネバばれ

    ネタバレBOX

    イキウメの【関数ドミノ】を観劇。

    ある交差点で車が青年を牽いてしまうのだが、青年は全くの無傷だが車は大破、そして助手席に乗っていた人は大怪我をしてしまうという奇妙な交通事故が起こる。その場所にいた当事者、目撃者、関係者を含めた各々に保険会社が聞き取りをするのだが、事故の真相は得られないまま終わってしまう。
    そして関係者の一人が、もしかしたら側にいた兄が青年(弟)を助けたという思いから、車の前に突然透明な壁が現れて青年(弟)を救ったのではないか?いわゆるドミノ幻想が働いたのではないか?という仮説を打ち出してくる。
    そしてその関係者の一人がその説を証明するために、HIV感染者とその兄との関係を意図的に作り上げた結果、そのHIV感染者は見事に治ってしまうのである。
    じゃ、ドミノ幻想とは何か?神の力か?それとも超能力か?と追求して行く内に、実は仮説を打ち上げた関係者本人がドミノ幻想の持ち主だと判明して行くのだが........。
    ドミノ幻想とは、人生で常に幸運を持っている人がいるという説で描かれている。不運に見舞われて人生を送っている人は、ドミノ幻想を持っている人が何時も側にいたからだと否定的に考えている。物事は捉え方によっては人間はいかようにでも自由にも不自由にも成れるし、否定的に考えてしまうと自由は獲得出来ないし、他人に対して嫉妬すらしてしまい、ドミノ幻想すら持てないという状況だ。
    そして人間が生きていく上で感じる矛盾や不満をどのように扱うかのか?
    そして人はドミノ幻想を持てるのか?持てないか?という疑問を大いに投げかけくる内容である。
    あくまでもドミノ幻想という仮説を元に進行していくのだが、ドミノ幻想を通して、自分の人生について俯瞰しながら考えさせてくれる作品であった。
    しかしドミノ幻想という言葉は本当にあるのだろうか?という疑問を帰りがてらネットで検索すると、そこで初めて作家の大きな罠に引っ掛かったのは自分自身だった!という答えが分かったのは驚きだった。
    そして今作も精神疾患について言及している辺りは見逃せない。

    かなりの傑作であり、お勧めである。

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