恐かった。
会場の元々ある座席が見える、舞台上席だった。
その会場の座席の風合いが、始めは街に繋がる敷石に見え
屋敷を取り囲む高い塀に見え
最後は、建築家「達」の墓石に見えた。
恐い。
満足度★★★★
良かった
シュールだけど普通の感覚で観れて、現代にも通じる作品だった。
役者さんがすごく魅力的でいい!!
田辺さんは人を選んだり使ったりする天才だな。
満足度★★★
面白い舞台美術
アトリエ劇研さんでこういう円形の舞台は初めてで新鮮でした。
ステージは斜面で客席はL字と言いますか平面ではなく面白い舞台構成でした。
下鴨車窓さんを観るのは2本目ですが
今回も何かが解決するというのはなく
モヤモヤ感を残させる終演。
観客もこの町から逃れられないかのような終わりでした。
前回も思ったのですが
こういう終わり方は気持ち悪くなるものなんですが
あまり嫌な気はしないのです。
それが不思議なところです。
その答えを求めてまた観たくなる下鴨車窓さんなのかもしれません。
奥さまのキャラがこのお芝居の中で唯一笑えて面白かったです。
満足度★★★
下鴨車窓っぽい。
「っぽい。」という表現はとても浅はかなんだろうけど、「っぽい。」という感想以外がなかなか出てきません。
以前拝見したときは「すごくいい本だなぁ。」という残り滓があったんですが、前作の「煙の塔」からは「っぽい。」という感じで・・・・
それが加速したというか、出演者が少なくなった分、明らかになったような気がします。ただ、その「っぽさ」というのが明らかにならないのが、狙いなのかどうなのか、そういうもやもやした印象が残りました。