満足度★★★★★
家族は「て」の指のよう
バラパラだったりしても、下ではつながっているから。
……そういう意味合いのタイトルなんだろうね。
ハイバイの『て』は、家族の話。
とても深く考えさせられ、笑ったり、あるいは泣いたり、痛くなったりする。
満足度★★★★
て
「て」
再演でタイトルが変わったって。
離れたくても離れられない・・・。
いや、離れようと思えば離れられるのだろうけど
DVとかだとそうはいかないんだろうなぁ。
そういう描写はとくになかったので
さらっと観れたのだけどこれが岩井さんの実体験が元だということが驚く。
実体験した人だったら
もっとねっとりとしたモノになりそうなのに。
自分は経験してないからわからないだけなのかもしれない。
今になって冷静に作品に出来たのか?
初ハイバイで岩井さんは二回目なんで詳しくわからないけど
とても興味深い団体で作品でした。
満足度★★★★★
ハイバイ「て」観ました
「観たい!」を誤って東京公演に書いてしまいました…「観てきた!」は、津公演に。ハイバイは名古屋や長久手、東京で観てますが、津・三重県文で観るのは初めて。
「て」を元にした、青山円形劇場「その族の名は、家族」は観ました。今回は円形ではない舞台、こちらの方が家らしくしっくりくる。
演劇を観て、初めて、泣きながら笑ってしまった。
一週目と二週目でほぼ同じ事をしているはずのに、家族がみな違って見える(特に、物静かな兄の見え方の違いに衝撃)。(事実上の道具扱いである)祖母以外の全員に感情移入。父にまでそう感じた自分が意外…
戯曲も演出も巧み。どのタイミングで場面を切り取るかで、その人の見え方がまるで変わる。「ある女」より、むしろ岸田候補。
岩井さんの襞(ひだ)のある演技も、あいかわらず見応えあり。
戯曲を根幹とした演技に、周囲への敏感さが生む所作が加味され、岩井さんの精神・身体独特の、世界への関わり方が出ているのを、今回観ながら意識。(缶ビールの残りを確認してる場面で、私だけ吹いたりしてたw)
ハイバイには、新作を連発せずとも、数年置きに「て」や「ヒッキー」の再演を望みます。
観客が、自分の変化に気づかされるリトマス試験紙的な舞台。
しかし、つくづく、岩井さんは私にとって(一方的に)演劇の師匠だなあ…初めて意識した演劇人、それが岩井秀人。
満足度★★★★★
て?
この見せ方分かりやすくて良いです。なんというか、いい感じで種明かしされていく感触が好きです。しかし、視点が変わると変わるもんですね。
それと、シリアスな場面と、笑いの場面のバランスがとても良いと思いました。なかなか重い話で、それを迫真の演技で、ドーンと落としたり、笑いを差し込んだりと。あれは、計算されてるんですよね。すごいですね。
とても良く出来たお芝居だと思います。観に行って良かったです。
満足度★★★★
なるほど
自分の状況とシンクロするところがあって、シンドイ部分もあったけど面白かった。同じセリフから受ける印象があんなにもがらりと変わることに驚いた。演出がお見事!
満足度★★★★★
満足
初演のみ未見。
数箇所変更はあったけど、今回もハッピーでもバッドでもサッドでもない泣きながら笑っているベターエンド。
デフォルメ家庭の芝居風なんだけど、リアル家庭劇。
観終わった瞬間、充実さと切なさの飽和状態で、すぐには次の行動の動きがとれない。良い舞台見たなー。
当分の間、リバーサイドホテルのイントロが聞こえたら涙腺が緩むと思う。
6/4 アフタートーク部分をざっくり追記
満足度★★★★
共感ありすぎ
なので、笑ごとではありませんでしたが。
色々と思う所もあり、観てよかったとは思ってます。
岩井さんの感覚っていいですね。
アフタートークも楽しく、舞台と違って気軽に楽しめた。
ブログには感想よりトーク内容の方が多くなってしまった。
満足度★★★★★
巧み。
初見ですが、よくできてますね。視点の構成や感情のバランスなど、ほんとによくできてるなぁ、と。泣きと笑いのぐらぐら加減が絶妙だと思います。
満足度★★★★★
ざわざわ
冒頭から終始、心がざわざわしていました。生きていてわかり合えないのは当たり前だと心でわかっていても、分かりあいたいと思うことがせつないだと感じさせる芝居でした。
まぬけさが忍ぶ切実さ
前観た時は徹夜明けでほぼ寝てしまって
いま 観たらすげかった
ああこれがお芝居を観た、という
のしかかる重みなんだな
お芝居ってすごいんだな
人を描くってすごいんだな
鳥肌立ちまくった
涙目なりまくった
超上質なる緊張と緩和の追いかけっこ
人ってそんなんだなあ
満足度★★★
うーん
私には響きませんでした。これは再再演ということなので
当初はどうだったかわかりませんが、
きっと2008年頃には最新だったのでしょう。
20代の人が見るにはいいかも。
シナリオの構造とか舞台の構造は面白かった。
満足度★★★★
安定した舞台作り
2008年の初演、2009年の再演、2011年のプロデュース公演を経て、劇団として再々演される。作・演出の岩井秀人の代表作と評されるだけの価値がある、安定した舞台だった。ほぼ実話に近い岩井の家族を描いたらしいのだが、同じ時間と空間を共有したはずの家族の間で、記憶や認識が食い違っていくのを、時間軸を何度も前後させながら巧みに描く。役者陣も手慣れたメンバーではあるが、それゆえに新しさよりも安定感が目立ってしまうというのは、贅沢な願いだろうか。しかし、面白く過ごさせてもらった時間だった。
満足度★★★★★
まったく何という芝居なんだろう
おとうさん指とおかあさん指、おにいさん指、おねえさん指、そしてボク。
アフタートークで岩井さんが語ったように
5本の指が例えどれほど「こいつの隣はいやだ」と思っても
どうしようもなくつながって、離れ難い「て」のような存在、それが家族だ。
「て」を観るのはユースケ・サンタマリア出演のプロデュース公演を含めて3回目だが
いつも笑いながら泣き、泣きながら笑ってしまう。
満足度★★★★★
わっわっぶじゅぶしゅ~
観ること出来て本当に感激しました。あるよね、いるよね、こういう家族。っていうか自分に反映出来ちゃうよねぇ…。可笑しくて、哀しくて、…。もうもうボロボロ。それぞれの気持ちもわかる気がするし。とにかく「母」は強し!だ。でも「女」でもあるんだよね。もう、作品に心が踏みつぶされて空気の抜きながら飛ぶ風船の気持ちです。
満足度★★★★★
なんつーか
こう、月並みな言い方になっちゃうけど、この芝居と出会えてよかった、って思った。
岩井秀人作品は『ある女』と『ポンポン~』(と『スターウォーズのニセモノ』)だけしか観てなくて、「なんか独特の雰囲気のモン書く人なのね~」程度の認識だったのを今回反省。
筆圧の高い、観ていてこんなにこころかき乱される、そんな素敵な作品を書く人だったのね・・・。
ありがとうございました。