ガールフレンズ(再演) 公演情報 ガールフレンズ(再演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    よくまとまっていて、ビックリ!
    カタログミュージカルなのに、ストーリーと楽曲が良くマッチして、意外に、クオリティの高いミュージカル作品に仕上がっていて、驚きました。
    堀内敬子さんの愛くるしい歌唱に、何度も目がウルウルしましたが、特に、「青いエアメール」は、個人的感傷も手伝って、号泣寸前。
    やはり、ユーミンは、私の人生の最重要キーワード的シンガーだと、再認識。
    池田有希子さんと堀内さんが、胸に沁みる歌唱と演技で魅了させて下さった分、脇を担当する、新人男優さん二人の演技が、あまりにも素人の域だったのが、とても残念でした。

  • 満足度★★★★★

    ユーミンの歌に包まれたものを開いて
    堀内敬子と島谷ひとみの回を観ました。

    ユーミンの歌唱にちかいのは島谷ひとみのほうで、彼女の歌からユーミンのスタイリッシュな部分が抽出されていき、一方で堀内敬子の歌からはユーミンの歌に内包された、デリケートでときには重たさを感じるような心情が見事に溢れ出していました。

    台詞がひとつもないのに、アンサンブルの動きや男優たちの声にならない演技、さらには積み重ねられていく歌から溢れ出す時間達の流れで物語がしっかりと構築されていきます。

    ミュージカルという表現方法が見事に開花した舞台だったと思います。

  • 満足度★★★★★

    マイ・ベストキャスト
    昨日までに3パターンのキャストで観て来ました。
    初演時も2パターンのキャストを2回ずつ観ているが、個人的なベストキャストは・・・。

    ネタバレBOX

    (あくまでも個人的な感想ですので、ご了承の上お読み下さい。)

    「堀内敬子×池田有希子」の舞台出身女優の共演です。

    初演時からのキャストですが、テレビ出身の女優とはやはりベースが違います。歌への情感の乗せ方、声の伸び、細かな表情による演技、ダンスのキレ、どれをとってもこのペアの圧勝だと思いました。

    もちろん、「鈴木蘭々×島谷ひとみ」も歌は上手いし、他のミュージカルでの経験が生きていて素晴らしいのですが、「堀内×池田」と比べてしまうと、高音での声の薄さや声の通りの悪さ、歌の言葉の聞き取りにくい発声、踊りきれていないダンスなど、基礎の弱さが気になってしまいました。

    知名度で「鈴木×島谷」のチケットが売れるのでしょうが、本物を観たければ「堀内×池田」をお薦めします。特に、堀内敬子の透明感ある美声での歌は
    抜群にいいです。

    作品自体は、初演時よりブラッシュアップされて、全体的に洗練され、とてもよくなっていました。ちなみに3曲の入れ替えがありました。

    満足度は「堀内×池田」で★★★★★
  • 満足度★★★★★

    リピータチケットにて
    土曜の時点ではかなり残チケットがあった筈なのに、日曜ソワレが終わってロビーに出ると、Sold Out がやたらと増えてました。

    星x5 は、堀内敬子さんご贔屓ということで。

  • 満足度★★★★★

    好き
    ユーミンにはさして魅力を感じないけど、この公演は好き。
    これをミュージカルと呼んでよいのか?という気もするけど、好き。

  • 満足度★★★★★

    やさしさに包まれたように・・・
    鈴木蘭々と池田有希子の回を観劇。
    素晴らしいミュージカル。
    観劇後、(シャレではなく)やさしさに包まれたように感じた。

    ネタバレBOX

    ミュージカルとは言えセリフは一切なく、全編ユーミンの歌に合わせ情景を織り成すオムニバス。
    繰り広げられるシーンは、ドライブ、サーフィン、スキーから夜の酒場と幅広く、そのどのシーンにもユーミンらしいオシャレな感覚が活かされている。
    歌の場面だけ繋げて一つのトータル・ストーリーを作るなど、ユーミンの作品の多彩なことに改めて驚かされる。

