伝兵衛がすごい
木村伝兵衛部長刑事を演じる馬場さんが、とにかくすごいです。
すごく端的に言ってしまうとこの伝兵衛は「わけのわからない」キャラクターだと思うのですが(言葉が足らずすみません)、それでも馬場さんは格好いい。
だらしない部分を見せつつも、それでも決して下品にならず最後まできりっとした伝兵衛を演じていました。
満足度★★★★
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熱海殺人事件をみるのは はじめてで、早口でたくさんのセリフをしゃべるので、聞き逃さないように一生懸命になりました。
馬場さん、気品もあり素敵でした。
満足度★★★
パターン
長く上演され続けた名作とういう点に意義をとなえるつもりはないが、
演出の方向性でつかこうへいの方法論を踏襲し続けたら、
いずれ、もたなくなってくるんじゃないかと、今回のを見て思った。
つか芝居っぽく演出しないと、熱海をやった気がしないのかもしれないけど。
満足度★★★★
気品高き木村伝兵衛
最近の木村伝兵衛は、どうも軽いキャラになってしまっている傾向がある。昨年、一昨年もそうだった。どこの劇団がやってもである。今回の馬場徹の伝兵衛は見事であった。実に気品に満ちている。気高く、強い人間力のある伝兵衛を24歳の馬場が演じ切っていた。おそらく、つかこうへいの本来描いていた伝兵衛はこのような伝兵衛ではなかったかと思う。
今回は若手イケメン俳優が多いため、女性客が多い。随所で笑が聞こえる。もう何十回も熱海を見ているものとしては聞き慣れた台詞が、初見の人にはビンビン響くのだろう。たしかにこの台詞いいよなと、改めて感じさせられた。
残念だったのは牧田演じる熊田留吉、演技がというわけではなく、キャラの表現が不十分で単なる脇役になってしまっていた。もっと彼の内面をしっかり描いて欲しかった。