    物語は、対照的な性格の女ともだち2人の恋と友情のドラマがコンセプト。
    セリフはなくとも、それぞれのシーンで心情がよく伝わってくる。
    最後は成就しない恋も決して悲壮さはなく、どこかシルエットを被せたような淡い印象。

    青春の一時期、誰もが通り過ぎる情景をソフトなタッチで描く。
    個人的には他にも使って欲しい曲も沢山あったが、それは次の機会の楽しみとしたい。
    暫く忘れていた、どこか甘酸っぱい感傷を思い起こさせてくれるような、そんな作品。
    あの頃確かに持っていた瑞々しい感覚、これからも大切に持ち続けていたい、そんな事をふと思った。
  • 満足度★★★★

    鈴木蘭々が好演
     ユーミンソングミュージカル『ガールフレンズ』の再演公演を天王洲銀河劇場で観て来ました。18時開演のソワレ。ダブル・キャストの主役は鈴木蘭々/池田有希子の組み合わせでした。
     2006年12月の初演の公演は華原朋美主演のを観たのですが、それと較べると格段に演技と演出がよくなっていたと思います。よりミュージカルらしくなっていました。
     座席が前から3列目で、手を伸ばせば舞台の上の役者に触れそうなぐらいに近く感じる席でした。鈴木蘭々も池田有希子も表情豊かで、きちんと演技していました。歌に表情が無く、「コンサートみたい」と思った初演よりは格段の進歩です。歌がそれぞれ喜びの声であったり、泣き声であったりと、まさにミュージカルの歌でした。
     初演の時も感じましたが、やはりユーミンの曲は多くは10代、20代に聴いていた曲が多いので、曲を聴いただけで甘酸っぱい想いにおそわれます。舞台で繰り広げられる恋愛模様は、青春時代に夢見た恋愛であり、現実には体験していなくても、イメージの世界では実体験に劣らないほどリアルに感じていたのが、ユーミンの描く恋愛模様だと思います。曲を聞くだけで、涙腺が刺激されているようでした。
     今日も、客席の年齢層は高めでした。私たちよりずっと年上のご夫婦が、たくさん観にいらしていました。
     初演と較べて、曲が2、3曲入れ替わっていました。ストーリーの大筋は変わりませんが、より良くなっていると思います。演出も変わっています。舞台装置も初演のチープさが無くなり、より洗練された感じです。
     華原朋美に較べて、鈴木蘭々はかなり上手でした。ミュージカルをいくつも経験してきているようですし、それなりの技術を持っていると感じました。いつもミュージカルで感心するのは泣き声で歌うという技術です。あれは訓練すればすぐできるのでしょうか。今日の蘭々も歌で泣いていました。2幕に入り「Holiday in Acapulco」では、蘭々にはキーが高かったのでしょうか、ある音域になると巧妙にファルセットに切り替えていました。曲のサビの部分でちょうど音域の境めにメロディがあったのか1音ごとにファルセットと普通の声とに切り替えていたのを聞いて、無理をして苦しい声を出すよりも「無理をしないのもプロのテクニックかぁ」と思って聞いていました。しかし、その次の曲で、ファルセットが続くと急に声に力が無くなりました。ここにきて蘭々は疲れてきているのかと心配してしまいましたが、その後は持ち直していました。鈴木蘭々は、かなり限界までがんばっているのでしょうか。公演終了まで、無事に演じきることを祈ります。
     池田有希子も初演の演技と較べると、演技の深さが増したように思いました。演出が変わったのかもしれませんが、良くなっていました。ミュージカルになっていました。
     アンサンブルでは初演にはいなくて今回から入った方でバレリーナの方がいますが、多分その方の演技だと思うのですが、バレエ風の大ジャンプが美しく決まっていました。普段バレエなど見ないので、すばらしいジャンプに驚きました。
     初演の華原朋美主演の舞台よりは、格段に素晴らしくなっていました。

このページのQRコードです。

拡大